
その昔、アン・マキャフリーさんによって記された
「歌う宇宙船」というSFがありまして
雑な紹介をすると「宇宙船の制御に人間の脳を使う」ってやつです。
ずいぶん昔に書かれた物語で人間の体をなにかに置き換えるサイボーグの発想が精一杯だったんじゃないかと。初版の日本語版が出版されたのは1984年ですから、MS-DOS 3.1よりもちょっと手前で「われらはレギオン」が扱うパーソナリティの仮想化は、超最先端って感じでしょうか。
で、この「われらはレギオン」は、科学者の脳をスキャンしてパーソナリティをコンピュータ内に作り上げて宇宙船を操る物語です。もちろん、宇宙船を操るだけなら3冊もの長編にはなりません。
この物語はいくつかのひねりを与えていて読んでも飽きない仕組みになっています。
何しろ広い宇宙を舞台にするもんだから数多くの登場人物やら生命体やら山ほど。
書いている方も混乱するんじゃないかと思ったりします。
そして物語には始まりもあるんだけど、終わりをなんとかしないといけません。
(なんとかできないとペリー・ローダンみたいになります。200巻超えたんじゃないかな)
そのへんもちゃんと考えてあったんじゃないかと思います。オススメです。
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Posted at 2018/11/17 20:31:30 | |
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