290Aの整備

コールマン290A（ツーマントルランタン）です。　1992年1月製です。
最近、調子が悪く、ポンピングしても加圧出来ない状態でした。
413Hからポンププランジャーを移植してみたところ加圧は出来る様にはなりましたが、チェックバルブからエアリークしている様です。
なのでチェックバルブの交換を行います。
ついでにポンプカップ交換、ジェネレーター交換もしちゃいます！

チェックバルブのエアリークはポンプ部分に耳を近づけるとシューっと音が聞こえるくらいエアリークしています。


スーパーレンチを使ってポンププランジャーを取り外します。


ホヤを割ってしまうと厄介なので、取り外しておきます。


エアステム（角棒状のもの）を取り外します。


中を覗くとチェックバルブが見えます。


チェックバルブは硬く締付けられています。
チェックバルブの脱着には専用工具が必要です。
純正のチェックバルブレンチでも良いのですが、私は舐める心配が殆どないチェックバルブコネクトレンチを使用します。


チェックバルブコネクトレンチをしっかり固定します。


チェックバルブコネクトレンチをモンキーレンチで回します。
が、とても硬い！
ゴムハンマーで叩き回します。　こうすれば比較的簡単にチェックバルブを外せます。


チェックバルブが無事外せました。


新しいチェックバルブとエアステムです。


右が新、左が旧です。　少し形が違います。


エアステムにチェックバルブを取り付けてランタン本体へ仮締めします。


エアステムを外して、チェックバルブコネクトレンチを使って締付けます。


しっかり取り付け出来ました。


エアステムを取り付けます。


続いてエアカップの交換です。
今回は皮製のポンプカップに交換します。


ポンププランジャーからプッシュアンナットを外して古いポンプカップを取り外します。


新しいポンプカップを取り付けます。


リュブリカントをポンプカップにタップリ塗布します。


ポンププランジャーをランタン本体に取り付けます。


作業している間にマントルが破けてしまいました。


ジェネレーターを交換するのでマントルはどちらにしても捨てです。


ジェネレーター取り付け部のカバーを外します。


下側の薄いナットをスーパーレンチを使って緩めます。


これでランタン上部を外すことが出来ます。


厚いナットをモンキーレンチで緩めジェネレーターを取り外します。


取り外したジェネレーターを分解してみました。
煤が溜まっています。


新しいジェネレーターです。


新旧比較。　先端形状が若干違います。


新しいジェネレーターを取り付けます。
取り付け前の写真を撮り忘れてしまった・・・


ランタン上部を復元します。


新しいマントル。　10年位前に購入したものです・・・


マントルを取り付け、


から焼きします。　楽しい瞬間です。


から焼きが終わると灰になります。
触れない様に！


ホヤとかさを復元します。


試運転します。
燃料を入れて、


点火！
イイ感じ～！


試運転終了後、ホヤをきれいに拭き掃除して290Aの整備完了！