まずは、リンク先のPDFをご覧ください。アクセス先は、内閣府で貿易赤字に関する考察です。
このPDFの2ページ目の図5が気になるところ、その1で赤字要因として鉱物性燃料が赤字の要因としてあげられてます。まあ、推測するに重油なんかですね。なぜって、原子力発電所が止まってますから。
そして3ページ目の図6は、3月を境目に6月にピークを迎えて全く下がってない。原油は言うに及ばずLNGも石炭も全部上がっています。原子力発電所が止まっている状態で必要なのは、LNGや石炭、重油ですからね。この辺に投機のお金が集中しているんじゃないかな。
LNGは火力発電所ですよ。完全に足下を見られてます。
結論には、輸入化石燃料に依存しないエネルギー需給構造の実現と書いてますが、太陽光や地熱では簡単に代替できないんじゃないかな。とにかく黒字に持って行くからには国内での製造業を動かさねばならないし、そのためには電気がいるってサイクルだったりする。
そして節電対応として自家発電を入れたところで、そのためのインフラの建設やら燃料代を考えると集中的に発電する施設の方が有利なのは言うまでもない。であれば、電力会社以外からの購入を考えることも線上に上がってくるけれど、原子力発電所を動かしてしまえば競争力はあっという間になくなるという問題点も抱えている。
ガソリンを使わない電気自動車も注目されているが、結局発電所に頼っている。太陽光発電では、フル充電まで何時間かかるのだろうか。屋根にソーラーパネルを敷くという手も考えられるが、そのための投資(100万円コース?)とか、最近よく降っている雹による被害は考えなくても良いのかというあたりのリスクもある。
もし、原子力発電所を動かしたら・・・ どうなるんでしょうね。
安全も非常に大切で、ほんのわずかのミスも許されませんが、世界における日本の存在(プレゼンス)も考えておかねばなりません。
Posted at 2012/05/29 19:42:18 | |
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経済 | 日記