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☆通行人のブログ一覧

2015年10月31日 イイね!

宇宙一の無責任男シリーズ

いちおうタイトルにあるとおりシリーズなので手元にあるのは全部で9冊です。が、貸してくださった若年寄さんちの書庫には、まだあるかもしれません。(掘り返してもらう勇気はございません)

とりあえず、1(無責任艦長タイラー)~6(タイラー大逆転)まで読んでの感想です。というのも7に取り掛かってから(一区切りになってる)感があったためです。

で、この1~6までのシリーズは、スペースオペラという区切りでよろしいかと思います。しかし、古今東西というか執筆された時点でのシリアスからファンタジーに至るありとあらゆるシーンのギャグが出てきます。これがわからないとスルーしてしまいますし何がおかしいのか面白いのかが判らない。なんてことになります。
たとえば、アザリンちゃんがバイオドッグ(戦闘用猛犬とでも申しましょうか)を手なずけるシーンがあるのですが、これは「風の谷のナウシカ」ででてくるシーンそのままです。
そして目次にも遊びがあって、ぱっとわかるのは「イヌ、イヌ、イヌ」です。これは、トラ、トラ、トラのギャグだし「宇宙は燃えているか」は、どこかで見たようなタイトルです。目次を見て読み始めるまでのわくわく感もあるし、読み出すと章ごとのタイトルなどはすっぱり忘れてます。

そして、吉岡さんの作風について触れてみるとタイラーなるヒーローを作り出すのだけど、彼の作品では在るのだけど彼の友人との合作のような気もする。たとえば自宅の書庫を見てほしい。観た映画のシーンをリストアップするのもいいかも。ギャグを作り出したり物語をつむぐ(?)のは、ある程度知っている場所やストーリーという引き出しがないとどうにもならない。そこに友人との合作なのかなと。もし、完璧に一人で書き上げるのであれば、物凄い読書家であって使える引き出しの多さに舌を巻く。アザリン16歳の最後から2番目の章に肉弾の宴ってのがあるのですが、これが格闘技の技のオンパレードです。そしてかけた技の数だけ「どのような結果になるのか」というのも描いてある。

シリーズの全体を見通すとトム・クランシーのジャック・ライアンシリーズに通じるものもあるのかな。とにかく戦って・・・大統領になる。←まだ読んでない。

このシリーズは、検索してみると絶版になってます。まあ、それもそのはずでして無責任艦長タイラーが平成元年。そして9の永遠なれ無責任男が平成3年ですから24年も経ってます。驚くのは、3年で9冊書いているのが凄い。遅筆で有名な人だと1冊書き上げるかどうか。雑誌の連載でも12回分が1冊になるのかどうか。長編になればなるほど矛盾点や登場人物の多さにわけが判らなくなるしストーリーがどこに行くのかも判らなくなるのですが、それもない気がします。

お勧めではありますが、沼に嵌まった感になります。何もかも放り出して読みふける危険性があります。

さて、残り3冊
Posted at 2015/10/31 11:30:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | お勧めの本 | 日記
2015年09月28日 イイね!

ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり

ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり つい、こないだまで深夜アニメで放映されておりみてました。結構面白いなというわけで原作の小説も買ってきたので詠み(?)進めまして、もう少しで全巻読破です。
 全体の構成として似ているのは、トム・クランシー(ジャック・ライアンもの)とか司馬遼太郎(坂本竜馬みたいな)。だけど、似ているとはいえ、まったく同じではない。文体も司馬遼太郎に似ているわけでもない。(司馬遼太郎は、わき道にそれまくるのだけど、元のヒーローの話に戻ってこないことがあるし・・・)
物語の構成は、脇役がそれなりに活躍する剣客商売は秋山小兵衛が息子の大二郎と難題を解決していくのだけれど、物語のつくりが、だいたい一直線になっていて読んでいて飽きないし裏切られることはない。それがゲートでは伊丹二等陸尉と一癖もふた癖もある女子(魔法使い、ゴスロリの亜神にエルフが2種類に王位継承権がある娘)に自衛隊関係(脳筋爆乳女子を含む男ほか)や政府の大臣が難題に立ち向かっていくことになってます。それだけでなくヒト種と獣種(ウサギさん、ネコさん、人魚さん)などもでてきます。

しかも、ほとんとの登場人物に名前がついていて・・・(すぐに死ぬ場合もあるんだけど)会話シーンも多数あってページ稼ぎではないかと思ったりする。これは誰かの小説の書き方を読んで研究したのではないかと思いたくなるけど、言いたいことはしっかり伝わってくる。
全体のストーリーは、アニメ版のリンク先をちょっとだけ見てもらうと楽です。そしてアニメ版でもさらっと触れてますが、現代の日本が抱える日本という国を守る問題を細かく突いています。そしていろんな場面において国のありようとか外交における戦術なんかもかなり書き込んであるので、これを読んだ後で外交の成果を発表する記者会見を見る機会があれば、役に立つんじゃないかと思う。

