
ついこないだ
インターナショナル・ダガー賞を受賞した作品でして出版社が大喜びで「需要には全部応じる!」というニュースが流れていたような。
表紙の裏側には、簡単な粗筋がありましてね「暴力を唯一の趣味とする新道依子」と書いてある。オブラートに包むまでもなく殴るけるが主題になる物語。
そもそも、何が難しいって言葉だけで紡がれる物語が小説であり実在しない世界ではある。
書くのが難しい小説として一般的に云われてるのが探偵小説でしてリンク先の「
ノックスの十戒」というのがある。これは、ロボット三原則みたいなもので「キホンとして守ってね」っての。
わかりやすいのが探偵が赴いた場所の様子を読者が理解出来て「明示された痕跡」を元に探偵といっしょに犯人を絞り込んでいく。
これが難しい。
話を元に戻して「殴る蹴る」をたくさんの文字数で表現するのは意外と難しいんです。しかも、異なった場所で、異なった相手に殴るけるを展開しないといけないから、コピペでは済まないと思う。
そしてバイオレンスシーンだけでなく、それぞれの事情を交えたうえでのゴールが、どこに行き着くか、
そのあたりを含めてあれですなぁ。
強くはおすすめしません。ま、図書館に収蔵されてて時間があるようならというレベルです。
.
Posted at 2025/08/14 12:20:50 | |
トラックバック(0) |
お勧めの本 | 日記