2016年10月17日
・朝は雨が強く降っていて箱をぬらさずにミライースに積む事も難しかったので出荷休み。こんな日もあるさと二度寝。
・クーポンの利用についてネットで是非について熱い議論があるようだが(多分マイナビあたりが炎上商法やってんだろ)、私もちょっとクーポンについて思う所がある。結論から言うとクーポンはあまり無い方がいいというのが私の考えな訳だが、クーポンの利用が悪いという気もない。悪い物を前提に価格設定などがされているからいかんのじゃなかろうか、というかそういう不公平感があるぐらいのクーポンじゃなければそもそも利用しようとも思わないだろうが。
クーポンの目的:リピーターの囲い込み、再来店サイクルを早くする、口コミ誌など広告媒体にくっつけて宣伝出来る。
クーポンのメリット:現金で値引くより自前商品にクーポン適用した方が実費が少ない、ペーパーメディアにくっつけて配布出来る、客は欲しい商品なら安く買える
クーポンのデメリット;正価で買っている客が不公平感を持つ、広く配布するとありがたがられないが狭いと宣伝効果が低い、結局利益からいくぶんマイナスになる、クーポン自体の管理が面倒(特に安いのは)、高額だと偽造リスクや管理リスク
お店視点で見るなら、広告費や値引きなどの顧客サービスの範囲でクーポンを適度に出す分には問題ないと思われる。ただ、1個1個を高くしすぎると偽造リスクや様々な設定をしないと逆ザヤになるので、ある程度捨てられる前提で配る物。利用客視点だと、あったらまあ便利やったな程度の物だと思う。というのは、上で書いたようにクーポンは価格競争力が無いか、需要がそこまで無い商品につける物であって、正直クーポンを「出さない店の方が正直」というのが私の率直な感想だからだ。本当の顧客サービスはポイントカードだと思っている。
その上で他人のクーポン利用に云々言うのは心が狭い乞食根性だとは思うが、充分に安い物にクーポン使ってあまりに不当に買う事については批判もあってしかるべきだと思う。最近のクーポンはいろんな制限を設けて逆ザヤにならないようになっているが、クーポンの穴みたいなのが存在する事もあるだろうし、あまりに安く買う事に関して卑怯だと感じない心はどうかと思う(三菱車のように製品販売側に過大な瑕疵がある場合とかは抜かす)。
先日もソフバンがどっかの牛丼屋のタダのキャンペーンやって、店のスタッフが、乞食に囲まれたゾンビゲー状態になって孫を恨んでいたが、ああいう貧しい発想と貧しいユーザーのネガティブスパイラルを日本に持ち込んで欲しくないなというのがクーポン問題の根底じゃないだろうか。先日かわいそうに思ってお情けで使ったMonotaROから大量にクーポンメール来てほんとうざいので書いてしまった。その分最初から引いとけや、サイトに投資しろや!
・さて、アマゾンだが、先日とある商品を買ったらあまりに酷い中身でびっくりした。いわゆる中国製とかそうではなくて、日本の企業の物だったのだが、書いてあるのと中身が違いすぎる。で、レビューで☆一つで問題点を書いたのだが、最近のアマゾンは批判的レビューに関しては掲載がすっごい遅い。忘れた頃、1週間以上たってから掲載されたみたいだ。ところが、この掲載されたとされるレビュー、商品ページで見ると掲載されていなかったのだ。これ、ヤフオクでもそうなのだが、時々商品が削除されてから、全く同じ物、同じレイアウトで新規出品される事がある。前から見ていると気がつくのだが、質問回答あたりで的確な質問でその商品に価値がない事がばれてしまう事がある(走行距離10万キロからはずした物だとか)。そうすると回答を消せないので削除再掲載する訳だが、そういう出品者以下のレベルの業者がアマゾンにはごまんといて、アマゾンが一強になるとこういう出品者への便宜がさらに図られることになる。アマゾンを使うなとは言いづらいが、アマゾンも全然良い企業ではないぞ、ハゲや楽天よりマシだと思っていただけで、結局こいつらまとめて同じ穴の狢な訳だし。とりあえず、アマゾンも疑ってかかれ、とくにレビューは以前は信頼出来たが今は広告と同じに堕落した。楽天やヤフーのレビューの空疎な感じに近づくと思う。
・日産の新型シルビアクラスのCGが出たらFFとかなってて萎えた。シルビアすらFFで日産プレミアムメーカーになる気ないんかと。まあ先進国だと若者車買えなくなってきているから、ほんとメーカーも大変だろうとは思う。車買えない理由は様々言われているが、基本的には今の車は壊れなくなって基本性能も保証されているのが大きい気がする。大きなブレークスルーもないし。10年ぐらい前の車種を20万キロ乗っても全然問題ないのだから、5年10万キロで買い換えていた昔より確実に技術は進歩している。
・「月曜火のたわわ」がようつべで配信停止処分からのニコニコ非合法転載、かーらーのー公式配信になって喜んだ物の、第2話を見て早くも後悔している。一話もアレな部分はあったけれど、ちょっと笑えないわ。その前に評価しておくと、今のアニメ見られる層は貧困層か逆に一部の裕福な人で、労働が長い人は30分番組を何本も見られないから、5分アニメの方がマシというのが制作側の意見、5分だと制作費とかも安いので大当たりはしないがおおこけはしないし。
そういうターゲットの明確化による主人公の絞り込み、たとえばリゼロとか異世界系30分番組は学生ニートが多いですよね。例外は自衛隊ぐらいか、あそこもオタが多いそうだしなぁ。5分アニメは社畜を狙っているので主人公が社畜なのはまあ分かるんだけど、身も蓋もない言い方をすると「ブラック企業でワーカーホリックか自殺一歩手前な社畜が女の子の性的魅力がんばれる」という、異世界転生物並のファンタジーな訳ですよ!まあ、露骨と言ってもあからさまとはちょっと違うので、そういうささやかな喜びが男を支えているという鋭い所も感じますが、冷静に見ればファンタジー以外の何者でもない。つまり、あり得ない物で社畜をさらに馬車馬のように走らせている訳ですよ?
