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屋根野郎のブログ一覧

2021年02月28日 イイね!

艦隊これくしょん -艦これ- 〜佐伯泊地の日々〜 ♯束の間の夏休み編 1日目♯1

艦隊これくしょん -艦これ- 〜佐伯泊地の日々〜 ♯束の間の夏休み編 1日目♯1皆さん、おはこんばんちは!∑∠(`・ω・´)

今回は夏の黄昏編にて提督が溺れて目を覚まして皆で戻っていくという最後の場面の少し後のお話です。

みんカラ内限定でブログ小説として書き残してますので、興味がある方は下記のURLよりアクセスしてみてください(_ _)

↓↓↓↓↓

プロローグ ♯1 午前編
https://minkara.carview.co.jp/userid/2501514/blog/44104145/

♯梅雨の日編
https://minkara.carview.co.jp/userid/2501514/blog/44223073/

♯夏の黄昏編
https://minkara.carview.co.jp/userid/2501514/blog/44271814/

♯夏休暇 初夜編
https://minkara.carview.co.jp/userid/2501514/blog/44785551/

毎度ながらの超長文となりますが、気長にお付き合いくださいませ…。

バトル・流血・略奪等の暗い話は描かず、ゆるーく描いて行きますので、そこんとこよろしくお願いします(_ _)

基本この泊地の艦娘は、提督好き好き設定でヨロシクです(笑)

尚、この作品は 艦隊これくしょん - 艦これ - の二次創作であります。

キャラクターの人物像も公式を参考にして、著者が独自解釈したものです。

これらを踏まえた上で、お読みになってくださいませ…。

尚、このお話は時間軸上、去年の夏のお話となりますのでご了承くださいませ。

……………
…………
………
……


ー 佐伯泊地の夏季休暇 1日目 ー

……………
…………
………
……

 
目覚まし時計「ピッ…ピッ…ピッ…P…」


バシッっ!…カチ…カチチ…


なり始めた目覚まし時計を速攻で止めて、スヌーズ→オン→オフ→オン→スヌーズと手慣れた手付きで目覚まし時計を翌日の目覚ましをセットして、提督は起床した。


提督「…むうぅぅう…?」

目覚まし時計「0430」

提督「ん…くぅぅぅっ…!とりあえず執務室に詰めるだけ詰めとくか…」


提督は背伸びをして体を起こしてからそう言うと、手早く制服に着替えて、私室を後にした。

………
……



ー 司令部棟 執務室前 ー


提督「…さってと…書類に目を通すだけ通しておくか…そんでもって出来そうな奴は処理して…ん?」


退出時はカーテンやらそういったものはすべて締め切って、鍵もかけるのだが鍵は空いている上に、蛍光灯の明かりが隙間からこぼれ出ている。

…おかしい。

皆休みにしてるはずなんだが…。

…ガチャ

執務室への扉を開いた先には、妙高型の制服を纏ったショートヘアの艦娘がいた。


提督「…あれ?羽黒?」

羽黒「…はわっ!おお、おはようございます!司令官さん!」

提督「…ああ、おはよう…引き継ぎの業務の打ち合わせは休み空け前だろ?こんな朝早くからどうしたんだい?」

羽黒「その…秘書艦のお仕事はどういうことをしているのかとかを事前に知っておきたくて…あのぉ…」

提督「…あぁ…別に咎めてるわけじゃないからな?一応休みだから、こんなに朝早く秘書艦が居るとは思ってなくてさ…」

羽黒「そ…それを言うなら司令官さんだってっ!」

提督「ん?俺?それが仕事だし寝てる間に火急の案件があるといかんしな」


…一応軍隊だからね?うん。

あるんだよ、キラーパスみたいな案件が知らない内に滑り込んできてるとかさ。

前にあったんだよねぇ…連休初日に大本営にそれやられて、鬼の形相(榛名談)になったのをその時の秘書艦に見られて、怯えられたっけな…。


羽黒「あの…火急の書類はありませんでしたし、数も少なくて処理を急がなければならない案件はありません…自分が好きでここに来てやっているだけですので、司令官さんは部屋に戻ってお休みになってください…」

提督「そんな無体なぁ…もう起きちゃったじゃないか…なら…」

羽黒「…?」

提督「…引き継ぎの業務内容と作業のおさらい…もうやっとこうか?」

羽黒「は、はいっ!よろしくお願いしますっ!」


こうしていつもよりはゆっくりだが、いつも大して変わらない1日が始まった。

…ただ大きな違いは…。


提督「…あぁ…へいわだぁ〜…」ポヘー…

羽黒「司令官さん、お茶入りました」

提督「おお、ありがとう…ズズ…はぁ…加減が絶妙…」ホッコリ

羽黒「えへへ…♪良かったです」

大淀「ふぅ…羽黒さんが来てくれていたお陰で、先行して引き継ぎの段取りができたので感謝します。お茶、美味しいです♪」

羽黒「い、いえいえ…///大淀さんもいつもお疲れ様です」


その後、大淀も合流して休み明けの秘書艦引き継ぎの段取りを済ませて、開店休業状態の執務室で羽黒が入れてくれたお茶を飲んで、のんびりしていた。

そのいつもとの大きな違いは、夏季休暇中は遠征隊すらも出さずに最低限の当直の艦隊のみ出しているので、執務室は実に静かな点だ。

普段は遠征隊も出撃隊もバンバン出してバンバン帰ってきて、ひっきりなしに艦娘が行き来して執務室は割と静かな時間は少ない。

…その合間にも訪ねてくる娘も数多いるのだが…。

当直の現場の艦娘達には、もしもの時の生きて帰ることを最優先にした裁量権は与えているが、もしもの時の為に提督は執務室に詰めておく必要があると自身が意識していたので、これも普段の休みの延長線上にあるようなものである。


提督「…まぁ…休み明けになったらこの静けさともしばらくオサラバだからな…今の静寂の時間は、結構幸せだったりするよ…」

羽黒「あ、あはは…よく存じてます…」


羽黒もこの泊地に来てから長いので、この執務室の普段は知っている。

…が、秘書艦になってもらうのは初めてだったりする。

…というのも…。

………
……


〜だいぶ前の話〜


提督「今後は嫁艦が秘書艦を務めてもらって、週でローテーションで付いてもらい、負担を軽減します!」

一同「「「「「ええええ〜!」」」」」

「1日1人を希望するデースッ!」
「そーだそーだ!」
「司令官に触れられる機会を奪うにゃしぃ〜!」
「私との付き合いは遊びだったのね〜」ヨヨヨ…

提督「皆で順繰りでやってわかったんだが、引き継ぎとかで色々収拾つかないからなっ!…それとっ!さっきの遊びとか言ったの誰だっ!遊びで執務は務まらんっ!と・に・か・く!これは秘書艦を長く努めてくれた吹雪とも話し合って熟慮の上での判断だが、文句は全部俺に言え!以上!」

一同「「「「「ブーブーっ!」」」」」

当時の嫁艦'sと吹雪「(…先が思いやられる…)」

………
……



…とまあ要約するとこう言う状態だったのよ。

俺としては出来れば、嫁艦1人1人の負担を減らしてやりたいのが、本音。

だから嫁艦の人数が増えれば、1人1人の艦娘にかかる負担も分散出来るし、1週間サイクルでの交代なら、引き継ぎの準備期間も作れる。

…まぁその代わりに執務室に艦娘達が押し掛けてくる機会が増えたのは別の話なんだけど…。

…で、先の大規模作戦で練度が上限目一杯になった艦娘達に次々と指輪を贈って、ローテーションに加わってもらったという訳だ。


提督「任務や出撃を省くと、これでもかってくらい静かになるねぇ…普段は遠慮しているようだが、休みとなるとその反動が…」ビクビク…

羽黒「…?私は任務報告以外では、あまり執務室にお邪魔したことないんですけど…その他の理由で他の娘達が訪れることがあるんですか?」

大淀「………」

提督「ん?あるぞ。主にだな…」


ドア「バァーーーーーンッ!!」


羽黒「っ!!」ビクッ

提督「…元気を持て余した駆逐艦達の猛攻が…」

羽黒「…えぇー…」

大淀「あ、あなた達!ノックぐらいしなさいと何度もっ…!」

夕立「てーとくさん♪羽黒さん♪大淀さん♪おはようっぽーい♪」

雪風「おはようございますっ!」

時津風「しれー、今日お休みでしょー?遊ぼ遊ぼー♪」

島風「おうっ!提督の部屋でゲームしよ!」

深雪「司令官!先月のマ○オカートのリベンジだぁ!この深雪様の挑戦を受けやがれーっ♪」←決戦鉢巻mode

白露「そうそう!あの時の提督の高笑いをギッタギタにケッチョンケチョンしてやるんだからぁ!」←決戦鉢巻mode

初雪「司令官…お覚悟」←決戦鉢巻mode

時雨「…提督…部屋にお邪魔してもいいかな?」

村雨「ちょっといい飲み物とオヤツ持参して耐久ゲーム大会よ〜♪」


…その後ろにも発言しないだけで控えている駆逐艦達も集まっていた。


大淀「…提督?私が執務室に詰めておきますので、彼女達の相手をしてあげてください。羽黒さんも部屋に戻られても大丈夫です」

提督「…申し訳ない大淀…何かあったら、呼んでくれ。…羽黒どうする?俺は部屋に戻るけど、付いてきてくれると嬉しい…ただ現場は"かなり"混沌っぽくなると思うけど…」

羽黒「は、はい!ご一緒させていただきます!(た…大変そう…)」

大淀「…提督、ご武運を」クスッ

提督「ん…ちょっと行ってくる」


…かくして、提督の自由時間は艦娘の物という、ジャイアニズムにも似た理論のもと、朝から白昼堂々のゲーム大会(提督vs駆逐艦's)が執り行われる事となったのであった…。

……………
…………
………
……


ー 所変わって戦艦寮 長門と陸奥の部屋 ー

長門「ふぅ…中々読み応えのあるシリーズだったな…ふふ…新刊が楽しみだな…」

陸奥「あらあら♪結構熟読していたもんね。面白かったの?」

長門「あぁ!それはもう胸が熱い展開だ!」

陸奥「長門ったらすっかり漫画にハマっちゃったわねぇ」

長門「うむ!活字以外の書物は最初は抵抗があったのだが、読んでみたら止まらないんだっ…!…次回が楽しみだな…早速だか提督に返してくる」

陸奥「あら?前借りたばかりでしょう?」

長門「もう3往復読んだからな…物語の流れは掴んだ。では行ってくる」

陸奥「あらあら…早わね…いってらっしゃい♪」


あの直談判以来、提督の私室を行き来するようになった長門は、借りていた漫画を提督に返却するべく、提督の私室に向かって歩いていた。

長門「(マンガを読むようになって、駆逐艦達の話にも対応できるようになって、距離が縮まったな…提督には感謝しきれんな…ん?)」


長門が提督の私室を目指して戦艦寮の廊下を歩いていると、前方10m前のドアが開いた。


榛名「それでは提督に本を返しに行ってきますね、霧島」

霧島「いってらっしゃい」


バタン…


榛名「ふぅ…よし!」

長門「榛名おはよう」

榛名「?あ、長門さん、おはようございます」

長門「…榛名も提督の私室か?」

榛名「?ええ、そうですが、長門さんも?」

長門「うむ、借りた漫画を読み切ったからな…後がつっかえているから早目に返却をとな…その点小説は急がなくても良いからそちらも良いかもなぁ…」

榛名「ふふふ…漫画は読書サイクルが早いですからね、長門さんがよければ提督の部屋までご一緒しませんか?」

長門「あぁ、もちろん」


榛名は数冊の小説を、そして長門は20冊近くのマンガ本を抱えて提督の私室へと向かった。

………
……


…2人が提督の私室に近付いた時、叫び声が提督の部屋で響き渡っているのが外からでもわかった。

ワーワーギャーギャー!!
ソコダーオイツメロー!イッケェー!!ミユキスペsya…ッ!
フオオッ!アマイワァ!!
ウギャアアァアアッ!!


長門・榛名「……」


部屋から聞こえる数多の絶叫に2人して目を合わせる長門と榛名。


榛名「い、一体中で何が…?」

長門「…争っているようだが…乱闘の類の殴り合いではなさそうだな…少し様子を見ようか…」

榛名「は…はい!」


2人は意を決して、魔窟となった提督の私室のドアを少し開いた。

…カチャ…


長門・榛名「…じー…」


長門はドアノブより上側から、榛名はドアノブより下側の隙間からドアの向こうを覗き込んだ。

………
……


白露「わっ!わっ!ちょっ!まっ!初雪ってば、そこはダメだって!」

初雪「白露ちゃん…ジャマだって…早く追っかけないと司令官逃げちゃう…っ!」

深雪「ちょっ!お前ら仲間同士で足引っ張ってんなよぉ!ああんっ!司令官逃げんなよぉ!」

提督「あっはっはっ!レースなんだから逃げて当然だろっ!」

羽黒「あぁ!司令官さん!そこは危ないです!っ!…ふぇ?!なんで?…なな…なんでっ?!」←提督の横で観戦しているがイマイチ仕組みを理解してない

時雨「白露…!それではだめだよ!もっとスムーズにカーブを攻めないと提督に離される一方だ!」

夕立「ああーん!白露の走り見てらんない!代わってぇ!」ジタバタ

村雨「あっはっはっ♪みんな頑張れ〜♪」←呑気にお菓子食べつつ

吹雪「あははっ♪初雪ちゃん深雪ちゃん白露ちゃん頑張れ〜♪」←村雨同様お菓子食べながら観戦中

白雪「…」←ベットに腰掛けて小説を黙々と読書

磯波「はわー…これもいいなぁ〜…」←白雪の隣で何かのアルバムを拝見中

薄雲「凄い…提督にこんな趣味があったんですねぇ…あ、この写真もいいですね♪」←磯波と一緒に写真のアルバムを見ている

山風「…」←ベットに寝そべってマンガを読書

江風「…」←ポテチ齧りながらマンガを読書

五月雨「ハラハラ…ワクワク…」←観戦中

涼風「うぉー♪いっけぇ〜♪皆で提督を倒せ〜♪」

綾波「しれーかーん♪このままぶっちぎっちゃいましょ〜♪」

敷波「…ちょ!綾波ってば!司令官を倒さなきゃいけないのに応援してどーすんのさぁ…もぉう///」

島風「おおうっ!提督はっやぁ〜いっ♪」

雪風「しれぇ!そのまま!そのまま突っ走るのです!」

時津風「もぉー、さっさとドンデン返ししなよ3人ともぉ〜、まぁ〜た提督がドヤ顔になっちゃうじゃんか〜」


わいわい!やいのやいの!

