
日曜日、去年の12月にもお手伝いしたGRPの耐久レースにまたサポートとして入りました。
簡単に説明すると、GRPというのはルノースポールのアフターパーツで有名なキャロルさんが、首都高バトルのメーカーGenkiさんとタッグを組んだレーシングプロジェクトです。キャロルさんらしく、スポーツドライビングの裾野を広げることをテーマに据え、勝つことだけが目的ではない(というか勝つことが主要テーマではない)レースプロジェクトで、和気あいあいとしたアットホームなチームです。では何が目的なのかというと、スポーツドライビング人口の拡大というのもありますが、前回から手伝うようになった僕の勝手な印象では、毎回テーマに沿ってベストを尽くすことが重視されている様子。
ルノースポールのような身近なスポーツ車でもおっさんたちが一致団結すればこんなに楽しめるんだ、ということをアピールしたい、そんな理念が通底しています。
前回はメガーヌ3RSでしたが今回はルーテシア4RSでの参戦!
キャロルアイテムの開発のためにサーキットを走りまくっているキャロル号とは言え、4時間も走り続けるのはなかなかハードな仕事。大丈夫なのだろうか…という一抹の不安はありましたが、そんな心配をよそに、ルーテシアは安定した走りを見せてくれました。
さて、車は完璧に仕事をしてくれたのですが、今回はSensei@R先生がお仕事で欠席だったので、記録係は僕一人ということに…。
前回はそもそも記録することを考えてなかったので、一瞬で消えてしまうテレメトリーデータをラップごとに記録するという手作業が発生しており、先生と僕はその作業に忙殺されていたのでした。
テレメトリーライブの仕様が前回のままで一人となるとゆっくりトイレにも行けません。2分以上席を離れられないので、これはお腹の赤信号!たいへんいかんということで、急遽システムをバージョンアップさせることに。周回判定とタイム・燃費記録を自動でさせるようにしました。
同時にマップ上に車の位置を表示する機能もくっつけました。あんまり頻繁にGoogle Maps API を叩きたくなかったので、ここは地味~にフロントエンド処理で仕上げました。
またデータ粒度を前回の5sec間隔から2secに上げたので、そのぶんデータ通信量を抑える工夫はいくつかしています。こういう気遣いは今は大した恩恵もないですが、今後じわじわと効いてくるはず…
周回の判定もフロントエンドで。まだまだプロトタイプなので、サーバーサイドに落とし込むのはもっと後でもいいはずです。
周回の判定はできますがタイムの処理は最大で+-2秒の誤差という豪快な仕様に(笑
Lap Time は主催者側でも取ってくれるし要らないやって思ったんですが、正確にするに越したことはないので次回はもっと正確な時間が出せるよう計画中です。
いちおうこれで当日は楽ができるはずだったのですが、実際はトラブルと課題が頻発することになりました。
全体的に期待したとおりに動いてはいたのですが、端的に言うとテスト不足と長時間レースならではの細かい決まりごとなどに対応できていなかったという点が反省点です。
この反省は次回に生かしたいと思います。
ゴールは15時すぎ。耐久レースですので最後は残ガス量との戦いになります。ガス欠の車が次々に止まり、コース内で止まる車もいてペースカーが入りそして残り一周できるかどうかという直前での解除、という劇的な展開に。各車両、残り少ない燃料を気にしつつラストスプリント!!
まるで耐久とは思えない、自転車レースのような展開です。見ているこちらもハラハラしましたが、ドライバーはかなりヒヤヒヤしていたはず。
果たしてルーテシアは残量ギリギリで無事ゴールすることができたのでした。
もしペースカーが入ってなかったら危なかったそうで、、僕の燃費システムが頼りにならなかったため正確な予測ができなかったのは大いなる反省点です。もっとテストが必要ですね。
次回は夏の12耐…システム面でも今からいろいろと高いハードルが予想されます。どうなることやら…
Posted at 2017/03/28 10:41:05 | |
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