ちょっと怖いなと感じたのは、将来的にあの手のモチベーション上げるガイドだけロボット化してて、実は彼女達はプログラムされた存在になってるんじゃないかと言う妄想。昔は現実に出来る男は最終的に地位と給与と家族を持てていた訳ですが、それをロボットやファンタジーで与えようとするんじゃないかとちょっと怖くなる訳です。というのはリアルの女性であんなのもういないから。
もう一つのロボットなり疑似人格の可能性としては、鬱病発症手前の人間の治療用ですね。1話の女子高生なんか、自殺予防用アンドロイドじゃねーか、みたいな疑惑も持ち上がります。「会社や社会がブラックな人間使い捨てのギスギスした社会で経営の一部だけに利益が集約する不公平社会を大前提にしている」って部分は、前シーズンのNEW GAMEなんかにも似ています。そういうリアルさはいらないんだって・・・きっとオムニバスでこういう作品やるんだろうけど、最後にNTR展開とかで主人公が全員電車にGOしちゃうとかになったら神作品になりますが、治療用アンドロイドであって健全な社会復帰するという筋立てでもいいような。
・ニコ動でパトレイバーの一気放送があって、ずっと太田さんを見ていて「誰かに似ているなぁ」と思っていてやっと気がついた。アーチャー(5次の、エミヤ)だわ。オールバックのちょっと灰色がかった髪の毛、意志が強そうな目に骨張った骨格、これエミヤだ。さらに類似点を挙げると
飛び道具が得意
とは言え接近戦も好き
真っ直ぐすぎてむしろ危険なほどの正義感
気の強い女性のマスター・指揮官の尻にしかれる
「倒してしまってもかまわんだろう」とばかりにファントム・グリフォンに負ける、 かませ
生意気な若造に厳しい
違う所としては、太田さんは家事は苦手、料理もヘタだが大食らい。キザなセリフは吐かない。高い所は苦手で戦略とか戦術という物がない。無限どころか弾切れはおはこ。
・ミライース外しの純正オーディオ、そこらへんの野外オーディオにならんかとピンアサインやピン規格調べたら、これ110サイズのコネクターで行けると分かった。高いカプラー調達しないでも流用出来そうだが、端子が隣り合ってるので絶縁必須。音質は最低だが、PLLでデジタルチューンが出来るのでラジオとしては便利そう。CDは多分聞かないだろうな。12V電源だけあればいい。
・自転車の自作LEDヘッドライトが結構暗くなっていたので調べたら電圧がかなり下がっている。充電しなおして戻したが、どう考えても自然放電だけでここまで下がらない。テスターを当てて調べたら、ヘッドライトの端子間に暗電流が流れている事が分かった。以前から漏電している事は知っていたが、3Vちょっとかけて0.01Aとかそこらへん流れているみたい。多分あちこちで小さいショートをしているのだろう。キャットアイって会社はデザインを気にする前にこういう所をしっかりやって欲しい物である。改造しようにも漏電が結局プラの絶縁性能不足から来ているだろうし、どうしたらいいのだろうか?というか、プラは一般には絶縁体なはずで、どうして電位差が存在するのか分からない。
Posted at 2016/10/18 00:13:47 | |
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2016年10月16日
・今年は地元の県は交通死亡事故が例年の2倍だそうで、毎日のように交通事故のニュースをやっている。よく事故に関しては「高齢者や子供」「横断歩道や交差点付近」「夜間日没直後」と言われるが、今年はそれに加えて「軽トラ」と「バイク」が多い印象で、二つが重なっている事故も結構ある。軽トラは高齢者だけじゃなくて中年のオバサンとかも多いかな。バイクに関しては昨日はうちの直近の交差点でゼファーとハイト系黒い軽自動車の事故があったらしく、交通整理で渋滞が酷かった。幸いゼファーは見た感じ損傷はないし記事にもなってなかったので軽い接触だろうと思うが、ほんと気をつけて頂きたい。
交通事故以外だと今朝はずっとサイレンが鳴っていて火事だろうと思っていたら、やっぱり物流倉庫が燃えたらしい。火元から3kmぐらい離れているのだが、微妙に石油製品が燃えたような臭いがする。これまで毎日雨であまり火事のニュースがなかったが、これから乾燥する季節で火事が心配になってきた。
