2014年11月30日
・ジャンク修理前に触らなければならないSSがある。そいつは普通に動くのだが、タンクからポンプの間にあるフィルターの蓋が紛失してしまっているためにポンプが動かせない状態だ。フィルターの蓋を鉄で作るメーカーが分かってないなぁと言った感じだが(錆びる、特にPHが中性じゃない農薬使うと)、どうやって修理するか考えて見た。まずメーカーからフィルターアッシで取れるか聞いて貰ったが、農協によると「無い」のだそうだ。ちょっと疑ってメーカーに直接聞くべきかも知れない。ただ、元が設計不良なのだから、どうせなら改良したい。んで、昨今のSSはフィルターは樹脂のスクリーンタイプが入っている事が多い。これだったら汎用品が存在するので、純正のフィルターを切除して間に入れる事は出来る。問題はパイプ径が無駄に大きいので、どうやってそこを埋めるかではある。汎用のスクリーンフィルターはパイプ径が太くても30㎜、普通は20㎜か25㎜である。取り回しを考えるとフィルター後のパイプ径に合わせたフィルターを設置し、タンクからの取り出し口は異形チーズでも使ってサイズダウンする事になるだろうか。流量は20㎜でもそんな問題ではないと思う。動力噴霧機も25㎜程度だし、スペック上の流量はそこらへんで間に合うはず。
ところで丸山のステレオスプレイヤー見たら、へんなコネクターがあって、そこに「防除ヘルメット用」云々書いてあるので調べてみたら、丸山もジョーシンも防除用安全ヘルメットという商品を出していた。現在のは独立バッテリーらしくてSSの電源は使わないのだが、ガスフィルターを介して浄化した空気をドライバーに送ってくれるというありがたい機能がある。しかし価格が10万円ぐらいという事もあるし、昨今そんな危険な薬剤は散布しないので、使っている人を見た事がない。快適性を気にする人はキャビンタイプのSSが実用化されている(価格は500万ぐらいと倍近いが)。
・最近駆け込みでソーラーパネルを設置しているのを見るのだが、不思議な事に気がついた。角度がやけに浅いのだ。ほとんど水平に置いている所すらある。どういう事か気になって調べてみた。まず最適傾斜角度は日射に対して直角になる事であるから、緯度とイコールになる・・・はずである。方角は真南がもちろんベスト。ところが、実データーで見ると傾斜は10度程度前後しても99%とか96%とか、ほっとんど変化がない。一方ソーラーパネルは影があたると、そこが他のセルに対して電圧が低い抵抗になって焼けてしまったりするので、自分の影が掛かる事は絶対避けなければならない。となると、一番いいのは一枚板の巨大パネルって事にはなるのだが、メンテ通路も必要だし、様々な制約があるので、極力一つの面積の中に影を作らず多くのセルを配置するためには平らに置いた方がいいという事になったらしい。ま、多くの人はこれで実用上充分なのだろうが、私はやっぱり「どうしてじゃあ緯度の角度で設置しても利得がそんなに大きくならないのか?」が気になった。だって、角度が減れば単純にセルの受光面積も下がるじゃん?
