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2020年08月24日 イイね!

スープラをつくった男たち

スープラをつくった男たち「スープラをつくった男たち」…本当は「スープラをつくって下さった方たち」なのですが、今回は敬愛の念を込めて、こう呼ばせていただきます。

今から34年前の1986年1月、A60系のセリカXXの後継モデルとしてA70スープラは発売されました。その当時、スープラの開発にあたっていた中で中心になっておられたのがトヨタ製品開発室の和田明広主査(当時)と、久保地理介主担当員(当時)です。トヨタの社内で最終的に和田主査は代表取締役副社長、久保地主担当員は取締役までまで昇りつめられた方なので、いかに実力を秘めた方たちであったかが分かりますね。

当時のスープラ発表会の様子です。

おふたりを写真でご紹介します。


こちらが和田明広主査(当時)で、

こちらが久保地理介主担当員(当時)です。


この「スープラのすべて」を紐解いてみると…

「開発陣にとっては、全く新しい車でありスタイリングはもちろん、エンジンも足回りも全て一新して、トヨタの技術力を結集したクルマ作りだった。この機会にやりたいことを全部やろうじゃないかと意気込んだ。」(和田主査)


この「Motor Fan」の中にはこんな記述が…。
「スポーツカーと呼ばれる車というのは、若い人好みの車であるのも事実ですが、その他に本当に人生の充実したと言いますか、30〜50代の仕事もバリバリやっている、そういう方々が自分のアクティビティと言いますか、活力を示すものとして、あるいは自分のステータスを人に見せるものとしてスポーツカーを買っていただいているわけですね。我々としてはその線を狙って開発したわけです。」(久保地主担当員)

…なるほど、単なるスポーツカーを標榜して、若い年齢層のみをターゲットとして開発されたクルマではないことが分かります。発売当時のキャッチコピーが「1986年、GTがエグゼクティブの顔になる」だったことも納得です。70スープラは後期になって1JZを搭載するなどスポーツ性は高まりを見せていましたが、基本コンセプトはスペシャリティだと思っています。30年経った今でも30〜50歳代に入る私もそのターゲット層になっているわけですね。仕事もバリバリやっているかどうかは怪しいですが…(汗)。

エンジン開発秘話の話の中では…
「セリカXXあらためスープラにとって新しいエンジンは、7M-GT、3リッターツインカム24ターボと1G-GT2リッターツインカム24ツインターボだ。6M-Gは輸出用に途中から載せたが、国内用は5M-G から一足飛びの7M-GT起用だ。」

えっ、6M-Gは輸出用に途中から載せた?てことは、セリスーには5Mだけでなく6Mもあるってこと?もしそうだとしたら、セリスー界の希少車になるんですかね(画像は5M-G)。お詳しい方教えてください。

Out Run号の心臓部である1G-GTについてはこのように書いてあります。
「1 Gツインターボはもう2年ほど前に一応開発を終えていたが、無鉛ハイオクを使うかどうかのなどの問題などがあって発売が遅れた。モデルチェンジや車種追加タイミングの関係でマークⅡたちに先を越された格好だが、本来ならセリカXXに積みたかったエンジンだ。」(和田主査)
ツインカム・ツインターボの第1号がXXだったら、現存する個体の定番は1Gツインカム24ではなくツインカム24ツインターボだったかもしれませんね。

さらにこんな話題も…
「スープラの発売直後、いろいろな評論家の方たちからは、セリカの新しいスタイルに対してスープラには新しさがちょっとないのかなというお話で、必ずしも100%賛辞はいただけなかったのですけれども、実際はお客様にとって結構評判がいいんですね。」(久保地主担当員)
前身であるXXのスタイリングを踏襲しているといえども、先進的なのは同時期発売された流面形セリカと言えますね。セリカに対してスープラは、ロングノーズ・ショートデッキなと、古典的なスペシャリティですから、そういう見方があったのでしょう。

スープラが発売になって今年で34年、Out Run号が発売されてからも今年で30年になります。前回のブログにも載せましたが、スープラを購入したときは私も40歳、昔からの憧れと、自分の社会的な立ち位置、周囲の目つまり体裁、自分自身の生活環境などの間(はざま)で、購入を迷っていたのを思い出します。今、充実したスープライフを送ることのできている私にとって、久保地製品企画室主査(当時)が残されたこの言葉が心に響きます。
「自分がいいなと思うものをそのまま着てみる、つけてみる、乗ってみるということが、どうも人はどう思うだろうか、社会的に見てどうだろうかとなってしまう(中略)。そういう点から言いますと、まだスープラに乗っていただけるお客さんはたくさんいると思うんです。そういう方がもっと堂々と自己主張して、我々はのクルマに乗っていただきたいなと。それに耐えるだけの車には仕立て上げたつもりなんです。」(インターネットより)

最後に…
久保地理介様は、2015年に亡くなられております。謹んでご冥福をお祈りさせていただくとともに、スープラをつくって下さった方たちに、私なりの感謝を込めてこの言葉を送ります。
「スープラをつくって下さり、本当にありがとうございます。このクルマがあったからこそ、少年時代からクルマに憧れ、今でもその心を忘れずにいることができています。皆様が願いを込めてつくられたスープラをずっと大切にしていきます。」

「スープラをつくった男たち」終わり
Posted at 2020/08/29 15:00:37 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2020年08月04日 イイね!

