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暇人ぶぅのブログ一覧

2018年02月07日 イイね!

研修会・食事予定入る

 ・全国的には大荒れの天気のようだが、長野県は今回は降雪の注意報もなく温度だけ低い感じ。昨日も薪ストーブで室温上げた後は様々な料理で熱を有効活用していた。まずゆで卵を作ってから燻卵の前段階のつけ込み、ストックバックとストローで省資源つけ込みだ。あとは再びホワイトシチューと、ジャガイモスープを作って見た。スープの方はジャガイモと言うけれど実際はタマネギとにんじんも入れたので、スープ段階だとホワイトシチューの肉無し程度。前回の出汁を基本的には踏襲して、昆布、カツオ、コンソメで少し濃い目に味付けもしてみたが、ちょっと昆布が多すぎて風味が目立つ。ただ、食べる分には市販品に負けない味で、きっと明日には無くなっているだろう。芋はそろそろスープに向いた煮崩れしやすい品種がなくなってきているので、潰すのが面倒になりそう。まあ形が残っててもいいんだけど、ネットリ系の風味がどうなるかも今度試すかな。あとはイチゴのコンポートを作って、今回はちゃんと蓋を開けて煮詰めている。イチゴ大福が美味しいように、イチゴ餡の餅も美味しいに違いないとは思ったが、確かに上品な酸味が最高だ。

 ・断熱した台所の温度は朝の時点で5.5度ぐらいあった。昼間も外気は2度程度だったが、6度ぐらいとキープ、また床と目線の温度差が0,5度ぐらいだった。外が急激に冷え込んだ時などは2.5度と0.5度ぐらいの差が出たりしていたので、それに比べると均質になった感じだが、まだ絶対的には低いかな。温室の方は昼間は外出していたので良く分からず。部屋の温度は割と高いので、きっとそっちも高かったんじゃないかとはおもう。暖房入れると中間温度が断熱前より上がるけれど、床温度の上昇が鈍い気がする。絶対的には以前より高いけど、やはりサーキュレーターで上と空気を混ぜないと駄目なんかな。昨日は床下で首をあちこち無理に回していたので首が痛い。

 ・その外出の用事は会議と研修、会議はまあ普通に終わったけど、なんか不穏な感じもありつつ研修に。こっちはとても参考になったが、補助金政策のあり方とか産業構造の疑問とか色々。研修会もまあまあ参考になりつつ、どこか不安な感じもする。

 ・何件か交流会の食事会も予定に入った。どのみち行こうと思っていた食事だったりするので好都合だ。
Posted at 2018/02/08 00:20:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年02月06日 イイね!

部屋が歪む・アクリルの切り方・床下断熱材張り張り

 ・昨日暖房を台所でガンガン入れてたらドアが閉じなくなった。先日外して断熱材入れて戸当たりも調整したのに、よほどの寒さで歪みが出ているのだろう。こういうの見ても部分暖房部分断熱って家にとっても良く無いんだろうなぁと思う。内窓作っても分かるが、収縮ってかなりあるみたいだし。

 ・断熱材をカットする専用の刃を買おうか買うまいか悩みつつ、色々検索してあれと思う記述を発見、確認したらその通りだった。まず断熱材用丸ノコ刃はエコ丸とかフラット4と言ったダイヤモンドカッタータイプの物がある。すごい薄手で切り散らかさないので飛び散らないのだそうだ。私が知りたかったのは、アクリルなどプラ板用の丸ノコがやっぱり同じような形状なので、流用出来るのかなという事。安い方が欲しい訳ではなくて、ディスプレイ用のアクリルをカット出来たら楽だと思ったからだ。もっともアクリルも普通のノコ刃で切れる。試しにマルチカットの奴で切ったらちゃんと切れた。ただし摩擦で小口が溶けるので、綺麗ではない。Pカッターより平面かも知れないが。
  そんな中、「チップソーを逆向きに使うとその手の切断がやりやすい」という話があって、さらに「専用の逆向きに使うチップソーがあったよね」という話が出た。そういえばアマゾンにプラ用なのに72Pの結構安い丸ノコ刃あったよなと思って見て見たら、案の定回転マークが逆だった。ただ現在はカタログ落ちしているっぽ。
  さらに、丸ノコではプラは本当は切りづらいという話で、比較にパネルソーやテーブルソーが出てきてなるほどと思った。これは私も最初勘違いしていた事だが、丸ノコの刃は車のタイヤのように進行方向に向かって走っているのではなく、逆回転して使われている。だから切りくずが手前側に飛んでくる訳だが、加工材を浮かせる方向に力が入るので、薄板が割れやすく塩ビなんかも着るとパキーンとかじって飛び散る。本質的には多分どっち向きでも切れるんだとは思うが。で、パネルソーであるが、あれの刃の回転方向など考えた事もなかったのだが、良く見ると裏面から丸ノコと同じ回転方向で上から下に切って行っている。テーブルソーもそうだ。