最後は山菜採りでの迷子や熊との遭遇のケースで、先日まで県内でキノコ取りによる死者が4だか8,行方不明者がその倍ぐらい出ていた。幸運にも発見、下山するケースもあるが、大半は続報もない。きっと熊にウマウマされちゃってるんだろう。その熊だが、安曇野市ではライスセンターで飼っていた熊に襲われて一人死亡、一人負傷というショッキングな事件もおきた。別々の檻に入れられた熊が出ていたという話もある。結構民家も多い地域で、一歩間違えば結構な被害が出ていたかと思うと恐ろしい。個人的には今年は地元はコメの作柄が悪く、2頭も熊を出す状況が交配以外だと自殺しか考えられないのだが、どうなんだろう。交配は自然条件だと6、7月頃という話だから・・・そうそう、キノコの時期の風物詩と言えば毒キノコによる食中毒だが、今年は幸いニュースでは聞かない。あまりマニアックなキノコを食べなくても栽培物の味が向上しており、私もわざわざ天然物を食べたいという気持ちはなくなりつつある。栽培と言っても直売所行けば培地じゃなくて天然木栽培とかのも手に入るしね。
最後に地震関連、最近また付近で地震の兆候が見られるようになっている。先の地震から5年が経過し気が緩んでいるが、冬に直下型地震とかあると火事や避難生活が大変になる。こればっかりは地震そのものを防ぐ事は出来ないが。
・仕事はヘタにパープル収穫したので作業がおくれまくる。巨峰の出荷がギリなんだからこんな余裕なかった。巨峰だけなら荷造りはまあまあ快適に進む。出荷時刻がまた変更になったが、31日までやるので少しだけ予定が伸びた。昼間は割と晴れて暖かかったが、朝晩は確実に露がおりるようになった。
・あんまり悩むとネット時間が増えるのでグラスホッパー注文、メカセットも2.4G系にした。届いたら届いたで組み立てに時間浪費しそうだけどな。
Posted at 2016/10/16 20:35:53 | |
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2016年10月14日
・仕事は出荷して収穫して荷造りして、個人的な用事のを出荷。収穫は今日はパープル園に一本ある巨峰とパープルをやった。パープルはもうダメダメで、萎れた上に裂果ではあるのだが、それでも袋を破るとまともな粒も結構残っている。巨峰もそうだったが、粒伸びが悪かった木は裂果はしづらいのかも知れない。それだけ根がダメージ受けていたのだろうと思うが。
・スピーカーばらしてユニット摘出した。最初裏から見たら反対が見えて「エッジ切れとるやん!」と思ったら、このユニット、エッジがすっごい薄い繊維で出来ていて、シースルーだった。回り込み大丈夫なんかなぁ?さて、最近使い出した工具で感動したのはワイヤーストリッパー、以前からニッパや電工ペンチのワイヤー剥きでチマチマ剝いていたのだが、それなりに力がいるし、被覆が伸びるので欲しい場所でクランプしてもむき出し部分が短くなる問題があった。もちろん違うサイズの部分で着ると芯線を切ったり、逆に被覆も残って引っ張るハメになったりする。ところがワイヤーストリッパーだと冗談みたいに簡単に綺麗に被覆がむけて伸びもない。今日も端子サイズが違っていたので交換に活躍した。
あとはサークルカッターを使ってMDFマウントの穴を拡大、2枚重ねしてクランプで止めてやったのだが、最初充電ドリルでやったらボードが暴れて難しかった。速度速すぎるのかと思ってACドリルで回したのだが、こっちの方が回転は速かったのに上手く食いついてくれた。これは回転速度がある程度あった方がむしろ良いみたい。もちろん下の板はP650K用の穴をあけて、移植元のスピーカーに取り付けられるようにした。
さて、サイズを上げたスピーカーとDS1000の相性だが、果たして期待以上だった。やっぱり一番聞こえる領域のゲインが上がると情報量がさらに増えるよね。そうすると低音や高音なんかも生きてくる。ちょっとだけ不満なのはCDプレーヤーでデンオンのそこそこ高い奴なのだが、ピックアップの汚れか出力か、綺麗なディスクでも微妙にノイズが乗るようになってしまった。痛んだディスクだとより出るので、恐らくピックアップだと思う。音飛びもしやすいし、分解清掃したい所。
そうそう、ミライースにも乗ったのだが、スピーカーがどんどん変化していて、高音がかなり耳につくようになったのでイコライジングをいじった。ペコペコした音の感じはまだあるが、高音は結構綺麗な感じがする。自分の感覚の変化かも知れないが、エージングが進んだ可能性もある。ツイーターは普通エージングとかは言わないけど、なんだろうな。サークルカッターもあるので、MDFでバッフル作って交換してやりたい。
・改めてグラスウール同士での断熱性を比較してみた。どうも断熱性能だけ見てグラスウールはこれこれ、押し出し法ポリエチレンフォームはこれこれって議論されるけど、本当の所はどうなんかと。
普通品 高性能 スタイロ
