
何かを作るとき、最初にすることとして「目標を定める」ということに異論を挟む人は居ないと思う。
次に目標に対して実現する尺度を求めるのも「大丈夫」の範囲に入るはずです。
たとえば、洋服を作る場合、着る人のサイズは大切な要素で正しい目標となり仮縫でずれを直すことになる。ちなみに完全なオーダーメイドの場合、股下を測るときに「普段は右ですか」などと聞かれるときがあるそうな。
クルマを作るときも想定するユーザ・大きさ(駐車場/取り回し/旋回性能)・重さ(税金)・燃費などが目標として立てられ設計者と材料担当者が神経をすり減らすことになるんじゃないかな。
前振りが長くなりましたが…
昼飯のときにED治療薬の話が出ていて、目標との乖離をどうやって測定したかで盛り上がってました。
まず、基準点をどこにするのか?
次にゴールとなる効果をどれくらいにするのか???
(高校生なのか、30歳なのかでずいぶんと違います)
そして効果があるかどうかの共通な判定素材をどうするか。
まったく同じものを見て、同じ効果が出るのが理想なのですが、難しいでしょうね。(結構笑えます)
同じ体験というのもありえるけれど、これもまた人によって異なるはずです。
それから、効果の判定をどうするか。測定者が立ち会うのか、自分で測定するのか? ガールフレンドが測定するのか? 測定する人によって効果の幅が異なるはずなんです。
自分で測定した場合のデータ捏造をどうやって防ぐかなんてね。
(見栄を張ってはいけないんですよ)
偽薬(プラセボ)を処方された人のプライドはどうなるのか…
こいつは何を見ても効果があると…
これほど判定の難しい大真面目な研究が、日の目を見たってのも面白いと思いますね。
Posted at 2010/04/22 20:58:47 | |
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