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☆通行人のブログ一覧

2016年09月08日 イイね!

とっぴんぱらりの風太郎

例によって万城目学の小説である。こないだ出かけた先で無料クーポンを貰ったので引き換えてもらってきた。出版されたときは、(なんと分厚い)と思った。なので2013年にでたときは、厚みを見ただけで買わずに放置して横目では眺め続けてた。ちなみに746ページもある。これくらい長い小説といえば、最近は少ないんじゃないかな。たいていは上下巻に分かれる。そういえば「終戦のローレライ」は、文庫で5冊に分かれていたっけ。

話を戻して風太郎だけど2011年6月から週刊文春に掲載されて2013年5月に終わってる。風太郎を取り巻くのは、関ケ原の後の大坂夏の陣までで、当時の世の思惑やらを最初は季節の移ろいも交えて描いている。
作者は、風太郎をこれでもかといじめ苛む。それでも読む側の心を掴み離れないようにする手練手管に長けた文章さばきとでもいうのか・・・。続編があれば読んでみたいような気がするけど難しいかな。

文庫版が9月から出るようですので、ちょっとだけ読んでみて面白そうならいかがでしょうか。
Posted at 2016/09/08 15:48:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | お勧めの本 | 日記
2016年07月21日 イイね!

翻訳できない世界の言葉

タイトルには書名を入れてあるものの実物は、まだ買ってない。がしかしだ、ずいぶん昔に買った本を思い出した。その手の本はもう少しほかにもあるのだけど・・・ぱっと思い出せないので、とりあえず「雑学7カ国語辞典」←クリックするとアマゾンのサイトが開いて装丁などを拝見することができます。
で、この「雑学・・・」のほうは、日本語を7カ国語に変換する試みが挙げられております。

実は、雑学・・・は、30年前の本でして当時の日商岩井広報室トレードピア編集部が編集して文芸春秋が発行しています。日商岩井というと・・・いまじゃあピンと来なくてあたりまえでして後継となる双日でさえよくわからない。調べてみるとリンクのとおりでして鈴木商店の名残りの日商が、岩井と合併して、そののちニチメンとくっついて(どっちが優位というのは考えないで)双日となったようです。

一言でいうなら商社なんですが、世界を相手にしての商売は並大抵の苦労ではなくて、そこからの発想を本にしたものです。たとえば日本語にある「いなせ」なんてのを英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・中国語・ロシア語+日本語で解説してみるわけです。ほかには、へそくりとか美人薄命とか・・・美人薄命は英語には存在しないようですが中国語にはそのものずばり。
こういった日本語から他の言語に訳す試みがあるものの逆に他の言語から日本語に訳すのが難しいものをピックアップした本がタイトルの「日本語には・・・」です。

出版元の創元社のサイト(関連情報URL)に行くと目次にずらずらと・・・
話のネタにいかがでしょうか。もちろん買ってきてもよろしいかと思います。

一例をピックアップすると【PORONKUSEMA】フィンランド語だそうですが、トナカイが休憩なしで疲れずに移動できる距離。なんとなく日本だと1里(4キロ)かな。このフィンランド語だと7.5キロなり。距離を表す無理のない一番大きな単位です。ほかにはマイル(1.6キロ)と船の海里(1852メートル)があります。これらの距離も(人間にとって)疲労を気にしないで移動できる距離のような気がする。1マイルってのは短すぎるような気もするけどね。

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上のところまでは、7月にポストしたものでして・・・先日(2017年2月)、現物を買ってきました。
探せば本屋にあるもんですね。そして、上のリンクで数か所がリンク切れになってました。
ま、そういうこともあるさ
Posted at 2016/07/21 10:10:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | お勧めの本 | 日記
2016年03月17日 イイね!

新訂国語総覧

新訂国語総覧昨日は、嵐山に出かけておりまして・・・そのあとグルぐるっと回ったのは置いておいて、この本。
出版社は、京都書房です。お値段が857円(税抜き)なり。紙質の良い紙を使用しており480ページのフルカラーです。見た感じは、高校の国語の教科書みたいな印象です。平安以前から現代にいたるまでの国語に関することを書いてありまして、文化史みたいな側面もあります。
まず、滅多に出くわさないはずなので買ってまいりました。本棚の肥やしになるのは間違いありません。
Posted at 2016/03/17 13:56:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | お勧めの本 | 日記
2016年01月30日 イイね!

灰と幻想のグリムガル

ロールプレイイングゲーム(RPG)を題材とした異世界の物語を下敷きに人と人のありようについての物語です。ハルヒロという少年が主人公ですが、とてもじゃないけどヒーローではない。悩んで決断に悩みつつRPGゆえに死んでしまったらおしまいという前提を絶対に崩せない。そりゃあ、刑事モノでもヒーローが死んでしまうと物語りはおしまいでして、時に作者というものは簡単に殺してしまいます。派手に活躍すればするほど、死期が迫っていると考えてもいいかも。

この物語も同じく、読者へのサービスなのかハルヒロのグループを危機に押し込める。しかも、平行して2つなんてのはざら。読むほうにも息をつかせない。それゆえ安心して読める物語ではない。まあ、それが読者サービスとでもいうのだろうか。

とりあえず、1を読んでみて面白そうであれば、続けて2を読んでみてほしい。そこからは奈落の底に入り込んだ気持ちになってもおかしくない。

関連情報URL : http://grimgar.com/
Posted at 2016/01/30 18:22:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | お勧めの本 | 日記
2015年11月12日 イイね!

カテゴリは、お勧めの本ですが

カテゴリは、お勧めの本ですが中身は本もあるけど展示会の話。

金沢工業大学の蔵書がグランフロント大阪の北館の地下で展示してました。本は好きなほうなので古いのは簡単に捨てられません。(簡単に捨てる人もいますが)

で、中身のほう。入口付近は、建築関係の本が多数
1570年初版 建築四書ほか。
本のサイズは、結構自由な感じです。挿絵は、エッチングだと思う。彩色したものも数冊あったけど退色していないのか気になる。

建築以外だと
1499年初版 ポリュフィルス狂恋夢
1488年    アルブマサル占星術

1687年    自然哲学の数理 ニュートン
1748年    無限解析入門  オイラー
1673年    振り子時計    ホイヘンス
1500年    蒸留抽出法  ブルンシュウィヒ
1608年    蒸留法 9書 ポルタ
1789年    化学概論 ラボアジェ

こんな感じです。年号と日本における時代をあわせてみてください。ちなみに1600年が関が原の合戦です。
ほかには、エジソンが発明して特許を取得した発電機に関する書類やライト兄弟の飛行証明書とか。
スクリーンには、出版された本の数を国ごとに分けて円グラフにして年代別の推移を出してましたが、これって言語=国という大まかなわけ方じゃないかと。フランス語は現在のフランスに分けて、ドイツ語は現在のドイツに、イタリア語はイタリアなんですが、1600年ころのあたりだと神聖ローマ帝国にドイツ語とフランス語が使われていたはずだし、イタリアの統一は明治になってから。ま、そういうわけで(意味不明)、出版された本の傾向とか細かいところまで突っ込むとさらに面白いかも。イタリアだと聖書が多いとかね。
その他の出版物についても調べられると面白い傾向が見られるかもです。
Posted at 2015/11/12 21:09:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | お勧めの本 | 日記

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