もっとも説得性がある答えは恐らく太陽の南中高度の問題だろう。太陽は確かに真南の正午に緯度高度に達するが、それ以前はもっと低い所に、しかも斜めから当たっている。トータルで考えたら日昇から日没までの平均高度(緯度)が直角に当たる角度になる。おそらく9時から10時あたりの高度だろう。しかし、よく考えるまでもなく、それだったらパネルをもっと「立てる」方向になる。アレ?しかも、データー見るとパネルは立てても寝かせてもあんまり発電量が変化してないのだ。セルをミクロで見ると別の要素があるのか、熱損失も同時に増えてしまうのか・・・
・「ゆうきゆうなは勇者である(ゆゆゆ)」が鬱展開になってきた。最初から「
まどまぎ」言われてたし、その不気味な影を辛うじて払拭しようとギリギリの綱渡りをしていたのだが、いきなり前の世代の勇者を出されてネタバレとかないわ。原作者、この手の殺して感動系作品多すぎじゃあるまいか?鬱展開が好きなごく一部の人は歓迎しているようだが、戦いのたびに何かを無くす展開はありきたりで、それを魔法少女物でやるなよと。そりゃ、そういう作品で名作も沢山ある、児童書だとネバーエンディングストーリーがそうだし、神話でも聖別された巫女が生贄になるまで神様扱いとかもある。SF物だと変身するたびおかしくなるってのは定番だ(仮面ライダーの一部とか)。そういう設定を持ち込んでまどまぎは売れたかも知れないけど、完全二番煎じじゃないか?それに、ニコニコだから四国以外沈没とか公式である事が分かったけれど、そういう所を隠しているのもずるいと思う。
今後残された展開について。まず、誰かが最終的な犠牲になってみんな救済というパターン。ペルソナ3になぞらえてキタローエンド。安っぽいお涙頂戴物になるのが見えてる。逆に世界の終焉なんか考えないで逃げちゃうか、神様に逆らうパターン、それで無事に終わって大赦殲滅やったら神展開として歴史に残るわ。全滅したらさらに鬱。普通に戦って一人一人いなくなるパターン、漫画版デビルマンとかだな。それでとりあえずの殲滅に成功したら、次の世代の子を地獄に突き落とす事になるわけで、「ぼくらの」EDですな。ただ、前の世代はバーテックスを殲滅は出来なかったので再来したとも取れるから、これで最後になる可能性もちょこっとあるかも。
・雨でお仕事がなかったので、先日預けたディーゼルエンジンの修理に行ってきた。最大の功労者はAmazon様で、燃料ポンプを発注したら月曜の朝にもう届いていた。工場に行って断ってからポンプ周辺をいじる。まず配線をチェックして電気が来ているか確認、OK。次にフィルターのコックを閉じてからポンプのステーとホース配管を切り離す。新しいポンプとのサイズの違いや端子形状を見て適当な端子を取り付ける。ホース径は8㎜で互換性があった。あとは刈組してポンプ単体での動作チェック、OK.組み替えてからエア抜きバルブを開けてポンプ作動して燃料を送るかチェックするが、バルブから何も出ない感じなので良く分からない。バルブを閉じるとポンプは停止する。あれ、そういう物なのか?とりあえずエンジンを掛けようとするがかからず、ポンプまで燃料が来ているかチェックすると来てる。うーん、なんんだろ?と重いながら、バッテリーを気にしつつグローを最大にかけてスタートしたらかかった。という事で無事復活でございます。というか、いくつかの農機具ではポンプはキーオンで常時作動音がしているんだが、最近のは止まるそうで、こっちは安物なのに止まるのかどうなのか?古いのはDENSOのでプランジャーポンプなのねこれ。壊れた時に燃料が素通しにならなかったのは、プランジャーが磁石切れて伸びきった時には一応出口を塞ぐゴムがついていたかららしい。プランジャー側の分解は簡単だったが、磁石側はこればらせるのかな?配線に通電はあるようなので、壊れているとしたら制御系っぽいボックスの中の物だと思うのだが。