………
……


長門・榛名「……ふふっ…」


…思い思いに提督の私室でくつろぐ駆逐艦達と提督と羽黒の賑やかな空間だった。


長門「…この勝負を見届けてから中に入ろうか…」

榛名「…ええ♪混ぜてもらえるなら混ぜてもらいましょうか♪」

………
……


白露「だあーっ!!またやられたぁ!」6位

初雪「…おのれ…」2位

深雪「ちっきしょーっ!なんでいっつも司令官は強ええんだよぉっ!」4位

提督「ホホホ♪キャリアが違うのだよ〜」完全勝利


コンコン


提督「にひひ…ん?はーいどなた?」

長門「休暇中にすまない、長門だ。本を返しに来た」

提督「どうぞどうぞ〜」


ガチャ…


長門「ふふ…随分にぎやかだな」

榛名「提督、お邪魔します」

提督「おや?榛名もどうしたんだい?」

榛名「長門さんと同じでお借りしていた本を返しに参りました」スッ

白雪「…?…あっ!その本は?!」

榛名「…?」

白雪「前見かけたのに無いなぁって思って気になってた本なんです…榛名さんが読んでたんだ…」

榛名「あら…ごめんなさいね白雪ちゃん…この本ついつい面白くて読み返しちゃって…」

白雪「…あ、い、いえいえ!そ、その…次…お借りしても…?」

榛名「ええ、勿論♪提督、大丈夫ですよね?」

提督「ん?おう、それか。大丈夫だよ」

白雪「ありがとうございます♪」

榛名「…ところで白雪ちゃんは今何を読んでいるの?」

白雪「ええっと…これはですね…」

………
……


江風「ごっそり欠番してるなぁって思ってたんすけど、長門さんが一気読みしてたんすね〜」

長門「あぁ、前に借りたヤツと同じ作者なんだが、作品の肌が随分違って面白い」

江風「うんうん!わっかります!」

長門「最新巻が楽しみだ…週刊誌は読まないクチだから、単行本の発売までの楽しみで気になって仕方がない…ときに山風は何を読んでいるんだ?」

山風「…えっ?え、えと…これは…ね?」

長門「ふふ…焦らなくても落ち着いて説明してくれればいいぞ」


なでなで


山風「はわわ…///う…うん!」


…おお?2人ともめっちゃ自然に溶け込んだな。


提督「榛名、長門、かなり騒々しい部屋だが大丈夫かな?」

榛名「榛名は大丈夫です!」

長門「ああ、問題ない」

提督「ん、ならいいんだけど…」

村雨「はーい♪榛名さん、長門さん、飲み物はいかがですか?」

榛名「ありがとう♪村雨ちゃん。…でも…」

長門「あぁ…こんな事なら何が持ってきたほうが良かったな…」

村雨「気にしないでください〜♪」


…ふむ、あっちはあっちで上手くやってるっぽいから安心だな。


深雪「…こーなりゃバトルだ…」

提督「…え、モード変えるの?」

深雪「3対1で勝負せいやぁーっ!」ビシィッ!

提督「うほっw何んだその無理ゲーwww」

白露「ぜぇ〜〜ったい提督をギッタンギッタンにして、吠え面かかせてやるんだからぁ〜っ!」ギリギリ…

初雪「…絶対…勝つ…っ!」クワッ!

提督「ほっほぉ〜…いいぞ〜束になって掛かってきな…纏めて返り討ちにしてやんよ〜…」ゴゴゴゴゴ…

羽黒「(はわわっ!司令官さん、悪人っぽいです…)」

夕立「…白露下手っぴだからまた負けるっぽい…」シレッ

時雨「しっ!夕立、それ以上は駄目だよ」メッ!

………
……



深雪「ちょっ!司令か…っ!それ反則…っ!」

白露「いやぁぁん!ナンデヨォォォォォッ!」

初雪「力及ばず…無念」

提督「FOOOOOOOOOOOOOOOOOっ!」

夕立「もぉー、だから白露が足ひっp…」

時雨「夕立っ!メッ!」

涼風「…なんか提督のめっちゃラスボス感が半端ねぇぜ…」

白露「グスン…もうやだぁ…誰か代わって…仇取ってぇ…」

夕立「なら私がやるっぽい!ふっふ〜ん提督さん、素敵なパーティしましょっ♪」

提督「おぅ、そのままバトルか?どうする?」

………
……


選手交代となっても尚、駆逐艦達の相手をしている提督を傍から大人勢は、お茶とお菓子をいただきながら見ていた。

榛名「…ふふふ…提督ったら子供みたいですね…あれが本来のお姿なんでしょうね…かわいい♪」

羽黒「…えぇ、私もビックリしました。…でもみんな楽しそうで良いなぁ…」

長門「あぁ、全てをひっくるめて提督なんだが、この場にいる提督の表情も初めてだな…」

大人勢「「「(…一体提督(司令官さん)はどれだけの顔を持ってる(のでしょうか?)(のかな?)(んだろうか?)…)」」」

………
……


提督「あー疲れたー…ちょい笑い過ぎたなぁ…交代で誰かする?」

江風「おっ!じゃあアタシに代わってくれよ提督〜♪」

提督「おう、よろしく頼むよ」スクッ

深雪「あぁっ!司令官!勝ち逃げはズルいぞぉ!負けるまで付き合いやがれーっ♪」

時津風「まーまー、深雪、しれーが帰って来るまで特訓しよー」

時雨「そうだね…このままでは終われない…っ!」

江風「よっしゃ!おっぱじめよーぜーっ!」


提督はゲームエリアから抜けて、傍から観戦してる大人達や、読書に耽っている駆逐艦達が集まっているエリアに入った。


提督「よっこらせっと…いやぁ…中々激しい戦いだった」

村雨「あら提督、いらっしゃい♪紅茶いかが?」

提督「おお、ありがたや…ありがとう村雨」

長門「お疲れ様、提督…激しい戦いと言っている割には、余裕そうなんじゃないか?」

提督「あの手のゲームに余裕なんて無いよ…気を抜いたら負けるし、気を抜いてなくても事故るしな…」

長門「ふむ…提督はゲームの経験は長いのか?」

提督「そうだねぇ…格闘ゲーム以外は割と長いかな…どうも格闘ゲームのコマンドが苦手でねぇ…代わりにレース物とフライトシューティングは、付き合いが長いんだ」

長門「そうだったのか…ふふ…まるで子供のようだったぞ」

提督「こういうパーティ系のレースゲームはどうしてもなぁ…思わず声が出ちゃうんだよ」

長門「だがみんな楽しそうにしている…良い事だ」

提督「まぁ持ってきたハードが粗大ごみにならなくてよかったよ…」

磯波「あ…あの…司令官?」


長門と少し話をしていた提督に吹雪の姉妹艦で、黒髪で後ろ髪をおさげに纏めた特1型駆逐艦 9番艦 磯波が、写真アルバムを抱えて話しかけてきた。


提督「ん?どうしたんだい?磯波」

磯波「この写真は…いつ撮られたんですか?」

提督「ん?…どれかな?…あぁ…懐かしいなぁ…初めて連れて行ってもらった小松基地の航空祭の写真だな…もう10年は経つなぁ」

磯波「この飛んでる戦闘機の写真、すごい躍動感ですよね!」

提督「まぁ、デカイ被写体だからなぁ…うまい人の見様見真似でがむしゃらに撮ってたな…確か現像した枚数に対して5倍の枚数はミスってたな…」

磯波「ご…5倍っ?!ここにあるのが50枚程だから…」

提督「ぶっちゃけ撮って失敗してなんぼって思ってるからな…青葉みたいに狙った被写体は一撃必中みたいなのは、凄く羨ましく思うよ」

磯波「む…難しそう…」

提督「もっと難しいのは車の流し撮りじゃないかなぁ…シルエット小さいし、近いところ走ったらそれこそカメラが追い付かないしな…磯波は写真に興味があるのかい?」

磯波「…え?あ…はい…なんだか良いなぁって思ってて…」

提督「…遊んでるデジタル一眼があったナァ…型落ちだけど使ってみる?」

磯波「…えっ?!お、お貸ししていただけるんですかっ?!」

提督「うん、本チャンのカメラ以外ならいいよ…と言うより撮った写真を見せて欲しいな」

磯波「ありがとうございますっ///…やったぁ♪」

提督「ちょっと待ってて…説明書と充電器と鞄と一式持ってくるから」

磯波「はいっ!」ワクワク

長門「…ふふ…良かったな…磯波」

磯波「あ、長門さんすみません…司令官との話の腰を折ってしまって…」

長門「なに、大した事を話していた訳では無いからな、気にするな」

羽黒「…この話を聞いたら青葉さんが食い付いてきそうですね」クスクス…

榛名「でも青葉さんは、提督がカメラを嗜んでいる事は知らなさそうですよね?」

長門「…これを知った青葉がそのうち、佐伯泊地で写真部でも結成しそうだな…」

羽黒・榛名「あぁー…」

磯波「わわわ…頑張って上達したいなぁ」

長門「…上手くなるのはとても良い事だが、青葉の真似だけはしなくていいからな?」

磯波「だだ…大丈夫です…」

…この磯波の純粋さを守りたいと強く思う大人勢なのであった…。

………
……


〜同時刻 重巡寮 青葉と衣笠の部屋〜

青葉「ふぇ…へっくしゅん!」

衣笠「大丈夫?またロクでもない噂されてるんじゃな〜い?」

青葉「なっ?!失敬な!青葉は公正な真実を公に出しているだけです!」

衣笠「(…まあ、多分それがいけないんだと思うけどね…)」

………
……



1030時

提督の私室で急遽開催されたゲーム大会は続いているが、そろそろ昼食の時間が迫ってきた。

ふと壁掛け時計を見上げた提督の視線は、その時計に釘付けになった。


提督「…(あ、人数これだけ居たら昼どうしよう…)」

榛名「…?提督?どうかされましたか?」

長門「…浮かない顔をしてるな」

羽黒「あのぅ…何か心配事があるんですか?」


いつもなら 補給艦 間宮の食堂に行って食べる事が大半だが、今日はたまには休暇をして欲しいと言ってあるので、今日は恐らく食堂としての機能は止まっている。

…なら間宮の食堂が閉まっているときにお腹を空かした艦娘達はどうするかって?

ちなみにこの泊地では自炊を推奨している。

これは将来的なことを考えてのことでもあり、作って貰えるという有り難みを噛み締めてもらう為の配慮でもあった。

…中には外食をする者もいるが、泊地の地元ならまだしも、このご時世、中々艦娘といえど外出許可がホイホイと出るわけもなく…。


提督「…(まぁ、基本みんな料理出来るしな…一部を除いて…)」

榛名「…あ!お昼ご飯の準備…」

長門「…む、そろそろ始めんとな…」

羽黒「でもこの人数ですし…」


提督のその視線に気付いた嫁艦達が、思案を始めた。


榛名「流石にここでお昼を作るのは、量的にも厳しいですね…むぅ…」

長門「…かと言って各々で…と言う訳にもいかんな…」

羽黒「でも普段遠征で出払っている娘達には、休みの時くらい出来るだけのびのびしていて欲しいような…」

提督「…あ、食堂の厨房借りようか?」

嫁艦3人「「「…えっ?」」」

提督「食堂の厨房なら広さもあるし、食材も日持ちするものなら、ある程度揃ってる。間宮さんにお願いして厨房を借りて、有志で昼食を作るってのはどうだろう?」

榛名「あぁっ♪それは良いですねっ!」

長門「うむ、私もそれなら手伝おう」

羽黒「も、もちろん私もお手伝いします!」

提督「…よし、方向が決まれば早速間宮さんに連絡を…」

……………
…………
………
……


提督「…まさか、伊良湖共々、食堂を締め切って料理していたとは…」


嫁艦との話し合いの直後に提督は間宮に、食堂の厨房を貸して欲しいと頼む電話をしたところ、今日は間宮と間宮同様に食堂を切り盛りしている、補給艦 伊良湖 が次に出す新作メニューの思案で、食堂に籠もっていることが判明した。

もちろん、厨房の使用は快諾された。

なので、提督と嫁艦3名と数人が有志で、ゲーム大会組の昼食を作る為に今現在、皆で食堂に向かって歩いている。


提督「うーん…普段から大人数に料理を作ってたらやっぱり、そうなるんだろうか…」

羽黒「あの…司令官さん?」

提督「…ん?何だい羽黒?」

羽黒「司令官さんはその…やっぱり女性は料理ができた方が良いと思いますか?」

提督「そりゃできた方が色々良いだろうけど…羽黒は出来るの?姉妹だと妙高が大抵卒無くこなせそうで足柄はカツカレーに尖ってて…那智は料理しそうなイメージが…」

羽黒「ええっと…那智姉さんはお酒のおつまみは絡みなら大抵自分で作ってしまいますね…足柄姉さんはカツカレーのイメージは強いですが、実は何でもできます…私は妙高姉さんと同室なのもあって、料理のお手伝いをしていたりするので、一通りは出来ますね」

