すでに公開が始まっている決算忠臣蔵ですが、見てきました。場所は大阪駅ステーションシネマでして上映場所は、ちょっと広め。改めて見渡すと僅かに傾斜がついています。昔のシネラマだと谷底みたいな場所にスクリーンがあったりするんですが、場所的には難しいですよね。
それは、さておき映画の方。忠臣蔵の討ち入りがあったのは、生類憐れみの令がでていたころでして関ヶ原の戦いがあってから100年ちょっと。いわゆる戦争を知らない世代ってことになりそうです。
ストーリーは、単純です。「おなじみ!」の忠臣蔵をタテ糸にお金の価値を横糸にして語っていきます。ニハチのそば、16文を現代の価値に換算してありとあらゆる行動に要する費用をあぶり出していきます。江戸表からの「殿の乱心」を早馬で知らせるシーンがなかったのは残念ですが、家臣がなにかあると江戸と赤穂を往復するわけで1回あたりの費用が画面に出てくる。
いろんな誤算や目論見ハズレ、やらずもがなの往復に待ちきれず売り払った刀や槍の買い戻し、装備費用に呑み屋のつけに至るまで精算してからの出撃だったような。
討ち入りの志士の衣装とか防具が意外に高くて赤字になりかけたり、亡くなった殿様の奥方様に決算書を届けてあったりして(昔の人はそこまでやるんだ)って思わせていただきました。
特設サイトは、
こちらのリンクなのですが、当時の価値観やら用語に関する
クイズもありまして、そちらも御覧ください。
お時間があればおすすめの映画じゃないかと思いますが世代によっては、イマイチかもしれません。
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Posted at 2019/11/30 15:38:41 | |
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