・他にはエンジンの回転数が妙に高いのが気になっていたが、これはフロアアクセルが引っ張っていた事が分かった。てっきり固着していると思ったら、リターンがなくなって踏み込んだ状態だけだったみたい。幸いワイヤーに固着はなく戻したら正常にアイドルする。古そうだからダメな農機だろうと思っていたら、割と近代的な装備がついているのね。ポンプ周辺からのガラガラ音は気になる。インプットシャフトからポンプまでは正常っぽいし、電磁クラッチ切ってるのでポンプでもない。ポンプと同軸で攪拌スクリューを回しているので、そこらへんのガタなんだと思う。この機種でちょっと気がかりなのは、地元のお祭りだ。この機種は六輪タイヤなので、お祭りの引き縄をなう時にホイールに縄を引っかけて使われている。本来はデフがないスキッドステアの古い6輪の運搬車でやっていたが、さすがに持っている人がいなくなって、このステアリング操作の六輪を前回使った。オープンデフなので、片側だけ浮かせて斜めにして行う。しかし、前回も農協絡みで遠くから引っ張って来たので行ったので、地元にあると祭りだから貸せって言われそうなのが嫌だ。あの祭り、正直あんまり好きじゃないんだよな。その時は遠方の畑に隠すか。
・農機に行ったついてでにKCG360のガタとか補修部品について聞いたが、シリンダーのオイルではなく、ピボット軸などのガタではないか?と言われた。確かにそこにもガタは出るだろうけど。最近のは全部100kgでシビアに止まるし、中古であるとしてもメーカー欠品で補修不可能になった物ばかりで実働機は絶対手放さないと言われた。個人的には、メーカーが補修部品を出さないなら、農協がそれ作ればいいのにとは思う。今回の私のように、汎用部品で互換性があったり、数があれば再生産とか出来るんだし。そうそう、コミュ障の老人は相変わらずだった、他の若いスタッフはすごいフレンドリーなのにね。
・あずみアップルのワイナリーにもやっと行けた。よく人と話していても勘違いされがちなのだが、安曇野市には「安曇野ワイナリー(先日国産ワインコンクールで金賞受賞した所)」と「あずみアップル」という会社がある。両者は関係なくて、安曇野ワイナリーは私企業、あずみアップルはJA系列だったと思う。そして厄介な事に、あずみアップルはワイナリーとしては「スイス村ワイナリー」という名称も持っている。これは「スイス村」と呼ばれる複合施設兼ドライブインの一角に存在しているため。じゃあスイス村ワイナリーでいいじゃないかと言われそうだが、どうも観光施設然とした名称には抵抗があるんだよなぁ。
工場見学は施設を上から見下ろす形で出来る。二階立ての建物で、醸造スペースはぶち抜きだけど、事務所や売店が上にある。工場はまあ写真も古くなってるし、これと言って見える訳でもないので、なんとも・・・お客さんからいつでも見えるってのは山辺ワイナリーも同じでいいとは思うけど。売店はそのアイテムも多さに驚かされた。リンゴの品種別に仕込まれたシードル、りんご、もも、巨峰などのジュース、そして多様な品種のワインが畑別にも結構ある。ここも大町の生産組合の受託生産で大町ワインも作っているし、アイスワインも何種類かあった。そして、売りであるソーベニヨンブランのフルサイズボトルの2012と2013は売り切れで、先日飲ませて貰ったのは2014の先行ロットで販売はあと一週間ぐらい待ってくれとの事。売店の人は親しみやすい格好だったが、売店はそれほどお土産物っぽくはなっておらずいいんじゃないでしょうか。まあ、アイテムがちょっと煩雑すぎる気はするけれど。とりあえずコンコードのヌーボー買いました。また、その先の交差点で腸詰屋というドイツのソーセージ・ハム専門店が出店していた(10月にオープンしたばかり)ので、そこで買い物してイートインでホットドックを頂いた。その場で焼いてくれるのはいいのだが、バンズがすごい小さくてホットドックっぽくはないかな。
Posted at 2014/12/01 22:04:58 | |
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2014年11月30日
・とかくテレビ番組というのは面白おかしく誇張するので嫌いな人も多いと思うのだが、この本はテレビ番組のため「世界最優秀ソムリエコンクール」を取材した事を元に書かれた本だ。自分がワインファンでなくても、これを読めばソムリエの世界、ワインの魅力に熱くなるに違いない。3時間ぐらいずっと引き込まれて読んでしまった。情報のまとめかた、編集のしかた、スポットの当て方全てが洗練されていて、ドキュメンタリーの手法恐るべしと思った。
さて、肝心の内容はチリで開かれた2010年大会の模様を、日本代表、優勝候補のベテラン、フランスの新人の3人を軸に追いかけている。この大会はそれぞれの国や地域の大会の優勝者が出場しているので、どの国から優勝者が出てもおかしくないのだけれど、それでも54人の出場者のうち、準決勝の12人には全員残り、決勝には日本人の方は残れなかったが、二人が出ている。優勝候補筆頭は大会の常連だが優勝になかなか恵まれないイギリス人で、逆にフランスの新人は準備に5ヶ月しか掛けられていないが本能が鋭い。
ソムリエコンクールはついブラインドテイスティングを想像してしまう。というか、華は確かにブラインドテイスティングとデカンタなのだが、実際は筆記試験でピノノワールのクローンの数と品質の順番や香り物質を書いたりもするし、レストランのサーブの実技をアドリブでやらせたりする。臨機応変に与えられた条件をクリアし、仕掛けられた引っかけ問題や厳しいタイム制限にうろたえる事なく接客する様など、表面は取り繕っていても皆大変のようだ。
そしてブラインドテイスティングだが、フィクションのようには行かず、こちらも皆様々な考察や感触を駆使しても間違いが多い。実際、最後の決戦で当たったのはビンテージだけってソムリエもいたし、誰も当てられないワインというのもあった。我々素人ワイン愛好家が感じる以上にワインを当てるというのは難しいようだし、分からなくてもいいんだと変な自信を与えてもくれる。そうは言っても、テイスティングの評価のやり方は参考になる。
テイスティングで大事なのは何か?場合によるのだが、一番は「あわせるべき料理を選ぶ事」である。このワインにはどんな料理を合わせようかというのを提案するのがソムリエのお仕事なんだから当たり前だが、全然考えてなかった。他にも、そのワインの飲み頃はいつで、どのぐらいまで保存出来て、サーブ時の温度やグラスの形についても全員が述べている。ここらへんは、さすがサービスのプロと言った感じだ。肝心のワインの特定で重視されるのは「品種」なのだそうだ。生産国や地域はそれより重視されず、ビンテージが最後になる。これは産地でのバラツキよりビンテージのバラツキの方が少ないという事らしい。「品種なんて間違えないだろう?」とベテランのワイン愛好家やワイン関係の仕事している人と接した人は思うかも知れない。私もそう思っていたが、これが間違えるんだな-。
理由として時間が短い事(上の全ての情報を答える中で当てなければいけない)、コンクールという特殊な環境もあるし、すごい特徴的なワインは出題されないというのもある。私には分からないが、たとえばロマネコンティの1985年を出したとするとソムリエだと誰もが「ああこれは」と分かってしまう(みたい)。しかし、これが普及価格のピノノワールだとどうだろう?品種特徴が薄れ、産地も曖昧になってくる。特に昨今は醸造技術の近代化が進められ、味のレベルが上がった結果、全てが似てきてしまっているという批判がここでも聞かれる。
産地は品種と密接に絡まっているので、こちらを先に考えるケースも多かったのだが、昔からのACなりDOCGの規定品種から、スーパータスカンのような掟破りの栽培品種も増えていて問題を難しくしている。たとえば甲州と言えば山梨のブドウで、甲州のキイロ香があれば甲州の同定は楽だから、自動的に産地を山梨と答えたくなるが、今甲州はフランスでも栽培されているので間違いやすいみたいな事があるわけ。それにしても外しまくる様は滑稽というか、ソムリエって心臓に毛が生えてないと出来ないなと感じる。分からないって言えない事の難しさよ。