提督「あぁ…そんな感じか…何となく羽黒はそうなんじゃないかと思ってたなぁ…」

羽黒「…こ、今度…"私も"司令官さんと一緒にお料理してみたいです…///」

提督「あぁ、良いよ………って…"私も"?」

榛名・長門「「???」」


提督と羽黒の会話に対して榛名と長門は、「何の話?」と言うような表情で顔を見合わせている。

そんなことは露知らず、羽黒は提督の疑問に対しての回答を示した。


羽黒「ええと…その…昨日、比叡さんと一緒にカレーを作ったのをご馳走してもらったと吹雪ちゃんから聞いて…///」

提督「…あぁ…そういやシレッとあの中でカレー頬張ってたな…吹雪」

吹雪「はいっ!即興だったのに、凄い完成度でした!」


そんな会話中、目をキラキラさせながら、2人の会話に割って入ってきた。


提督「…でも、あれの味決めたのは全部比叡だし、俺は横で野菜だの何だのを切り揃えてただけし…」

吹雪「またまた〜そんなこと言ってて息ピッタリでしたよ?」

提督「…さてはあのカレー作ってる最中に皆に言いふらしたのは…」

吹雪「…あ…えへへ…///」

提督「…食べ物の恨みってのは根深いんやで?」

吹雪「…え"っ…」

提督「…ふふふ…冗談だよ…皆美味しそうに食べてくれてたし、それがお代みたいなもんだよ…後々の楽しみが先食いされた事に対する細やかな意地悪だよ」

吹雪「も、も〜う!脅かさないでくださいよぉ〜」

提督「いや、悪い悪い…でも昼はどうしようかなぁ…」

榛名・長門「「…ではカレーを」」

提督「…え?」


先程から黙って会話を聞いていた榛名と長門が、何やら有無を言わせない圧力で両名カレーを作ることを提案をしてきた。


提督「…羽黒はどう?」

羽黒「はは、はい…い、いい、いいと思いマス…」

提督「ふ、吹雪は?」

吹雪「は、は、ハイっ!つつ、作る人によってカレーは違うので、も、問題ありませんっ!」

提督「…?…ん、そっか…そうだな…それじゃあ皆でカレー作ろうか」


戦艦勢の圧に押されるようにたじろぐ2人の反応に疑問を抱きながらも、提督もカレーを作る事を決定した。

………
……


調理担当の皆で厨房に入ると、その内“それぞれ好みが違うから、提督、長門、榛名、羽黒で4種類カレーを作ろうか“という話の流れになり、ゲーム大会勢の昼食はちょっとしたカレーパーティーとなった。

………
……


その昼食後、4人は残って調理器具と食器の片付けをしながら、カレー談義に花を咲かせていた。


提督「…うむ…甘いカレーもまた一興だったよ」

長門「ふふ…それは良かった…」甘口担当

羽黒「提督のカレーはコクとスパイシーに重きを置いたカレーでしたね…美味しかったです♪」中辛1担当

提督「あー…俺が作ると大抵あの味にしちゃうんだよな…少しの趣味に走りすぎた…羽黒の作ったカレーも美味かったなぁ…榛名の作ったカレーと肉違いとは思えない位違ったよ」辛口担当

榛名「提督はカレーに対しての守備範囲が広いんですね…参考になりました!」中辛2担当

提督「いやいや、榛名のカレーはスパイスと旨味のバランスがとても良かった…牛と豚で全然違うってのもあるけど各々で隠し味が違ってとても良かった…羽黒のカレーは食べてほっこりというか…そう、食べたことないのに食べた事があるような懐かしさがあった…不思議なもんだ。…で、やっぱり売れ行きを見てもわかるけど、やっぱり駆逐艦達には甘口と中辛の2つの売れ行きが良かったなぁ…」

長門「あぁ、私のカレーは甘口だが色々な具材の旨味からからくる甘さだからな」

提督「やっぱりそうか…玉ねぎを大量に炒めて、酸味の出る人参は控えめ。ああ作るとあんな味なんだなって新しい発見だったなぁ」

榛名「(…あれ?そう言えば長門さん…)」

羽黒「(…提督のカレーを食べてなかったような…?)」

提督「…あ、そう言えば、長門はどうだった?俺のカレー」

長門「…え?…あ、あぁ、美味かったぞ…」

提督「…?」

長門「て、提督!次の借りれそうな本を見繕ったら私は部屋に戻るがいいか?!」

提督「え?え?…別に許可取ることないけど…いいよ?」

長門「そ、そうか!提督!有意義な時間だった!ありがとう!」スタタタ…


…何やら、慌てた素振りで長門は我先にと提督の私室に向かう背中を、提督と榛名と羽黒の3人はキョトン顔で見送った。


提督「…長門、急にどうしたんだろ?」

羽黒「さ、さぁ…?」

榛名「(…もしかして長門さん…?)」


………
……



…時刻は夕刻に差し迫っていた。

提督は私室にて駆逐艦達とゲーム大会を続行となり、榛名と羽黒はそれぞれ自室に戻っていた。


深雪「はぁぁ〜…めっちゃ遊んだぜ〜…結局全体で見たらまた負けが込んじまったなぁ〜…あー、チキショー…」

提督「あー…疲れた…騒ぎ疲れた…こういう疲れ方は久々だなぁ…」

夕立「…ふぁぁ…わふっ…夕立眠くなってきたっぽいぃ…」

時雨「ふふ…あれだけ騒げば疲れるよね」

白露「…zzz」←村雨に膝枕されて寝落ち

村雨「………」←膝枕しつつ小説を黙読中…

初雪「…zzz」←吹雪に膝枕されて寝落ち

吹雪「…あ…もう1600時なんですね…楽しくて時間を忘れちゃってましたねぇ」←寝落ちした初雪の面倒を見つつボンヤリしてる


あれだけ騒いでいた駆逐艦の娘達も、騒ぎ疲れて机や床に突っ伏して寝ている娘や、変わらず本を読み耽っている娘、本を読んでいると見せかけて寝落ちしている娘、はたまた先に引き上げた娘などと、思い思いに過ごしている。


夕立「むー…提督さん…えいっ!」


ガバッ!


提督「んうぉっ!」

時雨「!!」


おもむろに近付いてきた夕立が、提督の後ろから首に抱きついてのしかかった。


提督「おい、夕立…戯れ付くな…」

夕立「むー…このままくっ付いて寝たいっぽいぃ…zzz…」

時雨「(…夕立は無邪気に振る舞えていいなぁ…)」

提督「はぁ…やれやれ……ん?時雨どうしたんだい?」

時雨「あ、い、いや、何もないさっ…」


提督に抱き着いて即寝落ちした夕立を凝視していた時雨の視線に気付いた提督だったが、時雨にはぐらかされてしまった。

…凝視されていた原因は抱き着いたまま寝落ちした夕立だろうが、時雨のその視線は提督にはどこか羨ましそうにも見えた。


提督「…時雨も休む?」

時雨「…えっ?えっ?」

提督「…俺の首は1つしかないから無理だけど、膝とかなら貸せるぞ?」

時雨「うう…」

提督「そんな物欲しげな目をされたらほっとけ無いし…少しくらいなら寝てもいいしさ…ほら」

時雨「う…うん…お邪魔します…///」


スス…トスン…

時雨は提督にそう言われると、素直に提督に近づいてそのままそっと提督の膝の上に仰向けになって頭を預けた。


時雨「…すぅ……ふぅぅ…」

提督「皆とはしゃいでちょっと疲れちゃったか?」


なでなで


時雨「うん…でも今日一日凄くのんびりできたよ…付き合ってくれてありがとう…提督…」

提督「どういたしまして」

時雨「…んん…撫でられるの…心地よくて…安心するね……すぅ…」

提督「…時雨?」


時雨も、提督に身を委ねるとあっという間に寝てしまった。


提督「(…むむ…今寝静まった2人を起こすのは忍びないし、どうしたものか…)」

コンコンコン…

そんな事を考えていたら、今度は私室のドアを叩く音が室内に響く。


提督「?はーい、誰だい?」

加賀「お休みにすみません、加賀です。…今、宜しいでしょうか?」

提督「どうぞ〜」


…ガチャ…

私室のドアが開くと相変わらず表情が読み取りづらい仏頂面な加賀が、部屋の入り口で提督の姿をその瞳に捉えて話しかけてきた…。


加賀「…提督、今晩なのだけれど…予定は空いているかしら?」

提督「ん?…あぁ、ゆっくりするつもりだがどうかしたかな?」

加賀「今宵、航空母艦全員で集まって飲み会をするのだけれど…提督も如何ですか?」

提督「おお、それはいいねぇ…何時からだい?」

加賀「1830から空母寮で……す…」


開催時間と場所を伝えた加賀の視線が、提督の目線から別のものに移った。

加賀のその視線は、提督に膝枕されていすよすよと寝ている時雨と、首元に抱き着いたまま寝落ちた夕立に移った。


加賀「…………」

提督「…あ、悪い、皆遊び疲れてそのまま寝ちゃって…」


加賀のジトッとした目線に居心地の悪さを感じた提督は、弁明を試みたところ…。


加賀「…要件はそれだけです…お越しになりますか?」

提督「ん?あぁ、お邪魔させてもらうよ」

加賀「わかりました…では、また後程………」


その弁明を聞いたのか聞かなかったのか、加賀のその視線をふと解かれて、再び提督の目線を捉え出欠の確認をしたら、さっさと部屋の入口へ踵を返して部屋を後にしようとした。

…ドアが閉まる瞬間、提督には加賀が流し目で膝枕される時雨を見ているのが見えた気がした。

…バタン


加賀「…ふぅ…」


ドアが締めた直後、廊下を出た加賀は小さく溜息をついて、何やら気を落ち着かせるようにしていた。


加賀「(…夕立は気性がああだからあまり気にしなかったけれど、時雨のように私も自然にあんな風に出来るかしら…?)」

加賀「…あぁ…いけない…早く提督が来ると鳳翔さんに話を通しておかないと…」


悶々と考えていた加賀は気持ちを切り替えて、小声でそう呟くと空母寮に向かって足早に歩き始めたのであった。


時雨「………」


その時雨は膝枕されている状態のまま、目線だけで加賀が退出していったドアをジッと見つめていた。


提督「…?時雨?」

時雨「…あ、ゴメンね…迷惑かけちゃって…」


何故かいきなり時雨に謝られてしまった提督。


提督「…?時雨がなんで謝るんだい?」

時雨「つ、次の予定が出来たんだから、僕らもそろそろお暇するよ…」


そう言うとそそくさと起き上がろうと時雨は起きようとする。


提督「…」


…が、提督は時雨の頭を膝に押さえ付けて、起きれないようにして、その行動を阻止した。


時雨「…ちょっ!あっ!…て、提督?」


提督の意外な行動に時雨は焦った。


提督「せっかく時雨が寝付いたところだったんだ。時間までは遠慮しなくていいよ」

時雨「え…い、いやでも…」

提督「1800までは1時間半弱ある、滅多にない事なんだからこんな日があって良い…ここで寝なさい。…これは提督命令です」

時雨「うぅ…ずるいよぉ…///」

提督「あんなに穏やかな表情見せらた後に、そんな無理矢理出て行かせられる程、野暮じゃないからね…」

時雨「…わかったよ…でも…時間になったらちゃんと起こしてね?」

提督「もちろん」

時雨「…それじゃあ…改めて…お休み…」


再び眠る姿勢に入った時雨が意識を手放すのはそう時間はかからなかった。


提督「…お休み…」


つい先程に時雨の頭を押さえ付けた手は、優しく撫でる手へと変わっていた。


夕立「…zzz」

提督「…夕立…頼むから涎垂らすのやめなさい…」


せっかく時雨の寝顔でほっこりしているところに、全体重をのし掛けてもたれ掛かりながら爆睡する夕立の垂れた口角から、首筋に垂れてきた涎ですっかり雰囲気が台無しになってしまった提督なのであった…

………
……


1800時

提督「お、時間か…時雨…時間だ」

時雨「うぅん…おはよう…提督…」

提督「おはよう、ぼちぼち皆の撤収準備を始めてくれるか?」

時雨「うん…よっ…と…」


顔がこころなしかスッキリした時雨はスクッと起き上がって、寝ている姉妹たちを次々と起こして回りはじめた。


時雨「ほら、夕立…起きて、寮に帰るよ。村雨も白露を起こしてくれないかな?…江風も山風も起きて…提督が部屋を出るから、僕たちも寮に帰るよ?」


…駆逐艦たちが提督の私室から撤退するまでには、それほど時間はかからなかった。

彼女らの口々からは、「次はリベンジする!」や「お邪魔しました」や「もっとのんびりしたかった…」といった言葉が投げかけられたのを締めの挨拶に、各々の部屋へと戻っていった。


提督「…また宜しくな…皆…」


提督は駆逐艦の娘達が見えなくなったところでそう呟いた。


提督「…さってと…そのまま空母寮に行くか…」


提督もそう言うと空母寮に向かって歩き出した。

………
……


白露「…ねぇ、時雨?」

時雨「…ん?なんだい?」

白露「なぁ〜んか良いことあったの?機嫌良さそうじゃん」

時雨「皆と沢山遊べたからね」

白露「ふぅ〜ん…それだけぇ?」

時雨「…え?」

村雨「まさかあの状況を見てない訳ないじゃな〜い♪良い感じだったわよねっ♪」

時雨「…な、なんと事かな?」

夕立「…?」

村雨「"うぅ…ずるいよぉ…///"」ボソッ

時雨「わ、わーっ!わぁーっ!///」

白露「いや〜あれは萌えるわ〜w 我が妹ながら恐ろしいwww」

夕立「…ぽいぃ???」

時雨「あ、あれは仕方なくっ!提督がどーしても寝ていけって言うからっ!そうっ!仕方なかったんだよっ!///」

白露・村雨「「はいはい♪」」

時雨「ちゃ、ちゃんと聞いてよっ!///」

夕立「…むぁーっ!さっきから何の話っぽいっ?!」

吹雪「(…時雨ちゃん…司令官の膝枕…いいなぁ…)」


…その部屋への帰り道中も賑やかな駆逐艦達なのであった。

……………
…………
………
……


今回はここらで一旦切ります。

…思いの外、執筆していると、あれこれしている内に読み切るにはしんどい字数になってしまいます…(;^ω^)

まだまだダラダラと続きますが、最後までお付き合いいただけると幸いです!

それではまた何処かで!(^^)ノシ

〜束の間の夏休み編 1日目♯2に続く〜
Posted at 2021/02/28 17:49:03 | コメント(0) | トラックバック(0)
2021年01月24日 イイね!

艦隊これくしょん - 艦これ - 〜佐伯湾泊地の日々〜 ♯束の間の夏休み 初夜編 

艦隊これくしょん - 艦これ - 〜佐伯湾泊地の日々〜 ♯束の間の夏休み 初夜編 皆さん、おはこんばんちは!∑∠(`・ω・´)

今回は夏の黄昏編にて提督が溺れて目を覚まして皆で戻っていくという最後の場面の少し後のお話です。

みんカラ内限定でブログ小説として書き残してますので、興味がある方は下記のURLよりアクセスしてみてください(_ _)

↓↓↓↓↓

プロローグ ♯1 午前編
https://minkara.carview.co.jp/userid/2501514/blog/44104145/

♯梅雨の日編
https://minkara.carview.co.jp/userid/2501514/blog/44223073/

♯夏の黄昏編
https://minkara.carview.co.jp/userid/2501514/blog/44271814/


毎度ながらの長文となりますが、気長にお付き合いくださいませ…。

バトル・流血・略奪等の暗い話は描かず、ゆるーく描いて行きますので、そこんとこよろしくお願いします(_ _)

基本この泊地の艦娘は、提督好き好き設定でヨロシクです(笑)

尚、この作品は 艦隊これくしょん - 艦これ - の二次創作であります。

キャラクターの人物像も公式を参考にして、著者が独自解釈したものです。

これらを踏まえた上で、お読みになってくださいませ…。

尚、このお話は夏イベントが終わった頃に書き出したお話ですので、時間のラグに関してはご了承くださいませ。
※今.冬ですけど何か?w

……………
…………
………
……


艦隊これくしょん - 艦これ - 〜佐伯湾泊地の日々〜 ♯束の間の夏休み編

………
……


…朝の騒動があってから数刻が経ち、陽はすっかり上がり今日もカンカン照りの日となった。


ー佐伯泊地 司令部棟 執務室ー

相変わらずここは静かで、声以外の音が囁き続けていた。

古時計の秒針の音。

ペンを走らせる音。

書類をめくる音。

判子をつく音。

…かすかに聞こえるセミの鳴き声。

…時々悩みから来る声にもならない声や、それに対しての助言や意見の声もあったりする。

早朝の落水騒ぎも過去の事。

今日も提督は秘書艦とこの泊地での日常を過ごしている。


提督「…ふぅ…これが終われば束の間の休日…なんだがなぁ…」


記入欄をすべて埋めて、纏めて書類の1つを片付けて、仕事の終わりが見えてきた提督は、少しペンを机に置いて、一息ついた。


提督「…世間様は遠出はおろか帰省すらも許さないご時世とはなぁ…」


…そう、新型のウイルスとやらの影響で世間はこんなだった。

泊地内での生活は手洗い消毒以外の大きな変化は無いが、基本提督も艦娘達も、泊地から出られない状態となっていた。


???「そうですねぇ…今年の春以降、私達も海以外の外に出れてないので、お出かけや買い物もあんまり行けてないですねぇ…はぁ…お姉さまと一緒に街を出歩きたいなぁ…」


提督がぼやくと今日の秘書艦が、提督のぼやきに相槌を打つと、両肘を机について自分の両頬に頬杖をしながら、提督と同じくぼやき始めた。


提督「…ふふ…やっぱり服1つにしたってネットであれこれ見るより、現物と場の雰囲気を楽しみたいよなぁ…それに仲の良い相手とその時間を共有出来れば尚良いなぁ…比叡、これチェック頼めるかい?」

比叡「はーい、了解でーす」


…今日の秘書艦は金剛型戦艦 2番艦 比叡だ。

先程までぼやいていたが、チェックの為に書類を受け取ると、その細い眉はキリリと釣り上がり、書類に誤りがないことをくまなく確認を始めた。

提督は執務席にもたれ掛かりつつも、その目はチェック作業を続ける比叡を捉えていた。

…うん、何事も一生懸命な彼女の姿勢にはとても好感を覚える。

卒無くこなす娘より感情がはっきりしているこの方がグッとくるな…。

…と、提督のどうでも良い内心を抱いていることも露知らず、比叡は預かった書類に目を落とし続けていた。


比叡「……ん…んん……うんっ!間違いはないですね!さっすが司令!」

提督「ん…く…ぁあああ〜…終わったぁ〜…」

比叡「ふふふ…お疲れ様です司令♪」


少し長い沈黙の末、書類のチェックを終えて無事問題点も無く、これにて提督のやるべき仕事である大規模作戦の書類も片付き、実質の束の間の泊地の数日間の休日となった。


提督「はぁ〜…これで休める〜…ふぁ…ふぁあぁ……むぐぐ…いかん…」

比叡「…欠伸しきっちゃってもいいんじゃないですか?作戦も終わって仕事もたった今終わったのに…」

提督「んん…指揮官たるものそれはそれ…」

比叡「でも今日は連日の書類の処理作業と朝のお参りの時の落水騒ぎで、疲れがかなり来てるんじゃないですか?」

提督「…まぁ疲れてないって言ったら嘘だなぁ…んんっ…」


提督は椅子に座りながら上半身だけ背伸びをして、両肩をぐるぐると回して軽く体操をした。


比叡「…ふふ…少し前なら “ いや…大丈夫だって… “ とか言って強がって見せてたのに…変わりましたね…司令…」

提督「…なんか微妙に俺の真似が似てるのが癪だが…あー…あの1件以来、曝け出してみたら…なぁ…」

比叡「にひひ…榛名や長門さん…陸奥さんに加賀さんには感謝です♪…よっ…と…」


比叡はそう言うと、秘書艦席を立ってそのまま応接席の3人掛けのソファーに向かって、ソファーの端に腰掛けて、提督に対して手招きをした。


比叡「司令…良かったら…ひ、比叡の膝枕で…少しゆっくりしませんか?///」

提督「…え?…いや…えっ?」


提督は比叡のいきなりの申し出に目を白黒させた。


比叡「わ…私だって…司令に甘えてばかりは嫌です…私だって…司令に…甘えて欲しいんです!…理由が…それでは駄目ですか?///」


比叡は何だかんだと言いながら、顔を真っ赤にしながら提督に自分にも甘えて欲しいと頼んできた。

…アカン…キュンと来るやないか…。


提督「…いいの?」

比叡「っ!!///…どど…どうぞ!」

提督「…ありがとう…比叡…少し…膝…借りるよ?」


提督はそう言うとそそくさと執務席から立ち、比叡の座る応接席に向かって、比叡の差し出した膝の上に恐る恐る頭を乗せた。


比叡「(…ひ…ヒェーッ!この泊地に着任して以来初めての司令との距離感だよ〜っ!)」

提督「…何だか不思議だな…」


比叡の膝に頭を乗せた提督がボソリとそう呟き始めた。


比叡「ヒェッ!なな…なにがですかっ?!」

提督「…金剛型では比叡が一番付き合いが長いのに、こんな距離感で一緒に居るのがさ…」

比叡「…あっ…司令…私も…同じことを考えてました…」


この泊地での比叡の着任は早かった。

提督がこの泊地に着任して4ヶ月後に着任したのが、この比叡だった。


提督「…せっかくの休みなのに、皆に外出許可が出せないのが辛いところだ…俺も夏休みは泊地内で束の間の休みだなぁ…」

比叡「…そういえば司令、ちょっと聞きたかったことがあるんですけど…良いですか?」

提督「…ん?なんだろ?」

比叡「司令の故郷って何処なんですか?そういう話を一切した事無いですし、泊地にいる艦娘の皆からも聞いたことが無いので、ずっと気になってたんですけど…」

提督「…ああそっか…そういえば言ってないし、聞かれてもないな…」

比叡「この際だから教えて下さいよ〜」

提督「俺の故郷は滋賀だ…内地の人間だ」

比叡「えっ?!意外ですね!今この職だから、てっきり沿岸沿いの都道府県のどこかかと思ってました」

提督「…それもお前の名前である “ 比叡 “ の由来になった比叡山のド近所が実家だ」

比叡「ええっ?!そうだったんですか?!」


あまりに意外だった真実に驚きが隠せない比叡。

その反応に気を良くした提督は、その反応を少し堪能していた。


比叡「…でもなんでそんな内地に住んでいたのに、わざわざ海の仕事に就いたんですか?」

提督「…ん?あぁ…この職につく少し前から話から話すけど、元々俺は工業高校出身でね…高校卒業してから18の時から、工場でひたすら鋼材を加工して、工作機械と向き合ってたよ」

比叡「へぇ〜…あ、だから司令って手先が器用なんですね…なんか…ちょっとしたことをヒョヒョイって直しちゃうし…」

提督「ん…その名残なんだろうな…作ることは好きだったしなぁ…で、21の時だ…深海棲艦が現れて世界がこんなになったのが…」

比叡「あ…」

提督「輸出関連が殆だったから、仕事が一気に無くなってな…人員削減ということで、若手の殆どはクビになっちゃって…いやぁ…失業保証はあったけど、あの時は途方に暮れたよ…はは…」

比叡「ははって…笑い事じゃ…」

提督「…で、そんな折にぼんやり街を出歩いていたら、自衛隊の広報で自衛官募集ってのが目に付いたんだ」

比叡「あぁ…なるほど…」

提督「元々ミリタリーは好きだったし、そもそもの失業した理由になった深海棲艦に一泡ふかしてやりてぇって思ってたのもあってな…そんなこんなで、陸海空の何処に希望出そうとなったんだが…」

比叡「…だが…?」

提督「…まず鼻から空自は学力的に無理。陸自は体力的に厳しい…となると残るのは海自となったんだ…」

比叡「えぇー…海自選んだ理由が…えぇ〜…」


「うわマジかよ…」と言わんばかりに表情で、提督が海自を選んだ理由にドン引きな比叡。


提督「まあそう言うなって…その時はこの職に就くなんて思いもしなかったんだし…」


…比叡の反応を見て、まあそうなるわなぁ…と思いながらも、話の続きをする提督。


提督「それから海自に入るべく勉強をして無事入隊に漕ぎ着けた訳なんだけど、そこで艦娘の指揮官としての適正検査みたいなのを受けたんだが、そこで適正があると判断されて、他の新人隊員とは別の道に進んで、基礎体力と泳法と小銃を含む装備の知識と使用の習得、指揮の基礎を学んで、4年前にここに着任して今に至る訳だ…ただなぁ…」

比叡「…ただ?」

提督「結構な人数が入隊希望で来てて、もちろん皆適性検査を受けた訳だが、何故か大勢の中で俺ともう1人だけしか指揮官の適性が出なかったんだ…ま、そのもう1人が今の桂島泊地の提督なんだがね」

比叡「へぇ〜…桂島泊地の司令とは仲は良いんですか?」

提督「向こうはどう思ってるかは知らないが、良きライバル関係であり同志であると思ってるよ…向こうの演習艦隊とも交友あるのは周知されてると思うけど」

比叡「演習でよく当たりますもんね。戦績も五分五分の統計も出てますし」

提督「…一応俺の経歴はざっくりこんなだけど、退屈だったんじゃないかな?」

比叡「いえ!お慕いしている人の話を聞けるのは嬉しいもんなんですよ?…それに…」

提督「…ん?」

比叡「司令が天才肌でも、体力オバケでもなくて、海自に入隊してくれて良かったなぁって思っちゃったりしました」


比叡はそう言うと、提督の頭を優しく撫で始めた。

その表情もとても穏やかだ。


提督「…ん、そうか…そうなるなぁ…そう言ってもらえると皆と会えて、改めて良かったと思うよ…んん…」

比叡「ふふ…そろそろ眠気が来ましたか?」

提督「んん…最近どうも寝転がると、どうも急に眠気が来てなぁ…」

比叡「もう…それって凄く疲れてるんじゃないですかぁ…私達には疲れてたら有無も言わさずに休ませるのに…」

提督「…皆は…海に出て…命…賭けてるし…当然だろ…俺なんて…執務室に引き篭もってる…だけ…だし…」

比叡「またそんな事を言って…もぅ…ほら、付き合ってあげますから、サクッと寝ちゃいましょう…あ、頭は撫で続けてあげますから…///」


提督に余計な事を考えさせない様にする為か、急かすように寝入るよう催促する比叡。

先程から手で優しく提督の髪を梳かす様に撫でて、寝るように促す。


提督「………」

比叡「…司令?」

提督「…zzz」


ものの数分後には、提督からは寝息が出ていた。


比叡「ホントにすぐ寝ちゃった…へぇ…司令の寝顔…かわいいなぁ〜…榛名が言ってた通りだぁ…」


自分の膝の上で寝ている提督に対して、覗き込むようにして提督の寝顔を堪能している比叡。


コンコンコン


突然、執務室にドアを叩く音が鳴り響く。


比叡「ひぇっ!…ど…どちら様ですか?」


すっかり提督の寝顔ウォッチに夢中だった比叡は、突然の来訪者に驚いたが、すぐさま秘書艦対応に切り替わる。


???「比叡お姉さま?霧島です。金剛お姉さまの部屋でお茶会があるので、そのお誘いに来たのだけれど…」


来訪者は姉妹の霧島だった。


比叡「ええっ?!…い、いやぁ…ちょっと今は手が離せないかなぁ…ってぇ…」


…そりゃそうだ。

その受け答えをしている比叡の膝に提督が頭を乗っけて、寝ているのだから。


霧島「…?…ちょっと入りますね?」

比叡「あぁあっ!!ちょちょっ!待って!」


あたふたする比叡の事はお構いなしに、霧島が執務室のドアを開けた。


霧島「何を焦っているんです?比叡お姉さ……あら…///」


比叡が提督に膝枕してあげているのを見て、思わず口元に手で覆って顔を赤らめる霧島。


霧島「…司令が喋らないと思ったら…比叡お姉さまも隅に置けませんねぇ…///」

比叡「え…ええっと…仕事はついさっき終わったから…そのぉ〜…ご…ご褒美?…みたいな?」


姉妹間では抜け駆け等に関して特に取り決めていた訳ではなかったのだが、少し後ろめたさのようなものを感じる比叡。


霧島「…ふふふ♪別に構いませんよ。…それは私が秘書艦の時に取っておきますので///」

比叡「お、おぉ…霧島ってば…大胆に…///」

霧島「…だって私も先の大規模作戦の終了後に指輪を贈っていただきましたので…これからは堂々と嫁艦として司令を支えられますから♪//…それに…」

比叡「…?」

霧島「…比叡お姉さまだって人の事は言えないでしょう?…同じ日に別々で指輪を贈ってもらっていたじゃない?」

比叡「…………///」


お互い晴れて嫁艦になったので、以前に比べて大胆な行動を取るようになった娘が、この2人を含む数名が大規模作戦終結後に増えた。


霧島「…しかし困りましたね…それほど気持ち良さそうに寝ている司令を起こすのは気が引けますし…」

比叡「うーん…少し前に寝付いた所だから、寝かせててあげたいんだよね…でもお姉さまの紅茶も飲みたいし…うーん…」

???「キリシマ!提督とヒエーはここに居ないのか?」


そんな思案中の比叡と霧島の元に新たな艦娘が突然ドアを開けてやって来た。


???「…ん?何だ、ここにヒエーが居るじゃないか…残る提督は…ん?ありゃ?」


その艦娘は部屋に入るや否や、ソファーに座る比叡と、比叡の膝の上に頭を乗せている提督を発見した。


???「…ふぅん…提督ってもっと硬いヤツだと思ってたけど、意外とカワイイとこあるんだね…」

比叡「まぁ…こんな風に接してくれるのは、ここつい最近の話なんだけどね…」

霧島「…貴方、部屋で待っててって言ったのになんで来たの?サウスダコタ…」


髪の毛の表側は青く、星条旗を模した白の星のマークが大小数点入っており、裏側は赤の表裏リバーシブルで、背中と腰のあたりまで伸びたストレートヘア。
服装は胸元からへそまでを大きくはだけた紺色のジャンパーと、短パンを着用しているその艦娘は、先の大規模作戦の第6海域を突破した際に水底より掬い上げた、サウスダコタ級戦艦1番艦 サウスダコタだ。


サウスダコタ「ん?ちょっと遅かったから様子を見にね」


ジトっとした目線を送る霧島に対して、あっけらかんとした態度でそれに答えるサウスダコタ。


サウスダコタ「…へぇ…すっごく気持ち良さそうに寝てるねぇ…なんか起こすのはちょっと可愛そうかな」

比叡「うん…ついさっき寝付いたばかりだから…やっと書類が終わったんで、司令をゆっくりさせてあげたいんですけど…」

サウスダコタ「…なら、コンゴーとハルナをここに呼んじゃったら良くないか?ここでお茶会すればいいんじゃないの?」


スパッと代替案を出すサウスダコタ。


霧島「…それが良さそうねぇ…」

比叡「えぇ…それはちょっと恥ずかしい…」

サウスダコタ「ヒエーも提督のヨメカンだろ?コンゴーSistar's は皆ヨメカンなんだから、そんなの気にしてどうすんだよ。アタシが2人を呼んでくるよ」

比叡「あぁぁっ!サウスダコタさん、ちょっと待って!」


サウスダコタはそう言うと、比叡の制止も聞かずに部屋を出て、金剛と榛名を呼びに行ってしまった。

…まああの竹を割ったような性格だ。

変なことは言わないだろうが、屈託のない発言で比叡の現状を2人に伝えてしまうだろうが…


比叡「…ふぉぉぉぉぉ…穴がそこにあったら入りたい…」

霧島「…まぁ、滅多に無い機会なので、真っ赤になって縮み込んでる比叡お姉さまを、存分に見させていただきます♪」

比叡「ひぇぇ…霧島が意地悪するぅ〜…」


提督が寝落ちた直後に何やら色々と起こっていたようであった…。

………
……


…何やら楽しげな会話が聞こえる…。

…俺は確か、比叡の膝枕でソファーに横になって寝てる筈。

…俺の寝ている間に誰か来て、そのままここに居付いているということか?

…ちょっと起きてみるか…何時かも気になるし…



提督「…んん…」

比叡「…あっ、司令?お目覚めですか?」

提督「んあ…んんっ…なんかよく寝た気がする…比叡、今何時かな?」

比叡「1550ですね」

提督「…おおぅ…随分長い事膝を借りていたな…ありがとう…」

比叡「い、いえいえっ…司令が少しでもゆっくり出来たのなら…///」

提督「…ん?何かとても良い香りがするな…よっこらしょ…」


…この香りは…紅茶?

提督は、この部屋で何でそんな香りが鼻孔をくすぐるのか、気になって上半身を起こした。


金剛「Oh! テートクが目を覚ましたネ!」

榛名「とてもよくお眠りになられてましたね…ご気分は大丈夫ですか?」

提督「…ありゃ?なんで金剛と榛名が?…それに他の娘も…」


提督が起きたら、比叡以外にも他の娘がソファーに集って、仲良く紅茶を飲んで談笑していた。


霧島「…サウスダコタの提案です。司令が寝入った直後にこちらにお茶会に誘いに伺ったのですが、司令を動かすのはどうかという話になって、それなら執務室でお茶会を開こうと言う運びになりました」

サウスダコタ「よっ、提督。邪魔してるよ♪仕事お疲れ様〜」

提督「そうだったのか…サウスダコタも連日の演習だったろ?お疲れ様」

サウスダコタ「早く練度を上げて実戦に出たいからねぇ…どうってことないよ」

提督「ん、頼もしいな…霧島、サウスダコタの面倒を引き続き頼むよ」

霧島「はい、承りました」

サウスダコタ「暫くは世話になるよ、キリシマ〜♪」


サウスダコタはそう言うと、霧島に抱き付き、戯れ付いた。

霧島も、最初はうわっと驚くものの、次第に仕方がないか…と言うような表情を見せて、サウスダコタの戯れ付くのを受け入れていた。


金剛「Hey テートク 紅茶を入れたので、どうですカ〜?」

提督「おお、有り難い…金剛ありがとう」


提督は金剛から差し出された紅茶が入ったカップとソーサーを受け取り、一口紅茶を口に含んだ。

…うん、とても芳醇で優しい香りが鼻孔を擽ってとても心地良い。


提督「…ふぅ…流石に金剛の入れてくれる紅茶は違うな…香りの立ち方が違う…というか…凄く一口一口が長く楽しめるよ」

金剛「フフーンっ♪紅茶は私の趣味ですからネ♪妥協は許さないヨっ!」


そういうと提督の左に座っていた金剛は、提督のそばに寄って、ソーサーを持つ左腕に抱きついた。


提督「おっとっ…ちょっと金剛…」

金剛「先の大規模作戦が終わってから、指輪を貰って私も嫁艦の仲間入りしましたからネ〜♪これから先行する嫁艦達に負けない様にグイグイ行くからネっ!」

比叡「…ぐぬぬぬ…」


提督の右側に座る比叡はというと、敬愛する姉の行動に対して強く当たれないことから来る葛藤で、少し複雑な表情だ。

…そんなジェラシーに苛まれている姉の姿を見かねた妹たちがすかさずフォローを入れる。


榛名「…お、金剛お姉さま、き、今日は比叡姉さまが秘書艦ですので、そういうのは少し抑えたほうがいいのでは無いでしょうか…?」

霧島「そうですねぇ…私達姉妹にとって、嫁艦の大先輩である榛名が、こう言ってるので続きは秘書艦になられた時にされては如何ですか?」メガネクイッ


…もちろんこの2人も嫁艦である為、提督に戯れ付いているのがいくら姉だとは言え、気が気じゃないのだろう。


金剛「う…むぅ…秘書艦の日が待ち遠しいデース…」


金剛も妹達の内心を汲んで、提督にくっつくのをやめた。


サウスダコタ「いやぁ〜…モテモテだねぇ〜提督ぅ〜」ニヤニヤ

提督「…なんか悪いなサウスダコタ…」

サウスダコタ「別にいいって。まだここに来て日が浅いけど、傍から見てて信用できる上官ってのがよく分かって、かえって安心だしさ」

提督「…そう言えば、寮生活が始まって実生活で困った事はあるかな?」

サウスダコタ「ん?んー…いいや?大して大きな問題は無いし、むしろ快適だね。日本の戦艦達も良くしてくれるし…強いて言えば…」

提督「ん?何かあるかな?」

サウスダコタ「この泊地って海外の艦娘少ないよな?…まーここ日本だし日本の艦が多いのは当然なんだけどさ…」

提督「あー…大規模作戦の時に海域を隈なく調査しないからな…各海域の姫クラスをぶっ倒したら、そのままって事が多いから、解析する確率が低いんだと思う…周回するには資源も大量に必要だしな…」

サウスダコタ「ウチらアメリカ勢は、アタシに航空母艦はシスターサラとホーネット、重巡洋艦ヒューストン、軽巡洋艦ヘレナ、駆逐艦のフレッチャーとサムくらいか」

提督「あと戦艦アイオア…あと航空母艦イントレピッド、軽空母ガンビアベイに駆逐艦ジョストン…早く会ってみたいし、今この泊地に居るアメリカ艦達にも会わせてやりたいもんだな…演習では何度も別個体と戦ってきているけど、実際に配属になったらどうなるんだかねぇ…」

サウスダコタ「どーだろね?ま、気に入ってくれるとは思うけどね。あとから入ってきたアタシが気に入っているんだからさ」

提督「…そっか…ありがとう…やっぱり海外勢は運用方式がウチ(日本勢)と同じ艦種と微妙に違ったりするから、やっぱり戦略としては迎えたいし、何よりも同郷が少ないのは心許ないだろうかなぁ…」


…そう、この泊地にはその他にイタリア勢は駆逐・軽巡・重巡と複数居るが、イギリス勢に至っては航空母艦アークロイヤルのみと、少し寂しい思いをさせてしまっているので、提督も何とかしてやりたいと思っているのは事実なのだが…。


金剛「その点は大丈夫デース!」


すると金剛はサムアップした右手を突き出して、提督にフォローを入れる。


比叡「アークさんとはよく私達の内々のお茶会にお誘いして、交友を深めてますよー」

提督「ん…そうか…艦娘間で交友が深まるのは良いことだ…でも、俺からも声を掛けるよ」

榛名「はいっ!それが良いと思います!」

霧島「もしその事でお困りの際は、金剛姉妹の誰かにご相談ください、司令」

サウスダコタ「アタシも海外勢として出来ることがあれば協力するよ」

提督「ん、皆を頼りにしてる。よろしくお願いするよ」

………
……


…と、お喋りをしている内に、夕食の時間が迫ってきたので、お茶会は解散となり、また執務室には提督と比叡の2人となった。

………
……


比叡「…さて、夕食はこの比叡が作りますね!」

提督「ん、今日は金曜だから…カレーかな?」

比叡「はいっ!司令にアドバイスを受けて以来、みんな喜んでくれるようになって…自信がつきましたから期待しててください!」

提督「…その前の頃は上手いはずなのに空回ってたもんな…比叡カレー…」←遠い目

比叡「…そうなんだけど、しみじみと言われると…心に刺さります…」orz

提督「今はマトモになったから感慨深いと思っただけだよ…お腹空いたし、よろしく頼むよ比叡」

比叡「…あのぅ…それでなんですけど…」

提督「…うん?なんだろう?」


何やら比叡がもじもじとしている。


比叡「…司令が良ければなんですけど、台所で2人で作ってみたいです…駄目でしょうか?」

提督「…えっ?…いや、邪魔じゃない?俺」

比叡「いえいえ、司令は料理出来るじゃないですか?ですから一緒に台所に並んで料理してみたいなぁ〜って…その…///」

提督「…あー…なる程な…わかった、一緒に行こうか」

比叡「っ!ハイっ!ありがとうございます♪」


こうして、提督と比叡は執務室に備え付けられたキッチンに入り、2人でカレーを作ることになった。

…が、結局作り置きのつもりで多目に作ったのだが、2人で食べている最中に、目聡くカレーの匂いに吸い寄せられて来た艦娘達(主に駆逐艦達)に集られて、寸胴鍋で作ったカレーは食べ尽くされるのであった…。

