• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2019年11月03日

サイドブレーキの使い方

サイドブレーキの使い方 皆さん、おはこんばんにちは~。

昨今のクルマはサイドブレーキ(ハンドブレーキ)がなくなりつつありますよね。
代わりに電動パーキングブレーキが主流になりつつあります。
そんな時代だからこそ、サイドブレーキを有効に使えるんだぞと言うことをアピールしたいと思います。

1.パーキングブレーキとして
サイドブレーキが存在する一番の理由は何と言ってもこれです。エンジンのON/OFFに関係なく、サイドを引けば機械的にリアブレーキを利かせます。
駐車中に衝突されたとしても、サイドブレーキさえ掛けておけば速やかにクルマは止まります。

2.坂道発進のために
これも基本中の基本ですよね。MT車の場合は1速に入れてゆっくりクラッチをつなぎ、前に動き出すようなタイミングでサイドを解除する。AT車の場合も同様ですが、Dレンジに入れてアクセルを開けて前に動き出しそうなタイミングで解除すればOKです。トランスミッションに関係なく1mmたりともずり下がることなく発進できます。

3.サイドスピンターンのために
ちょっと慣れが必要ですが、使えると便利ですよね。特にUターンしたいときに使えます。フットブレーキで荷重を前に移し、ハンドル操作でターンしたい方向にヨーを与え、そこでサイドを一気に引きます。
ドライ路面だとある程度の荷重移動が必要ですが、冬道だと面白いぐらいに向きを変えてくれます。最小回転半径の大きなクルマほど有効です。
Uターンは180度向きを変えますが、直角コーナーのように90度向きを変えたいときにも使えます。

4.ショックゼロの停車をするために
特にトルコン式ATで有効です。トルクコンバータを使った車両の場合、停車の時フットブレーキだけだと静かに止まるのが非常に難しいですよね。必ずと言っていいほどカックンとなってしまいます。それは止まる瞬間の制動力が強すぎるからで、かと言って止まる瞬間にフットブレーキを緩めたらトルコンのせいで勝手に前へ進もうとして止まりません。
そんな時は、フットブレーキで停止直前まで減速したらサイドを引いてフットブレーキをゆっくりと緩めます。コツは減速Gが変わらないようにフットブレーキからサイドブレーキへと移行すること。
そしてフットブレーキをリリースしてサイドブレーキを少しずつ緩めながら停車します。フットブレーキよりもサイドブレーキの方が微弱な制動コントロールが出来るため、停車時のカックンを大幅に低減することが出来ます。

5.スムーズな発進のために
特にトルコン式ATで有効です。Dレンジのまましっかりとサイドを引き、フットブレーキをゆっくりリリース。サイドをゆっくり解除していけばショックゼロで発進できます。
フットブレーキリリースしてアクセルを踏む場合は、フットブレーキリリースの瞬間に後ろに荷重が移ってカックンしてしまいますし、すみやかにブレーキ操作からアクセル操作に移行しなければなりません。
しかし、サイドから発進する場合は既にフットブレーキの操作が必要なくなっているため足はアクセル操作に専念できます。

6.下り坂での加速抑制に
前輪駆動と一部の4WD限定です。シフトダウンしてエンジンブレーキを掛けているけど減速が不十分な場合、エンジンブレーキが作用しないリアにも制動力を与えるため緩くサイドを引きます。
ただし、下り坂のストレートに限定されます。サイドを引きすぎるとテールスライドが発生して危険ですし、コーナリング中だと荷重がかかっていない側の車輪からスキッドしてしまいます。コーナリングする前にしっかり速度を落としておきましょう。


さて、サイドブレーキの話は以上です。
続きまして、コーナリングの仕方です。



この画像のようにコーナーが長く続く場合、そのクルマのステアリング特性を考えたステア操作が必須になってきます。
ステアを切りすぎるとクルマはインに向きを変えて対向車線へはみ出してしまいます。
逆にステアの切れ角が少ないと曲がりきれず路面から外れてしまいます。
ステアを切り過ぎなら緩めることになりますが、逆のヨーが発生して滑りやすい路面ではコントロールを失ってしまうかもしれませんし、何よりもステア特性をドライバーが理解していません。言ってしまえば下手くそドライバーです。
また、ステアの切れ角が少ない場合は切り足すことになりますが、ゆっくりと切り足さなければヨーが発生してしまいやはり危険です。
ですから、ステアに頼らずアクセル操作でコーナリングします。インにクルマが向くならアクセルを開けて、アウトにクルマが向くならアクセルを緩めれば良いのです。
アクセルコントロールでコーナーのラインを操作できれば、ステア操作は一発で決まります。ただし、アクセル操作も慎重に行わないとやはりコントロールを失ってしまう原因になります。
特にステアの切りすぎでクルマがインに向いた場合、ステアを戻さずアクセルを開けることになりますが、加速しすぎると今度は外に飛び出してしまいます。インから外へクルマを向かせるためにアクセルを開けるのではなく、これ以上インに向かないためにアクセルを開ける。そんなニュアンスです。

これらはコーナリングのための基本中の基本的知識ですが、頭でわかっていてもすぐ実践で成功するものではないため、奥が深いですよね~。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at 2019/11/03 18:24:34

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

白熊
avot-kunさん

母との別れ
緋色の流星☆彡さん

今週の晩酌 〜 雅楽代(天領盃酒造 ...
pikamatsuさん

天気悪い中、安和(あわ)海岸を観に ...
S4アンクルさん

みんカラ:モニターキャンペーン【キ ...
ドクロおじさんさん

コンパウンドの粒度と番手
ヒデノリさん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

shomajin55(しょーまじんごーごー)です。よろしくお願いします。クルマと言えばMT(3ペダル)を絶対と考えている少々硬い人間です。 真面目とよく言...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/5 >>

    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

ECU再学習 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2016/07/22 00:44:32
MT操作の話 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/01/18 01:35:40
DIYアライメント測定 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/10/13 19:04:21

愛車一覧

トヨタ オーリス トヨタ オーリス
トヨタ オーリスRS(ZRE186)の初期型に乗っています。 2012年11月にヴィッツ ...
トヨタ ヴィッツ トヨタ ヴィッツ
2008年9月マイナーチェンジのヴィッツターボで、TRD Turbo-Mというカスタマイ ...
トヨタ ヴィッツ トヨタ ヴィッツ
初めてのマイカーでした。 初めてのマイカーがチューニングカーというのもどうなんだとツッコ ...
トヨタ カローラフィールダー トヨタ カローラフィールダー
実家のクルマです。2006年8月に購入しました。 敢えてモデルチェンジ前に購入しました。 ...

過去のブログ

2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation