そろそろタイヤの交換時期が近づいているため、みなさんの履いているタイヤ銘柄が気になる今日この頃です。
我が家のルーテシア4 R.S. はシャシー・スポールなのですが 4 R.S.の社交界ではスポールは少数派なため、カップトロフィーの皆様が履かれている18インチはどんな感じなのかというのも気になっていました。
シャシースポールは17"を前提にセッティングを詰めたとウルゴン氏が言っていましたが、
一部の国ではスポールも18"が標準だそうですし、インチを変えるかは別としてもどうせタイヤを変えるならホイールごと、というのもまた一つの手です。
シャシーカップとトロフィーを試乗したことはありますが、そもそも足まわりがぜんぜん違うのでどこまでがインチアップの恩恵かというのはさっぱりわかりませんでした。
僕はホイールのインチアップ/ダウンを経験したことがないのでそもそも一般論としてどんな変化があるのかもよくわからなかったのですが、ふぐ_R.S.さんが純正18"を貸してくれるとおっしゃるので、日曜日に都内某所のオートバックスで待ち合わせ、ホイール(と、純正装着タイヤであるDUNLOP SPORT MAXX)をお借りしました。
その時ふぐさんとふぐさんの奥さんとランチしつつ出た話がかなり驚いたんですが、まあローカルかつ個人的すぎてブログで書くような話ではないです。世間は狭いなと…
CRRカレー部としてカレーを食べておきました。
で、今週の木曜にディーラー入庫予定のためそこでホイール交換もやってもらうつもりでしたが、今日走りたくなったので急きょ近所のタイヤ販売店で交換することに。
つけたとこ。
シャシーカップと違いブレーキキャリパーが銀なので、シャシースポールであることが分かります。が、ぱっと見はもう分かりませんねw
その他モデルによる違いは
こちらに書いたことがあります。
さて、このあと走りの違いについて感想を書くのですが、僕が同一車種におけるホイール換装すら初めてのど素人であるということにご留意ください。かなりとんちんかんなことを言う危険性がありますので、もし間違いがあれば優しくご指摘いただけると幸いです。
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タイヤ販売店から公道に出るときの左折合流ですぐに「あれ?操舵が軽い」と思いました。空気圧はあまり変わってないと思うので、ホイールの大径化によりタイヤゴムが受ける張力が高くなっているからか、タイヤの特性かだと思います。
一方でホイールが若干重くなったことにより、出だしがほんの少し重いかなという気がしました。気のせいかもと思うくらい、しばらく走ったら忘れてしまいそうな、そのくらいちょっとした違いですが。
あとはロードノイズが小さいこと。これはタイヤの特性と思われ、シャシースポールのGOODYEAR EAGLE F1 Asymmetric 2 に比べて音成分が低い感じがします。
近所のいつもの道に行こうと思ったのですがちょうど雨が降ってきてウェットになってきてしまったので、降雨の速報値を「東京アメッシュ」で見、まだ降っていなかった奥多摩周遊道路に行くことにしました。
時間は17時前くらい。周遊道路はかなり空いていて、おまわりさんも撤収した後のようでした。

月夜見第一駐車場まで上ると気温は24度まで下がりました。外にでるとかなり涼しいです。
峠道を走ると、普通の道では分からなかった違いが出るものですね。
大きな凸凹を乗り越えると若干の硬さを感じますが、ゴムが跳ねるような張りのある振動で、シャシーカップやトロフィー試乗で感じたような強さではありません。よく足廻りの硬い車の挙動を表現するときに「突き上げるような振動が伝わってくる」などと書かれていますが、そこまでではないです。そこはコイルやダンパーの仕事の領分なのか、この程度のインチアップでは変わらないところなのか…うーんまだ自分の中の比較対象が少なすぎてわかりません。扁平率30とかにしたらゴツゴツ来るのかも。
またホイールと言うよりタイヤの違いが多分にあるのだと思いますが、タイヤが鳴るほど横Gがかかったときの挙動が EAGLE F1 A2とは少し違う気がします。タイヤの鳴りだし・滑り出しがほんの少し早く、その分ロールも若干浅めで収まる感じがしました。滑った最初だけ少し驚きましたが対応できないほどの違いではなく、二度目以降は普通にステアリングを切れました。
これがタイヤの接地面の特性によるものか、サイドウォールの堅さから来るものか、インチアップによるタイヤの引っ張り強度の違いによるものなのか…は分かりません。全部ですかね?
シャシースポールの単純な18インチ化にウルゴンが苦い顔をしたというのは開発者のはしくれ(車は関係なし)としてはなんとなくわかる気がします。タイヤ・ホイールの選定と、ダンパー・コイルの設定は相互依存のはずで、後者を固定して前者だけ変えたら当然カーブでの挙動は変わるでしょう。言わば設計者やチューナーの思惑とは違うセッティングになっているはずで、僕が設計者だったら「シャシー・スポールのダンパー・コイルの設定で18インチホイールを採用」は仕様範囲外の運用なので要テスト、と言うほかないでしょう。建前上。
とは言え外形寸法はほぼ同じ訳で致命的な違いは出ないであろう、と言うこともできるわけで、まあ苦い顔はしつつも許容範囲内ということになるかなと。
履き替える前には「大きなホイール」にスポーティなイメージがあるためなんとなく走りもスパルタンになるのかなと思っていましたが、普通に乗る分には思ったより変化がありません。むしろ静かになってステアリングも軽くなるという、スポーティなイメージとは若干違う方向に変わったのは意外でした。タイヤを消しゴムのように使い始めるとそっち方面の違いが多少出てきましたが、その変化が好ましいかどうかは僕にはよくわかりません。それだけの判断ができる経験がないですし、そこまで違わないので…
でもこの「少しの違い」の積み重ねこそが経験で、新しい経験をするために日々生きてますので、大いにためになりました。ふぐさん、どうもありがとうございます。
ところで、関係ないですが鈴鹿直前に慌ててやっつけで付けたインシュレータークリップはそこそこ機能してるようです。
インシュレーター交換についてディーラーに訊いたら、現物を見てからケースバイケースと言われました。まあ当然ですよね。現状やっつけ施工で不安なのでクリップだけでも付けてくれないかと頼んではいますが、どうなるか…。
Posted at 2016/07/19 08:29:13 | |
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