タイロッドのネジしろ違いから発覚した、、、

実験号のステアリング系に違和感があり、何度もアライメント計測をして修正。

でも、どうしても治らない。




ロックtoロックで、左右のハンドル回転数がかなり違う。

多少ならわかるけど、ビックリするぐらい違った。

そこから始まった原因探し。

ロックtoロックを合わせると、タイヤのキレ角が左右で全く変わってしまう。

タイプSってこんなのか？

と思ったけどそんなわけない。

そこから色々と目視確認。

タイロッドのネジしろが左右で全く違う！







これは、ステアリングラックとタイロッドの間に余分な物が片側だけ入っているな！

と思いブーツをめくってみるが、、、







純正パーツで、とても良好。

じゃあ何だ何だ？

もしかして、フレームがかなり歪んでいるのか？

いや、そうだったら、フェンダーやドアの隙間がおかしくなるはず。




何だろうか？

と思い撮った写真。

ここに原因が写っていたのですが、この時点では気がつかなかった。

いくらアライメント測定しても、寸法やタイヤ角度は問題ない。

うーん、わからない。

ボンネットを開けて、エアクリーナーボックス下のステアリングラックをじっくりと眺めた。




ん？

んん？

画像の右側が画像上にズレているように見える。

気のせいなのか？

ひょっとしたら、こんなものかもしれない！

うーん、わからん！

この日は戻ってから倉庫にある青S2000用予備サブフレームを探した。




うーん、左右同じになっている。

タイプSは変わったのか？

と思い、部品番号を調べてもらったら、、、初期型から最終型まで統合品番で同じ、、、

じゃあ何だ？？？

気になるけど、仕事を疎かにできない。

いつもよりもかなり効率重視で、ルートも最短を考えながらテキパキ。

それでも17時ぐらいまではかかった。

それから、長谷川整備レンタルさんのピットをお借りしてサブフレーム交換。

AP2の最終型にAP1初期型サブフレームに交換。

AP1用ですが、溶接補強をして、キャンバーとキャスターを増やせるように加工しているものです。




でも、サブフレームが原因か？

と思いながらも、やってみるしかない。

交換前に、タイヤとボディの位置関係を記録しようとアライメント測定。



これがどうなのか、わからない。

作業開始をしたら、通りすがりのウルフ！さんが手伝ってくれた。

彼は、楽しそうに手伝ってくれる。

きっと、S2000が好きなんだろう。いや、自動車が好きなんだろうな。
それぐらい好きになりたいものだ😁

彼と話をしながら、ふとステアリングラックを見てみると、、、

助手席側が上に持ち上がっている。




サブフレーム、上に反っているじゃないかー！

原因は絶対これだ！

クルマが好きすぎる、ウルフ！さんは、どれぐらい傾いているのかを表したいようで、曲がった板を持ってきた。

曲がっていたから参考にならないと思ったら、ハンマーでしばいてまっすぐにしていた笑





こんな感じ。

うーん、わかりやすいようで、わかりにくいかな笑

原因がわかったら、交換するのみ。




取り外して、正常品に変えるだけ。

うーん、良い感じ。

交換後、アライメント調整。








ほぼ揃いました。

でも、キャンバーやキャスターに自由度が増えたため、どうしようか悩む。

フロントタイヤが細いので、アンダーステアなのを改善しようと、、、





こんな感じにしました。

フロントはこれでも偏心カム位置は真ん中ぐらい。
リアは、フルキャンバーの精一杯アウトです。

長い時間、リフトアップしていたので車高も高くなっています。

ブッシュが馴染んでから、再度アライメント調整です。

帰り道、ステアリング操作だけで曲がる曲がる。

ひょっとしたら、サーキットではオーバーステアになる可能性もある。
でも、この前走ったサーキットのラップタイムは2秒ぐらい速くなっている感じがする

これで、当たり屋クズジムさんとまたお手合わせ願いたいものです。

あっ、あともう一つ手を加えたところがあるのですが、それは次の報告にします。

クルマが好きすぎるウルフ！さん、ありがとうございました。