インタビューといえば、タレントに対しての質問とか答え、密着しての取材なんかがありますが、漫画家と担当者というタッグを組んだ人たちのインタビュー記事です。
漫画家というと一般的には、白い紙に鉛筆で下書きしてペンで描いて原稿にしていく感じ。それは、昔ながらの漫画作成の手順でして、いまではデジタルに代わりつつある。
でも、アナログというか手作業の部分を理解できていないと・・・(理解する必要はあるのかな)。たとえば、
漫勉というドキュメンタリー(インタビュー)があって浦沢直樹が、他の同業者の漫画作成を録画して「あーだ・こーだ」と話し合う番組で1ページの漫画が仕上がる風景が見えてくる。
それは、すでに漫画家として大成されている方の風景ではあるのかな。そういったなかで見えてくるのは自分にしっくりした道具を自由自在に使って絵というか漫画を紡ぎ出している。この紡ぎ出す作業は、日本画家でも同じだし洋画家も同じかもしれない。
日本画家だと上村松園の作品を所蔵している
松柏美術館に行くと完成品までのルート上にある下書きなどが展示されていて見事に切った貼ったをやってる。
どちらも最終稿(作品)に至るまでの長い道のりがあって、
間違った許せない線を書いてしまったときの対策なんてのもなんだか似てるなぁと思う。
そして今回、紹介するのは漫画家と担当者のタッグに対してインタビューをするんです。そこには荒削りな漫画家と育成も担う担当さんの姿が(つきなみな書き方ですが)浮き彫りになってくるってやつ。
たとえば、インタビューの中にある名言が締め切りがあるからといったクォリティを落としてはいけないってやつでしてね。
仕事でも車やバイクなどでは標準作業時間があって「これくらいの時間で作業できるから、工賃は、これくらい」と決まってる。
漫画家でも同じらしいのですが、締切が迫っているのに画質を落としたりするのは駄目ってのね。ある意味、絵を描くよりも物語を作る方に悶絶の苦しみってのがあるはずなので「迫る締切&浮かばない物語」の苦しみは理解できる。
で、言いたいことなんですが、そのまま
仕事に手抜きは避けるべき。ただし、手数を少なくして完成までの時間を短縮するのは良い。
ほかに、インタビューの冒頭の絵に書いてある「自主的に絵の研究をするのが漫画家としての最低限の責任」ってやつ。
職業として選んだのだから、その関連の知識(技)は蓄えておくのが最低限の責任と言い換えることはできないだろうか。
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Posted at 2021/08/20 09:08:21 | |
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