2016年10月15日
ト〇タとス〇キ
またまた、業界事情がキナ臭くなってきた。あのト〇タとス〇キが、技術提携することになった。
S社の会長が、これからの業界、単独で技術開発するには、体力的に会社規模では厳しいことに限界を感じたからだそうだ。T社としては、D社と競合するので、まったくの歓迎ではないものの、アジアの販売戦略を考えたら、S社の販売網と知名度は有益に違いない。提携内容はまだこれからで自動運転技術など限定的にはあるものの、買ってこれるならこりゃラクチンだ、V〇社みたいにひどい扱いされるようなリスクはないだろうし、かなりの英断だったと思う。
V〇社に対し、タンカを切って株式を買い取ってまで縁を切ったことの次に評価されるべき判断だと思う。
しかし、M自社の燃費偽造問題の後の調査の結果、S社でも不正があったことが明らかになった。ただし、そのときのS会長(当時)は記者会見で、「社員は良かれと思ってやった」と言っていた。おいおい、ちょっと待ってよ、社員個人が良かれと思ってやったことが不正であったならば、それを正しく説くのが上司、会社のやるべきことで、個人の行動がコンプライアンスに反しているならば、社員をかばうのはちょっと違うんじゃないかと思った。S会長の社内の評判や、社会の評価がどうかは、個人的には知らないが、あの記者会見を見て、早く引退して若手に道をゆずるべきだろって思ったことを覚えている。
今回の英断は評価するが、このあと技術開発が軌道に乗ったら、経営から身を引くべき、潮時だと思う。T社の社長が、父親の古くからの知人で、年輩であるS会長に、できる限り敬意を払って対応していることに、はたして気付いていただろうか?
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Posted at
2016/10/15 11:04:47
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