…その食後…。


提督「…くっそぅ…残りカレーでカレーうどん作りたかったのに…もっとお代わりしたかったのに…」(´Д⊂グスン…

比叡「ま、まぁまぁ…好評で完食だったんだから良かったじゃないですか!(汗)」

提督「まーそうなんだがなぁ…今日はこれで上がりで明日から3日間、泊地は休みに入ってゆっくりできるだけど、比叡はもう部屋に帰るか?」

比叡「うーん…どうしよう…司令はどうされるんですか?」

提督「ん?俺か?これからバーに行こうと思ってるけど?」

比叡「わぁ♪良いですね〜。実は行ったことがなかったんで、気になってたんですよ…司令、ご一緒してもいいですか?」

提督「ん、そっか…じゃあ適当に普段飲みの酒を見繕って一緒に行くか」

比叡「ハイ♪」


執務室の鍵を掛けて、2人は一旦提督の私室に寄ってからバーのある別棟に向かった。

………
……


カランカラン…

呼び鈴の付いたドアを開けると複数名の艦娘が既に入室していた。


那智「…ん?おぉ…貴様か…今日は秘書艦も一緒か…珍しいな」

足柄「あら、いらっしゃ〜い提督と比叡〜♪」

隼鷹「おっ♪提督と比叡キタァー♪お疲れさん!」

???「あら?提督に比叡さん、お先に始めさせてもらってます」

提督「あぁ、みんな、邪魔するよ…千歳はここ来るの久々じゃないか?」


腰ほどに伸びた銀髪を後ろで一本に束ね、黒のジャケットに赤の袴風スカートを身に着けているいる女性に声をかけた提督。

その女性、 千歳型 軽空母 1番艦 千歳 は少し困った顔で提督の問に答えた。


千歳「ええ…千代田に言い訳をつけてここに来るのに苦労しました…」

提督「あー…(察し)」


因みに千代田とは、千歳の妹で2番艦に当たる。

とてもお姉ちゃんっ娘で、呑兵衛の姉である千歳のことを、心配からか、飲んでる間は構ってもらえないからか、口うるさく監視してくる。

どういう言い訳をつけてここに来たのかは、さておき、とても楽しそうに飲んでいるので良しとしよう、うん。


千歳「今晩はゆっくり皆と飲めるので、楽しくしてますよ♪」

提督「ん、そりゃいいな。…さて…カウンター入ろ」

比叡「えっ?えぇっ?!そっち行っちゃうんですかっ?!司令」

提督「ん?ああ、俺の特等席なんだよ」

提督は淀みない動きでカウンターの中に入った。

…もはやここは提督の特等席となっていた。

そして、その事を全く知らなかった比叡は、カウンター席に座りながら、目を白黒させていた。


隼鷹・足柄「「おおっ♪マスターきたぁ♪」」

那智「くくく…もう違和感が無いな。…今日はなにか持ってきたのか?」

提督「おう、普段飲みのウィスキーだな。ニッカ ディープブレンド」

那智「ほほぅ…早速だか頂いていいか?」

足柄「提督っ!私も私も!」

提督「もちろん、その為に持ってきたんだし遠慮なく飲んでくれ〜」


キリキリ…パキンっ…トクトクトク…


提督は持ってきたウィスキーの封を早速切って、那智と足柄が差し出してきたグラスにウィスキーを注いだ。


提督「那智、足柄、お疲れ様…」

那智「有り難い…私もダルマを持ってきている…さぁ!遠慮なく飲んでくれ!」

提督「ん、ありがとう、遠慮なくもらうよ」


提督もロックアイスの入ったグラスを那智に差し出して、那智が持参してきたウィスキーを注いでもらう。


足柄「自前のお酒持ってないし…提督!次、ダルマを飲むときは私が注ぐわねっ!」

提督「おう、その時はよろしくお願いするよ」

隼鷹「提督ぅ〜♪アタシにも提督のヤツおくれ〜」

提督「おおっと、はいよ。隼鷹もお疲れ様〜」

千歳「提督…私も一杯頂けますか?」

提督「おお、千客万来だな、もちろん注がれてくれ」

千歳「ふふふ…ありがとうございます♪」

比叡「…ほぇ〜…」


カウンター席に着いていた比叡は、流れるようにカウンター内の立ち位置に馴染んだ提督を眺めて、ボーッとしていた。


提督「…悪い、比叡、比叡は酒の好き嫌いあるか?」

比叡「…あ、えっ?ハ、ハイっ!…良く呑むとしたらワインですかね…ありますか?」

提督「ん、ワインならセラーにストックが…あったあった…ほい、ワイングラスを持ってくれ…秘書艦お疲れ様、比叡…」

比叡「あ、ありがとうございます…///」

提督「いいっていいって…みんな飲み物は揃ったかな?それじゃあ本日もお疲れ様!乾杯!」

一同「カンパーイ!」


カシャシャンっ♪

甲高いガラスの接触音が当たりに響き渡る。

ある者は一気に、そしてある者は口に含んで余韻を楽しみ、思い思いに手元にあるお酒を楽しんでいる。

………
……


乾杯から提督と艦娘達の会話が弾む中、提督は何か思い出したかのように、カウンター内で動き始めた。


提督「…そうだ、この前聞いたアレやってみるか…」

比叡「…司令?どうしたんですか?」

提督「ん?いやね、この前 コマ さん から聞いた ヴァンショーを作ってみようかと思ってさ…飲んでみるか比叡?」


…提督の言う コマ さん とは、フランスの水上機母艦の コマンダン テスト の事で、料理上手でよく洋食の料理談義を個人的にしている間柄なのだが、コマンダン テスト こと コマ さんは、 特に小麦粉を見た途端、こちらが右向いて次に左に視点を戻したら、いつの間にやら絶品洋菓子に化かしてしまう手品師の様な、ある意味凄い娘だったりする。

そして、料理の色々な話を聞いているうちに、勧められたヴァンショーの事を思い出して、それを今作ってみようという流れになったのだ。


比叡「ヴァンショー…?ホットワインですか?」

提督「そそ、柑橘やら果物とシナモンスティックを入れて火にかけて作るんだけど、前聞いて気になっててなぁ」

比叡「ほぇ…美味しそうですねぇ…お願いします!是非作ってください♪」


比叡はあまりお酒に強くないのか、ワイングラス2杯を飲み干す手前の時点で、顔が真っ赤ではあるが、大崩れする様な状態ではない模様なので、提督のリクエストに乗った。


提督「…すまん比叡、開けたワインをそのまま使うけどいいか?」

比叡「どーぞどーぞ〜♪」


すると提督は片手鍋にワインを入れて、カウンター内に据え付けられた簡易コンロで、片手鍋に注いだワインを温めだした。


提督「ええっと…リンゴ…レモン…オレンジ…シナモンスティックっ…と…」

那智「…む、ワインの香りが立ってきたな…何かするのか提督?」

提督「ん?おう、教えて貰ったヴァンショーを作ろうかと…」

那智「ホットワインか…それは美味そうだな…私にも貰えるか?」

足柄「私も1杯欲しいわっ!」

隼鷹「アタシもアタシも〜っ♪」

千歳「提督、私にも1杯ください♪」

提督「あいよ〜こうなったら残りのワインも丸々投入だな…さて、それに合わせて具材もシナモンスティック以外は追加だな…」


提督はみんなのオーダーを聞いて手際よく具材を輪切り・半月切り・くし切りにして、少し温まって気泡が出始めたワインに、リンゴを投入して、しばし放置。

リンゴ投入後に改めて気泡が出現しだしたら、残りの具材を全て投入して、沸騰しないよう気を付けながら適度に温めて…完成!

※公式スピンオフ漫画「今宵もサルーテ」1巻 2杯目参照


提督「…ヘイお待ち!」

那智「おぉ…ワインと果実のいい香りだ…」

隼鷹「ヒャッハーっ♪こりゃ楽しみだねぇ〜♪」

千歳「まだ夏ですけど、かえってお腹が温まって…温かいお酒も悪くないですね♪」

比叡「はわー…司令…バーの店主…というより居酒屋の店主みたい…」

提督「おう、それよく言われる(笑)…ささっ!冷めないうちに早く飲みねぇいっ」

一同
「「「「(やっぱり居酒屋の店主のノリだ…)」」」」


そこに居る提督以外の艦娘達は内心そんな事を思いながら、フワフワと湯気と甘い香りが漂うヴァンショーをそれぞれ口に含んだ。


比叡「ん…わぁ♪コレ美味しっ!」

那智「…うむ…こういった甘いがタルくない酒も悪くない…」

足柄「…飲みやすいわねっコレ♪ワインって温めるとこんな風になるのねぇ…意外だわぁ…」

隼鷹「んんっ!これっ、何杯もイケるヤッベーヤツじゃんかっ♪」

千歳「…これくらい手軽に作れるなら、すぐに真似できそうよね…色んな果物で試したくなって来ました♪」

提督「んん…冷えた物を飲み食いする時期にあえて温かい酒ってのもホッとしていいなぁ…季節の果物入れても尚更いいかもな…」


…どうやら皆にも好評で、一安心した提督は1人分析を始める。


提督「秋はマスカット…柿なんかもイケそうだな…冬はオレンジの代用で、デコポンなんかも…ああ…イチゴも良さそうだな…春になれば、さくらんぼやらも試せそうだし…やっべ…全部試してぇ…」ブツブツ…