(繊維太さ7~8ミクロン) (繊維太さ4ミクロン) 熱伝導率
10kg 0.05
16kg 10kg 0.045
24kg 16kg 0.038
32kg 24kg IB 0.036
32kg 0.035
Ⅱ 0.028
EX 0.024
参考@0℃ 空気 0.024
アルゴン 0.016
分かる事として、グラスウールは重量を増す事と繊維を細くする事は規格上ほぼ同じだけ違う。10kgを高性能にするのと1.6倍の重さにする事がだ。しかし、それで向上する伝導率は比例しないで、16kg高性能・24kgまでは比率的には高く上昇するが、そこからは鈍化して32kgと高性能32kgの差はごくごく僅かになってしまう。明らかにベストなのは16kg高性能だ。なんでか?グラスウールの断熱性は抱き込む空気に依存している。その空気の熱伝導率は0.024なので、保持筐体であるガラスがそれ以下だから、真空にでもしなければ向上しないのだろう。じゃあスタイロはなんで向上するのか?樹脂でも空気より遥かに熱は伝えるのだが、発泡の中に入っているのが空気ではないからだ。確か二重窓にも入れられるアルゴンだったはず。これが抜けると性能が低下する。
ちなみに、価格はメーカーは設計価格は出してくれているが実価格は結構バラバラなので(談合してたはずだけど)、ネット価格から拾ってみるとこんな感じ
100㎜単価 面積 坪単価
10kg 6000~7500 5坪 1200~1500
10kg高性能 7500~8600 5坪 1500~1700
16kg 8000 3坪 2700
16kg高性能 10000~14000 3坪 3300~4700
24kg 9000 2坪 4500
24kg高性能 ?
スタイロIB 4600 0.5坪 9200
実際に計算すると痛感するけれど、コスパは一番いいのは10kg密度の底値か10kg高性能である。性能で見ると10kgを1とした場合、10kg高性能は1.1、16kg高性能は1.2ぐらいになるのだが、価格はそれぞれ3割と2.7倍ぐらいに膨れあがってしまっている。もし厚さが稼げる場所であれば、10kg密度を使う事が間違いなく良心的であり、10kg高性能はそれに沿った商品としてラインナップされたのだろうと思う。24kg以上はコスパが悪くなりすぎて、ラインアップは存在しても取り扱い数のサンプルが全くなかった。
さて、スタイロは高い高いと言われるが、直接比較すべき24kg高性能の価格が分からない。でも16kg高性能との差はごく僅かである事を考えるとこのコスパの悪さはなんなんだ・・・2~3倍である。
・ラジコンはちょこちょことパーツだけ出てくるんだが、一体何があったんだ?一応受信機とサーボもHPのエンジンのビッグフットらしき物から取れば出るし、送信機も見つかったので、AMで良ければメカは準備できた。バッテリーと充電器も出てきた。それにしても本体がどこ行ったんだろう・・・あ、あとアンプがないか。アマゾンを見たらFPV(First Person View ドライバー視点の事)をラジコンでやっているというレビューがあり、車にも積めるようになっているのかと思ったら、もう10g以下のカメラがあってびっくりした。見る方も受信機と一体のグラスモニター(ヘッドアップディスプレイ)があって、セットで1万円もしない。最近ドローンレースの映像があるが、あれとかにも使われているらしい。これスゴイけど、どこで悪用されているか分かったもんじゃないな。
Posted at 2016/10/14 20:33:37 | |
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2016年10月12日
・最近壁用のグラスウールの目星でも付けようと思っていろんな店のを見て回っているが、割と値上がりしている気がしている。以前なら5000円以下からあったのに、最近は最低6000円だ。元がお安いとは言え、なんか嫌だなぁ・・・と思ってパッケージを見たら「高性能10kg」と書いてあった。あれ!?高性能グラスウールに10kgなんて規格あったっけ!?と思って調べたら、ちゃんと各社から出ていた。私の記憶が正しければここ2年ぐらいで出てきた製品ではないかと思う。理論上は別に10kgで高性能タイプがあってもおかしくはなかったのだが、以前は確かに無かったはず。それは恐らく工業規格や建築基準で10kg高性能って分類がなかったからだ。
