
こないだからCMで節分は2月2日というCMが流れてますが、冷静に考えるとグレゴリオ暦でも吸収できない端数の端数ってのが積み重なったのかなというのが正直な感想でして「なるほど(The World)」って感じ。
1年を正確に計測すると365日6時間ちょっとらしいです。それを4年積み上げると6時間が24時間になって4年目で1日足して閏年。366日を挟むとちょうどよい具合になるらしい。
それが、6時間ちょっとの罠でして、地球が太陽の周りを回る際の揺らぎがあるので春分や秋分の日がずれるのと同じく微妙に変わるそうな。
そして
グレゴリオ暦の凄さを感じるのは、この暦が制定されたのが1582年だったということ。当時の法王は、厳密に暦の測定法を理解されていたのかどうかが謎ですが、進言された天文学者がやってのけた計算やら観測の積み重ねがものすごく大変だったのは間違いないです。
星座や太陽の動きから1年を観測して1年は365日ではないという結果、端数をどうすれば収まるかというあたりをまとめた上で検算をして・・・大変だったんじゃないかな。ものすごく正確な時計があれば、もう少し楽だったはずなんですが。(正確すぎると端数の処理に悩むことにもなるかも)
こうしてみるとカレンダー業界の苦労も垣間見えるのかな。随分昔ですが、毎年夏になると「陛下は、お健やかであらせられるでしょうか」というお尋ねを宮内庁に奏上されたという話があったとか。(公式なやり取りはしらんけど)
万一、お隠れになると有無を言わせず元号が変わりますからカレンダー業界にとっては大打撃で印刷を開始する頃になると「念の為」お尋ねする次第らしいです。
ちなみに、この年(1582年)の6月に本能寺の変があり信長は明智光秀に討たれて歴史の転換点になりました。
ま、こうやって覚えると歴史というのは結構面白いと思いますね。
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うんちく | 日記
Posted at
2021/01/31 12:18:47