前回の続き
そんなわけで「ピンボールの殿堂」という名の"Pinball Hall of Fame"にハマっていた頃、2013年に大学時代の友人たちと米西海岸旅行しようよという話が持ち上がりました。
当初はL.A.とサンフランシスコ、およびヨセミテを見よう~という話だったのですが、どうしても"Pinball Hall of Fame"実店舗に行ってみたかった僕は「グランドキャニオンを見る」という理由をこじつけて友人を説得し、ラスベガスをねじ込みました。
当時アメリカに赴任してた友人と久々に会う旅だったので、ロサンゼルスで合流しサンタモニカのあたりで一泊、
次の日はレンタカーを借り、陸路でラスベガスを目指します。
途中初の左ハンドル右側通行を練習などしながらでしたが、とにかくまっすぐで何にもない砂漠をひたすら数時間(6時間くらいだったかな?)走ったと思います。
誰もカジノには興味なかったのですが、どうせラスベガスに行くならば一番アホっぽいホテルに泊まろう、ということになり、ピラミッド型のLuxor Hotelのスイートを予約していました。
スイートといってもラスベガスのホテルは非常に安い。カジノやショーなどのアトラクションで金を落としてくれれば良いという考えなのでしょう、スイートルームでも1人一泊$50もいかなかったような記憶があります。

ルクソールホテル
ピラミッド内部は空洞で、1Fはカジノとフロント、内部を上階から見るとこんな感じになっています。

壁面に客室がひっついているような構造ですね。
当然外壁はピラミッド型の斜面に当たるわけで・・・中はこんな感じになっています。
現代の住居にピラミッド型のデザインが採用されない理由が判明しました。
部屋の真ん中に立っていても壁が迫ってくるようで、広い床面積の割に圧迫感が半端なかったです。
このホテルには新館もあってそっちは普通の建物なので、思いつきでやりきってしまったピラミッド型ホテルに泊まりたい方はご予約の際お気をつけください。
カジノに興味がないとはいえさすがに世界一のハリボテ空間、目立ちたいだけでここまでやってしまうというのはそれだけですごいことです。Stripという名前のメインストリートを歩いているだけでなかなか楽しめます。
たとえば宿泊ホテルのルクソールが夕方になると

頂上が怪しく光り始め、

ビームを放つ!!
とか、

ファンタジー的中世をモチーフにしたエクスカリバーホテル

ニューヨークの摩天楼群・・・をひとつの建物にした New York - New York Hotel
僕もカジノでちょっとだけ賭けてちょっとだけ儲かりましたが・・・
で!
一通りカジノホテルを見て楽しんだあとはお目当ての"Pinball Hall of Fame"に向かいます。
場所は中心部からはかなり離れたところにあるので車で移動ですが、夜は結構暗くあまり安全な感じはしない地域です。洋ドラのCSI無印はここが舞台ですが、だいたいこういうところで殺人が起こります・・・

外観
外から見るとかなり入りづらいです。が、中に入ると・・・
所狭しとピンボール台の行列が!!
1プレイは25セントか50セント。古い台は安く、新しい台は高いようです。これは古い台は救済措置が乏しくすぐボールロストするためと思われます。そのぶん、手玉も5だったりと多く設定されていることが多いんですけどね。
さて、せっかく当時の写真を引っ張り出したので実機の確認を・・実は撮るだけ撮りましたがちゃんと確認するのはこれが初めてです。

Gottlieb製のストリートファイターII

データイースト製 Star Wars

暗くて見づらいですが、スターゲート

スーパーマリオ
スーパーマリオブラザーズ初代のようですが、テーブルのマリオをよく見るとスーパーマリオブラザーズ2のマリオのデザイン、ロゴは3のものが使われていることが分かります。Gottlieb社製。

Strike'n Spares

名機、Funhouse
Williams製

少し古いエレメカ的な、Centigrade 37

DATA EAST、バットマン

個人的に大好きな、SPACE SHUTTLE

名作PINBOTの続編、BRIDE OF PINBOT

これは知っている人も多いと思われる、Ster Trek TNG

Star Trek TOS と、その隣にターミネーター

FUNHOUSEそっくりの人形の頭が数体見える、ROAD SHOW

ORBITOR
凹凸のあるステージと電磁石で意味の分からない挙動をする台でした・・・(
参考動画)

Neptune

名称不明;450ドルで for sale だった
当時ほぼ最新作の三つ、最後のピンボールメーカーStern製

Transformer

Tron

AVATAR

ウェルカム感が全く感じられない受付。しかしプレイ中苦戦していると掃除をしているスタッフが攻略法を教えてくれたりします。
ピンボール以外も、

PONG的なゲーム

名作ペーパーボーイ
などなど、初期のビデオゲームも。
全てが全て稼働しているわけではないのですが、150台以上あるという台のうち半分くらいは電源が入っていました。状態も大変良かったです。
確かここで15ドルくらいを両替して、2~3時間くらいプレイしてたけど全然減らず小銭だらけでホテルに帰りました。
基本的には非営利の施設なのでこの価格が維持されているのでしょう。
Google Mapに
店内のストリートビューが公開されていました。
Pinball Hall of Fame
Address: 1610 E. Tropicana, Las Vegas NV 89119
Google Map
website:
http://www.pinballmuseum.org/
ちょっとシルクドソレイユでショーを見ようと思ったら$100、普通のレストランで食事をしようと思ったら$50くらいすぐ飛んでいくこの砂漠の街にあって、ほんとうにオアシスのような場所でした。
ピンボール好きなら、ここだけのためにベガスに行っても元が取れると思います、本当に。
というわけで、突然思い出したピンボール旅行の掘り起こしでした~
Posted at 2018/06/15 22:00:05 | |
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