庶民の私とスープラと…

庶民の私とスープラと…「皆さんにとって愛車はどういう存在ですか?」
「おぎやはぎの愛車遍歴」でも番組最後に似たような質問がゲストにされますよね。

「あなたにとってクルマとは?」

これです。

個人的に「おぎやはぎの愛車遍歴」を見ていると、「この人ホントにクルマ好きなのかな」と思うことがあります。次々にクルマを買い替えていくさまは、買う側や売る側はよくても、そのクルマにとって幸せなのかなと思ってしまいます(写真の羽場裕一さんは違いますよ。ビートルをこよなく愛する羽場裕一さんはクルマ好きで間違いありません。私は大好きです。)。

さて、その点、私のみん友さんたちに聞く冒頭の質問は少し意味合いが違います。一般的な「クルマ」ではなく、「唯一無二の愛車」だからです。さらに言うと、私のみん友さんたちは、一般的な常識の通用しない、立派な変○さんぞろいだからです(これ、最上級の褒め言葉ってやつです)。

「皆さんにとって愛車はどういう存在ですか?」

私にとってスープラは…
パートナーであり、憧れであり、人生になくてはならない存在であり、大袈裟ではなく御神体です(後半になるに従い変○度up)。
少年の頃から憧れ続けた1台だからこそ、御神体として、こんな扱いもできるのです(笑)。

カバーがいちま〜い

にま〜い

ようやくごたいめ〜ん

他にも…


稼働までの入念な暖機をしたり…


水温が平常になるまでは、2500rpmぐらいまでで暖機をしながら走ったり…(画像はかなり以前のもの)


あれだけ憧れた8ウェイスポーツシートでも直接座らなかったり…


走りながらオーディオを使わなかったり…(オーディオONでにょきにょき出て来るオートアンテナにとって、振動や風圧はあまりよくないのでは?)音楽はスマホ&ポータブルのBluetoothスピーカーを持ち込んでます。


触るとビニールがボロボロ落ちてきそうなサンバイザーは使わなかったり…(逆光は根性で対応(笑)、我慢できないときはサングラス)


早め早めの満タン給油をしたり…

挙げ句のはてには…

素手ではなく手袋をして運転したり…ステアリングすれ防止に一役買っているかも。

よく言えば大切に乗っている、悪く言えばバ○ですね。でもいいんです、人様に迷惑をかけているわけではなし、スープラへの愛情表現に関しては自分がよければいいんです(笑)。

しかも、すべてお金をかけない、庶民でもできる愛情表現です(ここ重要)。

先週は、その御神体を清めにいきました。


「洗い」にこだわる男は「水」にこだわる。…ウソです(笑)。
しかし最近の洗剤&水のオールインワンの洗車機は、どうもノズルから噴射される水に洗剤が少し混ざっている気がして(キレイにすすげない)、この郊外の洗車場を使っています。

今日は曇り空、洗車日和です。

擦らず、泡で包み込むように洗います。


高圧洗浄機は距離を離しながらすすぎます。

個人的には「洗い」よりも「すすぎ」「拭き取り」が大切なんじゃないかと思っています(根拠はありません)。

だから…




拭き取りは入念に…


足回りもキレイになりました(今日はすぐカバーをするので、タイヤワックスはやめておきました)。


このあたりで疲れもピークに。仕上げは手抜きコースで。

終わりました。


さすがに疲れましたが、御神体を無事清めることができました。洗車ダイエットできるかも…。

そんな庶民でおバ○な私に、律儀にスープラも応えてくれます。

エアコンを効かせながら走って11.37km/L…。

ちなみに調べてみると…

10モード燃費9.2km/L、平均燃費6.49km/Lとな?庶民の私を気遣ってくれて、ありがとうございます(笑)。

ちなみにスープラの発売当時のキャッチコピーは…

「1986年、GTがエグゼクティブの顔になる」
エグゼクティブ…上級管理職という意味らしい。

それから30年の年月が経過し…
「2020年、GTが庶民の顔にもなる」

…時代は変わったのですね(笑)。

Posted at 2020/08/05 19:41:15 | コメント(9) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

Out Runです。平成2年式トヨタ スープラ2.0GTツインターボE仕様に乗っています。子どもの頃からA60セリカXXに憧れて、いつかは…と思い続けてきました...

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