
お疲れ様です。
未だにベストカー&ポテンザの事務局から連絡がないミセガワです。
それにひきかえ、今回このような試乗の機会をくださった関東マツダおよび 戸塚支店様には大変感謝しております。ありがとうございました。結論は最後に書きますが、自信が有るからこそ長く乗って解ってもらいたいと思うのだと思います。
さて、そういう訳で関東マツダ殿が企画している丸一日試乗として今の国産車ではもっとも興味深いCX-3を駆って筑波サーキットまでドライブに行って来ました。
まずは朝、自宅を出て戸塚のマツダに向かうのですが、新しく開通した圏央道で東名から新湘南バイパスに出て、戸塚まで。この開通のお陰で戸塚や藤沢はマジ行きやすくなりました。ただ、戸塚市街は激混みで10分ほど遅刻の10時10分に戸塚店に到着。

お店は今流行りのリニューアルは未実施で、なかなかの古風な感じでした。
で、しばらく待っていると担当の方が現れて、書類への記入やら、免許証のコピーを取って手続き完了。
んでもって用意された車ですが、何と! クリスタルホワイト。
買うならクリスタルホワイトかセラミックメタリックと思っていましたが、セラミックは便器色なのでやはりクリスタルホワイトがいいなぁなんて思っていたら、見透かされたか。
グレードはXD Touring LパッケージのFF 6ATです。
と言う訳で、篠田麻里子さんとドライブスタートです。
意外と大したレクチャーもなく、「どうぞ、行って下さい」的な感じでスタート。最初戸惑ったのは何とサイドブレーキ。解除の仕方が解らなかったけど、良く見たらエイトと同じ古風なやつが生えていました。ATなのでてっきり足踏みか何かと。。。
無事、Pブレーキも解除出来て(出来ずに300mほど走行)、いよいよ試乗スタートです。渋滞の市街地をラジオも掛けずにアクセルON/OFFを比較的エンジンが冷えた状態で繰り返すと、ディーゼル特有のカラカラ音が気になりました。しかしエンジンが温まり、流れの速度が上がってくると全く気にならなくなりました。この変化はちょっと驚きで、高速道路やバイパスなどのように60km/h以上で流れるようなシーンでは、エンジンの存在は殆ど気にならないほどの静粛性です。
あと、雑誌の評価を見るとたまに「遅い」的な事が書いてありますが、自分のドライブのアクセルワークでは全くその様に感じる事は有りませんでした。むしろETCレーンからの再加速ではちょっと驚く位の強烈なダッシュ力を見せ、80km/h位までなら上級セダンをリードできる位のトルクが有ると感じました。
つまり公道を運転している限りに於いて、私的には動力性能は十分と判断したわけです。
さて、この辺まではちょっと試乗すると分かる範囲の事柄ですが、この車を長時間乗って、いろんな道を走ってどうかが今日のテーマです。
視点の高さは勿論エイトより高いですが、普通の2BOX車と大差ない位。本格SUVよりずっと低くて違和感なく乗れました。車両感覚は掴みにくいですね。ボンネットの先も見えないし、後方視界もイマイチ。エイトに乗り慣れている私からすればまだずっと乗り易いですが、ミニバンや軽に乗り慣れている人にとってはちょっと乗りにくいと感じるかも。
あと視界で気になったのは、ルームミラーの上にレーダーだかカメラだかが収納されていますが、その場所が意外と視界に入って気になりました。
ドラポジは凄く自然で姿勢が決まり易く、長距離ドライブに向いたものだと思いました。ペダル位置が云々と言っていますが、まんざら嘘でもなさそうで、ポジションも良いし、その影響かシートもしっくりきて疲れにくいと感じました。ここ一年で10kgも痩せてしまった私は、最近ミラのシートとかだとすぐに尻が痛くなるのですが、今日CX-3に延べ5時間半も乗って、致命的に痛くなる事は無かったです。そしてこのシートは背骨を挟んでその両脇で支えている感じが有り、それが凄く快適に思えました。
ちなみに俺がポジション取ると、後席はまあまあ広くて実用的な広さですね。これが180cmのドライバーとかだとちょっと狭いかも。
Lパッケージと言う事で、大分凝った内装なのだと思いますが、少し使用感が出て埃も積もってくるとちょっと過剰演出傾向でゴチャゴチャしてあまり好印象ではなかったです。色々な色や模様を組み込み過ぎだし、明るいところで見ると意外とアラが目立つので、普通の内装で良いかも。
空調やナビはまあまあ使い易く、不便はありませんでした。そして安全装備が有るのですが、俺がちょっと変なヨーの与え方すると、怒られたり、あとフロントディスプレスになんか意味不明な警告が出たりしていましたが、今日は眠くなったりもしなかったので、あまり意味は無い感じでした。
一つだけ「良いな」と思ったのは、右斜め後方車線のミラーの死角近傍に車が居ると、ミラーになんか警告みたいなのが出るんですよ。これは有りだなと思いましたし、良い技術です。
さて、足廻りはどうか。乗り心地は基本丁度良い硬さ感で快適です。締まっているけどカドは無い。ただ、ちょっとタイヤがデカすぎるかも。凸凹した道だと多少足廻りがドカ・ブル振動して不快な場面が有りました。あと、横力受けながら段差乗ったりすると凄く硬く感じる瞬間が有りました。この辺は4輪マルチリンクのエイトの方が、バネ自体は硬くてもどの方向から入力受けても、必ず足が動いていなす感じが明確で、優れていると感じました。
ただ、エイトはやはり絶対的に硬いし、ノイズも有ると言う事で、結論としては当たり前ですが、今日一日で約230km走行した時の疲労感は圧倒的にCX-3が少なかったです。これならまだまだ走れますし、走りたい気分にもなりました。
こんな快適なCX-3を堪能しながら、今日は筑波サーキット2000で開催されているADVAN Meetingに参加されたYU2さんや黄色いトラックさん、ブロッコリさん、他1名を応援に行きました。
真夏なのに1分1秒台とか、冬のフィーバーを予感させる素晴らしいタイム、お疲れ様でした。冬にもこのイベントは有るらしいので、平日だったら是非冬は俺も走りたいですね。

久々の筑波では計画通り「モツ煮定食」をランチで頂き、15時過ぎに筑波を後にしました。
帰りはあえて走った事のない首都高品川線を大橋から大井まで利用して横浜に戻りました。この辺は曲がりがある上、道は空いていたので少しハードコーナリングを試してみましたが、街乗りの初期の柔らかさとは裏腹に、一定以上の入力では過剰にロールする事はなく、またそれほどフロントヘビーな感じもなく、上手くセッティングされていると感じたし、なにしろ不思議とエイトと共通するハンドル・ブレーキ・足廻りの連係感が有る事に驚きました。恐らくエイトとCX-3は違うテストドライバーが仕上げたのだろうけれど、マツダのテストドライバーはレベル合わせが出来ているのだろう、凄く共通する動作の連係・反応をすると関心してしまいました。
あとパドルシフトはバカにしていましたが、慣れると結構使える装備だと思いました。ちょっとエンプレ欲しい時とか重宝します。
予定より少し早く17時15分頃に戸塚に戻り、満タン返しの給油へ。最初の状態が本当にパンパンか分かりませんが、228km走って給油量は12.37L(1,400円)。 リッター18.3kmですね。燃費運転は特にしていないですが、ざっとエイトの倍。燃料代の差も考えると2.5倍位効率的だと言う事です。

ちなみに228km走って、燃料計は1目盛りしか減っていませんが、ちょっと非線形すぎやしませんか。
総括としてエンジンは4500回転程度は回りますが、決して回して楽しい感じではないし、2000回転前後の方がトルクが有って楽しく乗れます。足廻りはサーキットを攻めるには向かないと思いますが、ワインディングは楽しく走れると思います。
俺がサーキットさえ諦めれば、最高な一台です。大きさは関係ない。コンパクトだけどプレミアムで痛快な車です。欲しい。
年収1000万程度ある人で、マツダファンなら是非ロードスターとCX-3の2台持ちをお勧めします。最高のカーライフを送れますよ。
俺はやっぱり悩むな。サーキットのエクスタシーはまだ捨てられない。
戸塚からの帰り道、エイトに乗るとエンジンを回すことの楽しさ、金のかかった足廻りとバランスがもたらすダイナミックス、レカロのフルバケの素晴らしい出来栄え。違った良さがまだ色あせていない事を教えてくれます。
車はホント、罪な趣味だわ。