• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

くまとっどのブログ一覧

2022年03月02日 イイね!

ターマックラリー スペシャリスト Vol 1

ターマックラリー スペシャリスト Vol 1ブログの間隔が、だいぶ空いてしまいました。

結局、2月は1本だけ。

いざ書こう!とPCに向かうも、なかなか文章がまとめられない・・・

「書かない」と「書けない」になるので、気を付けないとなりませぬ。



さて、今回のお題は、WRC 世界ラリー選手権。

ラリーには、ダート主体のグラベルラリーと、舗装路主体のターマックラリーがあります。

最近は半々か、ちょっとグラベルが多いでしょうか。

それが90年代以前まで遡ると、ほとんどがグラベルラリーでした。

年間タイトルを狙う様なワークスチームは、主戦場であるグラベルで速いマシンを作り上げてきます。

その結果、Gr B以降ではターボ + 4WDが主流です。


各ラリーには、それぞれ付与されるポイントがあります。

その合計数で年間のチャンピオンが決まる仕組みです。

チャンピオンを狙うワークスチームは、当然、全戦参戦。

ところがセミワークス、プライベーターとなると、それは資金的に難しい。

そこで得意なラリーだけスポット参戦するチームもあります。

中には数少ないターマックラリーだけに、全力で挑むチームも。

今回は、そんなターマックスペシャリストを取り上げていきます。

このクルマは、1970年代後半からGr 4, Gr Bで活躍していました。






フェラーリ 308 GTB



フェラーリと言えば、サーキット。

F1は元より、70年代の365 GTB/4 デイトナ、現代の488 GTE・・・

ロードカーベースの車両でも、数々のレースで勝利を挙げています。

そんなハイパフォーマンスなフェラーリ。

舗装のターマックやフラット ダートであれば、サーキット並みのパフォーマンスが発揮出来るのではないか?

そう考えたチームがあったとしても、不思議ではありません。

そこでフェラーリの中では小柄なミッドシップの308 GTBをベースに、Gr 4仕様のラリーカーを製作し、参戦するプロジェクトが動き始めます。

このプロジェクトには、フェラーリも参画。

ですが、マラネロで作られたものではありません。

フェラーリは、ボディとエンジンを、それぞれ単体で提供。

それをラリー仕様のGr 4にまとめあげたのは、市販車ベースのレース車両を開発していたミケロットです。

スチールのボディは、一部をFRPに変更し軽量化。

リアにはオーバーフェンダーが追加されました。

ラリー仕様なので車高もアップし、ボディ補強も追加しています。

3L V8のエンジンは、圧縮比アップを始め、インジェクション化。

ノーマル比 50psの300psまでパワーアップを果たしたのでした。







まずはヨーロッパのラリー戦に1978年より参戦。

1979年のモンツァでは初優勝を挙げています。

1982年からWRCにも参戦。

スポット参戦に選んだのは、フランスはコルシカ島のオールターマックラリー、ツールドコルスでした。

この年は、Gr 4とGr Bの混走。

WRCは前年参戦したこのクルマによって、新しい時代の扉が開かれていたのでした。




アウディ クワトロ


その後の主流となる 4WD + ターボを、初めてWRCに持ち込んだクルマです。

1981年よりGr 4で参戦しましたが、当初はターボトラブルが多発。

白煙を吐くシーンが多く見られました。

そして熟成を重ねてきた、2年目。

マイナートラブルは解決され、信頼性も大幅に向上しています。

そうなるとターボパワーを4WDで路面に叩きつけ、怒涛のトラクションで疾走するクワトロに、もはや死角はありませんでした。


そして、もう1台。

後年語り継がれる事になる名車が、ここコルス でデビューします。





ランチア ラリー


エンジンは過去3回マニュファクチャラーズチャンピオンに輝いた、フィアット 131に搭載されていた、2L 4気筒 DOHC。

それをベースにスーパーチャージド化し、アバルトにより更にチューニング。

そのエンジンをダラーラで製作されたチューブラーフレームに、ミッドシップで搭載。

最後はピニンファリーナデザインのボディを纏った、世にも美しいラリーカーをエントリーさせたのです。



コルシカ島に降り立った、2台のスーパーラリーカー。

いくらフェラーリと言えども、こちらはセミワークス。

しかもラリーフィールドは、全くの未知数です。

果たして、フェラーリに勝算はあるのか?






