2020年11月07日
こないだの出先で右がいいのか左がいいのかって話になりましてね。経験上のお話をしてきました。
まずは、言わずもがなですが紳士用のズボン(スラックスとかチノパン)とその下にあるパンツの場合、完全に右利き用を想定して作られております。右手でジッパーを下ろして手を突っ込んでパンツの打合せをもぞもぞさせて用を足します。これを左でやってのけると悶絶モノでして急いでいる場合は【なんでやーーーー】って感じになります。
ハサミも同じくですが、よーく探すと左利き用がありますね。100円ショップでも見かけましたから「ないわけではない」。ただし良いものは、やはりそれなりの値段がしますね。
車のシフトレバーは、日本とイギリス圏は左利き有利。ちなみに欧州・米州仕様だと左ハンドルですから右手でシフトレバーを操ることになります。なので右利き有利の世界かもね。
英語圏の外人が左手でサインするのがカッコいいなんて話を聞いておりますが、アルファベットも漢字も右手専用でして左手ではきれいな文字にはなりません。アルファベットは、イタリック体だと壊滅的かも。漢字だとサンズイの下から上のハネが苦しむネタになるし「右」の左ハネが手前に来るのでぐぬぬ状態になるんじゃないかな。
イギリ議会の右か左はよくわからないのですが、あの距離で議論できているというのが凄いし伝統というか・・・日本だったら殴り合いになりかねないかも。あ、寝てしまったり読書やらをやってのけるのは無理かな。
文字の話に戻して日本では漉いた紙は巻紙にしていますよね。中国の影響かもですが。
その巻紙を持って空中で手紙を書いたり、床に巻いた紙を広げつつ書いていくと右から左に書いたり、縦書きも右から左に書いていくことになります。これは、墨書だからできる技でして鉛筆ならば右手の腹の部分が真っ黒になってしまいます。このへんは、いい意味で墨書による日本文化の現れでもあるし洋式の場合の影響ってのもあるのかもしれません。なにしろ【手による】縦書きはほとんど絶滅してるきがします。殆どの場合は、横書きでごまかしてるし左から右に書いてますから。
なお、アラビア語は右から左に書きますけど右端がスタート地点で左端に向かっていったような。ジブリ映画のオープニングで見たような記憶があります。
ともあれ、どちらが良いかというよりも源流に戻って不便の有無を教えるとかすればと思います。
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Posted at 2020/11/07 20:38:50 | |
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