個人的に盛り上がってきたのですが、話が長くなってきたので分割します。
盛り上がったのは、下記のあたり
----------------------------------------------------
オンラインからオフラインへの切り替え(逆襲?)は、様々な利点がある。前もって読者数がつかめること。そして最も大きなのは、誤植(誤変換)やら細かな言い間違い、が指摘されること。文章として好い点(盛り上がる点)が、読者から返ってくる
---------------------------------------------------
これ、わかりそうでわからない点があると思う。というのは、幻冬舎文庫の立ち上げ時の苦労話がある。出版事業は、まず最初に作者を確保できないと出版にたどり着けない。
ところが、既存の作者は、すでに出版社と契約して小説を書いている。そこにどうやって割り込むか? 別の言い方をすれば参入だけど、どう考えても作者と編集者との人間関係が大きく影響する。幻冬舎文庫は
ものすごかったはず。それは、創刊の頃もそうだったけど現在に至るまでのもだえ苦しむような変遷がWikiからも読み取れる。
そう、読者の高齢化と多様化だ。(作者だって例外ではない)
ここに思い出されるのが
ハリーポッター。この本の原点(?)は、英国のJ・K・ローリングという作者が英国の小さな出版社から刊行されたことで、日本でも小さな
出版社が権利を勝ち取った。
その静山社でさえWikiを読むと次のヒットに苦しんでいるような気がする。
もしかしたら出版は、石油掘削よりも投機的かもしれないのかもね。
話をもとに戻してオンラインからの逆襲。イマドキの流行というか本を書くための資料が手元からオンライン上の資料に移ってきたことも大いに影響している。随分昔、司馬遼太郎記念館を見学したことがあるんだけど、壁一面に本が詰め込まれていた。古い文献をたどって物語を紡ぐには、それだけの資料が必要になるってことを如実に物語っている。そういえば、木枯し紋次郎の作者が古地図をテーブルに広げて距離を糸で測ってた。道筋に糸を沿わせて、糸の全長を改めて物差しで測る感じ。現代の距離感覚と昔では全然異なりますからね。
また、話がそれましたが・・・ネットさえあれば、ある程度の資料は手元に置かなくても大丈夫というあたりでしょうか。
それがいわゆるファンタジー、いやSFもの。実在しないものや近未来に実現されるものであれば資料なんてのは要らない。問題は作者の発想力だけで、それこそ一つの文明を作り上げるだけの周到さがあればなんとでもなる。資料を準備するのは簡単だけど場合によっては資料としての原典を明確にしないといけないから盗作ではないかという指摘を避けるには文明を作ったほうが早い。
細かく挙げるとメートルや重さなど計測の単位から金銭の単位は避けて通れない。もちろん、夜空に出ている(はずの)月はあるのか、星座は?
そもそも1年の単位や季節、曜日はあるのか。ちょっとした例が、このリンクの
神の目の小さな塵にある。
惑星上をうごめいている生物だと思って読みすすめるととんでもない生物だったりする。
ちょっと話がそれたかな・・・
ここで、もう一区切り入れます。
.
Posted at 2020/04/29 10:25:34 | |
トラックバック(0) |
うんちく | 日記