2017年04月21日
・なんかブラウザが不安定でよく止まるし、保存すら出来てない。IEは論外としてみんな何使ってるんだろう。という事で昨日は農機引き上げしたら、荷台に載せている間に最低限の整備をやりたくて時間を食ってしまった。っても本体シールにグリスニップル位置が書いてあったり、オイル注入のマークがあったりするのは便利。刃のクラッチの異常はCRCでも一応動いたが、スナップリング外して外して整備。こっちの方がグリスニップルいるんじゃないですかねぇ、肝心な所忘れている気がする。刃が手で回りづらいのは、クラッチ切るとブレーキが作動して空回りしない構造になっていたからで、ベアリングが正常みたい。HSTはドレンは存在せず、ATみたいにカバー外すと全部出てくる構造。しかしドレン用にしたかったであろう鋳込み穴は存在するし、リザーブタンク見るとあまり良い状態とも思えないので、いずれ手を入れる必要はあるかも。カバーはトルクスの逆みたいなイジリ止め。エンジンオイルはリモートドレンで簡単、プラグはB6HSが刺さっていたら、調べたらBPR4HS10になってた。10ってのは多分プラグギャップだろう。普通はNGKの四輪用だと0.8~0.9、二輪用はそれより0.1㎜少ないぐらいなので、若干ワイドギャップ化しており、おそらく低圧縮かつ消炎防止なのだと思うが、毎度特殊プラグ使いたがるメーカー文化には首を傾げたくなる。確かにプラグによる性能向上は間違いなくある訳だが、ロータリーならともかくコンベンショナルなピストンタイプでしかも汎用機である。入手性が悪くなる特殊形版を乱発して継続採用がない(実際、このプラグはクボタのGHシリーズに1度使われただけ)なのは技術者の自己満足程度の性能向上だったのか、汎用プラグで性能が出せない技術力の無さの証左である。まあ知ってる人はプラグギャップいじるだけの話なんだけどさ。ちなみにイリジウムはDENSOからIWF16が多分上位互換だと思われるので気になったら交換する。気になるのはかなり熱型のプラグである事だが、これ通常リーチのプラグと比較してもしょがないかも知れない。昨今のロングリーチプラグはネジ部が長く碍子も長いからほっといても冷型になる。逆にHSタイプのプラグだと冷型にしようにも深さが取れないから8番とか多分無理。またHSで5番って採用例も知らない。多分、4か6という二択じゃないだろうか(MAだと7とかあるけど、刈り払い機専用みたいなもんだからなぁ)。ついてたプラグは多分誰かが性能低下が酷くて適当に交換した新しい物だと思うが、真っ黒だった。エアクリが詰まっており、マフラーはヌケヌケなので、まあ色々あってあんな状態なんだろう。
ギアオイルはドレンもあり80Wなので交換も簡単だったが、とりあえずは保留。バッテリーはA型だったがステーはB型も行けるし、B型のが汎用性が高く性能向上もマシなのでB型端子に交換。エアクリは絶対1度も清掃も交換もしていないゾって感じなので清掃、毎度思うが逆からブローしてもなんも飛ばない濾過性能はすばらしいが、表側からエア当てる事には罪悪感がある。これも要交換だな。
問題はマフラーの破損で、溶接で治せると思ったのだがカバー類やボルトの熱固着が激しく、さらに衝突でぶつかって内部での折れもあるので別のマフラーをパイプ延長して付けたい所。幸いマフラー自体はポンコツからはぐったのがあるのだが、異形パイプでもらないといけないので保留。ボルトも頭飛ばして取れば良かったのだが、軽トラの上におきっぱに出来ないので降ろしてきた。まあエンジンかかれば爆音でもなんでも自走して上がるからいいけどさ。刃は当然摩耗しているが、沢山のタイプがあるので勉強してから。昨今の流行はY型とか特殊型で性能もさることながら研磨代が大きいので寿命が長いってのもある。
性能などはメーカーからマニュアルは出てないので分からないのだが、まあそんな違わない感じ。2WDなので登坂能力は15度程度だろうが、カタログだとキャンバー走行が30度とかになってる。それ人間が耐えられないと思うぞ。4WDモデルは25度登るそうで、実際そういう場所で使っている人も知っているが、15度傾斜でも作業傾斜としてはかなり厳しい。まあ実際は舗装路ならともかく、土壌かいちゃって進まないという事の方が多いだろうし、SSが走らなければ関係ないが。少し気になるのは腹下が低いので荷台卸しでランプオーバーアングルが結構ない。