高性能10kgタイプは魅力的ではある。実は以前もグラスウールで断熱工事する時に10kgか16kgか16kg高性能化で悩んだ事があるが、その時は10kgにした。それは16kgにすると値段がとても高くなるのだ。別に16kgが割高と言うつもりはないというか、パッケージの価格はそれほど違わないのだが、問題は高密度タイプは当たり前だがパッケージの入り数が少ない。10kgなら100㎜で5坪が標準だが、16kgだと100㎜は3坪にしかならないのだ。これはほぼ密度比例なので、高性能になっても面積は同じようなもの。また16kgは取り扱いが少なく、古い家は厚さを稼げば充分になるとの判断から安い10kgを使った。今でも天井はそれで正しいと思っている。あと床は特殊なやり方したのでちょっと除外。問題は壁だ。
無制限に厚さを稼げるなら断熱材を高性能化するより量を増やした方が楽だが、問題は筐体の構造状の厚さ上限がある場合だ。グラスウールは実用断熱材の中では熱伝導率が高い方なので、どうしても厚さがいる。昨今の省エネ基準だとなおさらだ。Ⅱ地域の壁の充填工法の要求熱抵抗はR2.2で、これをグラスウールで行うと10kg密度だと115㎜必要になる。115㎜は大壁の通気層無しなら可能だが、真壁や通気層を入れると難しくなる(ま、うちは通気層ないから115㎜でも行けるけど、そもそも115㎜という断熱材は作られてない)。これが16kg密度だと100㎜と、10%~15%薄くていける訳で、そこに高性能品の魅力がある。しかし、書いたように10kgで高性能品があればもっと良かった訳。で、現在はそういうのが増えた、高くても物が良くなっているのである。
となれば簡単なのだが、価格帯性能で考えるとこれがまた微妙。今10kg品は5500円ぐらい、10kg高性能は7000円ぐらい。性能1割向上で価格が2割以上高くなっているので、コスパはやっぱり悪化した。以前は10kgは5000円だった事を考えると、敢えて10kg高性能買う意味なんてリフォーム程度だと無い。新築なら公庫基準があるし、断熱材なんんかどうでもよくなるほど住設だの内装だのでボッてるので、16kg高性能にしとけって話だ。むう、10kg買い込んでおけば良かった・・・・
・スズキがトヨタと資本協定、開発協力なんて話が出ていてびっくりした。トヨタ、もう独占禁止法にひっかからなければ、独禁法自体が意味ない。アルトが圧倒的な燃費を出してしまった時からトヨタの嫌がらせが始まるという声があったけれど、トヨタとの提携はそんなきな臭さを感じる。大体、同じメーカー内にダイハツという完全子会社の軽自動車専業(一応現行パッソはダイハツ開発らしいが)もあるのに、スズキと提携すると色々難しくならないだろうか。まあ、トヨタの考えそうな事としては軽自動車潰しだろうけどね。
さて、スズキが関連したスレが立つと、かならず「軽自動車が日本の自動車産業の足を引っ張っているから、規格を潰すべき」とか「規格改定して900cc作れ」とか言う脳天気というか北米市場主義の工作員みたいな声が出てくる。佐川兵装ならずとも「嫌だねぇ、いいコンパクトカー作れない会社は」と言いたくなる。ハッキリ言う、プリウスは地方の狭い道路だとゴミ以下だ。先日も現行プリウスが車幅掴めないまま狭い交差点で立ち往生して周囲に迷惑かけながら走っているのを見たが、あれはある程度の速度を空いた道で出して初めて意味があるデザインなので、老人が足代わりに使う車じゃない。何度も言うが、インフラの整備が追いついてない状況で軽自動車以上の規格を押しつけられても、一番車を必要としている地方では何のメリットもない。3ナンバー売りまくって渋滞作って、道路拡幅代をトヨタが払ってくれますか?そりゃ老人がバンパーすりまくって修理代はたんまり取れるでしょうけどね、
軽自動車の規格改定は切り下げなら賛成、切り上げなら「馬鹿め」と言いたい。まず切り上げ組、素直にコンパクトカー買えばいいじゃん、軽自動車排気量上げて税金同じだと思ってるの?大体、世界的にはダウンサイジングターボとかやってる訳ですよ、その流れでコンパクトカーのそれ相当なのが軽自動車という事になってしまっている。コンパクトカー以上をダウンサイジングターボやろうとすると日本のミッションはCVT一辺倒なので変速比やら駆動ロス(油圧)やらで成立しづらい中、軽自動車だとCVT+トルコンである程度やれてる。無理な高速や大トルク伝達がいらないからだ。一周回って最先端ですよ。
