2009年06月09日
ニューヨーク株式市場のダウ平均株価の指標からGMが消えた。クライスラーも消えた。
車を年間200万台を製造しないと生き残れないという迷信はすべて崩れ去った。
それに踊らされた自動車会社は多いし、揺るぎもしなかった会社もある。
いま、その呪縛は解かれ生き残った自動車会社にとって必要なのはエンヂンじゃないか。(エンジンと書いてもいいけど、ここはエンヂンとしたい)
世界を見渡すと、4気筒は、そのほとんどが横置きになってしまった。
小排気量でフロントにエンヂンを置いて前輪を駆動するのに最適だから。
そんな理由で4気筒の横置きが主流になってしまったが、水平対抗の4気筒も生き残っている。
よく考えてみて欲しい、4輪をしっかり駆動して伝達ロスが少なくて、絶対的な重量が軽くて、コンパクトなエンヂンはなにか。
4気筒の横置きだろうか。4気筒の縦置きだろうか。否
根拠はない、自信もないが、縦置きのV型4気筒は、どうだろうか。
熱問題や補機の場所、全長、重量、どれをとっても少しだけよく出来ないか。
V型にすることで、重心を少しだけ下げられる。4輪駆動のためのメカニカルな配置も
無理がないような気がする。
2年ほど前、なにかの記事で4気筒横置きを縦置きに積み替えたドリフトマシンを見たことがある。
エンジニアとして、何かしらキモチの底で蠢(うごめいて)いているものがあるのではないか。
いま、呪縛や迷信から抜け出して次のステップに飛び出す準備が必要だ。
そのためには、新しいエンヂンが必要だ。
プラットフォームとの相性もあるだろうが、過去のドリフトで試された経緯を見れば、無理なはずはない。
いま、本当に欲しいのは、燃費のよいエンヂンだが、それ以前に素直な、無理のないエンヂンがほしい。そして、それを搭載して心地よい排気音を奏でる新しい車。
私は、それを待っている。
Posted at 2009/06/09 20:41:48 | |
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