夕方のテレビを見ていたら、うなぎの蒲焼そっくりの「ナマズの蒲焼き」ができたというニュースをやっていた。
うなぎ味のナマズを開発したのは近大マグロで有名な近畿大学だ。
そのニュース記事は次の通り。
香ばしい匂い、こってりした脂……。ウナギのかば焼きに見えるが、実はナマズだ。近畿大学の研究者と鹿児島の養鰻(ようまん)業者が協力し、養殖ナマズのエサを一工夫したところ、ウナギに似た風味になった。9日からウナギ料理店で試験販売し、顧客の声をアンケートで集める予定だ。絶滅が危惧されるウナギに代わり、夏の主役になれる!?
「ウナギ風味のナマズ」作りに取り組むのは、近大水産経済学研究室(奈良市)の有路(ありじ)昌彦准教授(40)と同大学院1年の和田好平(こうへい)さん(22)。近大はクロマグロの完全養殖など食の安全・安定を探る研究者が多い。有路准教授は約4年前に調査、研究を開始。昨年、鹿児島県・大隅半島でナマズとウナギの両方を育てる牧原養鰻の協力を得て試行錯誤を重ねてきた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150508-00000019-asahi-soci

大和郡山市 うなぎの「かわ原」の「なまずの蒲焼き」。
いま、この近代うなぎ味なまずの蒲焼きは実際に店で食べることができる。
うなぎ味のナマズの蒲焼は、奈良県大和郡山市の「うなぎの川はら」、奈良三条店の二つの店舗で食べられる。
まだ試験的な導入なので数に限りがあり、売り切れになることもあるかもしれない。
料金は2000円くらいでうなぎの半額ていど。
ナマズは、淡白な味で焼いてもいいし天ぷらもうまいし鍋でもいい。埼玉県吉川市では昔からなまず料理がよく食べられているという。
私も一度だけ外国でナマズの鍋料理を食べたことがあるがふつうに美味しかった。
コラーゲンもあり白身で淡白な味だった。
しかも日本ではそこら中の川や池、沼で勝手に繁殖しているので食べ放題。
うなぎに代わって日本人の新しい食材として期待されている。
近大マグロで培った養殖技術でこれからもっとおいしいナマズの蒲焼が提供される日も間近い。
富山県では、蒲焼きと言えば「どじょうの蒲焼き」だと聞いたことがある。
なまず、ドジョウなど形態の似ているものはだいたいがうなぎの代用品になるのかもしれない。
日本人は昔から{代用食」を工夫して食べてきた。
代用食といえば戦争の話と一体化して語られることが多いがそればかりではない。
現代ではダイエット向けにカロリーの少ない代用食もある。
コロッケは安くっておいしいが、あれの元はフランス料理で豪華な料理なのである。
それを日本人がじゃがいもを使って安価でおいしい代用食の「ころっけ」を開発した。
言ってみればコロッケはフランス料理の代用食である。
エビの代用食では「ザリガニ」がうまい。
エビよりうまいという人も多い。
また天ぷらでおいしい「キス」だが、私は味は似ているが「ハゼ」の天ぷらのほうが「キス」よりうまいと思う。
代用食侮る無かれ。
これからはナマズが本物のうなぎに取って代わるかもしれない。
関連情報URL「うなぎの川原」
Posted at 2015/05/12 19:11:40 | |
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四方山話。 | 日記