
我々が乗りたい車をつくろうではないか。
この未曾有といわれる経済危機のとばっちりを受けて、わが社は厳しい状態にある。
ジッと立ち止まって危機が過ぎ去るの待つのは簡単だ。だが、それが過ぎて好況の兆しが来たときに、売る玉がなければマイナスのスパイラルを巻き戻すことは出来ない。
そこでだ、諸君の給与を絞らせてもらっているが、そこからさらに毎月千円を寄付してくれないか。多寡が知れている金額かもしれないが、集めれば相当なものになるはずだ。足りなければ、販売会社の店頭で寄付を募ってもよい。熱心なユーザは必ずいる。
スローガンは「われわれが乗りたい車をつくろう」だ!
広く社会に受け入れられる必要は無い。新しい提案も必要ない。
われわれが乗りたい車を作ろう
普通ならリサーチをやるが、われわれの車を作るなら、社内アンケートで十分だ。
フェイスマスクは、現行車両のデザインを使おう。金型が流用できるかもしれん。
設計コンペはしない。乾坤一擲、一発勝負をしようじゃないか。普通なら難癖をつけることもあるだろうが、今回はでたもの勝負。何も云わない。
そのかわり、設計者には責任を取って必ず買ってもらう。乗りたい車であるがゆえに、社員には出来るだけ買ってもらいたい。私も買う。
まずはセダン、名前は当然のごとくミラージュにしよう。
それから…グランディスをリファインしようではないか。
この2台を我々のファミリーカーにしよう。
そして、これをスタートとして残りの伝説となりつつあるものを
復活させようではないか。
設計部門、頼む。残業なんてやわなことは云わないで趣味で天使のように大胆にやってくれ。
テスト部門、素直にみんなが乗ると考えてくれ。
さあ、我々が乗りたい車をつくろうではないか。
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という与太話をとあるところでしてました。ちゃんちゃん
Posted at 2009/03/31 21:33:50 | |
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経済 | 日記