
本屋で見かけてまして興味はあるものの手元においておいても仕方ない系の本なので別ルートでお願いして読み切りました。
最相さんがインタビューして益崎さんが答えていく形式になっています。ややもすると難しい本になってしまいがちなのですが、インタビュー形式にすることで読みやすく頭に入ってきます。ただ、ずっと記憶にとどめておいたほうが良いのは、あとに書きます。
インタビュー形式なので、大まかな枠を決めて話を勧めているんじゃないかな。もちろん脱線してもありなのですが、最低でも3時間位かかっているはなしなのでお茶を飲みつつ本番に入っていると思います。(速記者か録音しておいて原稿に起こしていく形かもしれません)
えいや!って書いてしまうと胎児の診断が半分かな。タイタニック号が氷山にぶつかった話から始まって、潜水艦のソナーにたどり着いて、魚群探知機からの超音波診断。人間ドックで受ける肝臓の超音波診断がありますが、胎児への適用も戦後しばらくしてかららしいです。
そういったよくわからない世界からの脱却が1990年代で、理解できそうな項目としては胎児の性別やら遺伝子検査あたりかな。性別が事前にわかっていると名前を考えるのが楽だったりするから。そして遺伝子検査は、ダウン症児が事前にわかると、どのようにするのか考える時間ができる。
昔は誕生をひたすら待つところからの出産が今の状況になったのが、ほんの少し前だったのがよくわかる。
そして、記憶にとどめておいたほうが良いのは、
亭主のDNAが奥様の体内を駆け巡ってるやつ。胎児を身ごもるかどうかに関係なく密接な接触があるだけで、そうなるらしいですよ。
そして最終ページに書かれているフレーズが秀逸でして
「楽しくてためになる”役に立たない”本にしましょう」
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Posted at 2020/07/19 19:07:01 | |
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