 ・温室は母屋と梁と波板の隙間を断熱材で詰めて気密、ちょっと甘いけどまあいいだろう。温度は室温=外気温=0度ぐらいの時で13度もあって、日光が当たっているともっと暖かいし、風が当たらないので体感的には20度ぐらい。実際測定部位ではそのぐらいの数字も出る。また集熱パネルをやっと塗って設置する事が出来た。塗り立てでもすでに40度を超えているので、いい感じだ。あと気密が必要なのは物置側出入り口だが、ここらへんから室内空気取り込みを行う装置を取り付ければ穴塞ぎにもなるし一石二鳥かな。物置天井もセンサーで測ったら13度あった。断熱材が全く入ってないので、黒く塗った所の熱が裏に出てきている模様・・・・物置と言っても家屋とくっついてるのにコレはないわ。
  それにしても、空気を使った集熱利用って全然熱が移動してくれないな。ソーラーの温水ならたいした面積でもないのにしっかり暖まるのに・・・ここらへんは「OMソーラー」や「そよ風」と言ったパッシブソーラーの人達の実例が参考になるのだが、熱密度、伝導率、比熱、色々違いすぎる。まず比熱と伝導率が低いので高温になった集熱パネルから効率的に熱を取り出せない。取り出せないとパネルから再び黒体放射をして熱が逃げてしまう。それを嫌って空気を強く当てたりすると、今度換気損失が増えてしまう。パッシブ系は基本外気導入で閉じた中で回す仕組みを備えていない物が結構ある。そうでなくても気流速度が上がると周辺に逃げる熱も増えちゃうから、熱移動させたい事とジレンマになる。だから換気を控え目にし、温度差を増やして熱移動を促進する考えで温度差を上げないとダンパーが作動しない仕組みを導入している制御もあるが、逆に言うとその間はエネルギーを使えず捨てているって事になる。
  そう考えると、パッシブソーラーにおいてもヒートチューブのような物を用いてより積極的に熱をくみ出すと共に、排気を吸気に再び回す、あるいは熱交換器を用いて熱だけ残すような仕組みが本当は理想なのかも知れない。

 ・AH64の墜落事故、痛ましい限りだが、偶然とは言え民間人の死者が出なかったのが救い。下手したら落下部品とか機体が密集地に降り注いで大惨事になりかねなかったんだなと墜落映像を見て感じた。だってメインローターが数百メートルの高さから落ちてきて当たったら一発だよ。それにしても、近年ヘリの事故のニュースが多い気がする。オスプレイはまあ特殊だから除外してもMH53とかAH1とか機種を問わず軍用ヘリが落ちてる印象だ。てか、米軍ヘリ、酷い落ち方もあるけど予防着陸に関してはこういう事故を見るとむしろダメコン上手いんかなとさえ思う。
  それにしても自衛隊の機体事故もここんとこ多く、平時の整備や機材調達に不安を感じる。UH60,U135,F4らへんで墜落や行方不明、出火などが相次いでいる。今回は偶々陸上に落ちたので映像も多く原因究明もされると信じているが、海上でフライトレコーダーやボイスレコーダーもなく落っこちているのの中に人的要因ではないのが結構あるんではないかと思うとなんだかな。また、整備不良が機体だけでなく武装でおこる可能性も怖い。誤射誤爆は決して冗談ではなく、以前F4でバルカン撃ちっぱなし事件があったし、AH1も初期の頃そういう事故があったと聞く。それが緊張状態のある場所で起こったりすれば事は一国だけの問題ではなくなる。幸いAH64は数も少なく、日本の国防上重要な役割を担っているとまでは言えないので、飛行停止して原因究明している余裕もあるだろうが、これがF15とかF35で起こったらえらい事だ(だからこそ、国防兵器を単一にした方が効率的でも絞りきらないと聞くし)。
  まだ原因は特定されていないけれど、整備直後だったという事で、今は整備状況のリポートのチェックなどがされているだろうが、ローターがはじけ飛ぶというのはよっぽどな話である。エンジンなんかは止まってもオートローテーション降下で今回ほどの大惨事にならなかった可能性もあるが。で、大きな衝撃音の話が多い事から「テールローターなり他の物との接触では?」とも思ったのだが、テールローターは残ったまま落下しているらしい。また最初にフラットスピンをしていたという話からも、テールの推力は残ったままローターだけ脱落?
  

 ・やっと床下のグラスウールボードが届いたので入れている。先週小ロットでテストしたので大体の感覚は掴んでいたが、やっぱりサクサク出来るのは嬉しい。唯一大変なのは繊維を吸わない方がいいのでマスクをすると、メガネが結露して見えなくなる問題。もっと本格的なマスクをすればマシだが、そうするとヘッドライトもつけて潜っているので色々きつそう。グラスウールはほんといい素材で、まず落下しない強度で填るけれど、変型で数㎜は吸収してくれるので、精度がなくても気密を取ってくれる点と、切断が楽な点。断熱材カッターは正直丸ノコの方がいいので失敗したなーと思っていたが、グラスウールを切る時には大活躍してくれたので満足。床下で現物合わせ余裕なんてスタイロじゃありえない。
  そして今更アホな事に気がついた。3袋いらなくね?製品は3坪分(6畳分)入っていて、張ってる場所は8畳。すでにスタイロと先に買った4枚(おおよそ1.3畳)で2畳は貼れてるので、1袋で充分じゃん・・・最初これ2坪入(4畳)と思っていたので、8畳なら2袋だけどちょっと余裕がないか・・・とか思ってしまったのが敗因だ。うーん、どうするか。廊下の床下に張って、寝室の床下に張ればある程度消費出来るし、残りは今作っている小屋の床下に入れる事も出来る。または大引間の断熱のスタイロの足りない部分に足す(多分15㎜のスタイロを下の支えにする)事でも使えて、有って困るって事はないんだが、労働力がまた食われる。
  もう一つ不思議な事なんだが、根太がはじっこで18cmずつで打たれていた。普通に考えるとはじっこで床と取り合ってからすぐ303ピッチでいいと思うんだが、床板かなんかを止めたかったのかな?263㎜2枚の526㎜から大体3枚(540㎜)取れるんで、部材にさほどロスは生じなかった。

