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2024年05月17日 イイね!

御料車 グローサーメルセデス(偉大なるメルセデス)

御料車 グローサーメルセデス(偉大なるメルセデス)メルセデス・ベンツ・770Kグローサー・プルマン・リムジーネ。いわゆる「グローサーメルセデス」
直列8気筒 7,603 cc スーパーチャージャー。御料車の本物(7台のうち1台)は、ドイツのメルセデスベンツ博物館にあり、現存する残り2台は宮内庁保管らしいので、今日は、ミニカーコレクション(昭和天皇ご在位60周年記念ミニカー)から(笑)
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5.6mの巨体。グローサー(偉大な)メルセデスの貫禄十分ですね。
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ちなみに、メルセデスベンツ博物館にある昭和天皇の御料車は、天皇家の紋章が外された状態でメルセデスベンツ社に引き渡された為、このフロントのマークはメルセデスベンツのマーク(スリーポインテッドスター)になっているとのことです。
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また、博物館のベンツは見様見真似?で作ったようで、この菊の花びらの数も違うとか(笑)
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wikiより。
「御料車導入にあたっての調査結果は威仁親王を中心として検討が行われ、結論として、イギリスのデイムラー(現ジャガー)社の車両と、ドイツのダイムラー(メルセデス)社の車両が御料車にふさわしいとして奏上された」
とありますが、結局、第1号御料車はイギリス国王のジョージ5世の公用車と基本的に同じ、デイムラーのデイムラー・リムジン 57.2HP 6気筒9.4リッター。57.2馬力(HP)に決まりました。
以後、御料車は下記のとおりで、WW2の戦勝国2国(イギリス・アメリカ)。敗戦国2国(ドイツ・日本)みたいな感じですな(笑)

ディムラー・リムジン 57.2HP(1913年 - 1927年)
ロールス・ロイス・シルヴァーゴースト(1921年 - 1936年)
メルセデス・ベンツ・770(1932年 - 1968年)
キャデラック・75リムジン(1958年 - 1970年)←マッカーサー元帥と一緒。
日産・プリンスロイヤル(1967年 - 2008年)
トヨタ・センチュリーロイヤル(2006年 - )←防弾車は3.7トン

後にも先にもメルセデスベンツ770のように36年も使用された(される)御料車はもう現れないでしょうね。
「日本に到着後、陸軍砲兵工廠で防弾装甲ボディに改装された。重量は標準仕様の770が2.7トンであるのに対して、防弾車は4.3トン。元々装着していたコンチネンタル製のタイヤは過大な重量のために摩耗が著しいものとなった。そのため、1937年(昭和12年)に、釘などを踏んでもパンクしないことを条件として橫濱護謨製造(横浜ゴム)に専用タイヤの開発を命じ、本車両用に設計された特殊タイヤが製作された。同社製のタイヤは、防弾仕様ではない他の車両でも用いられた」

EVは重量ガー、な人もビックリ(笑) 4トン超えですがな。しかも昭和12年に、その超大重量を支え、戦後は、道の事情も悪い中、全国巡幸を成功させた横浜タイヤの技術力も凄い。(1946年(昭和21年)から1954年(昭和29年)にかけて行われた昭和天皇の戦後巡幸の際の御料車)

「御料車として計7台を購入し、戦前期の1932年(昭和7年)に導入され、戦後の1968年(昭和43年)に引退するまで、36年間もの長期に渡って運用された。第二次世界大戦終結後に行われた昭和天皇の戦後巡幸において全国各地で走ったことで、国民からも認知されて「赤ベンツ」と通称された」

戦後、多くの国民が天皇が乗る赤い「メルセデスベンツ」を目撃。
日本における「メルセデスベンツ=高級・高性能」みたいなブランドイメージは、戦後ヤナセが、名士や、富裕層の名簿を元にアタックし売りまくったり、夏季は軽井沢に臨時のサービスステーションを作るなど、今のブランドイメージを築き上げた、と言う面もあるのでしょう。しかし、そもそも、その名士や富裕層が、「天皇が乗る車」としてあのブランドの車が「欲しい」と思う土壌が既に戦前から戦後に出来上がっていた事も大きいと思われます。
Posted at 2024/05/17 16:46:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | メルセデスベンツ | クルマ
2024年05月17日 イイね!

ホンダがエンジン捨てるってよ その②

昨日、ホンダがビジネスアップデートの中で「2040年にグローバルでのEV/FCEVの販売比率を100%」の目標にはブレはない、と再度表明。
そして財務戦略の中で「EVの本格普及期となる2030年度までの10年間で、約10兆円の資源投入を計画。将来成長に向けた果敢な投資と株主還元の両立を推進していく」と、ソフトバンクグループの「AIに10兆円!」なみの超大型投資計画を発表しましたね。
以前、
ホンダがエンジン捨てるってよ
でも触れましたが、
2022年度の営業利益は
二輪事業で過去最高の4,887億円
四輪事業で420億円
金融サービス事業で2,858億円
パワープロダクツ事業及びその他の事業で228億円

四輪事業の収益改善は喫緊の課題だったのです。
そして2023年度の決算発表で、
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で、2023年度営業利益率はいまだに二輪に大きく劣るものの、営業利益は5,606億円と額では二輪を上回り大幅に改善されたのです。
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要は、「4輪事業においては2018年から2023年度の利益改善みてください」
→こう視覚で見ると凄い改善ですね。
「ハイブリット車もアップデートして北米で沢山売れました。しばらく高く売れるハイブリットで稼いでいきますよ」
→足元は、ハイブリット車で稼いでいく。これはトヨタも同じ戦略ですね。
「4輪が儲からなかった原因は、車種ごと各国ごと(こだわって作った?)バラバラだったアーキテクチャー。これを集約しますよ」
→日本においては日本専用車は軽自動車だけにして、普通車は、これからインド生産の車とかガンガン入れていくよ。WR-Vとか。消費税込み2,098,800円 〜2,489,300。安いでドーン。みたいな。ガソリン車のみだけどね。
何と言っても主戦場は世界2大市場の北米と中国だから(by HONDA)
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バッテリーは、韓国企業は別にいいのだけど、ジャガーアイペイスの時の問題バッテリー供給企業だったLGエナジーソリューションとの協業は発表当時から、個人的に気になっているところです。
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2040年なんて今から16年も先。しかもその頃は日本の軽自動車比率は現行の40%から70%位になっているでしょう。ですから、日本においては、日産サクラに対抗できるというか凌駕するEVが必要でしょうね。あ、ホンダはその日産と組む予定でしたね。

こういうビジョンや中・長期戦略の立案と伝えることが苦手な企業が多い中、さすが、グローバル企業のホンダさん。ブレずに、長期ビジョン(10年、15年)を示し、戦略は財務戦略まで一体的に。そして周辺戦術もしっかり話されています。
Posted at 2024/05/17 15:19:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車会社決算 | クルマ

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「@どんみみ さん山手線発火事故「自社製品の可能性」 cheero、リコール対象のモバイルバッテリー「探しています」と再告知。これっぽいですね。忖度・・ブラック企業対象の放送はNHKしかやっていませんし、デンソー欠陥部品による死亡事故もNHKだけですし、民法は仕方ないですかね・・」
何シテル?   07/23 16:01
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