そして幕が切って落とされた、ツールドコルス 。

序盤からフェラーリが快走し、トップに立ちます。

そのまま逃げ切れるかと思いきや、メカニカルトラブルが発生。

残念ながら2位でのフィニッシュとなりました。

ですが、この時の2位リザルト。

この記録が、今もWRCにおけるフェラーリの最高順位として輝いています。

結局、優勝したのはあの2台のどちらか?

ランチアは、初戦故のマイナートラブルに泣かされ、完走するもノーポイント。

アウディは、怒涛の4WDシステムが災いし、プッシュアンダーに苦しめられ下位に沈んでしまいました。

となると、フェラーリに勝ったのは、一体?






地元フランスの意地を見せた、ルノー 5 ターボです。

操っていたのは、世界最速の広報部長、ジャン・ラニョッティ。

ツールドコルス 、一筋縄ではいかないラリーですね。



この結果を受けてかどうか、定かではありませんが、遂にマラネロが動き出します。

フェラーリ自らが、Gr B車両を開発する事になったのです。

そのクルマとは・・・





フェラーリ 288 GTO


車名の「GTO」、これは「Gran Turismo Omorogato」の略。

オモロガート、英語で言えば、ホモロゲーションです。

つまり、FIA GTカテゴリー(グループ B)の公認車両、という意味を表しています。

308 GTB Gr B (Gr 4)からの変更点です。






V8 DOHC 4バルブエンジンは、ツインターボ化。

その為、ターボ係数 1.4を掛けて4.0L以内になる様、排気量は2855ccへ下げられています。

その結果、パワーは100ps以上アップし406ps。

そのエンジンを縦置きに変更し、前後重量配分をより50:50へ近付けています。

この大パワーを受け止めるべくボディも、308に似ていますが変更が実は似て非なるもの。

ホイールベースを110mm延長し、幅も190mm拡大し、この暴力的なパワーユニットを抑え込むべく、より安定方向で改善されています。

それでも、ミッドシップ 2WDで、406ps。

時代は4WD化していく中、果たしてこんなモンスターマシンが、コルシカ島のワインディングで戦えるのか?

そんな予感は的中しました。

288 GTOが発表された翌年の1985年、ツールドコルスではランチア ラリーで死亡事故が発生。

1986年にも、同じくツールドコルス でランチア デルタS4で死亡事故と悲劇が続きました。

もはやGr Bは、人間がコントロール出来る様なシロモノでは無くなっていたのです。

これらの事故を受け、1986年を最後にGr BでのWRCは終焉します。

288 GTOは生を受けたものの、活躍する事なく使命を終えたのでした。


その後の288GTOは、エボルツィオーネと進化し、舞台をサーキットへ。

そして、あの名車へと昇華するのでした。





フェラーリ F40


フェラーリ創立40周年を記念して、誕生したクルマ。

そしてエンツォ フェラーリが見届けた、最後のクルマでもあります。

基本パッケージは、288GTOを踏襲。

エンジンを3.0L化し478psへアップし、ホモロゲモデルからロードカーへ仕立て直されました。

戦う事のなかった288GTOでしたが、その技術はF40で活かされたのです。


歴史に「たら・れば」はありませんが。

ツールドコルスを豪快なパワードリフトで駆け巡る、288GTOの勇姿は見てみたかったですね。

ですがそうなれば、きっとGr Bの終焉がもっと早くなっていた事でしょう。
Posted at 2022/03/02 10:27:13 | コメント(4) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2020年05月15日 イイね!