言語化された分析の表現力なども参考になった。私は実は見た目はほっとんど気にしないのだが、ソムリエ達は見た目でかなり品種の絞り込みを行っているようだし、熟成状況やクロージャー、ビンテージも見た目が大きなヒントになっている。特に表現で「あ、自分と似ている」と思ったのはビオニエを黄色い花と言っていた点。ビオニエは注目されて間もない品種なので、品種特徴をしっかりと捉えている文章はまだ見ない。私は飲んだ時にリースリングが白い小さい花だとしたら、ビオニエは黄色い花だなーと思ったので、ちょっと嬉しかった。逆に「ソムリエで分からないのか?」と感じたのはリースリング、私はそれが高品質であれば、まずリースリングの香りは間違えない自信がある。
改めて「ソムリエがいるいい店で食事してみてー」と思ったし、ワインに合うと言われている定番メニューの高い物も試して見たくなった。
・仕事はリンゴ収穫、さすがにあまりに多い量が高い所になっているのを見ると萎える。30m進まずに車一台って感じだ。この間の雨で大分葉っぱも黄色くなり、多くの園からは人とリンゴの姿も消えた。そうそう、古いセルシオの正式名称はKCG-360SHだった。型番から言えばかなり上のクラスになる。そして中古も高くて最低落札ありで20万スタート、即決55万とかだった。やっぱりプロの要望がイカされているのは高いなぁ。
・燃料ポンプは安い物だし他の機械でも壊れる可能性はあるので予備に回せるから一個買ってみた。暇見て工場行って交換しちまえばいいわ。そうしたら自走で持って帰れるし。
Posted at 2014/11/30 18:43:20 | |
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2014年11月29日
・えー、とあるディーゼル機関の農機具のジャンクをまた買いました。いいんです、趣味ですから、使わなくたっていいんです。問題はエンジンチェックして駆動系もチェックして、じゃあ持っていくかって段になって自走してたら途中でエンスト。最初ポンプにエア噛んだのかと思ったんですよ。タンク見たら燃料見えていたので持つと思ったんですが、何故か横向きにパイプがついていて、全部使えない設計だったのね。良くないケド、そういう設計は時々ある。しかしディーゼル機関は燃料ポンプにエアを噛むとから打ちして動かなくなってしまい、エア抜きという行程が必要になる。普通はフィルターのコックを逆に回すエア抜きをするが、こいつにはついてない。他が分からないのでJAに問い合わせたら「みてやんよ!」との事。その間に調べてたら、燃料ポンプの音がしないのを発見、ヒューズチェックまでしてダメなのも確認。あー、ポンプが途中で死んだんだわ、でも動いてたのは液面から辛うじて供給してたのか?とか思って待ってた。ポンプは消耗品だし汎用品あるからいいかーとか思ってたんだが、JA農機がずいぶん遅くなってからいつもの人と役に立たない老人整備士積んでやってくる・・・あちゃー。あの農機センターは良い人と完全に人舐めくさって地位にあぐらかいたような老害がいて、後者は会話出来ない対人障害者でもあって、絶対に連れてきて欲しくなかったんだが、ついてきたんだろうな。案の定全然役に立たなくて、私の見立て以上の事は工具あっても全然出来ないし、結局応急修理も出来ずにレッカーさせてくれって話になった。お世話になった人もいるし、路上立ち往生も困るのでOKしたけど、エア抜き場所教えるって来て役に立たなかったら、自分で生きてる機材のパーツはぐって動かせば良かったと思った。これでまたメーカー純正パーツがどんぐらい値段もってくるかが不安。一応作業手を付ける前に全部連絡する事と念を押しておいたけど、レッカー代払って自分で修理した方がいいかもな。老人は案の定クランキングをかからないのに10秒以上やりやがって「あ、やっぱりこいつは偉そうにしてるけど馬鹿だ」と確信した。バッテリーが過放電で痛むだろ!セル焼けるだろ!だからJAには触らせたくないんだよぉおおお。