切り下げに関しては、本来の経済車としての軽自動車ではなくなっているという事は事実だと思う。軽自動車は海外で売れないと言う声があるが、実際はマイクロカーという経済車が海外にはある。日本のミニカーと軽自動車の間ぐらいだが、ああいうシティーコミューター規格を作って軽自動車の立ち位置を今のスモールベーシックあたりにしたいという気持ちは分かる。一方で、トヨタだのホンダだのはシティーコミューターを政府の要望で何度も作ってはいるが、どれも本気で売る積もりもなければ売れるとも思ってない試作の高いオモチャにすぎない。トヨタが本気で軽自動車潰しをやるには、この切り下げを行うべきだが、それをやれてない。物理的に今の安全基準では無理ってのがあるんだろう。
世界で売れてない日本のドメスティック規格という話についてはどうだろう?まずドメスティックカーはどの国でもある。たまたま日本だと軽自動車が税制やサイズでそうなっているし、本当に必要な地方ではファーストカー(というかパーソナルカー社会だ)なので、日本で売れないから市場捨てるんならどうぞおやんなさいと。マツダとスバルと三菱はすでに撤退してんだし、それでいいんじゃないの?またスズキはインドなどで小型車シェアを軽自動車ベースで確立しており、それがVWとの買収劇だのと絡みがあった一方、あれは輸出じゃなくて現地生産が多かったはず。つまり、インフラが遅れている国などで軽自動車相当のクラスの需要は今後もあるが、そんなの現地生産になるから日本の軽の部品流用云々は忘れていい。それこそ北米などの大市場で軽自動車が売れるなら規格について真面目に考えるべきだが、北米でアルトの1リッター版作って売れる訳ないよな?
地方に行くと5ナンバー前提の道路は沢山あるし、軽自動車しか走りたくない裏道小道も良く有る。また車体が小さいという事は運転が楽なだけじゃなくて乗り心地などでも有利だ。狭い道路に3ナンバーだと道路のRなりに走らなければならないのでラインもへったくれもない。マンホールや工事の凸凹があっても白線にそって走るのでコーナーもきついし回避しようがない。これが軽自動車だとラインがすっごい自由になる。たとえば一車線2.5の幅のR100ぐらいのコーナーが100mぐらいあったとする。半径100だから直径200×3.14=628ぐらいなので、円の1/6として角度で57度ぐらい。弦長は95mで矢高は12mである。当たり前だが3枠のプリウスにとってこのコーナーはR100である。プリウスの幅は1745,軽自動車は1480なので265㎜余裕がある。すると進入では265㎜外側から入れ、クリップでは265㎜内側に入り、脱出は265㎜外側に出らる。つまり直線により近く走れる事になる。こっからはネットで見つけた自動計算サイトに値を突っ込んで計算したので私も正しいか全く分からないのだが、弦長(直線での到達距離)は同じ、95.88mになり、矢高は両端とクリップがそれぞれ265㎜減るので12.24mから530㎜引いて11.71mになる。この時のRは104となり、Rを4%も下げる事になるのみならず、Rの角度を55度まで減らす事になる。弧長は36cmほど縮まる。
確実に変わるが、そこまで大きな違いか分からないというのが大方の意見だろう。私もそう思う。ただ、一つだけ言えるのは、これは感覚とか曖昧な物ではなく純粋に物理的に小さい車は大きい車より短い距離をより直線的に、より曲がる角度を減らして走っているという事である。では、もう少し過激にR50の90度ぐらいのコーナーで考えて見よう。ここらへんになるとライン取りがもう少し複雑になってくるが、そんなの計算するより実際走って計測した方がはるかにはやく正確なので無視する。R50コーナー90度の弧長は78.5.弦長は70.68矢高は14.63である。弦長は同じで矢高さが14.1のコーナーはR
51,中心角87度、弧長は77.95となり、ラインは50cm短くなった。あれ?そんな過激に変わる訳じゃないのか?と感じるが、おそらく弦高が大きくなるほど回り込む訳であまり差が出ないのだろう。
再びR50の60度コーナーで計算すると、R53.7,角度55度、弧長51.9になった。元が52.3mの走行距離だったので、40cmほど短い程度で、90度の時よりさして短くなったとも思えないが、角度に関してはかなり変わっているのが分かる。恐らく角度が少ないほど直線になる度合い(Rの大きさ)が大きく増えるはず。しかも山道などだと全くの直線の方が短く、くねくねと曲がっているのが普通なので、ここらへんは何倍もの違いになるのは間違いない。Rは遠心力にも比例して効くので、半径が4%大きくなると遠心力は4%小さくなるし、同じ時間で弧を走ったと仮定すると速度は平方で効くので1.5%ほど遠心力が増える。両方をかけると遠心力が6%ほど増える。
もう少し現実的に2.75m道路でそれぞれが最大限コーナーを使い切った時で比較してみたいが、もう面倒。