・仕事は朝パープルの棚下線補修、竹の間柱は5年持たないねぇ、割れるのはもちろん腐る。木は素材や処理によるが10年は確認している。15年超えると細くなって折れるのもある。コンクリは30年ぐらいで内部破損や折れが出る。鉄製はその頃の物はまだ無いので不明だが、ただの鉄管だと同じぐらいで錆びて駄目になっているのもある。単管見る限りは30年は余裕そうだが、耐薬性能がコンクリより厳しいので使う薬剤にもよりそう。あとは農機引き上げやって、マルチ張りとか暗渠の修理とかやって終わった。あんまり仕事出来てないな。そろそろ気がはやい人は合剤使っているのを見かけるようになった。私は引きつけて発芽後でも糖度高いので焼けは余程じゃなければ無いと思っているんだが。次の消毒との間隔も狭められるし。でも、この消毒の効果は予防的なので、そこまで凝る物でもないか。
・暗渠だがあきらかな湧水地点だと暗渠パイプは駄目な事が分かった。わざわざ水が漏れるように他の場所に持っていくだけになってしまう。なので、普通の塩ビパイプを入れてやる事にした。これを上手くすれば用水になるので、オーバーフローでどこまでの高さに出来るかテストする予定、1mちょっとあれば1tタンクが置けるので苗の潅水もポンプが使える。そしてほじっていて発見したのだが、暗渠パイプが出てきた。有孔管であり、隣りの人に聞いたら「うちの圃場にも入っていて雨が多いとドレン出てますよ」との事。でもうちの畑のは仕事してないっぽい。というのはドレンが露出してなかったので、水が抜けようがなかったからだ。ただ、地主さんが瓦埋めた排水路があると言っていたのはコレの事かもなと。斜めに走っていて排水路の面しているのは、まさに私がやろうとしていた事そのものだ。除草剤も効き出したが、かなり差がある。
・明日(今日)の仕事はハウス建て、暗渠埋め、仕上げ剪定一部、マルチ張り、棚下線関係かな。
Posted at 2017/04/21 07:07:23 | |
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2017年04月19日
・最近アマゾンでも欲しい物もないし、なんか発散したくて農機具を何個か買ってしまった。置く場所作ってる最中だっつうに。とりあえず書いていいのはランマー、ランマーって言うのは地面を突き固める工事用の道具です。農業だとごく稀にしか使わないだろうけど、土木だと割と欲しい。で、これは三笠産業という主要メーカーのですが、一見汎用4ストエンジンかと思ったら2ストエンジンが載ってました。2スト?そう2ストなんです。調べると面白い事が分かりました。
ランマーはプレートランマーとかコンパクターって呼んでる手押し車みたいな奴と、カカシというかホッピングマシーンのデカイようなのがあります。普通は前者を使います(農業だとね)。で、うちのはカカシのような奴で、まず使い道がないのはおいといて、なぜ2ストなのか。あれ、簡単に言うとエンジン動力でホッピングマシーン動かしているような物なんですが、一応自立はしますけど不安定です。運搬や保管だと寝かせるそうです。そういう時に4ストだとエンジンオイルが回ってしまうけれど、2ストだとそういう心配がないので2ストが主流だったとかなんとか。しかし現在は排ガス規制があるので4スト化が進んでいます。そもそも、あの機械漬かっている場面を滅多に見ないんで、多分出番がなくなっている機械だと思われます。積み卸しはユンボでしたが、最近玉かけの基礎を知りたい所、グルグル回ったりして危険だ。そういえば汎用機の2ストも見た事ないので興味深い。ただ、「横にしても平気」はかなり語弊があると思った。タンクからガソリンは漏れる。