・ここじゃないSNSで友人がちょい精神病み気味で対応に疲れる。村上春樹の言葉を借りれば、私は一種の涸れ井戸で、皆がいろんな物を投げ込んでいくんだけど、美少女の涙で濡れたハンカチならともかく、オッサンの吐いた痰とか火の付いたタバコとかはNG。
・先日おいしかった安曇アップルのソーベニヨンブラン2014を買いに安曇野のスイス村に行ったら4時で閉店してたorz。山辺ワイナリーですら5時までやってるぞ!と思ったのだが、あずみアップルは直売にはあまり力を入れておらず、普通に売れているので、そんな物なのかも知れない。土日は工場も休みで見学出来ないそうなので、後日平日に行ってくるかな。とりあえず2013のハーフボトルを買って飲んだが、改めて美味しいと思った。一方でスイス村の直売では2011のフルボトルも売られていて、クオリティーとかどうなってんだろ?って気はした。あるいは、ノーマルのフルボトル、青木原のフルボトル、ノーマルのハーフなどラインナップが複雑なんだろうか?ヌーボーもあって欲しかった。先日のラインナップの他に、ナイアガラのクリアなヌーボ、にごりでソーベニヨンブランとピノノワールのヌーボーもあった。値段はレギュラー品と同じだし、結構強気だし、売れてくれるといいな。
・前居たホールでチケットも買ったが、プログラムは相変わらずいいのが多いけど、改めて官営箱物って堕落するのを感じた。結局、一人の才能と人脈で成り立っていて、その人がやめたら他に見るべき物がない。本来は後継者を作るべきだったが、前から居る人がオンリーワンになってしまい衝突して追い出してしまったそうで、お前ずっと居座る積もりかよと(新しい人にも問題はあったろうが、一応選んだメンバーに居たわけだし)。相変わらず市役所からの天下りのトップ1,補佐1,何やってるのか分からない固定メンバーな2,3人、使い捨て3人って所か。補佐が方向性をちゃんと強制してくれてればいいんだが、もう前の人おらんから独走だし、トップがそれだと現場もたるみきってる印象。
Posted at 2014/11/29 18:53:13 | |
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2014年11月28日
・リンゴ収穫、その前に某農機チェック、エンジン動いた。リンゴは腰は大丈夫だけど持ち上げるのにかけ声かけないと上がらない感じに。さすがに収穫2週間目ぐらいになって、農家の人も私も私用もありバテ気味。あと、暑くてお茶がすすんだ。
・山羊はもうなー、こいつらワラは食わないおから食わない、贅沢言い過ぎで痩せて嫌になる。
・土壌検定のサンプル提出、今回は四袋だが、なかなか乾かなくて正確な数字が出るか不安。良く乾かせと言われるが、シートの上で広げても夏と違っていつまでもどこか水分があるような感じに。とは言え、自分で提出するのは初めてなので、どんな結果が出るか楽しみ。自分で見ても水田転換園はシルト土壌なのが分かる。
・明日は雨で休み、余裕があれば遠出とかしたい所。
Posted at 2014/11/28 22:12:55 | |
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2014年11月27日
・今年は今のところ暖冬で、防寒着もMA1上っ張りで下はアンダータイツも使わずに過ごせている。とは言え寒くなるのは確実で、ワークマンに行ったら色々な防寒着が売られていて気になった。特にアルミ蒸着タイプは気になったが、あれってどのぐらい暖かいのだろうかと思って調べてみた。アルミ蒸着フィルムはサバイバルブランケットなどで90%以上の保温性などと書かれてたりもしたが、常識的にそれはありえない。でも、薄手のジャケットの内側にはいっていて驚くほど暖かい事もあったし、使い方があるのだろうか?と思ったら、面白い実験があった。普通の重ね着でアルミ蒸着ポリエチレンシートを入れて断熱性を比較していたのだが、「厚着の上に重ねても効果は薄い」「肌に近いほど効果はあるが密着させると効果は薄い」「一番は肌着に近い所で空気層を設けて重ねる事」とあった。うううむ、思った通りだが、実用性から言うと微妙な結論だな。