 ・42㎜(実際は50㎜)の断熱材を入れた感想だが、足元の温度が2度ほど上がっている(途中計測で)。そして、室温の維持も楽になっている。今日も全国的に冷え込んでいて温度は低いはずだが、体感としては3日前の少し暖かい日みたいな感じである。これには壁の気流止め効果も多少は関係しているかも知れない。また、以前は暖房効いた部屋から廊下に出ても足元の差はそんなに感じなかったが、今は廊下を歩きたくない(スリッパ履いてても)に変わった。やっぱり良くなると悪い部分が許せなくなるって奴だな。さて、改めてスタイロどう入れようか。810で切って長さ910ぐらいだとまっすぐはなんとか入るだろうが、束を横に移動するのが多分辛い。もう少し短く600ピッチで切る事も可能だが、断熱材受けが450㎜ピッチ指定であるので短くすると部材の消耗(っても500円が1000円になる程度だが)が増える。長さの切断は適当にやってもどうせ同じ切り口同士で合わせればいいだけなので、そこの手間はさして無いが悩むな。とりあえず幅の切断が課題。パネルソーをさっさと形に出来ればいいのだが、その加工スペースがスタイロで埋まっている訳で、丸ノコガイドで切ってしまってもスタイロならそれほど曲がらないんじゃないかとも思ったり。これがベニアとかなら絶対無理だ。

 ・ダリフラ4話、うーんテンポがいいし王道の安定感がある。昨今の新作のアニメ作品は日常系を免罪符にとことんだらけきったマンネリ作品か、実験的すぎてついてこられない前衛作品に二極分化しつつあったと思う。もちろん、その中で良し悪しがある訳だが、昔の数が少ないアニメが狙ったボリュームゾーンは、長寿タイトル(ガンダムとかプリキュアとか。多分今はエヴァもそう、ヤマトも一応そう)が独占して新鮮味が薄かった。1タイトルも1クール12話が当たり前になって、非常に駆け足になるか原作付きになるか中途半端になるか。なのにダリフラは新作アニメなのに取っつきづらくはなく、キャラも話も新しくてもすんなり受け入れられる。無難と言うと保守的に響くが、設定いじくったり難解にする事が視聴者の支持と結びついてないクリエーターのエゴだと断じたかのような分かりやすさがある。落語のようにくすぐって欲しい所でくすぐり、分かっている話なんだけど笑える、そういう感じかな。きっと難解な設定は存在するけれど、ヤマトのようにそれを考えて楽しむというより、主人公ヒロインの等身大の視点で見られる範囲を丁寧に描く事に特化して背景にそこまで肩入れしてない。そもそも舞台装置がそういう疑似学園的トリカゴだしね。皆、気がついたのだ、コストを掛けて力作を作る時には逆に脚本は力投させると潰れるだけだと。もっとも、ここから舞台が動き出してどうなるかは分からない。
  個人的には02がかわいい、そのためのアニメだと思っている。02以外のキャラも魅力的ではあるけれど、02の持つ妖しさと奔放さが際だつ。というか、多くのロボ作品だと02的なキャラはライバルキャラによくいるタイプだと思うんだが。よく指摘されるのはエウレカのアネモネだが、エウレカは本編ちゃんと見てないので分からん。
Posted at 2018/02/06 23:20:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年02月05日 イイね!

小屋一応形に・寒み・アリイ飛燕

 ・小屋の屋根張り、ビニール貼りなんとか終わった。結局支柱を内に入れられたのだが、その分屋根が外側に移動してしまっているので、支柱自体を掘り直して多少移動させなければいけない。屋根はポリカの上でどうしても仕上げは歩かなければならないのだが、おっかないので腹ばいになって無様な姿勢でなんとか打ち直した。こんな時に小屋が倒れたらどうしようもないと思いつつ、どうしようもない。ビニペットは思っていたより使用量が多くて、廃材の大半を使い切ってしまったが、割と長尺材から欲しいサイズのがぴったり取れたりと無駄がなくて嬉しい。ビニールも、いつ買ったのか思い出せない奴がちょうどの長さだったので、張りは汚いが一応はカバー出来た。あとは隙間部分を塞ぐ事が必要だ。地面側はまあ抑えはあるが垂れ下がっているので充分そうだが、問題は物置と接している部分だな。滅茶苦茶な形状なのでどう塞いだ物やら・・・・ともかく、これで完全に塗れない場所が出来たので、ここでいくつかの作業や部材ストックが出来るようになって良かった。

