3か月くらい前だったか、梅田文楽のチケット手配を頼まれまして・・・・なんと連れていかれました。まあ一度は体験しておきたいものでもあるのかなと。
それで金曜日の午後に梅田のグランフロントにでかけて北館の4階だったかな。入場は14時30分で15時から30分ほどのトークショーが繰り広げられて出演してたのは、よみうりTVの諸国さんと桂南光さん+人形遣いのお二人に太夫さんの組み合わせ。
客席は、ほぼ満席なんですが、中段・真ん中の「ちょうどよい」席は、空席のままですしトークショーの合間にも遅刻組がポロポロ。ただ、エスコートする人がしっかりしていて的確に案内してたっけ。
15分の休憩を挟んで文楽のあらすじみたいなムービーを少し。使われる鼓の名前が「初音」でして千本桜で有名な吉野山での物語が展開されます。演じる人形遣いと太夫さんの息の合わせようとでもいうのだろうか。終盤に入ると太棹の三味線奏者が二人になって圧巻でした。
ということで初音ミクの千本桜
ここに繋がってました。
そして、トークショーの内側なんですが、南光さんが人形遣いさんや太夫さんの結婚相手について根掘り葉掘りしていたのは、もう一つの側面を見せるためじゃないかと深読みしています。
結婚相手は、ほとんどが文楽ファンの息女が多いんだ。それは何よりも文楽自体が広く知られていないことにもつながると思う。日本の文化といえる歌舞伎と比較すると全く違っているのが、そこだけでもよくわかる。
そこのところ・・・・税金を投入して文化を残そうとしているんだから、国民にも知られるような努力をもう少ししてもよいのではないかと。たとえば、公演中の写真撮影は避けるべきだけど、公演が終わってからの人形遣いさんや太夫さんとの交流があってもいいんではないかと思う。そのままでは滅びゆく文化が滅んでしまう未来も見えている。
Posted at 2017/03/26 17:44:29 | |
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