亭主は元気で留守がいいかも

あまり明るくない話なんですが…

近所の奥さんから「葬儀場の紹介をして欲しい」と頼まれたと嫁が申しておりまして、かつて出かけたことのあるところを紹介したのですが、ついに亡くなったそうな。
よく知っている人でしてね、ここ数年は病気がちだったので奥さんも大変だったようです。
しかし、「葬儀場の紹介を・・・」ってところに悲しいものがあるなと思いました。諦めてたのかもしれない。
たぶん彼（亭主）の前では明るく振舞う演技をしていたのかもしれません。彼が彼女を好きになったのは、そういった明るいところだったと思います。
そういえば昔、彼女が「ウチの亭主は何にもしない！」とぼやいていたのを思い出します。
「じゃ、グランディスも運転しないの？」と尋ねると
「当然、私。実家まで運転して帰ってきて何もかも。」

だけど彼は冷たくなってしまって。
何もしなくていいから居て欲しいと思うのは、彼女だけではないかもしれません。

視点を変えてちょっとだけ続く