 ・小屋を張り終わって買い出しに出たら雪がちらつきだしていた。積雪するという予報はないが、逆に寒さだけは厳しくなっており、さっそく薪ストーブで全開運転をする事に。部分的な床断熱が聞いているのが、外に作った小屋がそれでも効いているのか(嬉しくない事だが。壁がスヌケって事なので)25度ぐらいまで上がったけれど、床がまだ冷えたまま。暖房弱めるとすぐ20度切ってしまうな。カイロも発熱中は寒くても自転車で買い出しに出かけられるほどだが、止まると寒くて死ぬ。また玄関の温度計も別のを置いたけれど、どうも数字が信用出来なくて、5度ぐらい違う時がある気がする。

 ・アリイの積みプラの中で一番マシと思われる飛燕の仮組をボチボチやってみた。1/48って大きくて楽だなー、などと思った訳だが(なにせパーツを指で持てるんで)、やっぱり金型の痛みで各部の合いが悪いし、押しピンの修正やらリベット打ち直しやらまともに作ると結構手間そう。まあ出来ない部分はしょうがないと割り切って仮組をしていくのだが、いくつか問題が、一番は主翼と胴体フィレットの合いで、インナーパーツ入れて多少は膨らむだろうが、結構隙間があるようだ。またエンジンフードが外せ中にエンジンが入る関係で色々無理が出てしまっている。エンジンにそもそもマウントがなく、適当に挟むだけ(実際クリアランスはないので、どでも止まるとも言えるが)だし、これがフロントカウルとの合いを悪くしている。エンジンフードも何のフィッティングパーツもなくて置くだけなので、合いとか固定とか考えられていない。うーん、フード裏に適当な棒でも接着すれば良くはなるだろうけど、エンジンを露出出来るのも良し悪しだな。
  エンジンもひどいもんで、パーツの合いがガッタガタなのは修正するからいいとして、ペラの軸が仕込める訳だが、それがまた刺さって居るだけというか精度とか問題外。首振りしまくる。おそらくフロントカウルの穴でしっかり保持するから平気という判断だと思われる。モーターは充分に仕込めたので、それは唯一良かった点だ。
  パーツで酷かったのはやはりカウル、透明度がフジミの半分以下で、色も黄っぽければ表面もボコボコする。サンドペーパーで磨いてからコンパウンドで磨いて大分綺麗にはなったが、肝心の前側が未だ汚いし、面がしっかり出ていない気もする。あと、これは生産時期の違いなんだろうけど、一型でもカウルの前側に小窓があるのと無いのがあって、アリイのは小窓があるのだが、インナーパーツが存在しないため裏側がおかしな事になってはいる。それ言うと照準機とかも無いのでいいんだが。ここもかなり修正はしたが、フィッティング自体は上手く行った。
  機内色に関してはモデルでは濃緑色っぽいが、今はカーキ色に近い緑色という印象だ。ただレバー類がえらくカラフルなんだよな、これほんとオリジナルなんか?って思うけど。そしてシートが恐ろしく不格好。これも資料が少ない上に何種類かあって迷うのだが、どう考えてもあんな縁が深い物に座るはずがないので、落下傘を下に入れてクッションにする都合上なんだろうと判断はするが、だったらクッション込みで作って欲しい気がするし、パイロット人形が付くのでそれで隠れると考えたのかも知れない。シートもなんかピンの収まりがおかしく、浮かせるのが正解なのかなんなのか。
  さて、パイロット人形だが、これがまた乗せるには厳しい出来で、しかも胴体にヒケが入って化け物状態、頭と胴体のバランスもおかしい。が、これはお蛍さんに改造するベースに出来ないかと思って削ってみたら、案外いい感じになってきた。頭が大きいので作業が楽だし削る余地があるし、風防メガネがあるのでメガネ再現が楽。胴体は正直どうでもいいというか塗り色変えるぐらいしか出来ないが、一応襟とかも存在する。首は太いので、1度切ってアルミ線入れて少し上げてアゴとかホホを削って入れればいいんだろうな。
  フィギアで困るのは髪の毛だと思うが、試しにマスキングシートを適当に切って貼り付けたら48スケールならまあまあ見られる形になりそう。ただ色が全然違って塗れないので、1度組み付けた状態で全体を接着剤か何かで固定してから外してカツラにするのが良さそう。顔は塗れっこないので、メガネの縁だけ赤く出来れば御の字かな。
  灯火類としては翼端灯が角ではなく内側に上下分割でついているらしい(初期型は角で丁型あたりから上下)、うーんクリアパーツを刺してそこにファイバーを通すか?また尾灯は垂直尾翼の中央あたりにやはり左右貫通する形でついている。飛燕はラダーが結構大きくて上部を覆っているから他に付かないんだろう。他に無線アンテナの基部に編隊灯というのがついているらしい。編隊灯は透明という話もあったが、一般には薄い緑だそうで、発見されづらいように暗いらしい。いかにも軍用機という装備ですね。主翼左側にはタクシー灯。この調査の検索で5式戦の画像が役に立ったが、あれほんとFW190そっくりっだな、サイドビューはほんと間違える。とても飛燕の兄弟とは思えない。

 ・現代農業3月号 今回は耕種的防除をやっているブドウ農家さんの特集が役に立った。特にこれ以前から気になっていたんだけど「防除を水道水で」というのは私も考える所だ。特に綺麗な水が使えていた時と違い、最近水田管理が人手不足になって越水やオーバーフローで富栄養な水田の水が水路に来るようになったし、その水自体も少ない事が多い。まあ殺菌剤をその中に投入するので、菌密度がその中で問題になるかは多少疑いもあるが、手散布で水道水を使っている園では(他の要素もあって切り分けが難しいが)病気発生は特に少ないような気がする。もっとも、水路の水でも実用上は充分な防除効果が出ているのも事実ではあるが。
  草刈りに関する説明はもっと役に立った。「モンシロチョウが舞う程度になると、そのフェロモンを安全トリガーとしてヤガやスカシバが昼間のモンシロチョウの6倍来ている」という説は、あまり聞いた事はなかったので勉強になった。蝶が多いという事は開花しているという事であり、開花するまで草を生やしてはいけないという事に繋がる。
  もう一つ、高橋さんの連載も興味深いんだが、基本的に自然樹形の時代、大粒種はジベ処理しない世代なので、情報にやや時代遅れ感が以前はあった。なので最新の知見がどう出てくるかを楽しみにしているのだが、やはり自然樹形の話が多いのはちょっと残念、基礎なのは分かるけどね。で、短梢に関して「側枝から1本出しだとLAIが確保出来ないので複数本出して結果しないのを摘芯」という方法を提案していた。うーん、これは新しいというか、ちょっと取り組んでみないと良し悪しが分からない方法だな。
  まず葉面積問題は、確かに本数を出した方が初期は稼げるだろう。短梢は最初から新梢制限するしな。ただ、そうすると新梢管理の煩雑化、主枝側のみ暗くなる、房周辺の日照不足、伸ばしたい枝の伸長の低下などが懸念される。短梢は主枝間が2.4mぐらいあるので、その間の日照が使われないのは事実だし(じゃあ自然樹形が綺麗に使えているかと言うと、そういう事はない。ただ分散するだけだ)。また大粒種は樹勢が強く基部の副梢がすぐに伸びるので、後半のLAIは3ぐらいになるし、着色が悪いので自然樹形で作る品種よりLAIを下げるのが普通だ(という事を高橋さん自身が述べていた)。また結果母枝を長く多数残す事は基部はげ上がりの原因であり、現代農業のシャインマスカットを作りこなすという連載では逆に基底芽を使って結果母枝というよりコブみたいにして枝を取っていた。
  ただ、高橋先生の理論はちゃんと実学に基づいており、果実生産量が葉面指数に比例し新梢長に反比例するという事で、単位面積あたりの収量を2倍ぐらいにしているというコラムを読むと、まだまだ改良の余地があるんではないかと思えて来る。で、短梢で基部を長くせず葉面指数を増やすにはどうしたらいいのか?実はすごい簡単で、主枝ピッチを狭めれば収量は簡単に上がる事を以前高橋さんが書いていた。主枝長を1,2m、1m、90cmと短くするほど収量は上がる。ただし大きな見落としが2点ある。
  まずピッチを狭めると作業通路が狭くなる。新短梢の場合、そこに支柱を埋めて消毒車両が通る関係から、2m以下は厳しいだろう。それでも標準2.4mよりはLAIは上げられると思う。次は主枝が短くなると収量は増えるが果実重量が減り品質もある程度落ちる。だから、総量が増えても等級が下がって収益に繋がらないという事が出てくる。それを見据えた上で優秀な品種で成長調整剤を用いて高収量を得る、というのならば分かるんだが・・・

 ・明日は会議、断熱材が来るのでそっちの設置らへん。マイナス10度ですってよ奥さん。

 
Posted at 2018/02/05 21:37:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年02月04日 イイね!

また冷えてきた・水上機が最強だった訳・ワイン会

 ・小屋の屋根張り、以前落ちた痛い経験から、屋根の上で撃つという事が出来ないので、ハシゴをかけつつやるので効率が悪い悪い。下に荷物があるので脚立の移動も面倒だし、やっぱり段取り大事だよねと。外したトタンなど片付けたら大分作業しやすくなった。このトタンは農具置き場で使うかな。温室は組み上がるにつれ温度が上がってきてそこは楽しい。そして今更ながら決めてなかったビニペットの配置や繋ぎ方で悩む。長辺は内側にかけたのだが、短辺の内側には支柱や筋交いがあるので外側の方がいい。じゃあ長辺を外側につけたらどうかと言うと、支柱の位置がおかしいので面倒。でもそこを取り付けた方が仕舞いはいい。でも裏に柱が置けない。いっそ最初に柱を内側に移動していれば良かったが、今やるのはちょっと厳しい(絶対無理ではないと思うが)。こういう事を考えないで組んでるから効率が悪いんだろう。でも効率いいのは内側掛けだよなぁ、面倒だけど組み直すか?外側の2本だけの問題だから、内側のは触らないでいいし。

