
先日よりトラックのタイヤが取れるという事故が相次いで報道されている。
過去に遡ってタイヤが取れたという事故を検索してみると昔からあったようだ。が、それはいまの安全とコストを天秤にかけたものではなく単なるずぼらじゃないかな。
今は、コストとの天秤にかけて、ここまではいけるというギリギリのところにあると思う。ガソリンや軽油の値上がりをどこで吸収すべきかという厳しい競争というのは理解できるが安全を削ってまでの競争は止めて欲しい。
車は、運転者の命を乗せて、次にモノを確実に運べるかどうかにかかっている。事故を起こせば、運転者の命や事故に遭遇した当事者のみならず、たまたま通りかかった人の予定までも狂わせてしまうことになる。たとえ、それが仕事であっても警察や道路管理者・修理業者の人生までも狂わせてしまうこともある。
コスト競争に敗れて企業として立ち行かなくなってしまえば、従業員やその家族の生活が破壊されるのは十分承知の上だが、どうだろうか。正直ベースで運賃の話をしてもらえないだろうか。
サブプライムローンの破綻が引き金になって大量のマネーが石油や穀物、鉄鉱石・石炭などエネルギーや資源に流れ込んで第二次(?)石油ショックの状態になっているのだが、今の日本全体としては冷静にそれを受け止めている。人々の生活にも消費動向は変われども、大きな波は出てきていない。が、しかし後1年も続けば、徐々に怪しくなってくるだろう。
だが、命を削る人生を狂わせる競争は止めようではないか。
Posted at 2008/05/11 10:09:30 | |
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経済 | 日記