サーキットで働く 華のあるトラック

サーキットで働く 華のあるトラック私、商用車が好きなんですね。

子供の頃、父が配送の仕事をしておりまして。

幼稚園の頃は、よくトラックに乗せてもらいました。

その影響があるのかもしれません。



そんな街中で働くトラックですが、華はないけど実はあります。

今回は、華も実もあるトラックの話です。

それは、モータースポーツ関連のトラック。

マシン、パーツを運んでいる、トランポです。

そのサイズ、とにかくデカい。

これがパドックに並ぶ姿は、圧巻です。

しかもそのサイドパネルは、まるで大きなビルボードの様。

各社いろいろなデザインがあり、カッコいいです。

代表的なものは・・・







やっぱり、フェラーリでしょうね。

真っ赤なボディに、キャバリーノ ランパンテ。

ロゴが少なくシンプルなところが、また渋くてカッコいい。

フェラーリの歴史は、F1の歴史。

自ら多くを語らない真っ赤なボディから、伝統の重さを感じます。







カッコよさでは、フェラーリと双璧をなします、ロータス。

もちろん、カラーはJPS。

このユニオンジャック付きの方が、私は好きです。

やはり偉大なる世界初のウィングカー、ロータス78の影響なのでしょう。

現在はタバコ広告が禁止されているので、もうこのカラーを見る事は出来ません。

ですが21世紀に入り、グループ ロータスがルノーF1に参画し「ロータス ルノーGP」として参戦した事がありました。
(この時、同時に2チーム参戦して、ややこしくなっていましたが)

その時のカラーは、赤基調のゴールドリーフでもなければ、青基調のエセックスでもありません。

やっぱり、黒基調のJPS風なんです。

結局は、みんな大好き、JPSなんですよね。







それから、忘れてはならない伝統のチーム、マクラーレン。

昨今はホンダとのゴタゴタもあって、ちょっと印象が悪くなっていますが・・・
(個人の意見です)

ここも印象が一番強いのは、今のオレンジでも黒銀のウェストでもなく・・・

やっぱり赤白のマルボロカラーです。

ですが、これもJPS同様タバコブランドなので、もう見ることは出来ません。

でも、この赤白の塗り分けだけみれば、ロゴがなくてもわかりますよね。



そういえばバブルの頃、この色のトランポを東北道で見ました。

もちろん、写真の「マクラーレン TAG」ではなく「マクラーレン ホンダ」ですけど。

このトランポの行き先は、栃木県。

ホンダのプルービンググラウンド(テストコース)です。

F1チームとしてのトランポを見たのは、この第2期だけでしたね。

その後、「BAR」とか「Red Bull」のは、見た事ありません。







続いては、日本から。

現在SUPER GTに参戦中の、3メーカーです。

これもホンダは、見た事があります。

やっぱり東北道で。

ホンダは、以前の様なF1チームのものではなく、このHonda Racingのトランポ を使っているのかもしれません。








最後は部品メーカー、横浜タイヤのアドバンです。

これもカッコいいですよね。

そういえばアドバン、時々モータースポーツとは関係ない場所で見ます。

普通に朝の通勤時間に、近所で見ました。

もしかすると、あのカラーで普通に工業製品を運んでいたりしているのかも?

あのトラックが倉庫に来たら、テンション上がりますね。


JPSとかアドバンとか・・・

結局のところ、私は黒ベースが好きな様です。







サーキットで働くクルマは、トランポばかりではありません。

軽トラもあります。

これはロータスが、パドック内でタイヤ等を運ぶ時に使っていたのだそうです。

ベースは、ホンダ TN-V。

カラー以外に変更点はなく、いたって普通の軽トラです。

でも、これは凄くカッコいいですよね。

やっぱり、JPSカラーは無敵です。


軽トラも、いろいろとモディファイされる方を、みんカラでも見掛けます。

でも、こういう方向は、あまりありません。

これ、うちのアクティでもやってみたいですが、先立つものが・・・

まずは宝くじ購入かな?
Posted at 2020/05/15 11:20:00 | コメント(7) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2020年01月14日 イイね!