 ・パネルソーの部材作り、先人の教訓で単管に干渉しない位置に置けるように工夫。MDFにボール盤で穴をあけるのだが、ボール盤の天板(?)って固定治具を置くのにあまり向いていなくて面倒。クランプみたいなのは置けるんだけど、ボードみたいなのを留める方法がない。ここの距離が違うとスライドが斜めになってしまうので、無理にストッパー付けた。あとは丸ノコのベースプレートにも穴開け、実際は背面側からビス入れて反対側に木材でも噛ませようかと思っている。あとは、これを仮組してレールを固定し、さらにハイトを調整する事になる。

 ・今日は午後から本格的に冷えだした。風も冷たく、外作業から戻ったら薪ストーブ全開でもあまり暖かくならないほど。体が冷えていると温風ではなかなか暖まらない。温度計見るとちゃんと温度上がっているんだけどね。料理だが、餅を食べると食器洗うのが非常に面倒なのが悩みだったが、クッキングシートを使えば餅を焼いてもくっつかないという事の応用で、レンジでもくっつかないように出来た。ただ、シートと餅はへばりつきやすいので、食べる時にやや面倒。最近はチョコとあんこを包んで食べるのがマイブームで、これなら外側は汚れないので、シートを包装紙みたいにして食べるといける。

 ・また第二次大戦の戦闘機の話。メッサーシュミットの項になって、なんか博士自身の業績があんまり出て来ない。Bf109に関してもルッサー博士の功績が色々出てくるが、彼は元ハインケルの人材で、メッサーシュミットと発想が衝突するため1939年には元のハインケルに戻っていたりする。それはともかく、最高速競争の話が出てきて、He100が世界最速を達成した直後にBf109がそれを破り、RLMが競争をストップしてBf109が長く最速だったそうな。今はF8Fが1989年に出した記録が最速だそうだ。ここでBf109が最速と書いたが、これは純粋なレーサーで、本当はBf109と関係ないのでウィキでも本来のMe209の名前になっている。ミルヒがメッサー嫌いと言っても制式採用がBf109になってしまった以上、プロパガンダとして同じ機体が最速でないと困るという事情があったとかなんとか。で、本題はHe100以前の最速はなんだったかと言うとマッキ M C72である。水上機である。1933年である。色々おかしいと思うだろう。
   今は見る影もないイタリアだが、当時は世界最強レベルであり、エンジンなんかV12を2個くっつけたV24のフィアットAS6というエンジンで、過給して2500~3100馬力とか言う信じがたい出力があったそうな(この手の双子エンジンは割とその後も作られているらしく、DB600系だとDB610とかそうらしい)。ともかく、そんなハイパワーエンジンもあって709kmという数字をたたき出している。他にも紅の豚でシュナイダーカップという水上機レースで活躍したエンジンや機体が世界最強として登場している事も疑問だろうと思う。確かに初期のハインケルなど水上機は実用上便利なので多数作られているが、性能的に不利なフロート機なり飛行艇がなぜそんな高性能になったのか?理由は意外な事なのだが、「高速機を作ると離陸するのに非常に長い滑走距離が必要になるので、水上機じゃないと飛び立てなかった」という事らしい。今でこそ舗装した滑走路が3000mぐらいあるのが普通に思ってしまうが、昔はそんな物無かったし、フラップやスラットと言った高揚力装置もなかったため、高速向きの翼は離陸時もその特性を変えられなかった。という事で、当時は最強なのは水上機だったのである。そこらへんの実用性の無さはB29からおっことしてもらって音速をやっと突破したベルX1系よりはマシだが。
  あと蛇足だが、He100はほとんど実用機で746kmを達成したが、Me209は755kmを達成はしたが、標高が高い所で出している。良く最高速を高度込みで表示してある事があるが、それは高空ほど空気抵抗が減るため速度が出せるからだそうだ。だからまあ計測レギュレーションもあった訳だが、そこらへん守ってないのがメッサーシュミットらしい。

 ・今日はワイン会、スペイン特集だった。

 カバ・ブリュット/カルレス・アンドリュー カバもノンビンテージ
 ペネデス産が9割のカバ、シャンパーニュに学んだ二次発酵だそうだ。シャンパーニュより甘口で基本好き。いい香りがする


 マルティンサンチョ ベルデホ・ボガデス・アンヘル・ドロリゲス 15年
 ルエダ スペインの白ってこんな綺麗な作りなんだと感心した。暖かい地域だと思ったら、割とシャープな味

 ロウロ・ゴデーリョ・ラファエル・パラシオス 16年
 パルデオラス ゴデーリョとか言う品種がほとんどの白、マルティンサンチョより味が太い感じ。マルティンサンチョがソーベニヨンブラン的とすれば、ゴデーリョはシャルドネ的ではあるが、少しミネラリーな輝きがあってリースリング的なニュアンスもある