比叡「あ、あれ〜?し、司令?」

隼鷹「…ダメだこりゃ…探求モードに入っちゃったよ…」

足柄「…おーい、て・い・と・くぅ〜?」

提督「ブツブツ…ん?…お、おぉ…悪い…考えだしたら妄想が止まらなくなった… コマ さん め…とんでもなくヤバイもんを教えてくれたな…どうかしたかい?足柄」

足柄「妄想もいいけどぉ、おかわり頂戴!」

提督「えぇ…悪い…人数分しか作ってない…あくまで試験的に作って振る舞っただけだし…」

足柄「えぇ〜?!なら作ってよぉ〜」

提督「あー…ハイハイわかったよ、作ります、作るってば…他の娘はどう?お代わりいるかい?」

那智「…なんかすまないな提督…私は大丈夫だ」

隼鷹「じゃあ足柄に便乗してアタシは欲し〜いっ♪」

千歳「…私ももう一杯頂けますか?」

比叡「あ…司令…私も欲しいです…///」

提督「…もう1本ワイン丸々使って作るか…材料は…何とかなりそうだし…」


…なんか今日は作った飲食物がよく集られる日だなぁ…。

…まあ、不味くて寄り付かないよりは遥かにいいけどさ…こう…曲がりなにも料理をし続けてきた事に対するプライドもちょこっとあるし、作り出した者としては、喜ばしいね。

…大規模作戦も終わって、皆安心したんだろうな…。

…また皆とこんな時間が共有出来て嬉しいな…。

提督はカウンター越しに思い思いにお酒を飲んで語り合う艦娘を眺めながら、ボンヤリとそれを見守っていた。

………
……


比叡「…うぅ〜…ヒックっ…///ふへへ…しれぇ〜///フワフワしてぇ〜ひもちいいれすねぇ〜///」グデングデン

提督「…比叡、見事にへべれけだな…まあそうなるわな…」

隼鷹「ヒャハッハァッ♪比叡ってば酔い潰れてらぁ〜♪」ケタケタ

足柄「ニャッハッハッ♪しぇんかんなんらからもっろがんばりなしゃいなぁ〜っ!」ヘベレケ

那智「…足柄…お前もか…」ケロッ

千歳「…良いじゃない♪楽しいお酒なんだから〜♪うふふ…」フワフワ


もうみんないい感じ…いや、一部潰れてる娘も居るので、ここらで締めないと収拾がつかないかもしれないし、そこそこいい時間となっていた。


提督「…おう皆、そろそろ良い時間だし引き上げようか…。比叡?立てるか?部屋に戻ったほうがいいぞ」

比叡「んん…ふぁ〜い…しれぇ…///…んん…ふぅぅぅん…///…らめれす…たてにゃいれすぅ〜…すぅ…」グデン

提督「…おい比叡?」

比叡「…zzz」


比叡はそのままカウンターに突っ伏して、伸びる様に寝てしまった。


提督「…ダメだこりゃ…困ったなぁ…」

足柄「あぁ〜♪いい気持ちぃ〜♪…ふぁぁぁ…わふ……」

那智「おいコラ!足柄!寝るな!」

足柄「…zzz」


更に先程までご機嫌でいた足柄も、燃料が切れたように寝てしまった。


那智「…まったく…羽目を外し過ぎだバカ者…ふう…少し放っておくか…。提督、比叡を運ぶのに肩を貸そうか?」

提督「おお…ありがたやありがたや…でも足柄はどうするんだ?」

那智「上着でも掛けて今は放っておくさ…なに、貴様らを送り届けてから、また戻ってきて曳航するさ…後の戸締まりの方は任せておいてくれ」

提督「わかった…、ありがとう…あ、カウンター内の片付けは済んでるから大丈夫だからな」

那智「了解した。…さて、泥酔した眠り姫をさっさと運ぼうか…よっと…」

提督「よいしょ…よろしくお願いします」

隼鷹「えぇ〜?提督がおんぶして運んでやったらいーじゃんよ〜。男だろ〜?比叡も嫁だろ〜?」

提督「…そりゃそうだが…」

隼鷹「胸押し付けられて約得じゃんかぁ〜♪」

提督「…この酔っぱらいまた粛清されてぇのかな?」スゥ…

隼鷹「ヒェッ!!ご…ゴメンナサイ…」

千歳「(はぁ…見事に自爆したわねぇ…)」

隼鷹「ヤベェ…一瞬で酔い冷めたわ…」

千歳「…酔いが冷めたのなら付き合うわよ?」

隼鷹「た、頼むわ〜…」

提督「…隼鷹、冗談だよ…2人共、明日は休みだが程々にな…それじゃお先、おやすみ」

隼鷹「お、おぉ、おやすみなさいませ〜(目がマジだった…くわばらくわばら…)」

千歳「はい、気を付けますね♪それでは提督、おやすみなさい」

足柄「…むにゃ…まだ呑むわよぉ〜…zzz」

提督「やれやれ…すまんな那智…お待たせ、行こうか」

那智「なに、構わんさ」


提督と那智は2人で左右に分かれて、比叡の片肩を担いで、曳航してバーを出た。

………
……


提督「…いやぁ…ありがとうな那智…飲んでる最中に腰折っちゃって…」

那智「なに、足柄も同じタイミングで寝落ちたからな…それに…」

提督「…うん?」

那智「いくら嫁艦とはいえ、上官としての立場もあるから、比叡をおぶるのに抵抗があったと見たが…違うか?」

提督「…よく見てるなぁ…」

那智「当然だ。貴様が私達をよく見てくれているように、私達も貴様をよく見ている。貴様の目は2つだけだが、私達は人数分だけの目があるんだ。見えない訳があるまい」

提督「ん…ありがとう…」

那智「どうということはないさ、私が酔い潰れたときに肩を貸してくれればそれでいい…ま、妙高姉さんにバレれば大目玉を食らうだろうがな」ククク…

提督「ハハハ…間違いないなぁ」


2人は会話をしながら、比叡を金剛との相部屋まで曳航した。


〜戦艦寮 金剛と比叡の部屋〜

コンコン


金剛「…?誰デスカ〜」

提督「夜分にすまない…俺だ」

金剛「…わ、Wow!て、テートク?! ちょちょっ!ちょっと待ってくださいネー!」

………
……


…待つこと5分…。

ガチャ…

金剛「て…テートク大胆デスネ///…こんな夜更けに夜這いナン…テ?」

比叡「う〜ん…もう…のめましぇ〜ん…」グテェ…

那智「…悪いな…私も一緒だ」

金剛「…Oh…デスヨネ…」


比叡と那智の顔を見た金剛は、照れていた顔が、一気に照れが引いて露骨にガッカリした顔に切り替わった。


提督「何を期待してんだって…すまない、比叡が酔いつぶれちゃったから部屋に入れてやってくれないかな?」

金剛「ン、OK。テートク、那智、アリガトウゴザイマース。ここまで連れ帰ってくれたカラ、那智と替わりまショウ…うんしょっ…ホラ、ヒエー、シャンとするデース」

比叡「う…うぅー…お姉様ぁ…ごめんなしゃい…ぐぅ…」

金剛「謝るなら、ここまで連れてきてくれたテートクと那智にしなさいネ…もぅ…ワタシのドキドキ返しなさいヨォ…」


呆れながらも姉の顔になって那智に替わった金剛と提督とで、部屋の中に入って比叡をベットに寝かしつけた。

那智は部屋の外で待機している。


比叡「ふぁぁ…///おふとんらぁ〜//…ぐぅ…」

金剛「ふぅ…全く呑気な妹デスネ…ふふ…」

提督「あんまり怒らないでやってくれよ?比叡の普段はこんな酔い方を見たことないし、余程楽しかったんだろう…」

金剛「…ふふ…そうすることにしますネ…ねぇ…テートク?」

提督「ん?なんだい?」

金剛「もし私が酔い潰れて送ってくる時があったら…我慢せずニ…」

提督「…その先は冗談でも言うもんじゃありません」


何かを言い出しそうになった金剛に対して、提督は言葉を被せて遮った。


金剛「アハハ…ごめんなさいネ♪それじゃ、お休みなサイ」

提督「…ん、明日は皆が知っての通り休みだからゆっくりしろよ?おやすみ」


キィ…バタン…


提督「…ふぅ…那智、待たせたな」

那智「ん?あぁ…気にしてないさ…提督の私室まで送る…いいな?」

提督「…ん、よろしく頼むよ」


金剛と比叡の部屋を後にした提督と那智は、そのまま提督の私室に向かって歩き始めた。

………
……


那智「…ふむ、無事到着だ…今日も楽しい酒の席だったな…提督、また集まろう」

提督「あぁ、今度は随伴の秘書艦の状態に気を付けて参加するよ…途中参加だったのに戸締まり任せちゃって悪いな…」

那智「皆がマトモに歩ける状態ならまだしも、そうも行かない状態だったからな。いつもしてくれているのだからたまには任せておいてくれ」

提督「ん、あとは頼んだよ…護送に感謝する」

那智「ん、あぁ…」

提督「…」

那智「…」ソワソワ

提督「…那智?」

那智「…頭…撫でてくれないのか?」

提督「え?…いや、良いけど…していいの?なんか子供っぽいからそう言うのは嫌いなイメージが…」

那智「いや…ちょっとな…皆がされているのを見て、そのだな…」


どうも無骨な武士のような立ち振る舞いが目立つ那智に対して頭を撫でるという行為が、あまりにも不釣り合いなのでは無いかと、思っていたが、まさか要求されるとは思ってもいなかった提督。

…だが、できる範囲の事ならやるべきと、提督は即決した。


提督「ん、那智…付き合ってくれてありがとう…お疲れ様…また明日…な?」


なでなで…


那智「…っ!お、おぉ…おおぉ…!ぞ…存外悪くない…!」キラキラ


…なんでこう艦娘達って撫でてあげるとキラキラしちゃうんだろうね?

…コンデション分かりやすくてとても良いけど。


那智「で、ではな提督!また明日も指揮を頼んぞ!でで、ではおやすみ!」


シュタタタタタ…

まるで走っているかのようなスピードで歩く那智は、あっという間に階段の角をギュンと曲がって姿が見えなくなってしまった。


提督「…すっげ…競歩の選手もびっくりな早歩きだな…でもその辺は流石那智…規律は外さない…」


…あ、てか明日休みって言ってるじゃないか…(笑)

しっかりしてるようで抜けてるな那智…。

………
……


こうして、佐伯泊地の夏の束の間の休暇の初夜は更けるのであった。

……………
…………
………
……


皆様お疲れ様でした!(_ _)

とりあえず夏休暇初夜でひとまず締めます。

…というのも色々話の後日の事を考えたり私情等でなかなか手が付かず、アップに時間がかかってしまいました(;^ω^)

次は夏季休暇編 1日目 編をお届けしたいと思います。

もし、宜しければ暇潰しに読んでもらえたら光栄です♪(^^)ノシ

〜夏休暇編 1日目に続く〜
Posted at 2021/01/24 22:25:17 | コメント(0) | トラックバック(0)
2021年01月24日 イイね!

屋根提督の鎮守府運営 ♯11

屋根提督の鎮守府運営 ♯11皆さん、おはこんばんちは!Σ∠(`・ω・´)

そして全国の提督業の同志の皆様、お疲れ様です!(_ _)


再び緊急事態宣言が出されて、仕事以外での野外活動(主にカレー弾丸ツアーw)に行けずに悶々と日々を過ごしつつも、その合間に艦娘の皆に癒やされる日々を送っております(笑)(;^ω^)


宣言解除されたらまた行くぞ!舞鶴!( ー`дー´)*
※感染対策、絶対、ヤルw

…という細やかな決意を述べつつも、たまりに溜まった提督業の経過をご報告したいと思います。


1.秋、冬(?)イベントの結果とそれ以外での新規着任艦


…さて、一部の甲チャレンジされた強者達を阿鼻叫喚させた(毎回のこと?w)と噂の今回のイベント。


そんな中、私は相変わらず手堅くイベント完走を目指しつつ、まだ見ぬ娘達を1人でも多く出逢う事に専念しました。


…結果は、乙、乙、乙、丁でした(笑)
※ランク高い順でいうと、甲→乙→丙→丁

…でも出逢えた娘は結構居ましたね〜♪(^^)

ついでに期間限定クエスト時にたまたまドロップした新規着任した娘もご紹介したいと思います。


〜新規着任艦一覧〜


Nelson級 1番艦 戦艦 Nelson(ネルソン)

イギリスのビッグ7。
※日本では長門と陸奥が該当する超弩級戦艦

非所持の提督のみにドロップと言う事で、解析できる海域を周回。

見事すくい上げる事が出来ました!(^^)


Colorado級 1番艦 戦艦 Colorado(コロラド)

同じくアメリカのビッグ7。

こちらも非所持だったので、頑張ってイベント海域を周回して、見事に出逢えました♪(^^)

これで、「艦これ」に実装されているビッグ7は全員、我が艦隊に着任となり、嬉しい限りです♪


V.Veneto級 2番艦 戦艦 Littorio(リットリオ)

何故かネルソンやコロラドと解析するよりも手間がかかった初のイタ戦(笑)(;^ω^)
※イタリア戦艦

水上戦闘機が運用できる戦艦として、戦略の幅が増えるので今後に期待!(^^)


North Carolina級 2番艦 戦艦
Washington(ワシントン)

新規実装のE3の海域突破報酬艦。

先のイベントで着任したサウスダコタとは、色々お互いに因縁がある模様…(;^ω^)

消費はアメリ艦なので…ね?(;^ω^)

でもそれ以外はとても扱いやすい娘なので、今後に大いに期待したいですね♪(^^)


Admiral Hipper級 3番艦 重巡洋艦
Prinz Eugen(プリンツ・オイゲン)

実装されている唯一のドイツ重巡洋艦。

改装時の持参装備のレアさから、「狙える時は何隻でもドロップしておきたい艦」の筆頭(^^)
※尚、屋根鎮守府には初の着任♪

これで姉役のビスマルクと組ませることができます(笑)(^^)


L.d.S.D.d.Abruzzi級 2番艦 軽巡洋艦
G.Garibaldi(ガリバルディ)

実装はこちらが先だったのですが、着任は妹のほうが後になってしまいました(笑)(;^ω^)

火力番長のイタリアの軽巡洋艦。

姉とのコンビも組ませることができるようになりました♪(^^)


Town級 5番艦 軽巡洋艦
Sheffield(シェフィールド)

新規実装のE2にてドロップしたイギリスの軽巡洋艦。

ボス攻略中に運良く解析を果たしました(^^)

クールですが、何故か惹かれる所のある娘です!(・∀・)


J級 5番艦 駆逐艦 Janus(ジェーナス)

こちらもイベント中の道中にて解析を果たした、イギリスの駆逐艦。

育てるとエラく強くなる駆逐艦(笑)(;^ω^)

今回のイベントでの彼女の姉の解析は果たせなかったのは残念でしたが、今後の活躍で次回に解析が果たせるようにしてあげたいですね♪(^^)


松型 2番艦 駆逐艦 竹(たけ)

新規実装のE4の海域突破報酬艦。

先のイベントにて実装された姉の松の、妹に当たる艦。

睦月型と同じの資源消費量で、雷装値がこちらが上…遠征要員時のキラ付で、非改装艦に競り負ける事が少ないことは有り難い…(笑)

クリア報酬艦だったので、松同様、漏れなく出逢えて良かったです♪


夕雲型 19番艦 駆逐艦 清霜(きよしも)

イベント海域にて解析。

実装されている、夕雲型駆逐艦の着任もあと残す所、1隻となりました(;^ω^)

the戦艦に憧れる駆逐っ娘筆頭(笑)
※主に武蔵相手w

目下練度を上げて着任が遅れた分を取り戻すべく、演習の日々を送らせています(^^)


綾波型 6番艦 駆逐艦 狭霧(さぎり)

期間限定クエストの攻略時に通常海域にて解析。

これで実装されている、特2型(綾波型)駆逐艦は全員揃いました♪(^^)

ちょっと調べてみると姉の天霧同様、私服姿が多く目撃される艦娘の1人(笑)
※かわええ…(゚∀゚)

先をゆく天霧に追いつかせる為にこちらも、演習に勤しむ日々を送らせております。

………
……



以上が新規着任を果たした娘となります♪

新規で解析できなかった艦、また解析の果たせなかった艦は数多くありましたが…。

続けていれば巡り会えると信じて、新たに加わった仲間と共に進みます!


2.改二改装艦

さて、次は第二次改装を実施した艦の紹介です。


…いつもの事ですが、全く設計図足りてません(笑)

そんな中でも改装をした艦をご報告したいと思います。


まずは、宣言どおりのこの方の改装を…(・∀・)

来ました!我が艦隊に5スロ空母が!

加賀さん改二、爆・誕!

もうね、最高です。
※壊滅的な語彙力w

3種コンバートが可能ですが、夜間機を保有してないので、しばらくは改二での運用が続きますが、何卒よろしくお願いします!(_ _)


航空巡洋艦 最上型(改鈴谷型) 熊野改二

同型艦のJKコンビの鈴谷が先に改二になっていたので、熊野も改二にすることにしました!

やはり姉妹揃って改二はいい!( ー`дー´)*


駆逐艦 朝潮型 荒潮改二

二次改装待ちの艦からまずは彼女から!

日々の遠征要員+大発搭載艦の拡充を狙っての改装に踏み切った次第であります。

…朝潮型はあと1人…(;^ω^)
クエストにも絡んでいるので早い段階で改装してあげたいですね…。


ちなみに次の改二改装は誰にするかは、絶賛悩み中ですwww
※試製カタパルトを入手したし伊勢かなぁ…いやいやあるいは…みたいな(笑)


3.ケッコンカッコカリ艦

さて、長いことブログを更新してない間にも、ケッカリを果たした艦をご紹介したいと思います…。

10/27

Ark Royal級 1番艦 正規空母
Ark Royal改(アークロイヤル)

初めての海外艦とのケッカリとなりました♪

クールでカッコいい女性…なんだけど何処か抜けてる…でもそんな彼女がとても魅力的です♪

11/14

吹雪型 1番艦 駆逐艦 吹雪 改二(ふぶき)

自分にとっての初めての艦娘はこの娘でした。

そして、初めての駆逐艦のケッカリ相手は吹雪と決めていました。

ここまで来るのに3年近くかかってしまいましたが、ようやくゴールインを果たしました。

何事も一生懸命。
そんな応援したくなる彼女がたまりません!(^^)

11/30

最上型 3番艦 航空巡洋艦 鈴谷 改二(すずや)

こちらも初めての重巡洋艦とのケッカリとなりました。

すこしギャルっぽいですが、明るくて素直で…それこそが彼女の魅力♪(^^)
そんな彼女にヤラれました(笑)

設計図の都合で次の攻撃型軽空母への改装はまだ先になりそうですが、今後もよろしくお願いしたいですね!( ー`дー´)*

12/2

綾波型 1番艦 駆逐艦 綾波 改二(あやなみ)

あまり吹雪とのケッカリから間を置かずにケッカリに至りました♪
※練度も近かったからねw

艦これきってのゆる系癒やしキャラ♪(*^^*)

しかしそれは表向きで、戦闘となれば…(;^ω^)
艦これきっての夜戦アタッカー!

そんな二面性を併せ持つ彼女に指輪を捧げました〜(^^)

12/9

長良型 4番艦 軽巡洋艦 由良 改二(ゆら)

来ましたよ(笑)由良神社に参拝を始めてから演習ブーストをかけて、無事にゴールインしました♪
※初の軽巡嫁艦。

艦これ界の新妻と噂される由良さん。
とにかく独特な口調がかわええ…はい(笑)

何と行っても健気さがたまらんのですよ〜(*^^*)

オールマイティにこなしてくれる彼女には、これからもお世話になること間違いなしです。

1/3

長良型 6番艦 軽巡洋艦 阿武隈 改二(あぶくま)

由良の妹分であるアブちゃん。

こちらも由良同様、あらゆるミッションにて派遣される機会が多かったのもあって、あっさり練度が上がってしまいました(笑)

こちらも由良と違ったかわいい娘(^^)

姉妹だからかやっぱり健気な所はよく似てますね♪

こちらもお世話になりそうですね〜。



秋月型 1番艦 駆逐艦 秋月 改(あきづき)

元祖防空艦。

防空艦が増えた昨今でも、姉妹共々その存在感は衰えませんね〜(^^)

我が艦隊への着任が、他の姉妹より早かったのもあったり、数少ない防空艦ということもあって、お世話になる機会が多かったのもあって、無事ゴールインを果たしました。

…今回のご報告の嫁艦は、殆ど健気に慕ってくれる娘が多いような…(゚∀゚)


嫁艦の皆さん、今後もよろしくネ!(_ _)

………
……



…以上で屋根提督の鎮守府運営の報告を終わりたいと思います〜(_ _)

…コロナの騒ぎでなかなか外出がはばかられる昨今ですが、宣言解除後にまた舞鶴と宮津に足を運びたいと小さな目標を作って日々を過ごしたいと思います。


ご清聴、ありがとうございました♪(^^)ノシ

以上、屋根提督の鎮守府運営でした!
Σ∠(`・ω・´)

……………
…………
………
……



そして、今年も鳳翔さんにお酒を注いでもらいたい人生だった…(笑)(゚∀゚)
Posted at 2021/01/24 14:42:58 | コメント(0) | トラックバック(0)
2020年12月20日 イイね!