密着させないというのは、結局アルミの熱反射は赤外線放射による熱損失なので、接触伝熱に対してはアルミは無力か多分逆効果。間に空気層を設けた実験はその点いいのだが、はたしてアルミの効果なのか空気層の効果なのか識別するためには、アルミでない断熱材を用いた対照実験を行うべきだった。そして、現実には服を浮かせて着られるわけない。それでもアルミ蒸着フィルムのインナーは肌着に近い所に着せるべきという結論は有意義であって、恐らくメッシュとかで架橋保護したフィルムのベストなどが一番で、アウターにアルミ蒸着した場合はアンダーを着込むと逆効果という事になる(まあ、アルミ蒸着の効果は下がるってだけなので、暖かさがどうなるかはケースバイケース)
・リンゴ収穫で高所作業車の船酔いが気持ちいいレベル、帰宅するとぐっすり眠れるのの半分は多分これが原因。先日書いたように、古いセルシオは全ての動作が早いし、スイッチがデジタルにオンオフするので、ジワジワ操作させるのは苦手、動作量を見越してガシガシ動かす(ちなみにタイムラグが若干あるので、細かく動かすには適当にパルス入力したりもする)。すると大きく揺れ動いてから止まるので、元々緩めな事もありおつりで揺れてるのだろうと思う。そうそう、新しい機材(通称軽自動車)の方でこれはいいな、と思っているのはアームの支持ベース。以前の型式まではトラックシャーシの上にカバーがあって、アームはその上に出ていたけど、新しいのはトラックシャーシの後ろ側にスイング軸がある。トラックシャーシの横のクローラーはどのみち後ろに張り出しているので、全体から見れば出来るだけ後ろにした方がバランスは良い。回転は軸につけたアームでスイングしてるから張り出してもメカは関係ないし、良い改良だと思う。一方、昇降重量は明らかに100kgきっちりで止めようというメーカーの意志を感じる。恐らくポンプやシリンダーの能力的には130kgでも余裕で上がるだろうと思うが、重いと横転リスクが増えると考えているのだろう。私より軽い人でも3箱乗せると上がらなくて苦しんでいた。リリーフ圧をいじれればいいんだけど。
・先日の会合で頼まれた農地の借り手捜しは失敗、農協でも「現況によるけど、水田や畑なんていらんだろ」って言われた。作業請負でも区画整理された場所しか借りられないし、地区離れてて無理だし。あっちの地区の組合あるのかな?最大の問題だと思ったのは、連絡してくれた人の話を聞いた限りだと、地主さんが高齢で後継者もいないけど、土地のへんな利用計画というか希望があるという事。その事業が存在するのか分からないけど、それの代替農地として売りたいみたいな話をしているそうなのだ。実際、そこまでじゃなくても、えらい希望的観測に基づく儲け話を大前提に中間管理を人に丸投げするつもりの老人は多い。80超えて後継者も全くノータッチの人は、何かしら問題抱えているケースが多い。来月は似たような件で 地元の意見集約の説明会やるんだけど、下準備が足りなくて破綻すると俺は思うな。危機意識や集落への愛着が感じられない物。
・インクを捨てるプリンターに嫌気がさしていたけど、ダイソーで替えカートリッジが安く売っていたので買ってきた。交換するとさっそくインクを捨てる作業にいそしむプリンターに御手洗を呪いながらテスト印刷が終了したらおもむろにコンセント抜く、お前に電気などやらん!とは言え、このインク捨てるプロセスは起動時にノルマとしてやってるって話もあり、付けっぱなし推奨の人もいる。それ違うだろ、電気タダだと思ってるの?って感じで、二重の意味でプリンター嫌いになった。ダイソーのにしたのは、これまでのカートリッジは詰め替えを前提にしてなくて作業ロスが面倒だったため。詰め替えさせないように注入口に迷路回路入れて負圧引きをやらないと入っていかず、無理にやると内圧で吹き戻すというトンデモ構造だった。その分内部の負圧でインクが漏れづらいとかあったんだろうけどね。逆に言うとこのカートリッジってヘッドから勝手に漏れたりしないか心配ではある。