フォード vs フェラーリ

フォード vs フェラーリ昨年、みん友さんのブログでその存在を知り、公開を待ち望んでいました。

普段、ほとんど映画を見ない、私。

昨年唯一観たものは、市民センター上映のインディーズ作品。

映画館で観たのは、何年振りでしょうか。

今やネットで座席指定が出来るのですね。

世の中進んでおります。


まだこれから鑑賞される方も多いでしょうから、あまり多くは書かない様に自粛しつつ・・・


テーマは、1966年のルマン24時間。

ノンフィクション作品なので、レースの結果は歴史の通りです。

勝敗が分かっていてから観ても、非常に良い映画でした。

「面白い」という類ではなく、「見応えがあった」という印象でしょうか。

普段60分のテレビ番組でも飽きてしまい、観続けられないんです。

それなのにこの作品は、2時間30分の大作にもかかわらず、一気に引きづり込まれてしまいました。






やはりこの映画、タイトルでイメージを固めてしまっていると思います。

おそらくクルマに興味のない方は、選択肢に挙がらない事でしょう。

ですが、この映画の面白さは、レースシーンばかりではありません。

むしろ、そうではない部分の方に、私は気持ちが引かれました。






不可能だと目されているプロジェクトに、立ち向かう時。

それを推し進める道を決めるのは、プレゼン能力の高さでもバックデータからの正当性でもありません。

最後は、人の熱い想いが決めて行くのだと思います。

そしてプロジェクトメンバーがひとつになって、目標を完遂すべく立ち向かって行く。

その時、全員が同じ方向を向いているのか?

それは、必ずしもYesとは言い切れません。

組織が大きくなれば、尚更に。

戦う相手は、フェラーリだけだとは限らないのです。






この映画は、カーレースだけの映画だとは思っていません。

これはレースを舞台にした、プロジェクトのサクセスストーリーだと思います。

それなので、フォード GT40、ルマン24時間についての予備知識は、あまりなくても十分に楽しめます。

もっと言ってしまえば、モータースポーツの事にあまり興味のない方でも、楽しめる作品なのです。

プロジェクトの一員となって苦労された事がある方には、きっと共感して頂けるものと思います。

なので、やはり残念なのは、このタイトル。

その門戸を狭めていると思います。



なんだか、ちょっと長過ぎた様な・・・

でもネタバレには、至っていないかと。


それにしても、スクリーン上に於ける、フェラーリ。

なんだかヒール役が多い気がします。

この映画然り。

栄光のルマン然り。

それは、フェラーリが余りに強過ぎて、また速いクルマは美しいを、そのまんま体現している故の、やっかみなんでしょうかねぇ。


モータースポーツがお好きな方。

往年の名番組プロジェクト Xが、お好きな方。

是非ともご覧下さいませ。
Posted at 2020/01/14 10:12:27 | コメント(7) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2020年01月09日 イイね!

五輪もいいけど、ラリーもね!

五輪もいいけど、ラリーもね!♪ も~ いくつ寝ると~ 五月連休 ♪

なかなか社会復帰出来ていない、私です。


いよいよやって参りました、2020年。

巷では、東京オリンピックが話題ですね。

ですがクルマウマシカな私は、それ以上に待ち望んでいたイベントが、今年開催されるんですよ。





世界ラリー選手権 日本ラウンド 

Rally Japan



10年振りに、あのWRCが帰ってきます。

昨今のWRC事情。

トヨタがヤリスWRCで、2017年より参戦開始。

2018年には、マニュファクチャラーズタイトルを。

2019年には、ドライバーズタイトルを獲得しています。

そして2020年、いよいよ日本でも再びラリーが開催される運びとなったのです。

それ以前、ラリージャパンは2004年から2010年まで、北海道で開催されていました。





この頃のWRC。

一時の日本車だらけの時期は過ぎていましたが、それでもスバル、三菱が活躍していた時代です。

ハード面では躍進するも、ソフト面では自動車文化途上国の、我が日本。

天下の公道をいくら競技とは言え、速度無制限で走るなんて認めません!