・仕事は除草剤散布、昨日散布した所は、非農耕地で2・4Dとクサリノーを混ぜた荒れ地だとすでに効果が現れはじめている所もあったが、グリホ単体で使った圃場だと前々効果が現れてなかった。濃度も微妙に違うが、カラスノエンドウは広葉系除草剤の方が効きが良さそう。他の場所も散布して回ったが、粒剤も効いてはいるが不十分な感じだった。あれ、ほんと小さい時しか効かないわ。巨峰苗園の誘引も終わった。今年は更新部分がそこそこ発生している関係で剪定が終わってなかった部分があるので、芽欠きで調整しないといけない。水上がりは良好で、虫を警戒して先端は余剰があるのだが、全部生きている感じだ。
あとは耕運機でシャイン定植した後の園を耕耘した。以前からこの耕運機は耕した場所が凸凹になるのが問題だったので、爪を確認したら「左右右右右左・右左左左左右」みたいな超偏った配置になっていた。畝を立てるなら正しいんだが、俺がやったんだっけ?現場で左右が交互になるように入れ替えたら、かなり平らに土が飛んでくれるようになり、そこそこき平らに近づいた。株の周囲もやったので、そこからマルチ張り。土壌基質が砂なので、掘りやすくてマルチ張りは楽だった。藁がないのでマルチ押さえが無かったのだが、暗渠用の製材余剰材の細い奴で押さえたら綺麗に押さえられた。
暗渠も具合を見ているが、疎水材の入れ方を間違えて考えていたなと思った。私は四隅を平らな疎水材で押さえて中に細かいの入れようと思っていたのだが、底に平らな板を入れると疎水材が水を遮りパイプが降ろせない。なので、底は細い疎水材を詰めて、左右と上を平らな物で塞ぐ方向でやってみたい。今回深く穴を掘ったので、水道がそっちに出来ていて、排水自体は良好みたいだ。まあ明渠だからなコレ。
夕方は機械引き上げてからハウス予定地の整地の邪魔な柱材をはさき置き場に積む。これ、単管なんだけど、こんな積んで平気だろうか?ってぐらい乗ってる。というか、もう隙間がない位だ。柱材は今回は地松じゃないらしく、かなり狂っている物が出てきていた。外材だろうか?製材した柱を置く場所としては、横詰みは狂いは少ないがスペース効率が悪く出すのも積むのも面倒である。他には配り物、農家の軒先にも梅・クンシラン・ガーベラ・ペチュニア・クロッカスなどが咲き出して鮮やかだ。
・明日は機械引き上げ、マルチ張り残り、ハウス整地終わらせる、SSのテストあたりかな。そろそろ石灰硫黄合剤を使い出している所がある。ただSSで散布するのは非常に効率が悪いのでデラ園以外では行わない。ネットも出来てないし、既存園のマルチとか中耕も出来てない。まあ中耕はトラクターだから先にやった方が楽かもな。
Posted at 2017/04/19 23:30:08 | |
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2017年04月18日
・仕事はまずちょっとした盗難の問題があって半日食われる。警察役にたたねえ・・・その後は除草剤散布あちこちでやってから、巨峰苗園の誘引作業を行う。これまで棚上みたいだった物を棚下にするのでかなり手間がかかるが、カッチリと棚下にまとまると非常に整った感じになって嬉しい。背負いバックからのトップロープ出しはほんといい感じで作業出来る。ついでにハサミもつり下げて、ハサミの出し入れ時間も大幅に短縮した。明日3、4時間もあれば終わるだろう。除草剤も作付けしてない場所用のレシピで明日やれば当座は終わるはず。なんか久々に見たくない顔も見たりしてゲンナリもする。憎まれっ子世に憚る、昔の人はほんと良く物事をみていらっしゃる。逆に見ない顔もあるんだが、何があったのだろうか心配な高齢者ばかり。
・夕方からは会議で、改良普及センターの人、出荷資材や生産資材の人などで盛り上がる。基本、こっちの部はトップから割と自由で活気があっていい。下手に上部組織のノリで「こんな基本的な事は聞かんだろ」「早く終わらせろ」みたいな考えを感じる方が違和感がある。確かに知ってる人間からするとアホみたいな質問を部外者にしていると歯がゆくもなるのだろうが、ああいうので萎縮しちゃって講習会は出たくないって事になって初心者講習会がはじまったのに。講師の人は作物がちょっと違うので勉強中との事だったが、基本から見直すと面白い事が分かる。まあ研究熱心な革新派の人は、私を含め通常管理がちょっとって事があるので、「まず基礎やれよ」って思われているのは分かる。理想はまさにそうだが、既存技術を疑うぐらいな人の方がへんな事やるのも事実。なかなか木村さんみたいにど慣行から自然みたいに180度ひっくり返るって人はおらんよ。