・家の冬支度、農ポリは農協に発注、2650円だった。ちょっと高いがビニールよりも安い。ロールで買っても良かった気もするが、それは別のサイズのが欲しいし。よしず外して大分日光が入るようになったが、それ以上に寒さがきつくなってきた。また、窓枠に歪みが出ている所を天井裏潜って調べたら、調整というか引っ張り上げる用の枠がちゃんと横打ちになっていてそれは良かったんだが、天井のグラスウール補充が不十分だった事が分かった。自室は元の50㎜に100㎜ほど盛ってあるのだが、寝室は途中までで終わっていた。これじゃ天井の断熱に穴がある。今度、窓枠の補修と同時に天井への断熱材補充もやらないといけないな。
・羽毛布団の梱包ビニールが猫のいい遊び道具になっている。ダンボールも含めてびっくり箱にして遊んでいる。
・仕事は出荷、荷造り、収穫。ほんとこれ今月で終わるのか・・・もう悪い所は収穫しない。もしまともな房だったら加工だな。
Posted at 2016/10/14 01:49:21 | |
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2016年10月12日
・後進国が先進国においつく方法を議論しているまとめスレを見て思ったのだが、過去の戦争が無駄という訳でもなかったし、日本が近代化したのは実は最近なんかな?それは農地解放とかそこらへんだったのかな?とも思い出している。今の社会の一般的な見方としては、日本は江戸時代という長い平和の間に知的水準が民衆レベルで高く(識字率とか)、近代化からどん欲に西洋技術を導入して成長したが、戦争で1度焼け野原になり、再び奇跡の復興をしたという事になっている。しかしGDPで見ると戦前はポーランドやアイルランドあたりに負けており、本当に弱い国だった(しかも資源国でもない)。つまり近代化はごく一部の話で、技術獲得も道半ばのコピーだった。高等教育も整備されておらず、ごく一部のエリートを一般化しすぎなのである。何しろニクソンショック以前は日本人で海外に行けるのはごく一部だったし。日本が先進国になったのは、60年代の所得倍増計画やオリンピックなどが行われ出してからという見解は大きくは間違ってないかも知れない。まさに今中国がそこらへんを10年ぐらいで達成しているが、その民度の低さを以前は笑ってられなかった。
その大きな原因に日本の経済的民主化である農地解放を数えていたのが面白い。後進国の全てが富の一極集中と奴隷労働による知的水準の低さを共有するからだ。その農地解放(つまる所資本の分散)は戦争で負けたからこそ得られた事であるし、アメリカがそれを断行したのは実験的な意味合いもあっただあろうが、日本が戦争で大きく食い下がった事とも関係しているのだろう。つまり、「日本は自力で近代化したけれど、戦争という過ちで全てを失い、再び復興した」という割と内向きな見解ではなく「日本は近代化を進め、その過程で戦争で食い下がって列強に加わり、破れはしたが経済的民主化を経て真の先進国に変化していった」という一本道の見方が出来る訳だ。
一方で現在先進国と呼ばれていた国々は日本も含め没落まっしぐらである。後進国を食い物にしたから安泰という訳では全く無いし、国力も落ちている。ずっと成長する国はもちろん無いだろうけれど、「先進国になる」という方法論で見ると一つ簡単な事だと分かる。それはつまり「国民が平等になる」という事だ。書いたように先進国として文化・経済両面で成長するには、一部のエリートに富が集中してはダメで、それこそ底辺から母数全体でのレベルアップをしなければいけない。ところが、1度先進国になっても、賤しい成金が地位を固定化するようになって、雪だるま式に富の集中(逆に言うなら富の希薄化)がおこり、後進国に逆戻りしているのだ。
とは言う物の、民主化で全ての国民が平等な富の分配を受ける事が、即先進国への道になるとも言えない。先日ラジオで面白い事を言っていたのだが、「フランス革命や社会主義革命などが起きた時に、一部の思想家は人間が計画的に理想的に行動出来るという驕った考えが破滅するのではないか」と考えていたそうだ。もっと具体的に言うと社会主義社会は富の分配そのもので言えば理想なはずだったが、現実には皆に富が行き渡ったのではなく、皆が貧乏になった。これはプーチンですら認めている事だ。一方で、それらの思想家はブリカス独善なので「民主主義と自由経済はかならず結びつく(キリッ)」みたいな事抜かしてた。その自由経済入れた中国のアレを民主的と呼ぶんならそうなんだろうけどよ。