 ラ・ウエリヤ・デ・アダラス ボガデス・アルマンセニャス 09年
 アルマンサのグルナッシュ主体の赤、縁に紫が見られる赤。この段階からでもスペインワイン独特の臭みというか、癖を感じる。赤はまだスペインらしさがあるという事なのだろうか。開封後、急激に酸化するのか風味が変わるという意見があった。

 キーテ メンシア ベロニカ・オルテガ
  メンシア100% アンフォラ、多分オーガニックとかそっち系だと思うが、特にそういうニュアンスはなかった。アンフォラでも色々あるのかも。女性の作り手だそうで、言われて見るとそうなんかな。メンシア100%

ビニャス・デ・ガイン・ティント リオハ /アルタディ
 テンプラニーニョ100% 間違いなく美味しいリオハ、これもスペインって香りがする。赤のスペインって見分け方すごい楽じゃないか?色はとても濃くて光りも通さないほどなのに、色見は割とハッキリとした赤、黒や紫には感じられない。タンニンもさほどゴツゴツしておらず、他のワインに比べると酸が低くボディーが強く、こってりと脂が強い肉料理に合いそう。多分BBQソースとかでも負けない。フランスワインでBBQソースに合わせたら顰蹙物だけど。
 
 私はスペインワインは赤は濃すぎるし癖があり、白も同じく癖があると思って敬遠していたが、現代だと白は少なくとも充分ストライクゾーンに入ってくると思う。赤は書いたように料理次第かな。
Posted at 2018/02/04 22:26:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年02月03日 イイね!

ジャガイモポタージュ・He162

 ・今朝の台所の温度は7.9度もあった。確かに寝る前もお湯湧かしてたのもあるだろうけど、暖かいな。まあ最低気温がここのところマイナス3度以下らしいので、昼間は寒くても暖房かけられればそこまで寒くないのかも知れない。ベランダも床断熱の結果、鉄板が辛うじて触れる熱さ(65度ぐらいだと思う)になっていた。そこまで強烈に晴れなかったので室温は20度ちょい越えぐらい止まりだったし、蓄熱して65度なので1度冷やすとあっさり冷えちゃうが、外に居る分には快適。

 ・ジャガイモのポタージュが旨くて止まらない。結局1日で一鍋(6リットルぐらい)たいらげそう。以前から市販のポタージュの濃厚さと、単なるコンソメ煮込みのあっさり具合の落差が気になっていたので、今回はこってり系に挑戦。ただしコンソメ増量ではなく、昆布やカツオ出汁と言った旨味調味料も足した結果、充分にコクを感じる味になった。肉は本来は入れないんかも知れないが、明方(あけかた)ハムのレギュラーが今のところ一番マッチがいい。出てくる脂が引き立つ。同じく明方の醤油フランクは硬くてイマイチ。ニンニクはチューブで任意に足してる。どうも煮込むと消えちゃうし。芋は皮剥いたら切りもせず圧力鍋に投げ込んでマッシャーで1分ぐらい潰してれば出来る。乳製品は足すと悪くなりやすいので必要に応じて入れてるが、どうもまろやかになりすぎる気がするな。ここらへんはスジャータにジャガイモとタマネギのポタージュが出来て、素材公開してくれたのが役に立った。ただ野菜ブイヨンとか無いし、脂も足したくないし、今度はセロリと豚バラでも一緒に入れて見ようか。

 ・自転車、フラペにして走って来た。以前押してしまったワイナリーの坂も登り切ったが、ゼイゼイ言いながらで心配される。心肺機能も落ちてる。またシートももう少し高い方がいいのかも。スピードメーターは悲しいほど遅い数字で、登りは15kmがどんどん下がっていって10kmちょっとになった。下りは40kmまでは割と簡単に出たが、そこから踏み込んでもあまり伸びず、42.7kmが最大速度だった。その時もブレーキには何の不安もないのだが、どうもポジション的にレバーが遠くて気になるし、STIにはまだ慣れきってないので操作がやりづらい。多分慣れてくればもう少し伏せて腹筋で支えるのでレバーに水平に指が届くのだろうけど。変速を考えるとレバーは内側に押す力で上げる方向なので、力が必要なのは内旋運動で柔軟性がちょっとまだ足りないか、取り付け角度が狭すぎなんだろう。距離は5kmちょっとであった。改めて思ったが、坂と近距離はMTBで走って、ロードはもっと平地を遠くに行く時用だな、そんな場面滅多にないだろうけど。

 ・作業はなんかあまり進まず、ゴミ片付けしつつ、以前買ったはずの部材を探していたが、どうにも出て来ないので嫌になって再び購入、結構高いので痛いが、今作っている小屋は屋根が高くこれが置ける。というか床下に入れるスタイロエース切るの、長手方向だからパネルソーじゃないと辛いんだわこれが。短尺方向ですらナイフで切るのは一仕事だからな。
  自作パネルソーで課題なのは、精度とか置く場所とか切りくず回収とかもあるけど、一番はどうやって部材固定してノコで切るかだ。製品のパネルソーはパネル裏側から歯が出て表側から抑える構造だが、こうすると丸ノコ本体を手で動かす事が出来ないので自作に向かない。表側にノコと固定パーツ両方を配置するのって難しいだろうな、と色々考えてはいたのだが、厚物を想定したら逆に丸ノコは深切状態で固定出来るんだから好都合なんだとへんな事に気がついた。ま、あとはトグルクランプでクランプバーでも上下に渡せば出来るんじゃないのかな(適当)。
  ちなみに、そこらへんの情報を検索したらYoutubeにもいろんな動画があったが、感心するようなすごい手がある反面、大半が雑仕事、危険な作業方法、間違ったやり方な上、おそらく業者の映像もかなりある。これ参考にして事故とか不良物件が沢山出来てしまうのではないかと心配になるし、時代遅れの仕様(素人なので構造物がそれでいいのかは分からないが)だったりして投稿日を確認してしまう。特に大手は採用してない、押し出し発泡ポリスチレンの協会に入ってない某メーカーのは、以前心配した以上に酷くて笑った。ああ、このやり方なら精度のいいカットとか全く関係ないですね・・・って感じで。逆に工具や治具工夫している方のはほんとすごい。

 ・ドイツ戦闘機3博士の話でハインケルの項が終わった。RLMのグダグダっぷりがアホすぎて泣けるが、ハインケルもすっごい先進的な割に試作やりすぎて物に出来てないのが多いのも感じる。というか、クルトタンクが自分で操縦する現場設計士として個人名が残るのに対して、ハインケルはもはや会社としてのハインケルであって、その中にギュンター兄弟だのフォンブラウンだの天才を遊ばせているという感じ。そう、フォンブラウンがハインケルと組んでロケット戦闘機作ってたのね。
  フォンブラウンと言えばV2ロケットという弾道ミサイルの元祖な訳だが、後にNASAでアポロ計画やったように、このオッサンがやりたかったのは有人宇宙飛行である。なので、当初は航空機メーカーと組んでロケット飛行機も取り組んでいたらしい。ただ、RLMのヌケサクが邪魔してロケット飛行機の開発を禁止(ついでにジェットも邪魔してた)、フォンブラウンはミサイルに専念させられたという訳だ。
  RLMに関しては、トップのミルヒが「公平性のために探したが、ルフトハンザ時代以外良い情報が全く無い」「ミルヒの人間性を知った部下が全員距離を置く事に専念しはじめる」とか書かれていて笑う。さらにこれユダヤ人というね・・・もうなんと言っていいんだか分からん。大型爆撃機に急降下爆撃能力付けろとか言ってたアホな技官ウーデットもRLMなんだが、そいつをいじめぬいて自殺させたとか、もうどっちもどっちである。ベンチがアホやから戦争にかたれへんのや。しかもミルヒがやっと罷免されたのは敗戦直前で、その理由がMe262の高速爆撃機を作ってなかった事がヒトラーにバレたから(言うまでもなく、これは明らかにヒトラーの方が間違ってる訳だが)という。結局ゲーリングがクズなんだろうけど、ミルヒはメッサーシュミットを嫌っており(その理由は割と正当な経緯がある)、一方でゲーリングはメッサーシュミットを重用しているので、内部で仲が悪い物同士がけなしあって自滅していたのがナチの航空行政だった訳だ。だから、確かに扱いは悪かったとは言え、そういうグダグダのまっただ中に置かれなかっただけ、ハインケルはマシだったとも思う。
  そうそう、ハインケルと言えばBf109より優れているのに採用されなかったがHe100問題が出てきている。ガンダムのヅダのモデルになったと言われるアレだが、この本の著者はこの件に関してはRLMの判断に理解を示している。理由として、制式採用以前からBf109路線は内定しており、開戦前準備として兵站からエンジン供給から整っており、ここでHe100にいきなりスイッチする事が出来なかったと。特にエンジンに関しては供給能力上優先順位を付けざるを得ず、他国でも優秀機が後発で出てもスイッチしなかったり劣るエンジンの物を使ったりしているそうな(例としてアメリカのTBDデヴァステイターの後継でTBUシーウルフがヴォートで開発されたが、エンジンのR2800がF4UやF6Fやら優先度が高い機種に回されるため、なかなか生産開始にならなかった事が挙げらっれている)。
  もう一つ、ハインケルは書いたようにロケットやジェット機の開発に早くから取り組んでいて、ある意味ここが良い方式悪い方式の黎明期の技術評価をやってくれたので他の会社も実用化できたと思うのだが、もちろんハインケル本体も制式された機体がいくつかある。で、その中にHe162サラマンダーという当時としては最良であろうエンジン搭載方法の小型機があって、これがまた基本は短い直線翼みたいなんだが、バリエーションに後退角もあれば前進後退翼まであって、今見てもハインケル後期は現代機かと思うほど洗練されている(特にキャノピー回り、なんと射出座席もある。He162はエンジン背負ってるから飛び出したら吸い込まれるので)。そしてプラモでないかと思ったら、ちゃんとタミヤとかにあった。さすがに後退翼とか前進後退翼の物はなかったが、ペーパープランだし適当にでっち上げるのも面白そうではある。
  
Posted at 2018/02/04 00:58:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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