今回強く感じたのは作土層の厚さと保水能力とpF値の関係。根域が半径3mの18㎡に90%あるとする。潅水量が10㎜だと10アールでは10tも必要だが、根域だけなら180リットルで足りる計算になる。そう説明もされる。ところが、実際にそうやって潅水してもぜんぜんブドウは元気にならない事が多い。で、理由が2点考えられる。一つは作土層が薄くて保水力や根域への吸水能力がなく、すぐに飽和して水道(みずみち)から浸透してしまう可能性。これはPFメーターを付けて潅水量とPF値を見る事で、その作土層が大まかにどの程度の保水性能があるのかを見れば最大潅水量が分かるはずなので、やってみたい。
しかし、もっと根本的にはこの計算には別の問題がある。蒸散ベースで計算すると上の180リットル×株数(10ぐらいが標準だから2tぐらい)だと、蒸散量に対して潅水量が不足する事が分かっている。根域が90%としても、実際は残り10%でもっと大量の水を吸っている可能性もあるし、水の横移動がある可能性もある。というか、潅水量の㎜はそもそも蒸散量逆算なので、それを根域に落とし込んでも前々意味ないんじゃないの?
あとは台木苗もらったが、カラカラに乾いているので復活するのか不安。
・明日は巨峰園の誘引終わらせて、除草剤散布、暗渠工事を行って農機具移動かな。移動先で苗の移植もしたいし。
・「ラーメン屋の看板娘が経営コンサルと手を組んだら」木村康宏
女子高生ドラッガーよりは若干リアル寄り、プラクティカルなコンサル改革小説。看板娘要素が表紙絵だけで挿絵もないのが心地良い。萌え要素なんて子の手のはいらんよ。さてコンサルの「成功譚」というのはサクセスストーリーが良く出来ているし、問題提起もクレーム付けるほどじゃないけど足が向かない店を上手く設定していて面白い。あまりテクニカルターム(というテクニカルターム)を使いすぎると、必勝の公式を使えばなんでもなりそうに思ってしまうけれど、現実の分析というか「そうやって見ればとりあえずそう見える」ってのは有効なテクニックだと思う。2対6対2の法則とかさ。
(働き蟻の割合がモーレツ2割、そこそこ6割、怠け2割という奴。怠けだけ、モーレツだけ選別しても自然に元に戻る事が知られている。が、コンサル的に従業員が2割は遊んでいるというのはマズイ(自然界ではその余剰がクッションになっているという研究もある)訳で、「上位2割をもっと働かせると残り6割がもっとやる気を出し、下位2割は脱落する」という、見方によっては超絶ブラックな研究成果も飛び出す。)
作者は汎用コンサルやIT系コンサルではなく、ラーメンに特化した再建請負人だそうで、なるほどなーという業界の棲み分けやトレンドも出てくるし、大手が安く速く大型化する中で、家族経営規模ならどうするかとか大変参考になった。よくあるコンサル本が一般化した言葉からビッグプロジェクトを分析する演繹的な物だとしたら、こっちはラーメンという具体例から止揚した感じで、より身近に適用しやすく感じた。
例えば「美味しい商品は売れない」という意外なテーゼが出てくる。その真意は何か?商品の内容に自信がある場合、得てして他のマーケティング要素を軽視しがちである。良い商品に甘えてしまっている。しかしお客はいろんな要素が1.3倍ぐらい差がないと明確な差を感じない(価格みたいなのは抜かして、味とか接客とか視覚とかね)。しかし、こう言われるとドキッとする人がかなり多いのではないだろうか?うちの農産物が隣りの産地に比べて3割以上優れているのか、食べれば分かると言ってマーケティングをおろそかにしていないかなどなどだ。
実際日本の製造業は長い事この美味い商品神話にどっぷり漬かってきて、中韓の製品を甘く見てきた。実際トップレンジはそうかも知れないけど、市場の変化(高機能高性能より単機能耐久性価格)とかエントリーモデルの無さとか忘れてきている。そして、この本で最終的に行き着く所は「経営者の熱意が成功の64%、あるいは99%の要因である」って所かも知れない。この本の改革プランは理想的なステップを踏んでいるが、前後関係がある程度狂ってもそれさえ守っていれば、時間の問題という所がある。もちろん私も小規模自営業者として、この言葉は大変重いと思う。なんか最近、自分の仕事をしっかりする事が、何よりの宣伝だなーって思うし。あ、もちろん「美味い商品である」事は絶対的に外せない前提条件である。美味さの質や方向性で画一的な尺度から逃れる事はあっても、安全安心とかと一緒で「それは当たり前」なのだ。と、大変面白かった結果、寝不足である。
・鳩山の親の会社のブリジストンが(こう書くとイメージ悪いよね)エアフリーコンセプトという事で、自転車のタイヤでパンクしない物を発表した。樹脂スポークが中央部と外周部で違う形状で使われていて、中央のは昔見た樹脂スポークみたいな形だが、外周部は扇風機のファンというか、細かいフィン状の板バネみたいなのが沢山使われている。メリットとしては空気を使わないのでパンクしない事だそうだ。これを見て最初に思い出したのは、米軍のハマー用のノーパンクタイヤ。
こっちは自動車用でハニカムパターンのホイールで出来ており、かなりパターンは荷重で歪むのだが、それだけ追随性が高そうだった。ハニカムだと方向性は無いが、ブリジストンのは板バネで方向性がある。方向で多分特性が違うはず。あと、タイヤは当然ながらソリッドなので特殊な形で、ウレタンの台車タイヤみたいな感じだ。内部がソリッドなので形状の自由度は高いと思われるし、トレッド剛性とリム剛性を完全に切り分けられる。恐らく転がり抵抗は下げられる。
逆に問題としては重量が重くなりそう。モノコックにすればもっと軽量化出来るのだろうが、それやると横風に弱くなる。また空気抵抗も多分結構あるはず。重量も今の技術でも増えるだろう。トータルでの抵抗はちゃんと整備されたエアタイヤの方が軽いだろうが、空気調整すらしない人が多いシティーサイクルだとコンスタントに軽いのはメリットか。あと、リムが存在しないのでブレーキが気になる。リアだとドラムだからいいが、フロントにディスクをママチャリで採用するのは難しそうだけどなぁ。
トータルとしては心意気は買うけれど、メンテフリーの全部使い捨てみたいな感じに思えて、それって昔の樹脂ホイールと一緒だよね?って思う。私が学生だった頃はベルトドライブやシャフトドライブで樹脂ホイールとか言うバブリーなおもちゃが流行っていたけれど、今はコンベンショナルなタイプばかりだな。もっとも、ママチャリのリアはパンクすると修理がえらい面倒なのだが。
・タイヤと言えば先日大工道具の会社のブログで鋳物のキャスターを大型木工機に付ける理由は何故かというクイズが出されていて、答えが「転がり抵抗が一番小さいから」とあった。鉄道の車輪もそうだが、鉄同士だと変型する抵抗がほとんどないので、レールと鉄輪だと転がり係数が0.2~1と非常に低くなる。ロードタイヤやエコランタイヤで2.5、自動車用が10~15、砂地の自動車タイヤが300とかだそうだ。あのエコランタイヤより軽く転がるってのは驚きだ。そう言えば倉庫の横開きシャッターとかも、普通に考えると100kgの扉なんてかなり重いと思うのだが、吊ってある場合割と簡単に動く。中は鉄のキャスターと鉄のフレームだからだろう。
・千葉県の小学女児殺害事件は最悪な上に最悪な犯人でもうね・・・被害者はベトナム人だし、犯人はPTA会長で防犯やってたって言うし、事実は小説なんかよりずっと歪んでいるよ・・・さて、この事件でPTA活動について疑問の声が上がっているのだが、私もPTAを見直すべきじゃないかとは思う。多かれ少なかれ、PTA会長というのは問題が多いというか、地元でもへんな人が会長になって揉める事が度々ある。PTAという組織自体は必要なんだけどね・・・
