
先週の15日(日曜日)に借りてきましてね、ひたすら読みふけっておりまして半分まで行ったのが水曜だったかな。ものすごく濃密な文章でしてラノベを読みふけってる体には苦痛というか「読んでるなぁ」という感慨でもある。
この日記は、ルワンダに赴任した1965年から1971までの日記を元にした記録である。
ざっくりと書く感じではなくルワンダにおける経済の流れや人々の動き、人となりの把握、そして現地で働いている外国人の物語になってる。
そして現在における中央銀行総裁の役目とはかけ離れた部分というか、ある意味で単純化された総裁の役目を果たして自らを解任して日本に戻ってくるまでの物語でもある。
今の日本というか、日本以外でも主要な経済の担い手となる中央銀行ともなれば、ほんの僅かな言動であっても本音を漏らしてはいけない。
ほんの僅かな本音であっても為替レート(例えば円・ドル)にめちゃくちゃ響くし、それだけで輸入や輸出、為替差損・差益といった稼ぎに影響する。
そんな影響の少ない環境であっても多くの人々に影響を及ぼす施策を綿密な調査と予測を基に講じて6年で立て直した壮挙とでも云う物語。
オススメです。
ちなみに関連情報URLには中央公論新社の紹介記事です。
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Posted at
2025/06/22 21:31:06