話を元に戻して本編は1からスタートして5の冥門編に向かって突き進むんですが、5の最後の(概ね)20ページに到達するまでが長いというが、よく言えばサイドストーリーが長いというか・・・しかし、本編の大事なところに向かっていく筆捌きでも申しましょうか。頭の中でヒロインなりヒーローが大活躍する横でも複数の物語がずれなく飽きさせることなく続いてます。

そして伊丹ほかの出演者のせりふにも過去の映画を取材したものが使われていて、読んでいるほうとしても(あれだ)ってわかる仕組みにもなってます。アニメの予告編だと地獄の黙示録に倣ったシーンがあります。

こうしてかなり細かく作られた小説というのは、スターウォーズみたいにサイドストーリーを展開するのが非常に楽なのはよくわかる。なので、このゲートでも外伝がいくつか書かれていて、もう少し広がるんじゃないかと想像できる。ピニャの物語だけでも結構楽しめます。

↓アニメの予告編はこちら


もし、試しに読んでみようかと思われる場合は、炎龍編まで読んでみて下さい。そこまでで一息ついてますし武器の使い方なんかでも面白いものがあります。そして次の本に進める場合は、冥門編までいかないともやもやが残ります。
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Posted at 2015/09/28 17:26:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | お勧めの本 | 日記
2015年08月06日 イイね!

南蛮阿呆列車

南蛮阿呆列車阿川弘之さんが、お亡くなりになりました。いまさらながらに残念というか、大往生であったとも。娘さんの佐和子さんのエッセイには、面倒な親として書かれておりまして、まあ、どこの親でも、娘とか家族に対してはそれなりのわがままもありえるだろうと思ったり。

それで、この南蛮阿呆列車ですが、主な登場人物は、阿川提督と北杜夫さんに狐狸庵先生(遠藤周作)さん。挿絵は、おおば比呂司さん。

物語は「内田百聞先生が最初の阿呆列車に筆を染められてから四半世紀の時が経ち、亡くなられてからでもすでに5年になるが、あの衣鉢を継ごうという人が誰も現れない」という書き出しで始まる。
この本のタイトルどおり世界中の列車に乗り風景や事件(?)を楽しんでいる様が書かれている。カナダのアガワ渓谷とかタンザニアのキリマンジャロとかスコットランドとかでの列車旅。いまだと格安航空があるしインターネットを経由すれば現地の情報もかなり調べられるはずなんですが、(本の奥付にあった日付から推測するに)昭和50年よりちょっと前の旅ですからハードルは高かったはず。

その辺の苦労をすべて飲み込んでの旅行記でもあるのかな。

ともあれ、お三方のやり取りや現地の人たちとのやり取り(当然、英語だろうけれど・・・)も書いてあって結構楽しめました。

もし、見かけたら手にとって、読んでみてください。
Posted at 2015/08/06 18:07:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | お勧めの本 | 日記
2015年02月20日 イイね!

ダンジョン飯

水曜日に出かけた帰り道・・・・本屋さんに立ち寄って新刊が出てないか見てたらタイトルのコミックが目に入りました。
何度か前を通り過ぎて、ふと気づいたのがモンスターを倒すのは、あたりまえというかお約束でもあるのですが(倒したモンスターを食べるのはあまり見たことがない。)と思い買ってきました。

とはいえ、コミックなので電車の中でほとんど読んでしまいました。結構面白いものがあります。モンスターの分類が、リアル世界の何に属しているかが鍵になって料理が展開されます。

書きすぎるとネタばれになりますが、アマゾンのサイトに感想文が出てますので、そっちをご覧ください。
あとは、Neverのまとめです。こちらも同じくまとめですので、買うか、どうするかの判断にもなります。

強くはお勧めしませんが、読み始めると嵌まるのは間違いないです。
Posted at 2015/02/20 09:45:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | お勧めの本 | 日記
2015年02月10日 イイね!

老ヴォールの惑星

早川書房のSFです。最初の1篇(ギャルナフカの迷宮)を読み終わったところですが、ぐいぐいと引っ張りこんでくれます。
違う要素かもしれませんが、だれかの宇宙漂流ものとか、異次元へのスリップものとも一線を課するものでして面白くて息もつかずに、例の写真を貼る重要書類も作成せずに読み切ってしまいました。

もともとは、アマゾンのおすすめにでてたのですが、魔が差して注文(ギフト券の残りもあったし)、出品者が奈良だったので早かったし。

おすすめです。
Posted at 2015/02/10 22:12:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | お勧めの本 | 日記

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