・複合材料の本を読む。車関係のブログが集まるここでは当然FRPを思い浮かべる人が多いだろうが、複合材料の定義は2種類以上の素材を境界が明確なまま使う事らしく、たとえばタイヤはゴムとカーカス繊維の複合材料となる。これが混ざってしまう合金とかだと複合材料とは呼ばない。最先端のFRP系の話題が多かったが、鉄筋コンクリートのような古典的建材や自然素材である竹なんかも話題に上がっていて面白かった。てか竹の比強度とか弾性とかって自然素材としては破格の性能持ってるのね。最近では自然素材原料で竹のような複合材料を作ろうと言う動きもあるみたい。金属の使用は1945年あたりがピークで、実はそれから少しずつ割合は減らしているみたい。建材などでも複合材料を使うのは錆などメンテ面でのメリットもあるそうだし、もちろん比強度が高いって事もある。ロボットアームなどでの使用もあるし、農機具もそろそろ複合材料の時代が来てもよさそうだが。
あと、トラクターも最近のはFBW化しているそうだ。ただECM対策が脆弱なのか、違法無線積んだトラックと並ぶと動作がおかしくなるなど問題あるらしい。これは飛行機でも同様で、旅客機ではそもそも通信のために機内での電磁機器の使用は控えるようアナウンスがあるぐらいだが、それをきらって光ファイバー使ったフライ・バイ・ライトなんてのも実用化されているそうな。検索したら、他にパワー・バイ・ワイヤーと言ってこの情報伝達装置で動力伝達やっちゃう(あくまでバックアップ装置だが)とかもあるらしい。またF16で採用していたのはアナログのFBWでデジタル制御をかましてないのでCCV制御はいれておらず、逆にデジタルFBWを入れたF/A18は機体の設計そのものはF16より前の物なのでCCVを受け入れる余裕がなく入れてない。現在のF16は改修してデジタルFBWになっているのでCCVも入れている訳だが、そのソースプログラムの輸出をしぶったので日本は自前開発のをF2にぶっこんだのは有名な話(CCV自体はF1で開発してたし)。
・古民家を修復しているドイツ人の人の本も読んだが、そういえば地元で唯一あったと思われる茅葺きの家も昨年あたり綺麗になくなってしまっていた。あれが道路端でなければ是非住みたかったが、移築されて活用されていることを祈ろう。こういう本を読むと古民家に強く憧れるが、一方で近代化のための断熱空調に関してはドイツ人の世代が古い事もあり疑問にも思う。とは言えメーカーハウスなんざ住みたくもないが。空調に関する疑問は、開口部や断熱自体はアップデート出来るが、古民家は間仕切りが無いので全巻暖房にならざるをえず、とくに梁をむき出しにして吹き抜けにすると空調による暖房は出来ない。だから床暖房を入れる訳だが、その消費エネルギーが怖いし、束基礎なので基礎断熱は不向き(多分無理)で効率的な運用は出来ないはず。同様に茅葺き屋根だと屋根の断熱はどうなんか不安はある。でも、移築する場合は建築許可が布基礎かベタ基礎じゃないと下りないだろうから関係ないか。筋交いもこの人は嫌いだそうで、かためると歪むのだそうだが、法令上仕方なく入れていると言っていた。この耐震性と柔軟性への相克は最近になって筋交い金具にダンパー入れたりするような設計改良で理想型に近づいていると思うが、アフターパーツのは結構怪しいメーカーのを見るのでどうなんかな。
屋根材に関しては、古民家の人は茅>銅>石>瓦>トタンって感じで、トタンははなから問題外で話題にのぼってない。茅はさすがに技術もコストも防火性もあり、銅は高価なので次善策が石か瓦のようだが、ここらへんは屋根の傾斜問題もあり難しい。結局古民家は屋根材に良い物が無かったので傾斜をきつくして水はけを良くするしかなかった。もちろん、それで二階とかが内部に出来た訳だが、別にそれをやりたかったがための屋根ではないと思う(養蚕が普及する前の古民家は高い天井でも梁天井だったりする)。
Posted at 2014/11/27 23:37:48 | |
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