お上にはそんな意識があった様で、ラリー開催なんて夢のまた夢の話でした。


それが2004年。

多くの方の尽力が結実し、広大な自然と良好なダート路を有する北海道で、遂にWRC 日本ラウンドが開催される事になったのでした。

この北海道を舞台にしたWRC。

ちょっと日本のラリーとは思えない、スケールと迫力でしたね。

日中、高速ダートを全開で疾走するラリーカー。

これが日本で行われているなんて、信じられませんでした。






それまでの日本のラリー。

公道での開催ですから、表向きは法律厳守。

なので、速さを競うものではなく、いかに指定時間通り正確に走れるかを競う、タイムラリーが基本でした。

このラリーは、遅くてもダメ、早過ぎるもはもっとダメ、そんな競技スタイルだったんです。

しかもスタートは、深夜の人里離れた林道。

夜中に走り回り、明け方にゴールと。

こんな様子ですから、観戦はおろか、そもそもラリーが開催されている事すら気付かれませんでした。

ラリーはモータースポーツの中でも、マイナーな印象の競技だったんです。






それがWRC開催後の全日本ラリーは、ガラリと様変わりしまして。

今では速さを競う、SS(スペシャルステージ)ラリーとなりました。

それが、日中の公道で行われているんです。

しかもギャラリー観戦用のSSも、設定されています。

競技故にクローズドコースですから、センターラインは関係なし。

そこをラリーカーが、ドリフトしながら全開で駆け抜けます。

しかもターマック(舗装路)だと、まるで峠を走るかなりヤバイ人のみたい。

こんな走りが日本で見られるのですから、凄いことになりました。

最初の扉を開けるのには苦難を伴う日本ですが、前例さえ出来てしまえば、後は右へ倣えになります。

このラリージャパンがあったからこそ、見て楽しめる今の全日本ラリーが、あるんですよね。



昨年は本番に備えて、テストイベントに当たるセントラルラリーが開催されました。

開催地は北海道から、愛知、岐阜に移され、オールターマックのコースに。





ラリーの醍醐味の1つ。

それは日常における、非日常です。

日本の見慣れた風景と、公道を最速で走る事を目的に生まれた、ラリーカーとの対比。

しかも今回は、全日本ラリー参戦車の他に、世界をトップクラスで戦っているヤリスWRCも走ります。

ご覧ください、この違和感。

こんなクルマ、普通に生活していたら、まず目の前を走る事なんてありませんよね。

この非日常感が、カッコいいです。






今回のコースはターマックと言っても、全日本ラリーの様な林道ばかりではなく・・・

こんな人里が、SSのコースになっています。

人家の前がSSで、そこをラリーカーが全開で駆け抜けるなんて、ちょっと信じられません。

これ大丈夫なのか? ちょっと不安にも思える程の近さを走る大迫力です。






ヤリスWRCが属する最高峰クラス、WRカー。

それに次ぐクラス、R5のシュコダ ファビア R5が、福永選手のドライブで参戦していました。

そのオンボード映像がこちら。






はっ? なんだこれ?

ちょっとこれ、おかしくない?

いくらなんでも、こんなに速いの?



オンボード映像は、実際よりも遅く感じます。

なのに、このスピード感。

ちょっと異常です。

しかもコースが、どこにでもありそうな普通の道。

しかも、畦道みたいな狭いところもあります。

まるで、うちの近所みたいです。

こんな道が、SSなの?

それはちょっと、ヤバイでしょう。

車外から見ると、こんな感じです。







やっぱりかなりの速さです。

でも・・・これがラリーなんです。

やっぱりラリードライバー、どこかブチ切れていないと務まりません。


こんな凄いイベント、ラリージャパンが、11/19から開催されます。

北海道よりは近くなりましたので、是非見に行きたいと思っています。

普通の道を、とんでもないスピードで駆け抜けるラリーカーは、カッコいいですよ。
Posted at 2020/01/09 10:12:03 | コメント(6) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2019年06月11日 イイね!

