こないだの研修の際に出てきた言葉で「阿吽(あ・うん)」ってのがありまして、それについて頭の中でひねくり回していると、これは死にかけている言葉に近いなという結論に至りました。
ツーカーってのも電話会社の名前になってたけど、あまり使わないように思うし。最近は、この表現をどういうのかと思ってたら「暗黙のうちの了解」ってのが(近いかな)と。かといって、暗黙のうちの了解なんてことはめったに云わないし。
たとえば、こういうシーンはどうだろうか。電話で用件を伝えて打ち合わせするとき、「あれどうなった?」という質問。お互いにあれが同じアレであれば、そのまま通じるんですよね。同じアレでないならお笑いのギャグになってしまうし、シリアスなドラマだと悲劇への引き金になりかねません。
横道にそれて…
桂文珍さんの落語を聴くと、客(?)の笑いのツボをそろえる作業をしているのがわかります。というのもサゲのところで「もう云わなくてもお分かりでしょう」という結びで終わってるところがあるんですね。その一言で大笑いになるんです。お客さんの暗黙の共通基盤が出来上がっているから想像するだけで大笑いになるんです。
あ・うん」は、生きているのか、神社の狛犬だけになってしまったのか。
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2008/03/22 19:07:18