
徳島県の板東俘虜収容所は、ベートーベンの第九が日本で初演されたところとして有名で、映画にもなっているのでずいぶん前から知っていたが、野暮用のルート上にありながら(いつでもいける)気分があるので、まったく寄り道をすることがなかった。
今回は、同じく徳島のひな祭りが22日からということがわかったので寄り道してみた。
全体は、写真のような2階建てのビルです。中は、2階が展示室で1階がお土産屋さん。ソーセージとかアイスワインとか。
展示室は、当時の模様を伝える資料や実際に使用された家具などが展示されてます。
思ったのは、クラッシックの楽譜がよく準備できたものだと。
たとえば、未完成は2楽章なので、もし覚えていた人がいたら再現は簡単だけど、ベートーベンの5番とか9番なんかは結構長いしパートごとの楽譜をどうするんだろうか。
楽器もそう。最初から作るにしても板や工具をどうやって準備するかとか。当時の洋楽器は、ぜんぶ輸入のはずだし…。ヤマハは、ピアノを作っていたが、家具が主力だった。
そういう状況の中で、必要なものをそろえてコンサートまでやってのけたのは凄い。もちろん、それを許して支援した日本の担当者の度量もね。
Posted at 2009/02/20 22:14:56 | |
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アウトランダー日記 | 日記