PTAの会長の問題は、その人が能力で選ばれる事は稀という事だ。大抵が名誉や肩書きが欲しい権力欲でなるか、高い熱意でなるか、しょうがなく選ばれてなるかである。一番無難なのは最後で、熱意がある親からすると歯がゆいし学校運営に問題がある場合は困るかも知れないが、負担が少なく非営利な学校運営には向いてる。熱意が高いタイプは逆に負担が増えるし、往々にして熱意の方向が狂ってる。特にスポーツ系とかな。のんびりやりたい父母とギスギスしがちだし、温度差があるけど、まあ悪い人じゃなければいい。でも今回の事件でこういうタイプを装って悪さする人がいるのが分かったのが問題。最後の権力欲は否定しづらいのだが、熱意タイプとある程度オーバーラップする上、彼らは徒党を組んでたり役職を固めたりする割に運営がいい加減というか能力が足りない。このオーバーラップ例だが、地元の廃品物回収業者が何故かPTA会長に立候補して、誰もお前じゃ無理だよとは言えなかったのでなった。で、この会長任期中どうだったかは知らないが、終わった頃に横領事件ですよ。PTAの物ではなかったのだが、当然PTAの予算で同じ事がなかったのか?って疑問は出てくるし、PTAの情報網を悪用されてないかって話も当然出てくる。
本来PTAは自主的な組織であり、ただ乗りは許されないが強要されるもんでもないし、町内会同様任意参加でいいんじゃないかと思う。
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Posted at 2017/04/18 21:14:39 | |
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2017年04月17日
・祖母の遺品のアラジンのブルーフレームの修理を頼まれた。替え芯買ったけど交換出来なかったから、交換してくれという話だったんだが、気軽にやったら結構大変だった。説明書が丁寧すぎて分かりづらかったのはまあ仕方ないし3割ぐらいなんだけど、最大の問題は芯が固着して外れなかった事だった。以前から祖母のアラジンは火力弱いなーとは思っていて、調整機構(芯の送り出し量を調整出来る仕組みがある)で1度調整を試みたが駄目だった記憶がうっすらとある。
今日説明書通り芯が上がってこないので、固着だと断定してなんとか外して見たら、内側にサビが発生していた。灯油に覆われている場所が錆びるというのもヘンだが、緑青とか析出物の硬化みたいな感じのサビだった。それを取り除いて組み直して芯の量を調整して無事終わり。そして想像した通り、外した芯も残量はおそらく充分あった。98年製だから15年目ぐらいで固着があったと思われる。アラジンの39シリーズの芯調整(これで沢山出す事で固着も多少防げるはず)は、ノブを左目一杯に回して芯を一番下げた所で、黄色いリングと黒いクラッチを引っ張って切り離して、リングがついてる側の赤ピンにリングの赤を合わせる事だと思う。実際はその量だと最大火力が高すぎるので、少し下げても問題はない。私は灯油ストーブはここ数年使ってないのであんまメリットないけどな。
・仕事は昨日柱直してたらまた腰が痛くなった。腰をかばって膝曲げて作業してたら膝もちょっと痛いし、太りすぎと体力不足と年齢だな。巨峰園の棚下線の修繕を行い、ほぼ終わった。誘引も綿密に行えたので今年は作業効率も高いはずだし消毒も楽になるはず。巨峰園は周囲はしらが若干低いので、棚下線を直で横に出すとSSで走りづらいので、まあいいかなと。そのうち雨が強く降り出したので帰宅してポット苗定植の準備。
・夜は会議だったが、総会で方針が決まっていて、内容は丸投げ&身内回しなので、事務連絡などで終わった感じ。途中で少し議論もあったが、執行部にそういうのを会議で対応する感じはなかった気がする。まあ前向きな回答がある内容もあったけど、実現性はどうかなと。むしろ会議で答えると色々責任がついてまわるので、必要だったら執行部に直で話振った方が早いし親切というのが議論ベースで動いてない田舎のやり方だ。で、議論にしろ立ち話にしろ、あまり話が通る見込みはなく、トップと一部の組合の人達だけで物事が決まっているのを見ると、ここももう長くはないんだろうなと思う。というか実際問題終わりが見えているのだ、年金みたいに、東芝みたいに。という事で隣りの人とやーねーって話して終わった。
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Posted at 2017/04/17 23:38:27 | |
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2017年04月16日