モントレーラリー 2019

モントレーラリー 2019モントレーラリー観戦の為、群馬県嬬恋村まで行ってきました。


過去4回、雨が降らなかったことのない、モントレー。

今年もしっかり降られました。

しかも気温が11℃ほど。

山の上なので多少は準備して行ったのですが、まさかこんなに寒いとは・・・

それでは出走車のご紹介を。





トヨタ ヤリス 4WD



ひとえにモントレーラリーといっても、いくつかのイベントが併催されています。

まずは、このヤリス 4WDが参戦している、APRC/JSR。

APRCとは、FIA管轄の国際格式ラリー、アジア パシフィックラリー選手権です。

昭和な皆さんには、「アジパシ」の方がお馴染みかも。

WRCに参戦しているのは、WRカー規格。

それに次ぐR5と同等の性能を有する、RC2規格で製作されたクルマです。

JSRは、日本スーパーラリーシリーズで、APRCと同等の規格ですが、こちらは国内戦です。


このクラス、他にも参戦車両はありますが、ここまでぶっ飛んだクルマは、このヤリスだけ。

今後はもう1台、シュコダ ファビア R5が参戦予定だとか。





新井/田中組

スバル WRX STI



こちらは国内トップカテゴリー、全日本ラリー選手権(JRC)の参戦車です。

そういえば、私がここで観戦を始めた2015年以降、今年までの優勝者は全て新井敏弘選手でした。

さすがは地元、お見事です。






鎌田/鈴木組

スバル WRX STI




昨年滑り出しは好調だったものの、年間ランキングは4位と。

このSS13では、ターンインからスムーズにコーナーを抜けていくあたり、かなりの速さで、ここでは新井選手を抑えてトップタイム。

しかし、他のSSでは新井選手が強さを見せ、最終的には2位という結果に。





ダイハツ ブーン X4




ちょっと旧めのクルマも参戦しています。

全日本ラリー選手権に勝つ為だけに作られた、ダイハツのど根性マシン。

デビューした時、悲願だったWRC、ラリー ジャパンの開催もありました。

933cc 133ps、リッター換算142psと途轍もないパワーを誇っていましたが・・・

JAF公認なれどFIA非公認だった為に、WRC参戦出来なかった漢なクルマです。

やっぱりいいですねぇ、ストーリーのあるクルマ。





VW ポロ GTI



モータージャーナリストの竹岡 圭さんです。

昨年のアルファロメオ ジュリエッタから、今年はポロに変えての参戦です。





トヨタ カローラ レビン



こちらは地方選の東日本ラリー選手権参戦車です。

このシリーズ、年式に制限のないクラスもあります。





三菱 ギャラン VR-4



ここからは、日本アルペンラリーヒストリックシリーズの参戦車です。

インプレッサ/ランエボよりも、一世代前のレガシィ/ギャランが良いですね。

この頃は、なかなか勝てなかった時代。

それ故に、やっと掴んだ1勝には重みがあります。

特にレガシィは、次戦からインプレッサ投入が決定していた為、最後が決まっていたニュージーランドで優勝でしたから。





ダットサン 260Z


国内仕様にはなかった、260Z。

これはオーストラリアからの逆輸入だそうです。

なるほど、それで右ハンドルなんですね。




三菱 ランサー ターボ


逆アドバンカラーも新鮮ですね。

ホテルの駐車場を利用したSammy SSでは、コンパクトFR+ターボパワーを遺憾なく発揮。

ジムカーナの様なこのSSで、豪快なパワードリフトを披露されていました。





日産 マーチ R


これもブーン X4と並ぶ、漢なクルマです。

マーチをベースに、ターボとスーパーチャージャーを同時搭載した、ダブルチャージ。

モータースポーツ用とは言っても、ここまで尖ったクルマは、ダイハツX4シリーズとこれくらいなものでしょう。





トヨタ カローラ レビン(TE27)


同じレビンでもハチロクと比べると、ひと回り小さい、TE27。

そこに同じ排気量の1600cc DOHC(エンジンは違いますが)を搭載しているのですから、走りは豪快です。

音が、ひときわ凄かったですよ。






モントレーといえば、キャベツランサーの黒岩選手。

今回は参戦されておらず、あの豪快な走りが見られなかったのが、残念でした。


あれ? 全日本ラリーを見に行ったはずが、気付けばヒストリックの方が多くなってるし。

まぁ、シロクマブログらしいとも言えますね。
Posted at 2019/06/11 10:14:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

プロフィール

「@中島乗り さん UDの意味、時代と共に変わりますね。私が学生の頃、先生からは「ユニフロー ディーゼル」の略だと教わりました。」
何シテル?   05/30 12:53
クルマ、バイク、自転車と、自分でコントロール出来る乗り物が好きです。 それも日本製が好きです。 (自分で買えそうもないものには、興味が持てなくて) ...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

リンク・クリップ

エコからオフ in 呉 追加情報 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/10/06 17:02:28
【告知】令和5年、那須合同ミーティング開催日決定♪  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/02/27 12:42:29
ダァ〜イアトーン♬ ポップスベスト10っ♪ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/03/14 12:53:29

愛車一覧

ホンダ N-ONE ホンダ N-ONE
2019年購入 インサイトが追突事故により修理不能となり、代替えしました。 購入候補 ...
ヤマハ YSR50/80 ヤマハ YSR50/80
1999年購入 当時RZ250Rに乗ってましたが、ビビリィな私、とても性能を使い切って ...
スバル スバル360 スバル スバル360
2019年購入。 ヘッドランプリングの黒塗装、大型のテールライトから、1968年の52 ...
スズキ ジェンマ スズキ ジェンマ
2017年購入 「購入」と言っても、物々交換で入手しています、スバル最中と。 友人がお ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation