
世の中は三連休だということをすっかり知らず、ふつうの土曜日と思って「一泊で温泉でも行くか~」と軽い気持ちで土曜日朝に決断し、心持ちも軽やかに朝から支度しておったのですが、
秩父のとある山深い温泉宿に電話したところ満室ですと言われ、群馬の標高2000m越えの露天風呂がある温泉宿も同様で、ようやく世の中が早春の三連休に突入していることを知った次第でございます。
さて、いきなり目論見が外れましたが僕の連れも滅多にない三連休をゲットしていた様子で、とにかくどこかへ連れて行けと言われました。どこがいいのですかと尋ねたところ近場ではまかりならんと。温泉でもよいが京都か金沢が所望であるとのお言葉。
京都はさすがに勘弁してください死んでしまいますということで、急遽宿もないまま金沢へ向かうことと相成りました。
京都よりは近いと言っても車では片道六時間は堅いなかなかの遠方。昼前に立川を出て、金沢に着いたのは七時を回っておりました。
宿はなんとか道中に安いビジネスホテルを見つけ確保していたので、チェックインしてすぐ目当てにしていたお店へ。
僕は夏には三度富山・金沢に来たことがありますが寒い時期は初めて。紅ズワイ蟹は終わりかけですがホタルイカは最盛期。
鯖のタタキ
カワハギ刺身
ガスエビ
とにかくここはいい店でした。ごっつさんありがとう!勝手に名前使ったけど(笑)
海の幸を堪能し、酒も飲み、いい具合で東茶屋へ。
夜の東茶屋もいいですが、店仕舞いは早いですね。22時でもう終わる店がほとんどのようです。
少し歩いた後主計町で二軒目に入りましたが、折しも金沢では循環器系の学会が開かれており、べろべろに酔った医学系の客が同僚を口説いていたり管を巻いていたりであまり環境がよろしくなく、店もお洒落でしたが味はイマイチ…写真もありません。
次の日は、連れが初金沢だったので兼六園へ。僕は三度目ですが雪吊りの庭園は雪がなくても美しいですね。
桜はまだですが、梅は真っ盛りでした。
兼六園の中には成巽閣(せいそんかく)という加賀前田家の奥方御殿があります。兼六園が310円の入園料なのにその中の成巽閣は1000円もするため、多くの観光客はここをスルーしてしまいます。僕もこれまで入ったことがありませんでしたが、今回ようやくゆっくり見る時間が取れたため見学してみました。
撮影禁止だったため写真はありませんが、建物も庭も展示物も1000円の価値は十分あったと言えます。縁側に座って3月の昼の陽光を浴びながら庭を眺めていると昨日の運転の疲れも、少し残ったアルコールの気だるさも消えていくようでした。
その後昼食のために麩料理の宮田・鈴庵へ。
実は他の麩料理の店に行こうとして、駐車場を探して迷ってたらここに着いたんですが、こっちのほうが遥かに良かったです。ラッキー!

庭もよし。小さなツツジにまで雪吊りをしていてほっこりします。
お麩はヘルシーな気がしますが原料は小麦粉のグルテンなので、炭水化物です。けっこうお腹いっぱいになり、我々は富山に移動しました。
金沢から富山までは一時間ほどですが、昨日の疲れと兼六園の散歩でさすがに疲れたので富山では少しよいホテルにチェックインし、夜まで睡眠してからまた海鮮。

白エビ握り

牡蛎昆布焼き

けんげ唐揚げ
海鮮はもういいだろ、、というくらい食べたんですが、さらに次の日はこんなことに…
滑川にあるホタルイカミュージアム(ミュージアム併設の道の駅)にて、ホタルイカのボイル、刺身、しゃぶしゃぶ。
さすがに2人でこの量は頼みすぎたので昼飯はホタルイカのみ。タウリンたっぷりで元気になった気がしました。
カニの時期はぎりぎり終わりかけだったので今回は遠慮し、北陸の春の味覚を食べ続ける旅となりました。
帰路はほぼ同じでしたがやはり三連休最終日で、中央道の大月から八王子までと関越の花園から嵐山までがっつり渋滞でした。
そのため大月で高速を降り、松姫峠越えをしました。三年前RSJの帰りに熊に遭った道ですが、松姫トンネルができてかなりの時間短縮になりましたね~
Posted at 2017/03/21 12:43:59 | |
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