
わたくし、「エコから」なる燃費バトルに参戦しています。
これは燃費の数字だけで、順位を決めるものではありません。
自車のカタログ燃費値に対して、どのくらいの実燃費が出ているのか。
それを達成率(実燃費/カタログ燃費)に換算して、競っています。
現在の優勝目安は、130%。
最近では、150%なんて記録を叩き出されたりします。
私の記録では優勝争いに絡めませんが、楽しく参加させて頂いています。
思えば、免許取得をしたのは30年程前。
当時は、それほど燃費に関心はありませんでした。
乗っていたクルマは、ワンダーシビック Si。
それまで乗っていたスカイライン ジャパンが、10年を越えて毎年車検になること。
就職した会社の関係で、スカイラインは乗り入れ出来ないことから、乗換えしました。
見た目通り、こんな仕様ですから、エコランとは無縁です。
普段は、自宅と会社の往復のみ。
ただ週末だけは、ちょっと寄り道をして帰っていました。
通勤途上に、この看板がありました。
当時は距離に関係なく、700円均一。
環状線を何周しても、700円です。
自宅から最寄りの峠へ行くには、2時間ほど。
ですがここならば、日常生活圏内にあります。
当時は大分走らせて貰いました。
その後クルマは、サイバーCR-Xへ。
これでも首都高を走っていましたが、大分内容が変わってきました。
速く走ることも楽しいのですが、それに伴うリスクがかなり大きい。
それに「速く」よりも「長く」走る事の方が、私には楽しいと思えてきたのです。
いつしか首都高走りも、都心環状線の周回からいろいろな路線を使った、大回り周回に変って来ました。
それでも、横羽線さえ使わなければ700円均一。
いい時代でしたね。
このCR-X、新車で購入後、その週末にはロングツーリングを敢行。
当初は往路は東名、復路は中央高速を使う、名古屋往復でした。
それが意外とあっけなく名古屋まできてしまったので、さらに西へと予定変更。
結局京都まで行き、確か北山の方で撮ったのが、上の写真です。
帰宅後は、購入したディーラーへ。
「なにかトラブルですか?」の問いに、「1000km点検です」と調子付いて答えたものでした。
そんな具合で長距離走行が増えると、比例して増えるのがガソリン代。
速さよりも燃費を意識した走り方に変ってきたのは、この頃からです。
エコからの参加メンバー。
北は北海道から南は九州まで、日本全国に点在しています。
通常、年2回開催されるオフ会。
これも北は秋田から南は博多までと、全国各地で行なわれました。
参加メンバーだからとはいえ、オフ会参加の義務はありません。
ただ燃費だけに限らず、多岐に渡った濃いクルマウマシカが集います、このオフ会。
こんな楽しい機会を逃す手はありません。
私も全部とは言えませんが、なるべく参加する様にしています。
そうすると増えるのが、オドメーターの数字。
集うメンバーの殆どは、過走行車ばかりなのです。
上の写真は、前回開催された池田町のオフ会。
参加車両のほとんどは、過走行車です。
一番奥のR34 スカイラインに至っては、30万キロを越えています。
この過走行車、代替の時に手痛い仕打ちを受けることになります。
クルマ買取店が主に見る、3つの要素。それは・・・
車種 年式 走行距離
この中で一番影響が大きいのは、走行距離です。
不人気車でも低年式車でも、走行距離が多くなければ査定してもらえます。
それが一転、過走行の場合には、査定額が付かないどころか、査定にも来ません。
今年スバル360乗換えの為に手放したフリードでは、散々な目に遭いました。
ちなみにフリード、9年14万キロ。
これだと、もうどうにもなりません。
そういえば、こんな体験もしています。
以前、中古でホンダ ビートを購入した時のお話。
当初は、走行8万キロのクルマを購入予定でした。
早速試乗してみると、アイドリングはバラツキ、吹け上がりが重い・・・。
外装もキズは年式相応ですが、全体的にツヤがない。
なんだか、メンテされていた感じが少ないのです。
諦めて帰ろうかなぁと思った時、その傍にもう1台ビートが。
これは走行10万キロ越えで、価格も先程のより安価。
取りあえず試乗だけでもと思い、乗ってみました。
そうしたら、エンジンが全然違います。
アイドリングも安定していて、吹け上がりも軽いのです。
好印象だった試乗を終え、助手席シートをスライドさせた時、購入を決断しました。
このクルマ、見える所にECUが出してあったのです。
実はビートの弱点、ECUの熱問題があるんです。
通常、ECUは助手席後ろのカーペット下に、設置されています。
ここだと熱が、こもってしまうのです。
その対策として、このクルマはカーペット下にあったECUを、カーペット上に移設してありました。
ということは、前オーナーはビートの弱点を認識していた人だったということです。
その他にも、タイミングベルト、デスビは交換済み。
先程のクルマ同様、多少のキズはありましたが、ヤレた感じはしませんでした。
ここからは私の持論です。
過走行車は、部品交換が多くなるリスクがあります。
でもそれらの多くは、消耗部品です。
扱い方とは関係なく、走行距離で決まるものです。
使い方に問題があって壊したから交換では、ないのです。
逆に十分に手入れをしていないクルマは、過走行にはなりません。
それ以前に致命的な故障が生じて、走らせる事が出来なくなるからです。
つまり過走行車は、そこまで走れる様に手入れを怠っていなかったクルマ、そう言えるのです。
好きなクルマだから、いつも一緒に多く走る。
それはクルマウマシカであれば、至極当然な事でしょう。
最後に結論です。
オドメーターの数字は、クルマへの愛情に比例する