・仕事は除草剤でハウス予定地の草退治、芝生張り、シャイン園の周囲も除草しに行ったら水路が溢れてこっちまで来ていた。水路に生えた雑草の根が詰まりの原因だったらしく、そこらへん鍬で切るのが大変だった。水路脇も除草。ハウス予定地も整地しかけたけど、昼以降はパープル園の棚下線の修理だった。こっちは微妙に張り直しや間柱の生け直しもあるので巨峰園よりちょっと面倒。しかし棚下枝の誘引が1世代新しい方法なので、気持ちいいぐらい揃っている。棚下線の誘引のコツ中のコツだが、「先端ほど蜜に」というのがある。先端というのは長梢なので枝が非常に転びやすいし、発芽が先に始まり枝が弱いので反りやすい。悪い癖がつくと後々面倒なので、ここをおろそかにしてはいけない。
・明日も天気がよいだろうから除草剤、巨峰苗園の誘引作業まだやってないので棚下にコンバートする。ハウス整地続き、らへんかな。ハウスは別に苗間にする訳じゃないから、もう建てても前々問題ないのが逆になんかひっかかる。なんつうか、世界の罠というか、きっと建てたら強風で倒されるとかその手の罠があるような感じがする。
・最近軽自動車も白ナンバーを選べるようになると聞いていたら、ラグビーの関係で先行的にもうはじまっているらしい。同じナンバーで白いプレートを発行してくれるみたいだ。私は特に拘りがないというか、なんなら黒字に黄色にしてくれてもかまわないぐらいなのだけど、いつも不思議なのは「ナンバープレートってどこでどうやって作ってるの?」という事。ほら、陸運支局だと希望ナンバーとかも出せるし、再発行も出来るし、あれ支局にプレスがあってその場でやってんじゃないのってぐらい早いイメージがあった。
で、調べた所、自光式(最近見なくなりましたね)は全国で一つのメーカーの物らしいけれど、残りは地方地方の民間工場が受託してやってるんだそうで、陸運局内部ではさすがに作ってませんでした。ナンバー偽造などあると駄目でしょうから、あんまりおおっぴらには業務内容にしてないか、大きな会社の一部門って感じなんでしょうけどね。稀に古い原付のナンバーなど文字がかすれている物もありますが、ナンバーは再交付が可能なので交換して欲しいです。
・昨日は花見日和で珍走族の音がこっちまで聞こえて来ました。ほんと珍走相手にはピアノ線合法化して欲しいわ。そんな爆音が好きなら捕まえてマフラー耳につけてエンジンがオーバーブローするまでレブ当て続けてやりたい。
・うるさいと言えばこっちはお仕事の一貫だと思うのでアレですが、自衛隊祭りでヘリがここ3、4日ほど地元と駐屯地の間を飛び回ってました。下から見た限りですが、OH1とUH60ですね。静音性にも気をつかっているらしく、ローター音は民生用より静かに感じますが、エンジンからの音が結構します。そして不思議なんですが、祭りでの飛行なんてわずかな時間ですし特にアクロやる訳でもないのに、ずっと飛行してました。ライト付けて薄暮でも飛んでましたし、なんらかの訓練要素があるように見受けられました。
考えられるのは地方巡業の時に指定ルートを飛ぶ訓練をやっているとか、駐屯地とのなんらかの連携訓練をやっているとかなんですが、訓練空域を設定出来ない都市の上空でそんなんやらないだろうし、なんなんですかね?OH1は相変わらず真っ平らで攻撃ヘリそっくりですが(そういやAH64来た事あったっけ?)、結局ドクトリンの変化で攻撃ヘリという物があんまり使われなくなってしまった感じがあります。
攻撃ヘリのメリットは対戦車で圧倒的なキルレシオ、運用が自在な事による機動戦らへんでしょうが、日本国内(つまり自衛隊の主な活動地点)で言うとソ連が大戦車軍団送り込む時代ではなくなったし、アウトレンジ出来るほど広い場所がなく、大まかに場所が分かれば野砲りゅう弾やMLRSで面制圧の砲がコスパが良い、対ヘリ対策が割と向上してしまった、ヘリで出来る事だったらVTOL機やCOIN機のが安くて強いみたいな感じがします。OH1もあれ偵察なんだろうけど、自前で武装付けて下手に近接するより、ネットワークで誘導だけ行ってた方がマシだろうし(ヘリ同士の連携は聞くけど、例えば車両発射ヘルファイヤーあたりをOH1が誘導とか出来るんかね?)
あと、攻撃ヘリ計画についてウィキを見たらUHXの談合事件で消えたとあった。道理で自衛隊の人達が少し奥歯に物が挟まったような濁し方をしていたのが分かった。現場としてはAH64Dが馬鹿高くて調達できないのなら国産のOH1改でUH化、AH化ってのを期待していたんだろうなぁ、かわいそ。
・怪獣映画で思ったのだが、なんで軍隊は上陸前の水中で徹底的に叩かないのだろうか?魚雷ってかなり威力が高く、対艦船でもASMやSSMが実用化される前は一撃必殺に近かったと思うのだが、調べると炸薬量がそこまで多いという訳ではなかった。93式酸素魚雷で490kg、米軍のも300kg、回天はさすがに盛りまくって1.5tも積めたらしいけど。航空爆弾で250kg~300kgはさほど致命的ではない。まあ500kg爆弾だと空母も一撃だった事もあるのだが、対装甲貫通能力というより延焼とかバイタルへのラッキーアタックみたいな感じがする。なんでそんな違うのかだが、炸薬の種類や船底など喫水線下を直に攻撃出来るなどもあるだろうけれど、水中だと衝撃波の伝達が良いのではないかとも思う。そこらへんは戦中の日本はまだ研究不足だったみたいだけど。
さて、怪獣を水中で叩くメリットとしては上で書いたように厳密な命中じゃなくてもダメージが期待出来るし、相手が遅いので無誘導でも当てやすいし、陸上での二次災害などの危険が少なく逆に反撃を受ける可能性も低い(っても、真面目に考えて航空機が怪獣に落とされるのは余程の飛び道具でなければあり得ないが)。逆にデメリットとしては飽和攻撃をするとダメージ評価がしづらい、野砲などは使えない、三次元的に回避される恐れがある、怪獣の体液などで海洋汚染(特に生物系の汚染、拡散)が懸念はされる。
とここまで書いて思ったのだが、そもそも海獣にその手の衝撃波による攻撃が有効なのだろうか?という点である。何故ならゴジラやKAIJUなどが来るのは深海と相場が決まっている。そうじゃないと発見されてない事に矛盾するからだが、一方でそこまで深深度でもないのではないか?と思われる部分もある。まあ仮に3000mあたりの深海に生息していたとすると、常に300気圧あたりに耐えている事にある。これが深海魚なら内部にも圧を入れてとなるのだが、怪獣は陸上に上がっても平気で活動しているので、余程上手く減圧出来るのでなければ耐圧性能がずば抜けて高いのではないか?って気もする。まあ2000mだとマッコウクジラも潜るそうなので、じゃあ鯨に爆雷が効かないのかよ?ってなるが。
となると陸上で攻撃している意味は爆発による殺傷ではないのではないか?という事になる。まあ実際劇中で良く出てくるのは熱線などの温度による攻撃だ。熱線であれば耐圧とは関係ないし、水中みたいに拡散しづらい。しかし怪獣映画では妖しい光線兵器は良く出てくるが、ナパームなどの燃焼系攻撃(ついでに酸欠も期待出来るが、海生生物に効くんかね?)はあまり見ない。まあスーツに延焼して事故になるからという理由が大きそうだけどな。他にはパトレイバーでも出てきたが「電撃」「毒殺」という手段もあまり見ない。毒は効くか分からないというのは分かるし、劇中だとそもそも放射能とか絶対毒だろって物にも平気だが。電撃はどうなんだろうね?
Posted at 2017/04/16 22:42:37 | |
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