
中身は本もあるけど展示会の話。
金沢工業大学の蔵書がグランフロント大阪の北館の地下で展示してました。本は好きなほうなので古いのは簡単に捨てられません。(簡単に捨てる人もいますが)
で、中身のほう。入口付近は、建築関係の本が多数
1570年初版 建築四書ほか。
本のサイズは、結構自由な感じです。挿絵は、エッチングだと思う。彩色したものも数冊あったけど退色していないのか気になる。
建築以外だと
1499年初版 ポリュフィルス狂恋夢
1488年 アルブマサル占星術
1687年 自然哲学の数理 ニュートン
1748年 無限解析入門 オイラー
1673年 振り子時計 ホイヘンス
1500年 蒸留抽出法 ブルンシュウィヒ
1608年 蒸留法 9書 ポルタ
1789年 化学概論 ラボアジェ
こんな感じです。年号と日本における時代をあわせてみてください。ちなみに1600年が関が原の合戦です。
ほかには、エジソンが発明して特許を取得した発電機に関する書類やライト兄弟の飛行証明書とか。
スクリーンには、出版された本の数を国ごとに分けて円グラフにして年代別の推移を出してましたが、これって言語=国という大まかなわけ方じゃないかと。フランス語は現在のフランスに分けて、ドイツ語は現在のドイツに、イタリア語はイタリアなんですが、1600年ころのあたりだと神聖ローマ帝国にドイツ語とフランス語が使われていたはずだし、イタリアの統一は明治になってから。ま、そういうわけで(意味不明)、出版された本の傾向とか細かいところまで突っ込むとさらに面白いかも。イタリアだと聖書が多いとかね。
その他の出版物についても調べられると面白い傾向が見られるかもです。
Posted at 2015/11/12 21:09:46 | |
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