例によって母が「高野山行きたいなあ」と言い出したので、じゃあってことで1カ月ほど前から計画を立てました。
せっかくなら秋、紅葉してるころにしようということで、10月25日、26日の一泊二日です。
今回は父は「行かん」ということなので、母と二人。
高野山で泊まるならまあ宿坊だろうなということで、最近は料理が自慢とか、お庭がきれいとか、旅館並みの宿坊が多くて迷いながらもよさげな所を予約し、さて当日。
朝の6時に出発して、兵庫、大阪を抜けて高野山へ。
途中で事故渋滞に2回巻き込まれました。
どっちも追突っぽい感じでしたが、車へのダメージはそんなになさそうでした。
あとはまあまあ順調に走り、昼ごろには高野山に到着。
とりあえずお昼ご飯ってことで、駐車した金剛峯寺駐車場から歩いてほど近くの食堂へ。
たぬきそば。
きつねじゃなくて、たぬきでした。
考えたら負け。
チェックインの時間まで少しあったので、壇上伽藍へぶらぶら歩き。
朱色がひときわ青空に映える建物が根本大塔です。
天気は良かったのですが、紅葉はいまひとつ。
歩き回った所は、だいたいこんな感じでした。
あと1週間遅かったら違ったかな?
昼間は汗が出るぐらいの気候だったので、まだ紅葉するほど気温が下がってないんでしょうね。
そうこうするうちにチェックインの時間になり、宿坊へ移動。
惠光院(えこういん)さんです。
ちなみに、この写真に写っている門からクルマ入れます。
最初「マジで?」と思ったけど、宿坊のお坊さんは「ハイエースくらいなら入れますよ」と言ってました。
チェックインを終えて荷物を部屋に入れ、さて次は金剛峯寺見学です。
ここはガイドさんをお願いしていて、1時間程度ゆっくりと説明付きで案内していただきました。
おかげで、普通に見ただけではスルーしてしまう場所も、興味を持って眺めることができました。
金剛峯寺のお庭が注目されることはあまりなさそうですが、とても手入れされていて美しいと思いました。
金剛峯寺見学後、宿坊へ戻って、ちょっと休憩したら次は阿字観瞑想です。
「阿」の字(いわゆる梵字で書かれている)を心に描きながらする瞑想だそうです。
あぐらで右足を上に乗せ、背筋を伸ばして、手は印を結んで・・・と、いろいろ細かいことがあり、呼吸を数えたりもするので、そっちに気を取られて雑念だらけでした。
瞑想ってこんなんだっけ・・・
それが終わり、一息ついたら夕食の時間。
なんとなくイメージで、広間みたいな所に集められて、正座して食べるのかなと思っていたら、部屋にお膳で運んできてくれました。
もちろん精進料理。
天ぷらが冷たかったのを除けば全体的なお味は良かったです。
特に鍋はごま風味が効いていて、やさしい味でした。
結構おなかいっぱいになり、少しこなれたころに今度は奥之院ナイトツアーの集合時間。
ナイトツアーの主催は惠光院さんなので、玄関先に集合しました。
日本語ガイドと英語ガイドに分かれて点呼を取ったのですが、日本人が10名程度だったのに対して、外国人は3倍はいるように見えました。
そういえば、惠光院さんの当日の宿泊は60人で、日本人は6人だけだという話も聞きました。
実に9割がインバウンド。
増えてる増えてるとは聞いていたものの、初めて実感しました。
時代は変わったんだなあと実感しつつ、ナイトツアーへ。
お坊さんの解説で一の橋から燈籠堂までの2km弱を歩きました。
普通に歩けばまあまあの道のりですが、途中にお話を聞きながらなので楽しく歩けました。
帰りは行程の半分をバスに乗って戻り、お風呂に入ったら眠くなったので、テレビをつける暇もなく寝ました。
次の朝は6時起き。
身支度をしたら、朝のお勤めへ。
30分ほどの正座がきつかった・・・
終わると、次は移動して護摩祈祷。
こっちも正座。
足痺れた・・・
部屋に戻ると、すでに朝ご飯が準備されてました。
卵と焼き魚がない旅館の朝食といったところ。
よく食べる人には物足りないかも。
朝食後、ばたばたと出発の準備をして、チェックアウト。
この日は京都に向かいます。
目指すは東福寺。
途中は順調でしたが、駐車場がなかなか見つからず、やっと止められた時には時間がいっぱいいっぱい。
昼食を予約していたので、間に合わせるのにとりあえずダッシュで見て回りました。
東福寺とはいっても、見たいのは本坊庭園だけだったので、「よし、見た!」という程度です。
これが有名なヤツですね。
必死で歩いてクルマに戻り、昼食のお店を目指します。
こちらは思ったより早く着き、ほっとしたのですが、また駐車場が遠い。
結局予約時間すれすれで到着しました。
豆腐料理のお店、蓮月茶やさんです。
店構えとか撮るの忘れた。
以下、お昼のコースを一気に載せます。
ウーロン茶、生麩のしぐれ煮、滝川豆腐、かにみそ豆腐。
私はウーロン茶ですが、アルコールが大丈夫な人は、もともとは梅酒なのでそちらを。
湯豆腐(二人前)。
生麩田楽。
豆腐グラタン。
ゆば煮と高野豆腐。
ご飯、香の物、デザート。
豆腐グラタン、熱かったけどおいしかったです。
おなかパンパンになりますが、胃もたれはしないし、消化もいいです。
ということで、旅の目的は全部果たしたので、あとは帰るだけ。
京都の観光地近辺は路駐の嵐で、すごく運転しにくかったです。
もう二度とクルマで来たくないなあ。
とか思いつつ、夕方で混雑はありつつも、6時には実家に到着。
今回も無事に帰ってこられて良かったです。
走行距離:約700km