
確か…地震前後に買ってきたんじゃないかと思うけれど日記には書いてなかった。というわけで、改めて。
初版が1982年6月30日。読んだのが2010年7月15日出版の11刷…というわけで、なんとまあ長い間気づかなかったんだろうと。そして、読んだあともほったらかしということになってた。そもそも紀伊國屋書店で買った覚えもない。さらに言うならば、検索すると
アマゾンにて1354円なり。価格変動がある古本なのにですよ。
気を取り直して本の方。まず、最初にお願いしたいのは、巻末に近いところにある専門的補遺を読まないこと。読んでしまうと興味半減だし、想像を広げる部分が10%以下になってしまいます。(読んじゃったら仕方ないですが、それでも想像を広げないと楽しめませんから)
物語は、「プーは、葉の茂る樹上の棲家に横になっていた」から始まるんですが、裏表紙に書いてある「探査宇宙船セント・ジョージ号が中性子星を・・・」なんてのは想像もつきません。とりあえずプーとその子孫の物語からのスタートで獣からの進化を追いかけていくハードSFの物語です。その中には、数を数える動機なんかが展開されますので、もしも類人猿からのスタートだった場合の概念の獲得ってのがわかりやすいかもしれません。
大団円まで読み進んで、専門的補遺に進むと、自分の考えていた生物と作者の設定していた生物とのギャップに驚くかもしれません。
機会があれば、御覧ください。しかし、高いんですよ。
蛇足:J.P.ホーガンの「星を継ぐもの」初版本が1980年ですから老舗といえば老舗の本かもしれません。
Posted at 2020/06/17 09:34:54 | |
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