2020.12.13㈰ 舞鶴カレースタンプラリー弾丸ツアー(笑)+α①

2020.12.13㈰ 舞鶴カレースタンプラリー弾丸ツアー(笑)+α①皆さん、おはこんばんちは!Σ∠(`・ω・´)


めっちゃサボりまくってたブログを少しずつでも、この年末年始に少しでも消化しようという事であります…。

…尚、写真成分多いブログとなります…。
ご了承くださいませませ…(_ _)

………
……



さてさて、今回のお話は水面下と言いながら水面上で動き回っている(笑)舞鶴海自カレースタンプラリーの弾丸ツアー第一弾とその他のお話を綴りたいと思います。


目指せカレー臭!(笑)

それでは早速本編すたぁーとぉ!Σ(σ・∀・)σ


12.12㈯ 21:30
夕食を食べ終えて、少し食休みと提督業の仕込みをした後に家を出発。
雨が降る中の旅の始まりとなりました。


…ここで小話を一つ…(;^ω^)

小浜に入った辺りで60km/hのアベレージ走行をする大型トラックに捕まり、まったり走ってたらだんだん睡魔に襲われ始めてたんですが…。


舞鶴まであと30分まで近付いた辺りで、信号待ち中に後ろに付いていた別の大型トラックが右折レーンから、強引な追い抜きを仕掛けてきまして…Σ(;゚∀゚)
※尚、屋根野郎はさっさと引いた。

すると、先程まで自分の前方をまったり走っていた大型トラックが、張り合い始めてストリートファイト状態となってそれを遠巻きに見ていました。
※尚、速度アベレージが上がった模様(笑)


…その為か日付を跨ぐ寸前に舞鶴基地に到着となりました。

最も近いコンビニで軽く朝食と眠り薬を調達して、北吸の赤レンガパーク駐車場の隅っこに車を止めて、夜間撮影…と思っていましたが、しとしとと雨が降り続いていたので、大人しく車中泊をする事としました。

…ああ、ちなみに眠り薬とかややこしい事言いましたが、実際のところのその正体は…

……………
…………
………
……



…ただのワンカップ酒なんやでwww(゚∀゚)


そのお酒片手に、明日回る海自カレーを提供されているお店の位置や営業時間などをよく調べてから、程よくお酒が回ってきたので、そのままねんねとなりました(笑)

……………
…………
………
……



12.13㈰ 05:00

…提督の朝は早い(笑)

デイリー任務の消化を済ませているうちに日が昇り…。


…あまりスッキリしない天気ですが、気にしません。

ここに来ることそのものが楽しみでしたから(笑)(^^)

〜舞鶴の朝〜













普段居ないはずの「あぶくま」や老兵「まつゆき」の後任?として移籍してきた「せとぎり」が舞鶴ではめずらしい「あさぎり」「まつゆき」「せとぎり」の並列3隻接岸で停泊していたので、シャッターを切りました♪(^^)


08:00 次の目的地へ移動…

さて、ある程度写真を撮影した後、次の目的地へ…その前に業者向けのホームセンターに立ち寄って、竹箒を購入。

…と、言いますのも…(゜-゜)


実は前回の由良神社での境内清掃中に○で囲った箒を折ってしまったので、そのお詫びを兼ねて由良神社に奉納をする為の竹箒の事前調達してから、由良神社に向います。

…あ、屋根号は丹後由良駅の青空駐車場に駐車して徒歩で竹箒2本を携えて向かいました。


09:30 由良神社に到着


本堂へのお参りの前に清掃開始!


特に落ち葉まみれだった掃除用具置き場の通路。
※ついでに掃除用具置き場の上の雨樋の詰まりも解消してみた(笑)


社務所前…


参道向かって右の建物の辺り…

この日は境内の前には殆ど落ち葉はなく、代わりに境内の端々に吹き溜まった落ち葉を片っ端から掃除して行きました!( ー`дー´)*

そして、区切りがついたところで本堂と軍艦由良の石碑に参拝して、また来年来ますとのご報告をして由良神社を後にしました。


11:30 掃除後 丹後由良駅に戻って…

…はい、また来ちゃいました(笑)(^^)

今回は営業時間中にお邪魔することができたので…。


小腹を満たすパンをいただくことにしました!(^o^)


購入すれば、その場で温めてもらえるので、構内のイートインコーナーで「ちくわパン」と艦これ 軽巡 由良の後ろ髪をモチーフにしたと思われるピザ風味パンを頂きました!

ちくわパン は、ちくわの中にツナ風に味付けしたイワシのペーストを圧入されており、それと一緒にパンを頬張ると、今までにはない味わいですが、確かな美味しさがありました♪

由良の後ろ髪パン は、パンの中にハムが入っていて、味はピザ風味。
安定の美味しさでした♪

…他のパンも気になったのですが、今回の目標はあくまでもカレー…しかも弾丸ツアーに相応しく複数カレーを食すので、お腹の余裕を残して丹後由良駅を後にしました。


12:20 舞鶴海自カレー弾丸ツアー 第1弾
凡愚さん
「ましゅうカレー」 を食す

西舞鶴のR27線沿いで、駐車場完備。

第2も含めると20台程停められるのですが、地元の方で駐車場は一杯…(;^ω^)

…大人しく待つこととしました(笑)


お店の外見はこちらになります♪(^^)

…そして…しばし後に…


「補給艦 ましゅうカレー」牛スジカレー

着弾!

それでは…いただきます!( ー`дー´)人


牛スジの旨味がカレーに溶け込み、トロトロになった牛スジを頬張れば噛むごとに旨味の追いエキスを感じる事ができます。

一見まったりしてるのか?と思いがちですが、結構スパイスで味が引き締められているので、まったりしているのにアッサリしているという、良いバランスのカレーですね♪

ジャガイモと人参も形はしっかり残っているのに、ホクホク♪
でもしっかりルーと絡んで大満足♪(^^)


でした!
( ー`дー´)人 ゴチソウサマデシタ!


13:00 舞鶴海自カレー弾丸ツアー 第2弾
アメイロビストロ アルルさん
「舞鶴基地業務隊カレー」を食す

さて、「ましゅうカレー」を食した凡愚さんの北にアルルさんが位置するので、車で5分で到着なのですが、何せこのカレー、1日5食限定なので残りがあるか確認の電話をお店に入れて確認を入れました。


お客さんで混雑していたようでしたが、カレーは残りがあるそうでしたので、その場で予約という形でアルルさんの奥にある漁港でしばし写真でも撮って待機…。


しばらくした後に電話を頂いてアルルさんに向かいましたが、表の駐車場は一杯でしたので第2駐車場へ…。


ご所望のカレーの前に前菜のフルコースとクリームスープを美味しくいただき…( ー`дー´)人
※野菜補充も兼ねてますw


カレーを待ちます!(^^)


「舞鶴基地業務隊カレー」
着弾!

カレーはしっかり煮込まれて具が殆ど崩れてルーと一体となったカレーでした!
ホロホロに砕けた牛肉・野菜。
全ての旨味が、口に含んだ瞬間にバーン!来るカレーでしたね♪
辛味は旨味を邪魔しない程度に控えめで、食べやすいカレーだと思います♪(^^)


ペロリと 完☆食♪
( ー`дー´)人 ゴチソウサマデシタ!


14:30 舞鶴に舞い戻る

晩の部を食べる為に腹ごしらえがてら、舞鶴基地散策をしまして…。


入れないことは承知で北吸岸壁の正門へ…。

少しの間、ソーシャルディスタンスを守って、正門の警備に当たられている自衛官の方と、お話できることができました♪m(_ _)m

色々なお話にお付き合いしていただきました♪
※コロナとか…カレーとか…停泊中の艦とか…本当に色々(^^)

…そしてそのお話の後、前々からYou Tubeで見かけて気になっていたアングルを探しに周囲を散策…。


…どうやらここのような気がします…



キツイ登りの林道を歩く事5分強…。
前が開けてきて、左を振り向けば…。


ビンゴっ♪(*^^*)


見晴らしのいい北吸岸壁の見物スポットを新たに発見しました♪(*^^*)
※昔からあったんだろうけどw



DDG175 「みょうこう」 & DE229 「あぶくま」



ちなみにこの場所は元々浄水場だったようで、歴史資料館の一つとして今も残されておりますが、コロナの影響か、冬季休暇なのか閉鎖されていました…。
※尚、ここまで車でも登ってこられる模様…(・∀・)





少しここで見晴台に置かれたベンチ越しに停泊・入渠中の護衛艦を撮影♪(*^^*)



そんなこんなでいろいろ散策してから、北吸岸壁と赤レンガパーク駐車場を後にして、次の予定に向けての車での散策を開始…。


16:00 東舞鶴のお店の所在地&駐車場確認

次のお店を決めるために現地確認をして回ることに…。

…ここで思ったことは…。


お店の営業と残りの確認は大事♪(笑)

電話に出ずにお休みのお店もあったりしたので、お休みが不定期なお店が結構あるんだなと特にそう思った今回の弾丸ツアーでした。

そんなこんなでグルグルと東舞鶴を回ってお店の所在地確認の末に今回の弾丸ツアーの最後のお店は…。

16:40 舞鶴海自カレー弾丸ツアー 第3弾
レストラン 海望亭さん
「掃海艇 のとじまカレー」を食す

※ちなみにこのピンは海望亭さんの駐車場です。

舞鶴商工会観光局の近所に位置しますが、夜営業は17:00なので、それまでこの駐車場に車を停めさせてもらって少し周囲を散策の後…。


お店に伺います!
※お店に上がるのに表に階段がありますが、入店にはエレベーターをお使いください。


楽しみです!(^^)


サラダとのセットを注文して…いざ!実食!
( ー`дー´)人

「のとじまカレー」はキーマカレーなので、豚ミンチがルーに混ぜ込まれており、口に含むと直ぐにツンとくるスパイスの香り。
でも辛いと言うわけでもなく、最初に辛味がカレーを感じさせて、その数秒後にその辛味はすっと抜けてあっさりとした味わい。

そしてカレーの上に添えられている、油で炒められたナス・ピーマン・パプリカがそれぞれの味を出しあい、口に入った具材によってカレーの味が変わる良いカレーでしたね♪


こちらもペロッと 完☆食
( ー`дー´)人 ゴチソウサマデシタ!


こうして12/13に食す事ができたカレーは3つとなりました♪

…1月…次回が行けるといいなぁ…(;^ω^)

あとは家に帰るだけなのですが、時間が夕方だったのでちょっとだけ寄り道をば…(・∀・)


18:00 舞鶴赤レンガパークに舞い戻る

思ったとおりでした♪

いっつも深夜到着だったため(笑)真っ暗な赤レンガパークしか知らなかったので、夕方に来てみたら綺麗にライトアップされていました♪(^^)




ちょこっとバルブ撮影をば…(*^^*)

やっぱりライトアップされていると一味違いますね♪

いつもとはまた違う舞鶴の顔を見れて大満喫な1日でした!\(^o^)/


18:40 帰宅の途につく

今日の日程を全て終えて、あとは安全に家に帰るだけ…。

…やっぱり睡眠って大事ですね。

集中力が切れることなくノーストップで無事帰宅することができました♪(^^)


…やっぱり酒の力は偉大なのですね(笑)(゚∀゚)

今後の車中泊のお供になりそうですwww

……………
…………
………
……



後日談として、目標としていたカレー臭はどうなったって?


翌日の昼間まで口の中に残り続けていましたとさ…www

……………
…………
………
……


…今年も残すところあと僅か…。

いつもどおりの締まらない終わり方となってしまいましたが、ここで皆様に年末のご挨拶を…。

本年は大変な一年となりましたが、来年は今年よりも良い1年であることを願い、自分ももっと色々頑張る1年としたいという決意を宣言する事をご挨拶とさせていただきまして、本ブログを締めくくらせて頂きます。

本年中お会いした方々、みんカラ上で絡んで頂いた方々、ありがとうございました!m(_ _)m

来年も変わらぬお付き合いを何卒よろしくお願いします!\(^^)/

それでは皆様、良いお年を!(^^)ノシ
Posted at 2020/12/31 16:04:38 | コメント(0) | トラックバック(0)
2020年11月15日 イイね!

みんカラ:モニターキャンペーン【WINTER MAXX 03】

Q1. 直近で使用されたスタッドレスのメーカーとブランドを教えてください。
回答:BRIDGESTONE ブリザック

Q2. 普段どのような冬道をどれぐらいの頻度で運転されるか教えてください。
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この記事は みんカラ:モニターキャンペーン【WINTER MAXX 03】 について書いています。


※質問項目を変更、削除した場合、応募が無効となる可能性があります。
Posted at 2020/11/15 23:01:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | タイアップ企画用

プロフィール

「~近況報告~
皆様大変ご無沙汰しております。

某ゲームにかこつけて(笑)すっかりX(旧Twitter)の民となってましたが、生存確認も兼ねて屋根家の車達に変化があったのでご報告です。

キャリ夫の乗り換え以外は据え置き運用です。」
何シテル?   04/13 11:16
皆様こんにちは、屋根野郎と申します。 ☆洗車、好きです♪(笑) ※軽トラでも洗っちゃうくらいw 汚して洗う…そしてまた汚して洗うが幸せのルーティーン…素晴ら...
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