その騒動の経緯からもWilliams/Ballyのライセンス先は決まっているのではないか、と薄々思っていたのですが、前記事のコメント欄で黄色ナスさんとやりとりしていた通り、 Zen StudiosでのWilliams/Bally台エミュレーターの発売が決まりました。
Farsight Studiosのライセンス失効が6月末、そして10/9にはZenからの発売ですから、これはそもそもZenへの乗り換えが前提で始まった話であると考えるのが自然ですね。
Zen Studios は Zen Pinball、Pinball FX シリーズの開発会社で、すでにデジタルピンボールの世界では老舗ですが、Pinball FXはグラフィック的には最高峰と言っていいものの物理挙動がハイスピードゲームを好む層にアプローチしすぎていて、クラッシック台の再現を好む層からは敬遠される傾向もありました。確かにそれでハマるとドーパミンが出るようなプレイもできるので、好まれるのもわかるのですが・・・
その後、「Pinball Hall of Fame: Williams Collection」の開発会社であるFarsight Studiosは、Williamsのピンボールに飽きたらずGottliebやBally、Sternといった企業の台にも手を伸ばし、後には Kickstarter 経由でスマホ/タブレットをターゲットにリリースした「Pinball Arcade」で爆発的ヒットを生み出します。この時点で「Pinball Hall of Fame」という名前がタイトルから無くなるのですが、実は「Pinball Hall of Fame」というのは実在のゲームセンターの名前だったのです。
Wii版「Pinball Hall of Fame: Williams Collection」に惚れ込んだ僕は、アメリカ西海岸旅行をしたときにわざわざここを組み入れ訪問することになります。
Forza Horizonはこれまで、米国コロラド、地中海沿岸ヨーロッパ、オーストラリアと舞台を移して来ました。現実の地域をコンパクトに再構築したオープンワールドステージで世界最大のモータースポーツ・フェスティバルが開催されているという設定で、一般車などが走る中スーパーカーからルーテシアRSのような一般スポーツ車、はたまたクラッシックカーやオフロードカーでレースを基本とした様々なアクティビティを楽しむというタイトルです。
運転の味付けはカジュアルながらForza Motorsportシリーズをベースにしているため、簡単ですが作り物っぽくはないという絶妙なバランスが持ち味です。
Gran Turismo もようやく PS4 向けのタイトル Gran Turismo Sport が発表され、今年の11/15に発売が決まったようです。GTシリーズの開発をしているポリフォニーデジタルの欠点は開発スピードの遅さなのですが、今作はFIAと連携して現実のレースとつなぐようなライセンスの仕組みに踏み込むとか。ゲーマー出身のトップレーサーという第二のクリスチャン・ローブが生まれるか、こちらも楽しみですね。