シルバーウィークは美ヶ原で

もう先月の事であるが、シルバーウィークの真っ直中に信州のビーナスラインから美ヶ原に行って来た。

元々私はゴールデンウィークや通常のお盆休みの時などの、道路も観光地も激混みの時はあまり外出しないようにしている。

ただ、今年は8月のお盆の頃からずっと悪天候が続き、先のシルバーウィーク期間中にやっとお天気に成ったと言う経緯もあり、折角の機会なのでと信州に出掛ける事にした。

先ずは事前に高速道路の下り線の渋滞予想を見ると、な、なんとっ！、、、東名高速は大和トンネルで、中央道も小仏トンネルから相模湖付近で、渋滞の発生はそれぞれ朝の5時ごろからで最長は45Kmとの予報であった！

しかしここは思い立ったが吉日、朝の4時に目覚ましを掛けて支度をし、4時半に自宅を出発した。


■9月20日

ついこの間までは4時にはもう明るかったのだが、この日は4時半でもまだ暗く、月日と季節の移ろいの速さに改めて感慨を覚える。




薄暗い中、既にかなり混み合ったいつものバイパスを通り、横浜IC.から東名高速道そして圏央道から中央自動車道に入ると、まだ5時前であったがもうノロノロ。。。

通常の土日であれば空いて来る大月JCT.を過ぎても台数が多く、結局大分先の双葉SA.を過ぎた位でやっと空いてきた。


7時に過ぎに諏訪IC.で高速を降りて、ここから裏道で霧ヶ峰に上がると、駐車場は既にクルマもバイクも普通の休日の昼間程度の台数はいる。




これはここで時間を潰すと美ヶ原に停められなくなる可能性も出て来るので先を急ぎ、8時丁度に山本小屋の駐車場に着くと、私が最後で満車となった。

まさに恐るべしシルバーウィーク！！




先ずは駐車場の横の牛伏せ山に登り、山頂で諏訪のコンビニで買って来たサンドイッチを頬張る。　朝日の中、放牧されている真横の牛がチラ見して来る。




ただ、遠く北アルプスは残念ながら雲が掛かりはっきりとは見えない。




草原での朝食を終えた私は、美しの塔を眺めながら美ヶ原の最高峰王ヶ頭まで歩く事にした。　単なる高原に見えても美ヶ原は日本百名山の一つなのだ。




またこの王ヶ頭にはホテルがあり、その送迎バスが通る牧場の中の道を歩くのだが、乾燥している高原ではバスが通ると土埃も凄く、途中から離脱して登山道の方を進む事にした。

10時過ぎに王ヶ頭に到着。　片道4Kmしか無いので1時間弱の旅であるが、秋の日を浴びて実に気持ちがいい♪

王ヶ頭ホテルでモーニングコーヒーを飲み、来た道を歩き駐車場に戻るとちょうど12時となり、駐車場の横の山本小屋でピザを注文して食べた。　あっただ、ピザの写真は取り忘れた。


14時を回ると周りの景色は一変して霧の中に成ってしまったが、高原美術館側に移動して交通情報を見ると、今度は高速の上り線の渋滞のメッカである中央自動車道・小仏トンネルと、東名高速道・大和トンネルで既に20Kmを超える大渋滞中との事で、この日はここ迄で結構疲れたので、諏訪IC.近くのビジホに宿を取り早めに就寝となった。


■9月21日

明くる日も朝日がまぶしく、朝7時に諏訪の宿を出発。




私と時を同じく、続々とクルマ、バイク、自転車の客がチェックアウトして出発して行く。

本当は今日もビーナスラインを走ってから帰りたいと言う気持ちを抑えて、ひたすら渋滞が起きる前に渋滞のメッカを通過すべく、自宅に向かって頑張って進む。

結果から先に言えば、この日はすいすいと走り、朝の9時過ぎに帰宅出来たのだが、帰宅直後に渋滞情報を見るとそれぞれもう渋滞が10Km以上に成っており、ビーナスラインを走っていたら確実に帰宅が数時間は遅れる所であった。

いつもの様に帰宅直後に洗車して、車体カバーを掛けたのがまだお昼前の11時過ぎで、何か特をしたと思える反面、渋滞さえ無ければ、2日目もお天気のビーナスラインを気持ち良く走れたのは間違いないので、痛し痒しの秋の1日となった。




やっとオープンで走っても気持ちの良い季節に成って来たと思ったのも束の間、ここ数日北海道と東北から立て続けに初雪の便りも届き、朝晩はもうジャケットを羽織らないと寒い季節に成って来た。

次はどこに行こうかな♪