先日MedianavのファームアップをしましたがBTの接続不具合は別によくなっていなかったので、WindowsPhone8.1ユーザーの僕はステレオジャック(AUX)でスマホを繋ぐかUSBメモリーでmp3を聴くほかなさそうです。
どうせUSBメモリーを差すならついでに何かできないものかと調べてみました。ナビ代わりにしたかったAndroidタブのGPSの掴みが悪いので、できるなら簡易なものでもナビを使えないかと思ったためです。
要するにカスタムファームウェアをインストールすることになるわけですが、CLIO4に搭載されているMedianavは @SRぶいーん さんに教わったとおり Windows CE でした。
CEのバージョンは6.0かもという記述を見かけましたが不明です。→ Windows CE 6.0 Embedded でした。
さて、Daciaとルノー車に搭載されているMedianavのCFWは2種類が広く知られていることが分かりました。MenavrusとMedi@skinです。
Menavrusはトルコ語、Medi@skinはフランス語が開発ベースになっていますので、どちらもおぼつかない僕はGoogle翻訳に頼り、日本語翻訳だと正確な意味がとれているか不安なので英語に翻訳しながら調査を続けました。
Menavrusは有料でライセンスを買う方式で、いくつかのナビゲーションソフトも利用できます。またリアカメラの利用ができるのが長所です。120トルコリラからで、リアカメラつき、フロント+リアカメラつきなどもあります。国外発送に対応しているかは不明ですが、カメラだけ別調達も可能かもしれません。
Medi@skinは無料ですがカメラは利用できません。
(その後、カメラを接続し認識させる方法が発見されました)
双方ともほぼ同じ方法でhackしているようなので、共存はさせない方が良さそうです。特にMedi@skinのほうはMenavrusと共存不可とはっきり書いています。
リアカメラは魅力ですが、カメラもないし工事も面倒なので無料のMedi@skinから試してみることにしました。公式サイトにインストール方法が明確に書いてあったのもMedi@skinを選んだ理由です。
アンインストール方法も提供されるので、ディーラーに出すときや4.0.4以降にアップデートするときは一度まっさらにした方が良さそうですね。サービスで勝手にアップデートされて壊れたらつまりませんし。
※ まず、Medianavは4.0.3にアップデートしておく必要があります。
※ ここで紹介する方法でMedianavが文鎮化したり壊れたりしても私は全く責任を負えません。At Your Own Riskでお願いします。
※ USBメモリーには相性問題が存在する可能性があります。(→参照)
※ また現在Medi@skinは公式フォーラムへの登録をし、承認された人しかダウンロードURLが明かされないようになっています。フランス語で詳しい自己紹介を書かないと承認してもらえないのですが Google Translate を使えば割となんとかなると思います。それも面倒な人は(実際面倒ですが) mega.co.nz に昔ファイルがあったので、それと medi@skin で検索するとURLがわかるかも…
ファイル名は
mediaskin403_lite.rar
です。
4.0.2にも当てられるようになったような記述がありますが未検証です。(2014.12.23)

ダウンロードしたファイルを8GB以上のUSBメモリーのルート直下に展開し、MedianavのUSBスロットに差してキーを差し込み、エンジンスタート。キーを差し込むだけでACC電源が通るので、気をつけてください。公式のファームアップと同じように更新するか訊いてくるので、[更新]をタップ。

更新が始まります。一度再起動がかかり、さらにインストールが続きます。インストール終了後、もう一度インストールするか訊いてくるので、[←]を押して更新をキャンセル。この状態で既に見慣れないアイコンが出現していますが、押したくなる気持ちを抑え説明書きの通りにエンジンを落としキーを外してMedianavを完全停止させ、USBメモリーの中の upgrade.lgu ファイルを削除。
くどいようですがエンジンを落としてもキーを抜かないとACC電源は入りっぱなしなのでMedianavが落ちません。外しても10秒くらいはそのままのようです。10秒以上待ってからUSBメモリーを差し直し、キーを入れて再起動しましょう。

起動すると各画面の右上に怪しげな丸く赤いアイコンが出現しています。キーが利くようになるのを待って、おもむろにタップ。小さいので押しにくいですが、点滅したら押せています。

これがMedi@skinの基本のスキンです。3つのスキンが同梱されていて、自分で作ることも可能です。各種ボタンはiGO8というナビゲーションソフト、そのスキン変更版(多分)、通常のMedianavに戻る、音楽や動画を聴く、アプリケーションの起動、設定、になっています。現在の速度や標高も表示されます。

別のスキン。基本的にできることは一緒。まだ走っていないのでスピードメーターの正確さは不明ですが、これはOBDを参照しているわけではなくGPSの移動距離を時間で割っているだけだと思われます。

動画の再生。mp4とaviに対応しているとのこと。aviと言っても様々なコーデックがあると思いますが、昔DivX6か何かでDVDをリップしてエンコードした僕のスカイダイビング動画は再生できました。

ダブルタップで全画面再生。
どうやら元のWinCEに日本語フォントがあるためか、曲名参照時などにはきちんと日本語が表示されました。設定画面などまんまWinCEなので選択が指だと困難です。NintendoDSなどのスタイラスがあると操作しやすいかもしれません。
さて、肝心のナビゲーションなんですが…
長くなったので一度切ります。結論から言うと、まだナビゲーションは使えません。
(追記)
ファイルの所在を記すのを忘れてました。
Medi@skin
http://www.mediaskin.ovh/
Menavrus
http://naviturk.com/
Google Chrome で各言語→英語翻訳 をしながら読むと楽かと思われます。日本語でもなんとなく意味はわかります。
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ルノー純正Medianavでカーナビ | 日記
Posted at
2014/10/13 00:02:05