
スティーヴン・ハンターの「ボブ・リー・スワガー」の物語です。人数からしてピンと来る人もいるでしょう。そのとおり、ガイジンのボブが大石蔵之助を演じる忠臣蔵みたいな物語です。
はるか昔のボブは、狙撃銃を手にアメリカの森や草原を駆け巡って悪人を狙撃したり、超長距離の狙撃を可能にしてみせるなんてことをやってのけてましたが、なんとお父さん(アール・スワガー)が第二次世界大戦で硫黄島攻略をした縁で日本に出かけることとなり、矢野さんの仇を討つことに。
ということで全編日本の話ばかり。道場に通って剣道のトレーニングを受けたり。
こういうのって、作者がいい加減だったらかなり違和感があるはずなんですが、しっかり調べてます。(謝辞もすごいし、あとがきもたくさん)
こうなると翻訳者も適当にはできませんが、しっかりついていってます。
下巻になるといよいよ討ち入りです。兵装とか戦術なんかは、江戸時代とは比べ物になりません。何しろ衛生兵をしっかり連れてってまして「斬られたら後退するように」という指示も出てますからね。
後半になると戦闘シーンの描写になりますが、それがまたすばらしい。(日本語訳も?)
お時間があれば、お買い求めください。
Posted at 2010/01/29 22:45:45 | |
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