
ついこないだカメラは、マニュアルフォーカスからオートフォーカスに切り替わって、フィルムからデジタルにに転換されましたっけ。
オートフォーカスに関しては、測距点が1点から始まって最高機種だと千点以上の撮影する側から見て無数と言って良いくらいに測距点が増えました。もちろん、顔認識が追加されて瞳やら、動物の瞳まで追いかけられるようになってきた。ここまでくれば、少々目が悪くてもフォーカスポイントが見分けられれば問題ない。
ちなみに、大昔のカメラ入門書に「ピントが合わない」というカテゴリがありまして、最終的に「目は大丈夫?」というところもあるくらいでファインダーの中央にあるマイクロプリズムやらスプリットイメージでピントをしっかり合わせるのが要求されました。
そして広角レンズだけじゃないけど絞りの合う範囲を距離指標の下に刻印で教えてくれる仕組みもあった。要は適当に合わせてもピントがしっかり合ってますよってやつでしてパンフォーカスだったかな。
デジタルに切り替わってもクイックリターンミラーとペンタプリズムは廃止されず、ずっと続いていた。もともとはライカに対抗してパララックスやらTTL測光などのメリットからの装備だったんですけどね。
それからミラーレスの足音が聞こえてきた。Wikiを調べると
リンク先のように2008年。当時は、高性能なファインダーが実現できないため背面の液晶モニターがファインダーの代わりに使われてました。
ファインダーとしてOVFとEVFの区別が行われだしたのは、それ以後かな。EVFは、センサーから取り出された信号をタイムロスなしに表示させるというハードルがあったようでしてね、スポーツはまず持ってムリでして・・・。あとは、ピント合わせの方法論。ミラーレスなものだからフォーカス専用の箱を置くわけにも行かず。コントラストのみで対処するしかなかった。
それから営々とカメラメーカーが頑張ってきて2018年でしたっけかな。先行していたS社の製品に対抗できるものを出してきた。まだ本気ではなかったのは、マウントアダプターを出してきたから。
マウントアダプターは、既存のレンズ系列を無駄なく使え、発売間もないミラーレスの弱点を補う手法で・・・当初のミラーレス系では「マウントアダプター遊び」なるフレーズが飛び交いましたっけ。いわく、古いレンズや他社のレンズをマウントアダプターさえあれば取り付けられるというメリット。フランジバック(マウント面からセンサーまでの距離)が短いからできる技でして特定のマウントをターゲットにしておけば、本体側のマウントを考えるだけ十分商売になると。ライカマウントなんかは、その典型のような気がする。
こないだ、某社によって新型ミラーレスの発表が行われました。しかも周辺レンズ山盛りで、とはいっても発売時期がずれますが。あの会社、切り替えるとなると早いのですよ。スピゴットマウントからEFにもスパッと切り替えたし、数年先を見渡してカメラ側に無理をしないってのがポリシーみたいなので、新規購入する側から見ればベストなんですけどね。
あと数年で全部切り替わってミラーボックス&ペンタプリズム内蔵のカメラが珍しくなるんじゃないかと思います。
と、ここまで書いたのが7月15日でして、その直後に別の
メーカーからペンタプリズムは、継続するという宣言もあって個性の時代に移ってきたのかなとも思えます。
結果良ければ全て良しとも言えますが、選択肢の幅が狭まらないことは良いことだと思います。みんなミラーレスじゃあおもしろくないもんね。
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Posted at 2020/07/22 21:44:55 | |
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