そう考えると戦後日本のバブル前、大甘で小泉改悪前ぐらいまでは、日本は総中流社会だの社会主義経済だの言われていたが、まさに「先進国になる」ために最も良い社会体勢だったのではないかと思わざるを得ない。総中流という事は言ってみれば経済的に平等で、社会主義(これは様々な規制や保護政策)で弱者にも優しかった。と過去を理想化するのも問題はあるのだが。今更戻れないと思うかも知れないが、スイスでは結局やらなかったベーシックインカムとかどうなんだろうかね。私はもうそこらへんしか思いつかない。
・仕事は出荷、荷造り、収穫、荷造り、終わらない。ただ、比較的良い場所の収穫に入ったので荷造りの負担は大分減った。やっぱり園は際から悪くなるから際から収穫したいが、なかなかそうも行かない。園の中間部分は基本的に枝が生長してきたので良好な果実が得られるようになってはいる。水田の反対側でも半数以上は400g以上ある。
・ベランダ温室にしようとホームセンターに農ポリ買いに行ったのだが、置いてあるのがほぼ濃ビで店員も全然分かってなかった。多分本部が仕入れ全部決めているのだろうが、正直農ビばかり入れるとかアホだと思う。農ポリの方がはるかに軽いし耐久性がある。保温性は農ビの方があるが、他はもう圧倒的に農ポリで、値段も安い。もう少し細かい理由もあるけれど、農ポリの方が根本的に優れているので、農ビの機能も取り入れてきている。もう生半可なホームセンターですら存在価値が怪しく、ネット通販使った方がこのレベルでもマシになってくると、実店舗なんて衣料品か生鮮食品以外いらなくなるんじゃないかと思う。
・帰りにラーメン屋に寄ったのだが、以前はとある有名店のチルドレンだと思ったら、豚骨系じゃない全然違う煮干しラーメンの店になっていた。前の店は閉店して違うお店が入ったらしい。そして期待していた味も系列とは全然違う燕三条ラーメンという物で、煮干し・極太・背脂だった。私は煮干しラーメンがそんな好きでもないというか、魚介系でも豚骨と合わせた方が好きだったが、まあ入ったんだし注文。かなり酸味が強い煮干しで、岩のりも溶けてスープに入るので飲まないと食べきれない。チャーシューは美味しかったが、それはやっぱり肉の味が物足りなかったからだろう。あと汁がとても熱く猫舌の私には辛かったし、麺もちょっとシコシコ感が強い(鹹水が強いんだろうかね、黄色が強い系統の麺)。オリジナルに近いのかも知れないが・・・って感じ。それだけならまあいいんだけれど、会計の時に消費税が別だった事で「あ、ここはもう潰れるわ」と思った。スーパーとかだと税抜き価格を大きく書くという商道徳への裏切りがもうまかり通っているが、まさか外食で税抜き価格をデカデカと書く奴がいる事に驚いた。そして、その値段の価値は全くなくてガッカリだった。それにしても消費税っていつのまにかここまで大きな額になっていた事にも二重びっくり、日本詩ね。そういえば塩尻の煮干し系も接客とか酷くてびっくりしたなぁ。煮干し系は地雷だわ。そう思って検索したら中野に煮干し系で「地雷原」とういう店があるらしい。確信犯だったら面白い。
・そこらへん移動するのにミニキャブを使ったのだが、さすがにBGMを聞き飽きたので別のUSBプレーヤーを突っ込んだのだが、音源データーが被っている曲もあるのに音が明らかに違う。USBによって音が違う!とかオカルトな事を言いたい訳じゃなくて、片方のUSBプレーヤーは洗濯とかかけちゃってデーター破損があって、時々音飛びとかする曲もある。で、普通には流せる音源であっても、実際はデーターの破損があって復元かけているため、最初のような音質ではなくなっているのではないか?というのが私の予想なのだが、どうなんだろうか。そうであれば古いUSBプレーヤーは廃棄して、別のUSBメモリー入れ直して運ぶんだが。今使っているUSBプレーヤーはデッキと相性が悪くてレジュームがほぼ効かない。
・ワイン会も少しずつ予定を集めている。あと、ワイナリーがラベル刷新というニュースが飛び込んできた。まだサムネしか見てないので現物楽しみ。ただワイン祭りはほんと値段考えろよと思う。一番高いランク一本で3450円、ワイン会3000円、新酒は1300円ぐらいなのを飲むから、お酒代は実質は2000円もいかないだろう。他のおつまみはスーパーつまみレベルだし、グラスも邪魔なだけだし、送迎入れても2000円が妥当(杯数すら制限管理するので、高級なのだけ何度も飲む訳にもいかない。そもそもボトル半分も飲めば大抵の人は酔っぱらう)。
・明日も収穫出荷頑張る。
Posted at 2016/10/12 21:28:48 | |
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