海猫：谷村志穂著

函館には、1度しか行ったことがないが好きなところであり、もう一度尋ねて3日ほど過ごしたいと思っている。
表題の「海猫」のあとがきを読むと
「函館には祖母が住んでいた…」と書き始められており、ハリストス正教会、港のドックなどが書き綴られている。
物語は、ロシア人との混血、薫が嫁ぐところから始まる。そこに夫の弟がいて家庭を顧みない夫と心を支えてくれる弟。
新聞小説がベースになっているせいかページをめくるたびに、次々と展開されるドラマに上下2冊の文庫をあっという間に読み終えた。
母のタミ、薫、娘の美輝と美哉。3人の美貌を想像して映画にするなら薫と美輝は広末涼子のダブルキャストで、美哉はベッキーなんかでどうだろうかと思いつつ帰宅して検索すると映画になっているそうな。
新幹線など長時間缶詰にされるような時間があれば、おすすめで、あっというまに読み終えます。