風は冷たかったが、晴れていたので、外出した。
とりあえず、ときどき、行く果物屋へ。そろそろ、干し柿が、出ている頃ではないか、と思って行ったのだが、やはり吊るしてあった。
「この白いのは、カビなんだろうか?」
「いや、干していると、中の砂糖が浮き出てくるんだ」
「じゃあ、問題ないね」
「問題ない」
「じゃあ、これ、貰う」
柿の中から、甘い完熟の密露が浮かんで、滴り落ちそうだ。
見るからに、激甘の干し柿だ。
こりゃあ、いい、塩梅だ。
15個、ついていて、1200円だった。
ついでに、干し芋1パック、と、りんごも一個買った。
この、両方で、580円。どっちが、いくらか、わからない。
奈良県は、柿の名産地だということが、住んでみて、初めてわかった。
五條市の西吉野町が、柿の名産地で、吉野町のすぐとなりである。昔は、西吉野村と言ったが、大塔村とともに、五條市と、合併したということだ。
西吉野町の富有柿は、ことに、甘くておいしい。いま、この時期は、干し柿の生産が最盛期だ。
西吉野町が、柿ならば、吉野町の大阿太(おおあだ)高原は、梨の名産地である。
梨農園が、さまざまな品種の梨を栽培して、販売している。とくに、20世紀梨の栽培は、歴史もあり、味も、本場の鳥取に優るとも劣らない上品質の梨を作っている。
大阿太のほかに、隣接して、佐名伝(さなて)、薬水(くすりみず)という地域も、梨栽培をしており、それぞれ、競い合って、この大阿太高原一帯の梨産地の名声を高め合っている。
さらに、梨農家では、ブドウとか、桃を栽培している農園もある。
また、隣県の和歌山県有田、は、みかんの名産地だ。
吉野町は、これら、果物産地と近いため、一年中通して、新鮮で豊富な果物を入手できる。
これからは、干し柿の季節である。
今日、買ったのは、「ひらたねなし柿」という品種のものだが、これからは、大ぶりの美濃柿の干し柿も出てくる。格別甘党ではないのだが、酒をやめていると、ついつい、甘いものに、手が出る。
酒をやめて、糖尿病になった人もいるらしいので、要注意である。
◆「ひらたねなし柿」の、干し柿。「平核無柿」と書いて、種のない、平べったい渋柿である。
左の白いのは、大根を輪切りにして、干しているもの。煮ると、甘味がある。

◆戴いた白菜を、塩漬けし、北海道昆布を刻んでチラシ、味をつけた。5日目。漬かり具合が、ほどよくなった。
◆干し柿を、買ったついでに、一個だけ買ったりんご。品種は、わからない。

◆息子が送ってくれた広島の生食用の牡蠣。二袋入っており、一個は、牡蠣ご飯と、ポン酢で食べた。今日、着いた。ちょうど、柿と牡蠣。食べ合わせは、どうなんだろう。昔は、うめぼしとうなぎは、ダメとか、食べ合わせを書いたカレンダーなどもあったが、最近では、見かけない。単なる、迷信とも、思えないのだけど・・・・。

◆入っていた広島牡蠣のパンフレット。ワインに合いそうだけど、ワインがない。

◆娘が送ってくれた、新米。景品に、貰ったものだという。たまたま、贈り物が、重なった。滅多にないことだが、嬉しく、ありがたい。
◆有田みかん。Sサイズ。10キロで、2500円。暮れには、もっと安かったが、値段が上がっている。店の人は、品薄と、言っていた。
Posted at 2015/01/08 20:49:31 | |
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