2016年09月08日
例によって万城目学の小説である。こないだ出かけた先で無料クーポンを貰ったので引き換えてもらってきた。出版されたときは、(なんと分厚い)と思った。なので2013年にでたときは、厚みを見ただけで買わずに放置して横目では眺め続けてた。ちなみに746ページもある。これくらい長い小説といえば、最近は少ないんじゃないかな。たいていは上下巻に分かれる。そういえば「終戦のローレライ」は、文庫で5冊に分かれていたっけ。
話を戻して風太郎だけど2011年6月から週刊文春に掲載されて2013年5月に終わってる。風太郎を取り巻くのは、関ケ原の後の大坂夏の陣までで、当時の世の思惑やらを最初は季節の移ろいも交えて描いている。
作者は、風太郎をこれでもかといじめ苛む。それでも読む側の心を掴み離れないようにする手練手管に長けた文章さばきとでもいうのか・・・。続編があれば読んでみたいような気がするけど難しいかな。
文庫版が9月から出るようですので、ちょっとだけ読んでみて面白そうならいかがでしょうか。
Posted at 2016/09/08 15:48:43 | |
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